雨の時には小屋泊キャンプもいいかも!新緑眩しい四徳温泉の「コロコヤンピング」で雨キャンプを楽しんできた

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最終更新日 2023-12-055月、陣馬形山キャンプ場で2泊予定だったのですが、急遽予定を変更して2泊目は四徳温泉キャンプ場のワーケーション対応設備「コロコヤンピング」を利用して雨コロコヤンピングを楽しんできました。

テントやタープを立てずにキャンプをするのは久しぶり。思った以上に快適な新緑雨キャンプになったので紹介したいと思います。

コロコヤンピングって何?

5月、梅雨前線が例年よりも早く活発になってしまって陣馬形山キャンプ場で2泊の予定を1泊に短縮。さすがに暴風大雨予報が出ていて稜線のキャンプ場に長居するのは止めておきました。

しかし、折角みぃ君も運動会の振り替え休日で平日休み、私も有給で休みを取れたというチャンスをそのまま潰して名古屋へ引き返すのも勿体ないと思い、陣馬形山キャンプ場からほど近い四徳温泉キャンプ場へ急遽向かう事へ。

新緑に包まれる四徳温泉センターハウス「ゆ家」

到着すると日曜午後、雨ということで場内は閑散。翌日も雨予報だったのでテントはやめて四徳では初めての小屋泊へ。そんな時に紹介されたのがコロコヤンピングでした。

中川村産「コロコヤンピング」

「コヤ+グランピング=コヤンピング!」という発想から生まれたのが「コロコヤンピング」。木工作家が多く在住する四徳温泉キャンプ場のある長野県中川村の新しいキャンプスタイルと言ったところでしょうか。

中川村へ移住された木工作家高木さんが製作したコロコヤは「移動式ミニ小屋」。

とってもコンパクトな秘密基地みたいな作りですが、ドアの細工や大型の窓などが可愛らしい外観です。備え付けのタープもテーブルもイスも料金内で利用出来ます。

内部は寝るには2人までと言ったところ。

グチャグチャですが(笑)、雨音を聞きながら二人で昼寝してました。想像以上に遮音性に優れていて雨音も優しく響く程度。湿気も籠らず快適でした。

5月の小屋泊だとナンガのUDD380DXでは暑いぐらいですね!

コロナ禍で広がるワーケーションにも対応できるように高速Wi-Fiが利用出来る位置に立っています。サブスクキャンプ場が少しずつ出てきましたが、四徳温泉キャンプ場も参加している「南信州キャンプセッション」は複数のキャンプ場の利用が月額定額制で利用できるという取り組み。単一キャンプ場でなく複数を定額制というのは恐らく日本初だと思いますが、昨年にはすでにキャンプセッションを利用して域内30泊近くした方もいたそうです。羨ましいな。

新緑雨キャンプ

陣馬形山を撤収して四徳温泉に到着したのはまだ日曜日の朝8時頃。スタッフに近くで美味しいお蕎麦屋さんはと聞くと、「するぎ農園」さんを教えてもらいました。四徳温泉のある中川村の隣村になる大鹿村の標高1000ⅿにポツンとたたずむお蕎麦屋さん。以前から噂は聞いていたものの、かなりの込み具合ということで躊躇していました。しかしこんな土砂降りの雨ならば逆にチャンスかも。雨も捨てたもんじゃありません。

するぎ農園のお蕎麦とおにぎりが美味しすぎた

中川村の「ちゃお」で買い出しをしながら時間つぶし、オープンの11時を目指して「するぎ農園」へ向かいます。これがかなりの激しい山道。急こう配の細い道をクネクネと登っていきます。それもそのはずお店があるのは標高1000ⅿ。強い雨が降り視界が悪い中を必死に車を走らせました。

人里離れた山奥にひっそりとたたずむ「するぎ農園」ようやく到着!

さすがの雨で誰もいません!扉を開けても誰もいない静かな空間。

ごめんください!と声をかけると、奥から「どうぞ」と。何だかおとぎ話の世界のようです。通されたのは庭につながる広いお座敷。疲れたみぃ君はウトウト。

メニューはこちら。手打ちそば大盛と山野草天ぷら、水出しコーヒーに山塩むすびをいただくことに。ここ大鹿村は古くから山塩が採れることで有名な土地。近くには海水よりも塩分濃度の高い塩の温泉も(コロナ禍により日帰り利用は制限されていました)。

外の雨を眺めながらストーブに温まっていると、まず運ばれてきたのは山塩むすび。

小ぶりなおむすびは見るからに美味しそう!ウトウトしていたみぃ君が一口食べた途端に目を覚まし、あっという間に食べきってしまいました!感想は「今までで一番おいしかった!」とのこと。山塩はもちろんですがお米が見るからに美味しそうだった・・・一口もらえばよかった。

続いて運ばれたのがとっても綺麗なお蕎麦と素朴な山菜の天ぷら。このお蕎麦がいい香りで美味しかった!天ぷらも春の香りとはまさにという感じで幸せな味でしたね。最後にいただいた水出しコーヒーはグアテマラ産無農薬栽培のコーヒー豆を大鹿の美味しい水で一滴一滴抽出したとか。全部が美味しかった!

するぎ農園は遠くても足を運ぶ価値ありですね。

 

するぎ農園
営業時間:11時~15時
定休日:火曜、水曜休み
(祝日のときは営業します)
※冬季は休業

 

雨のコロコヤンピング泊

お腹を一杯にして四徳温泉に戻ってきました。テントを立てる必要もないので気が楽です。雨は相変わらず。

実は結構雨キャンプ率の高い四徳温泉キャンプ場。

強アルカリの自慢の温泉も日曜午後だと貸し切り。2人でノンビリ入った後は、定番のリンゴジュースと始まったばかりのフルーツパフェをいただくことに。

すずらんソフトにその時々のフルーツがいっぱい!地元のフルーツが採れる夏場にはさらに絶品になっているはずですが、バナナも美味しかった!ちなみにマイカップ持参に行くと100円だったかおまけしてもらえます。絶対にマイカップ、マイスプーン持参がおススメです!

温泉に入って美味しいスイーツもいただけば、自然と眠気が襲ってきます。ということで二人でコロコヤンピング昼寝です。雨の音がいい子守唄になってくれました。

1時間後、まだ寝ているみぃ君を起こさないように私は夕飯の準備に起き出します。少し時間があったのでひと気のない場内を少しだけ散策。

これトイレですけれど、新緑の中でトイレまで美しい(笑)。

空気が新鮮で本当に気持ちがいい。雨独特の雰囲気も素敵な時間でした。

洗面台もとっても綺麗。四徳温泉キャンプ場、昨年はコロナ禍により入場時の説明を対面でしにくかったようですが、今年からは復活しています。理由を含めた丁寧な説明によるところも大きいのか、もちろんスタッフの努力の賜物ではあるのですが、日曜日の午後とても綺麗なシンクが印象的に並んでいました。

さあボチボチ晩御飯の準備をしましょう。この日は地元の食材を焼くだけ簡単料理!

場内で拾った薪で焚き火も開始。

ご飯を食べたら眠たくなって、2人で早い時間にコロコヤンピングでゴロゴロ。寝っ転がりながらお話をしているうちにいつの間にか寝入ってしまっていました。

翌朝、7時頃まで寝ていたかもしれません。一晩中強く降り続いた雨でしたがもちろん小屋内は問題無し!快適そのもの。みぃ君は兄からもらったモンベルのレインウェアを着て嬉しそう。傘を持たずに場内を朝の散策。

フォレストサイトへの橋を渡った時の事、10ⅿほど目の前を黒い物体が地面を飛び跳ねているのが目に入りました。よく見ると大きな尾っぽを持ったリス。すばしっこく走っていきました。みぃ君は初めて見るリスが嬉しかった様子。普段は人も多いからなかなか出てこないけれど、しっかり野生動物が息づいているのですね。

撤収と言っても大したことはないのですが、時間までは薪割を楽しんでみたり、荷台に溜まった水をひっくり返して遊んでみたり。

可愛らしい真っ青な少年が雨も気にせずに遊ぶことが出来ました。こんな雨キャンプならまた来てもいいかも。そんな初体験のコロコヤンピング泊雨キャンプでした。

次はお盆かな?また「よろしとく」!

中川村への帰りの道中、小さなトンネルの中が緑色に。これも雨だからこそですね。

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