【陣馬形山キャンプ場】天空のキャンプ場2022年始動!眼下に夜景煌めき、頭上に春の天の川

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2022年4月9日、雪の多かった冬の期間の閉鎖が解かれ、待ち望んだ2022年始動の日に陣馬形山キャンプ場へ再訪してきました。

日本一大きな谷と言われる伊那谷の夜景。

深夜、静まり返ったキャンプ場の空に現われた春の天の川。

ここは天空のキャンプ場、刻々と変わる美しい自然に身を任せ贅沢な時間を過ごす事が出来ました。

全てが「気持ちがいい」絶景のキャンプ場

「最高じゃないですか!」テントを設営していると後から到着された方から自然と声をかけられました。

無料キャンプ場から有料化へと転換して1年。1日20組限定、平日でさえ予約を取ることが困難な陣馬形山キャンプ場は、新規・リピーターともに高い評価が続いているようです。前回来た時に感じて記事に書いたように、絶景はもちろんのこと、無料時代には失われつつあった落ち着いた静寂の時間に価値を感じる人々が大勢いるということだろうと思います。「また戻ってこよう」そう感じさせる丁寧なスタッフの存在も大きいと受付をしながら改めて感じました。一言で言って全てが「気持ちがいい」のです。

中川村で作られたお菓子の販売も行われています。

受付となる小屋内も薪ストーブが導入されたり地ビールのセレクトがとても充実。

訪れる人にゆったりノンビリ楽しんでもらえるような変化がこれからも続きそうです。

「整理券配布」について

今年度から始まった整理券の配布。これまではインが13時というルールだけでしたが、2022年度からは10時に入場順の整理券が配布されることになりました。あくまでフリーサイトですが、1番目の整理券の人が場所を決め、そこから5ⅿ離れた場所で2番目、さらに3番目と場所決め優先券のようなイメージとなるようです。撤収次第では13時より早い入場や10時よりも前から整理券配布に並ぶということも出てくる可能性はありそうです。

「リピーター限定ゆったり滞在先行予約」

受付にひっそりと置かれていた小さな案内に「リピーター限定ゆったり滞在先行予約」の文字。スタッフに尋ねると2022年から始める連泊限定の現地限定先行予約制度とのこと。以前より連泊でなかなか予約が取れないという声が寄せられていた様子。一度利用したことのある人限定、さらに現地でしか予約が出来ないものの年度内の営業日であればいつでも予約が取れる(空いていれば)。早速第一号の予約を10月に入れてきました。

ただ、元々20組のみと予約数が限られている上に先行予約を実施となれば、ネット予約開始日に既に予約で一杯だったということにならないよう先行予約枠数は限定しておいた方がいいのではないかとお伝えしてきました。

訪問当日から試験的に導入された制度のため今後改廃がある可能性がりそうですね。

時ともに変わりゆく景色を眺めてノンビリ過ごす

中央アルプスと南アルプスに挟まれた360サイト

今回は次男みぃ君と妻の3人キャンプ。高3になった長男は受験ですし留守番です。事情があってナロ3GTとテントマークの焚き火タープコットンレクタをパッと設営。風の強まる場合もあるためガイロープを普段よりも多めに張っています。

予備のガイロープはMSRのリフレクティブロープを使っています。

陣馬形山は伊那谷を挟んで西に中央アルプス、東に南アルプスと二つの日本アルプスの3000m級の山の間に位置する展望の山。古くから地元でも知られ愛されてきた山だそうです。そんな陣馬形山の山頂直下に広がるキャンプ場内でも最も広い台地が「360(サンロクマル)サイト」。今回はこちらに1番乗りで入場出来ました。

この日は満サイト。360サイトには9組が入るとのこと。写真では我が家も含めて全員中央アルプス向きにテントを設営していますが、昨年まで南アルプス側に設置されていた通路が撤去されたことで南アルプス側に向けても人工物無くテントを張りやすくなりました。

こちらが南アルプス方面。夜にはこちら側に天の川がかかります。

日差しは春らしくなってきたものの、風速5m未満の風が吹いていて少し肌寒い。こんな時にはブランケットが重宝します。きっと妻が昼寝をするだろうと思って持ってきました。夜はシュラフの中に入れると保温性がアップするのでキャンプにブランケットは便利です。お昼はカップラーメンを3人でいただきました。

早速山頂への階段を駆けだして行くみぃ君。

山頂には無料の双眼鏡も備わっていて中央アルプスの千畳敷カールもバッチリ見えます。

5月になれば田には水が張られるでしょう。前回訪れた際の水鏡と残雪の中央アルプスも美しかった。

3年生になったけれどまだまだ甘えん坊です。

薪を購入。コンテナ摺り切りで1500円だったかな?薪が高騰しているようです。広葉樹と針葉樹が混じっているので好きなように組み合わせます。

オープンタープは日差しを遮る役割ももちろんありますが、焚き火の炎に比較的強いコットンやポリコットンタープであればタープ下で焚き火をすれば思いの他熱がタープ下で対流するからか暖かくなります。夜の焚き火時間のために今回は設営。しかし2人は早速昼寝に入ってしまいました。

私は受付で購入したクラフトビールを飲みながら晩御飯の仕込み。といっても鍋に入れて火にかける準備をするだけですが。今晩はスペアリブ煮込みです。

こちらミスターファルコン。アメリカのミネソタ州でまだ作られ始めてわずかな期間しか経っていないとのことですが、フルーティーで美味しかった!また飲みたいビールでした。

そうこうしていると2人が起きてお散歩に。陣馬形山には子どもの姿は多くありません。今回も子どもはみぃ君のみ。特に遊び道具などももちろんありませんが、それほど大きくない場内でも歩くと色々と発見があるものです。

中断の「空(くう)サイト」。この日はまだ水が開通していませんでしたが、水場から近いので便利ですね。風も360に比べると断然弱いです。よく見ると鹿の糞や足跡も。松ぼっくりが沢山落ちている場所も見つけて大量にゲット。

好奇心に瞳が輝いている姿を見れるのはキャンプをする大きな目的なのです。

私は新しい単焦点レンズを手に入れたので練習練習。マイクロフォーサーズ56㎜、換算112mという中望遠の明るいレンズは触った事が無かったのでなかなか面白い。

ボケにくいと言われるマイクロフォーサーズながらこのレンズはよくボケる。登山中心に撮ってきたのでパンフォーカスで撮る事が主でしたが、こういうレンズも面白いものですね。

何かをするでもなく3人で昼寝したりお喋りしたり。そして焚き火をしたり。

春霞でモヤっとしているからか何だか天に浮かんでいるような雰囲気。

夕暮れ、眼下に広がる夜景の輝き

西の空に太陽が傾き始めるとキャンプ場も金色に。光とともに色々な色に変わっていく夕暮れ時から夜の始まりはキャンプ場のゴールデンタイムの一つ。

もう一度、陣馬形山の山頂へ登ってみましょう。

急げ急げ(笑)って目と鼻の先ですけどね。

熊笹越しの眼下に広がる伊那谷は山頂よりもずっと前に陽は落ちて、少しずつ街に明かりが灯り始めているのが美しかった。

昼から煮込んでいたスペアリブ。地元のスーパーチャオで購入した大島農園の野菜を添えていただきます。水が開通していないので洗い物を少なくするためにご飯ではなくてナン。温めて食べられるし皿や鍋に付いたソースもふき取って食べてしまえるので。

焚き火の熱で表面パリッと焼いてこれまた美味しい。

そうこうしていると眼下に伊那谷の街灯りが広がり始めました。白や黄色に混じって赤や緑も。キラキラと煌めくのは焚き火の熱で揺らいでいるからだけではないはず。ずっと見ていても飽きないのは焚き火と同じ。

キャンプ場の消灯は20時と呼びかけられています。夜景や星を美しく見るためのキャンプ場からの呼びかけ。点滅系の灯りも使用しないように呼びかけられています。とても落ち着いた明かりがボーっとキャンプ場のあちこちで灯る。

そしてこんな光景が目の前に広がっていきました。

色とりどりの光が眼下の谷に広がって光の川を眺めているよう・・・。思わず見とれてしまう。

昼間風に吹かれ遊び疲れたみぃ君は20時前に椅子に座ったままオヤスミ。

実は翌日には撤収して下山後に歩いて陣馬形山登山の予定。もう一度山頂に登ってから焚き火の火を始末して早目に眠りにつくことにしました。

頭上に広がる春の天の川

この日寝たのはテントの外。地べたにマットを敷いてシュラフに包まって眠りにつきました。寝始めこそ顔に冷たい風が当たりましたが寝入ってしまえば気になりません。私は基本的に真冬以外は大体テントの外で寝ています。防犯対策にもなるかな(笑)。

起き出したのは午前1時30分。風がやんで静まり返った中をそっとシュラフから体を出してまずは1枚。

空には満天の星・・・怖いぐらい。三脚を抱えて山頂に続く階段へ。

4月は天の川がまだ地平近くにいるようでとても綺麗に撮れます。南アルプスの上にかかる天の川。

中央アルプス。

山頂直下に建つ鉄塔と天の川。

約1時間半・・・ボーっと星空をじっと眺め続けてしまいました。

3時を過ぎると天の川は南の空にも。360サイトの上にかかる天の川。最後はタイムラプスをセットしてもう一度シュラフに潜り込みました。

日本一大きな谷に広がる煌めく夜景とアルプスの上にかかる天の川を眺められるキャンプ場・・・凄い。

撤収、そして陣馬形山登山へ

翌朝、3時過ぎまで起きていたのにスッキリと目を覚ます事が出来ました。

3シーズンシュラフも2枚重ねでポカポカ。

まず起きて山頂へ(笑)。陣馬形山キャンプ場へ来ると何度も何度もこの山頂への道を往復することになります。ちょうど南アルプス側から昇った朝陽が中央アルプスの雪を輝かせていました。暑くなりそう。

360サイトからもクッキリアルプス。

2人も早く起きてきてブランケットに包まって朝の景色を満喫していたようです。

残った薪で火を起こし、ゆるキャン△肉まん焼きを作って簡単に朝ごはん。この日は陣馬形山の新しいルートとなる美里ルートの開通山開きに参加して登山です。9時の出発に合わせて登山口まで下りなければいけないので急いで撤収してキャンプ場を一旦後にしました。

陣馬形山キャンプ場の現在とこれから

荷物搬出入について

このキャンプ場は車での入場が出来ません。荷物は全てリヤカー(備え付けは1台のみ)か自前のカートや手運びとなります。

柵の左側が荷物搬入出のために一時的に車を停車していいスペース。といっても5台も停めれば一杯になりそう。柵と柵の間は狭くて備え付けの台車は通りません。大きなカートなども通らないと思うので注意が必要です。

一時停止スペースからサイト側を見た写真。最も搬出入が楽なのは「空(くう)サイト」。ほぼ平行移動ですね。

三段目の森(もり)サイト。ここは荷物搬出がなかなか大変そう。ただ他のサイトからも離れていて最も静かな印象。

トイレは全面改装してとても綺麗に

無料時代のトイレは汲み取り式でした。それでも清潔に使われていたとは思いますが、小さな子どもなどは怖がってもおかしくない作りでした。

それがまあどうでしょう!(笑)他のどのキャンプ場のトイレよりも間違いなく綺麗です!夜間はオートセンサーで明かりがつきます。ただ星撮りしようと思うと明るすぎる・・・一度点灯すると消えるまでに結構な時間がかかるのも改善されればありがたいのだけれど、まあ安全面もあるので難しいでしょうか。

最後に陣馬形山キャンプ場のこれから

キャンプの体験の質を大切にするために無料から有料に踏み切った陣馬形山キャンプ場。古い地図を見せてもらうと相当古くから麓の集落から山頂への道が幾重にも切り開かれ、地元で大切にされてきた場所であることが伺えます。

陣馬形山を大切にしてきたここ長野県中川村というのはどういう村なんだろう。

以前の記事にも書いたように、中川村は果物の町でもあります。無農薬ぶどうを作っている移住してきた農家さん、丸ごとの桃を飲んでいるかのようなジュースを作っている果物屋さん、リンゴやいちごもそうれはもう美味しいわけです。世界一にもなった酒蔵もある。話題のジビエも流通している。

訪れるたびに発見があるけれどまだまだ知らないことだらけだと思う。もっと知れたら楽しいなと・・・一度のキャンプだけでなく継続して地域と結びつくような仕組みがどうやったら出来るのか。キャンプ場をハブとして地域の魅力を知ることが出来たり、それぞれのやり方で地域の中に参加することが出来たなら、キャンプが休みの日のレジャーに留まらず、都市と地方を結び、場合によっては訪れる人の生き方を変えることにつながる入口になるのかもしれない。

思い切ってキャンプ場で移住相談会とかやってもいいのかも(笑)。暖炉を囲んでお酒を飲みながら村の暮らしやアピールを聞いてみたいかも。

無責任に色々書いていますが、村にとってもキャンプで訪れる人にとってもどちらも楽しくなるようなことが始まればいいなと期待しています。

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  1. そうへ

    今晩は〜。お久しぶりです。
    いや、どの写真も綺麗すぎて思わず引き込まれました。
    最初スマホから記事を読ませてもらっていたのですが、改めてパソコンからみると、もう堪んないくらいの景色に、切り取る画角のみーパパさんのセンスの良さ。
    夜景も星空も圧巻で、もう引き込まれまくりました。
    陣馬形山には一度しか行けてないのですが、やっぱりすごいところですね。
    是非とももう一度行きたい。今年なんとか行けないかな・・・そう野望を巡らせてみます(爆)

    • みーパパみーパパ

      こちらこそお久しぶりです!お元気ですか?
      写真おほめいただき恐縮です・・・お世辞でも嬉しいです(笑)
      ここはやっぱり絶景ですね~ずっと絶景続きなので寝る時間が無くて困ってしまいます。
      有料になってとても良くなった、静寂が戻って来たと感じています。是非挑戦してみてください。
      数日以内にはYouTubeもアップするのでもしよろしければご覧ください。