【自作】あると便利!キャンプで使うハンティングチェアを超お手軽に作ってみた

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最終更新日 2023-12-05久しぶりに自作をしてみようと思い立ち、ハンティングチェアを作ってみました。

「作った」と言っても、実際にはホームセンターで買ってきた丸棒に穴を開けて塗装しただけ!

キャンプの自作の中ではタープポール作りに次いで簡単ではないでしょうか。

今回はあると便利な「ハンティングチェア」の自作?を紹介してみようと思います。

キャンプでサブのチェアがあると便利な場面

キャンプをしているとメインのチェア以外にサブのチェアがあると便利な場面に出くわします。

焚き火周りにもう一つ

例えば写真のような場面。写真に写っている多くの人物が流木などに座っていたり、片足座りをしている状況。この時は夏、メインのチェアはタープの下にあるのですが、焚き火周りまで持ってくるのが面倒くさいわけですwww

登山なんかだとその辺に直接座ってますからチェアなんて全く必要ありませんが、オートキャンプならまあちょっとノンビリしたいわけです。

居眠りする時のスツールとして

私の知り合いにもキャンプには眠るために行っているという方が複数います。ゴロっと横になるのももちろんですが、チェアに腰掛けて風の音や鳥の鳴き声を遠くに聞きながらウトウトするのも気持ちがいいですよね。そんな時、足を置くスツールとしてサブチェアが使えたらより気持ち良い居眠りが出来そうです。

人が大勢いてメインチェアが足りない時

サブチェアがあれば、「どうぞどうぞ」と座ってもらえますね。

ちょっとした置き場として

スマホやライター、ビールの缶など、ちょっとした時に置き場に困ることってよくあります。そんな時、目を横にやるとサブチェアがあったら・・・手持ちのもののちょっとした置き場になるのも便利なわけです。

サブチェアの候補

軽く、移動させやすく、出来れば価格もお手頃なサブチェアはないでしょうか?

一番はこれですね。サーマレストZシート。

旧商品?を1つ持っていますが、雑に扱えるし地面からの冷気も遮ってくれるのでまあいいですよね。でも居眠りのスツールには高さがない。

次によくあるフォールディングスツール、こちらはハイマウント製。価格も2000円を切って手頃です。足置きや子どもが座る分にはいいんですが、大人ではちょっと安定感に欠ける場合も。でも2つ使っています。便利です。

特に自分の中で大問題ではなかったのですが、年末年始にひょんなことから今回自作することにしたハンティングチェアを見たわけです。もちろん以前から知っていましたが、正直全く眼中にはありませんでした。ところが何故か作ってみたくなったから不思議ですね。

ハンティングチェアを作ってみる

前置きが長くなりましたが、早速ハンティングチェアを作ってみましょう。材料さえ揃ってしまえば1時間ほどで完成します。その前にハンティングチェアとは何でしょう?

ハンティングチェアとは?

歴史は200年ほど前まで遡るそうですよ。主にヨーロッパで狩猟の際に持ち運ぶ椅子だったとのこと。そこから名前が付けられたのですね。ハンティングチェアの座面には革が使われ、脚には無垢材が使われるのが伝統らしいです。

楽天やAmazonをはじめ、ネットで検索すると様々なところで販売されています。

価格も色々、5000円前後のものから数万円まで。今回は自作します。

ハンティングチェア自作の材料

  • 脚(24mm丸棒・ホワイトアッシュ)
  • 座面(後述)
  • ハンティングチェア用三又金具

主にこんな感じです。材料はシンプルですね。楽天ではハンティングチェア用の三又金具が売っていましたのでそちらを今回は使いました。この金具を使わない方法も様々あります。

脚は近所のホームセンターで売っている24mm丸棒を使いました。ただし、通常の丸棒だと強度が不安なため、ホワイトアッシュを選択しました。この材は我が家のタープの自作メインポール、サブポールとして10年ほど使ってきて全く問題のないもの。木目も美しい。

ちなみに写真下の濃い色のものが10年ほど使ったホワイトアッシュの丸棒。上が今回新しく購入したホワイトアッシュの丸棒(塗装前)です。

ハンティングチェアの自作で最も悩むのは座面をどうするかだと思います。革や帆布を使って作られている方もいるようですが、私は縫製関係が全く出来ないので、今回は某サイトのお力をお借りしました。

ハンドメイドマーケット「クリーマ」

日本最大級のハンドメイドマーケット「クリーマ」で調べると、ハンティングチェアの座面を販売されている作家さんがいらっしゃいます。今回はこちらで3枚のタンニン鞣し牛ヌメ革床革(ピット槽鞣し)という革の座面を調達させていただきました。

一辺約35cm程度。厚さは4mmと厚めのしっかりした革です。値段は1600円。

とってもありがたい!

ちなみに、Amazonではブッシュクラフト用の座面がいくつか販売されています。

革ではありませんがこういうものを活用するのもアリですね。こういうのはキャンプブームの恩恵だと私は思っています。以前は手に入りにくかったものが手軽に手に入るようになったのは大きなことです。

ハンティングチェア作業行程

では早速作っていきましょう。本当に簡単です。

①丸棒に穴を開けます。丸棒の長さは48cm、金具の取りつけ位置は24cmと中間点としました。全体を長くすれば座面の高いハンティングチェアが出来ます。

穴を開ける作業にはホームセンターの工作室を使わせていただきました。電動ボール盤で8mmの垂直の穴を丸棒に開けます。丸棒に綺麗に穴を開けるのが今回の自作の唯一の自作場面であり、山場です!

ホームセンターで穴あけが難しいような場合は上のような治具を使うのも手です。とにかく穴を垂直に開ければ今回の自作作業はほぼ終了です。

 

②開けた穴にハンティングチェア用三又金具を通します。

若干長さが合っていませんが気にしなくて大丈夫ww

写真はホワイトアッシュではない丸棒です。

丸棒の両サイドは何となくやすりで角を落としておきます。

 

③塗装します

今回はくるみ油を塗りました。

高級な天然オイルとなりますが、木材の自然な木目を損なわないので気に入っています。大きなホームセンターなどでも手に入ると思います。

 

④座面の革処理にトコノールを塗ってみた

今回手に入れた革は床革というものとのこと。革の処理とはどうすればよいか全くわからなかったのですが、色々とネットで調べて「トコノール」というものを塗ってみました。

正しいのかわかりませんが、表面が滑らかになりました。

 

⑤完成です!

子どもに座ってもらったり、私も座ってみましたが、ミシッというようなこともなく安定しています。座面も比較的広いのでとても座りやすいです。

時間があったので合計3脚作ってしまいました。まだ実際には使えていませんが、簡単にキャンプのサブチェアとしてハンティングチェアを作ることが出来ました。興味のある方はいかがでしょうか?

 

 

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