焚き火とダメージについて考えた

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先日ブログに”焚き火台の高さが地面から近いのではないか”というコメントをいただきました。コメントをいただくことはあまりないのでありがたいことです。

現在メインで使っている灯篭Largeという焚き火台。外見は地面から2センチ程度の高さしかないように見えるためそう思われたのかもしれません。しかし実はこの焚き火台は二重底になっており、火が燃える部分(ロストル上面)と地面との間隔は12cmあります。写真では分かりにくいかもしれませんが、焚き火シートを二枚重ねて利用し、直火不可の場所で地面へのダメージを最小限に出来ないかと自分なりに工夫をしてきました。

 

しかし、今回このコメントいただき二つの事を改めて考えました。1つ目は焚き火の知識や経験をどうしたら学び合い広めることが出来るのか、その時にどのような姿勢で関わることが良いのか。2つ目に私自身の焚き火の楽しみ方も振り返り、これまで以上にダメージを最小化するために出来ることはないかということ。

前々から思っていたことも含めて少し書いてみたいと思います。

断熱性に着目して「焚き火シート」を追加購入した

まずは焚き火シートを追加購入しました。これで3枚目です。

数年前から使用している焚き火シート。直火可能な場所では使っていませんが、焚き火台使用のキャンプ場では使う人が少しずつ増えていると感じます。先日訪れた陣馬形山キャンプ場では無料でレンタルが出来たりしました。

ある意味ではキャンプ場として「焚き火シート」を必須としているということでしょう。

前述したように、これまでも2枚のシートを重ねて敷いて焚き火台から落ちる燃えカスなどをキャッチしてきました。最後の処理の際にもシート上に積もった灰を片付けるが確かに楽。焚き火必須アイテムというのも納得と思っています。地面の焦げ跡などを残しにくいこともあり、後から訪れるキャンパーへの配慮の面からも必須となっているように思います。

これまではロゴスの「焚き火台シート」を2枚使っていました。

値段も手ごろ、折り畳めばコンパクトになって焚き火台の収納袋に綺麗に収まります。素材はファイバーグラス、連続使用温度は500度ほどとされています。しかし、数年使って来ると結構焼け焦げと破れが出てくるものです。焚き火シートはどれだけ耐久性をうたっていても消耗品と考えておいた方がいいと思います。

今回コメントをいただいたこともあり、燃えカスが落ちた際のシート自体の「耐熱性」だけでなく、断熱性にも着目して焚き火シートを追加で購入しました。

購入したのは同じくロゴスの「たき火台 耐火・断熱シート(80×60cm)」

これまでも使っていたロゴスの焚き火台シートとは同じサイズながら倍近い価格差です。基本の素材は同じくファイバーグラスですが、シリコンコーティングされています。さらに裏地に綿が縫い付けられており3層構造になっていることが売りのようです。ファイバーグラス生地と綿生地は隅が縫い付けられているので中央部分は膨らましておくと空気の層を作る事が出来ます。3層構造と合わせて気持ち断熱効果が高まりそうです。

今後はこれまで使ってきた2枚を含め、3枚重ねて使ってみようと思っています。

今回比較検討したもう一つの焚き火シートが「CARBABY 焚き火シート」。Amazonchoiceで人気のようです。ロゴスの断熱シートと同じくファイバーグラスにシリコンコーティングを施したもの。瞬間使用温度は1500度をうたっています。価格はロゴスのそれの半額。今回は断熱性の高さを求めて検索したため選びませんでしたが、いつか試してみたいと思います。

私自身の焚き火への考え方と解決したい若干の疑問

私は直火が好きです。子どもの頃は直火しか経験しなかったということもありますが、直火の際に体の下の方から温かさが伝わってくるそれは、焚き火台使用時の焚き火とは違ったもののように思います。あくまで個人的感覚ですが。焚き火の楽しみ方や捉え方は昔とは大きく変わっています。当然のことです。

直火が好きだからと言って禁止されている場所で直火は行いません。しかし最近不思議なことに、直火が許可されたキャンプ場で直火をしていると好奇の目で見られるようになってきました。直火可能とうたわれていても多くのキャンパーが焚き火台を使っています。当初は直火可能であることを知らないのかな?とか、購入した焚き火台を使ってみたいからかな?と思っていました。確かにそういうこともあったかもしれませんが、最近は「直火=自然環境に悪い」というイメージが広まっているのではないかと思うようになってきました。

果たして地面の上で直接火を焚く行為というのは自然環境に悪いものなのか、ここが自分の中で解決したい疑問です。もしそうだとしたら、直火可能としているキャンプ場は環境に悪影響を与えていることになってしまうのか・・・。

私の中での理解は以下の通りです。直火を行う場所の選定や準備、後片付けなどが問題であって、直火そのものは環境破壊と言えるようなことではないのではないかと。焼き畑などにより地面がかえって活性化されるという効果もあるように。あくまで個人的な現時点での認識によるところです。この点では色々な議論があるのだと思います。

場所の選定というのは、例えば樹木の根の近くや落ち葉が積もった上での直火などは、許可されている場所であっても危険であり行うべきではないと認識しています。後片付けでは全てを灰(無機質)にすることを目指しています。どうしても燃え残って炭の状態となったままの燃え残りについては放置せず持ち帰ったり、所定の場所に所定の方法で廃棄することが必要だと考えています。

焚き火台を使った方が最後の片づけはとても楽です。直火よりも燃焼させやすいため灰にもなりやすい。だから直火をしていると「燃え残りを放置する」のではないかと思われているのかもしれません。燃え残れば決められた方法にて片付けています。

こうじゃないとダメ!ではない、自発的探求がアウトドアの楽しみ

排他的にならず学び合う環境

Twitterや様々なメディアでも「焚き逃げ」なる言葉を見たり聞いたりすることが増えてきました。

実は私、この「焚き逃げ」という言葉があまり好きではありません。

「炊き逃げ」は許さない許されないという思いは分かります。実際に焚き火禁止の場所での焚き火やバーベキューのゴミを放置したり(焚き火とは純粋には関係ありませんが)は許されないでしょう。しかし、「炊き逃げ」をした人達はみな「逃げ」ているのでしょうか?中には焚き火のやり方、焚き火の後処理の仕方を知る機会を持てず、知識や技術不足という人達もいるのではないでしょうか。

こう書くと、「そんなことは言い訳」「勉強してから焚き火しろ」という方もいるかもしれません。ごもっともです。しかし、そのままのスタンスではアウトドアを楽しむ人々は増えないでしょう。アウトドアは失敗が許されないハードルの高い世界となり、息苦しい排除の世界となってしまうように思います。果たしてそれがアウトドアの成長や発展につながるでしょうか。私も含め、失敗しながら、他者を観察しながら経験を積んできたのです。私自身子どもの頃も含めれば焚き火で一度も間違いを犯したことはないとは思っていません。

どうやったらインパクトの少ない焚き火をすることが出来るのか、それがどれだけスマートなのか考え合い、探求することが楽しいと思える環境であること。アウトドアスキルについて学び合える環境はどうしたら作れるのでしょうか。センセーショナルなメディアの取り上げ方には疑問を感じます。排他的にならず、正しい知識や技術を持つ人がどう振舞うか、よい見本がじんわりと広がることが問われているのだろうと感じています。

アウトドアに何を求めるか、どのように関わるか、その経験値や技術もその時点では人ぞれぞれです。自分の行いこそ絶対だとならないように自戒したいと改めて思います。

焚き火台を使う時、よりダメージを軽減すには何が出来るのか

後片付けの課題は少し置いておき、焚き火が放つ熱についてのみ絞った時、そのダメージはどう軽減することが出来るのか。1つの答えは焚き火シートの利用でしょう。もう1つは地面から焚き火台の距離、高さになると思います。

地表になるべくダメージを与えずに焚き火をする。そのために作られたものが焚き火台だと思います。焚き火台の登場によって焚き火の後片付けは簡単になりました、焚き火シートも焚き火台あってのものでしょう。焚き火台は地面から離れれば離れるほど地面への熱の影響は一般的には軽減するでしょう。同時に直火の焚き火からは遠ざかっていきます。経験したことのある方ならわかるように地面から高い焚き火は足元が冷たい。

現在様々な焚き火台が登場するようになりましたが、地面から近くなる傾向があるように思います。コメントをいただいた方もそのことを指摘され、レンガなどを敷くべきではないかと助言をいただきました。レンガを敷くことも1つの選択肢ではあるでしょうが、レンガ以外には地面への熱の伝わりを遮る方法はないのかもう少し考えてみたいのです。

1つには断熱性の高さをうたった焚き火シートの購入でした。

焚き火シートは必須となりつつあると思いますし、それが必要だと思います。同時に、他の物でも取り合えず代用出来ないだろうか・・・。

そもそも熱は下よりも上に逃げていきます。これまでも燃え盛るピコグリルの下に手を入れたことがありますが、全く熱くなかった記憶があります。

試してみてはいませんが、焚き火シートの代わりに段ボールは活用出来ないか・・・落ちた薪で燃えることは懸念材料ではありますが、焚き火シートの下に段ボールを敷くことで地面への断熱効果は高まるのではないか・・・。レンガよりは持ち運びやすいのではないかと思ったりしています。試す機会を作ってみたいと思います。

今はここまでです。少し長くなってしまいました。でも少し自分の中で整理することが出来ました。これからも自然との関わり方を考え学びながら登山やキャンプに親しんでいけたらと思っています。

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こんな記事も書いています

  1. ヒロスケ

    こんにちは。分からないこと、知らないことは学びあおう、って姿勢は大切ですよね。批判だけでは、意固地になる人もいますから。

    • みーパパみーパパ

      ヒロスケ様
      そうですね、意固地になったり、自分が絶対などにならないように注意していきたいなと思います。
      何といっても楽しみたいですね、楽しみ合いたいというか。知らないことを探求していきたいですね。新しい時代と社会の在りようによってアウトドアの在り方も変化していくことでしょうからね。