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5本指インナーソックス『Injinji ライナークルー』今のところ登山の靴擦れ予防の決定打

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最終更新日 2023-12-05登山時のインナーソックスとして「Injinji(インジンジ)ライナークルー」を購入して半年ほど履いてみました。

それほどハードな山歩きは出来ていませんが、履くようになってから靴擦れは一度も起きていません。それだけでなく登山後の足の蒸れ匂いなども激減。今のところ靴擦れ予防の決定打かなと思っています。そんなインジンジライナークルーを紹介してみたいと思います。

5本指ソックスの世界的メーカー「インジンジ」

インジンジは1999年にカリフォルニアで創業されたまだ歴史の浅い会社ですが、5本指ソックスの専門メーカーとして世界の圧倒的シェアを獲得するまでに至っているそうです。

特許取得済みの5本指ソックスのデザインは、靴の中の足の自由と自然な機能を強化するのに役立ちます。つまり、不快感を心配する時間が減り、次の冒険に費やす時間が増えます。

公式HP

スポーツを楽しむ人がより快適により健康に高いパフォーマンスを発揮するために創業されたとされています。

5本指ソックスの利点

5本指ソックスというとちょっと古臭いイメージがありましたが、インジンジのHPでは5本指ソックスの利点がいくつか紹介されています。

5本指ソックスの利点

・つま先が自然に広がり、適切に位置合わせできるため、安定性と快適性が向上。
・つま先を保護することで肌と肌の摩擦が完全になくなるため、水ぶくれが出来ない
・指同士が離れ、広がることで、体重が均等に分散される
・つま先は汗を発散させる素材で出来ており快適

使ってみると素直に納得という感想です。

実は過去にも足指どうしの擦れによる靴擦れ予防のために他メーカーの5本指ソックスを使ったことがあるのですが、インジンジのそれは別物という感じがしています。

素材へのこだわり

インジンジの5本指ソックスの素材表記には「クールマックス」「ヌーウール」「ライクラ」などの表記が並びます。

クールマックスは1986年にアメリカのデュポン社によって開発された吸水速乾性に優れた繊維。通気性に優れると同時に、形態安定性が良くしわになりにくことも特徴とされています。登山では靴下の蒸れやしわは靴擦れのもととなりますからクールマックスは素材として適合していそうです。

ヌーウールというのは初耳でしたが、最高級のオーストラリア産ウールから作られたインジンジ独自のメリノウールだそうです。防臭効果も高いとのこと。

最後のライクラ。双方向のストレッチで柔軟性と動きを可能にするプレミアムファイバーとのこと。靴下の形状維持にも効果がある素材とのこと。

「ライナークルー」にはクールマックスとライクラなどが使われています。薄手のインナーソックスの耐久性は不安があるところ。これらの生地がどんな効果を発揮しているのかも含めて紹介しようと思います。

インジンジ『ライナークルー』サイズ感や使用感など

ではインジンジライナークルーについて紹介してみたいと思います。

インジンジには様々な種類の5本指ソックスがラインナップされています。見分ける際に生地の厚みによって名称が異なることが1つの判断材料になりそうです。

【WEIGHT LEVELS】
LW (ライトウェイト) 【薄手】
最も薄く、最も素足感覚に近い厚さ。

OW (オリジナルウェイト) 【普通】
スタンダードな厚さ。

MW (ミッドウェイト) 【中厚】
足裏にパイル編みを施し、クッション性を持たせた厚さ。

◆MW+(ミッドウェイト+) 【中厚】
足裏にパイル編みを施し、クッション性を持たせた厚さ。

スペック

今回紹介するライナークルーは「薄手」。その中でも「ベースレイヤー」と位置づけられ、商品タグにも(2重履き用)と明記されています。ただし、単体での使用も出来るようです。物凄く薄いのでちょっと不安ですけどね。

靴下でよくある「洗濯時は裏返すこと」などの表記はありませんが、必ず裏返して洗濯するようにしています。

見た目

写真ではわかりにくいと思いますが、ピッタリフィットです。指と指の間に生地が存在することも忘れてしまうほど薄手です。触った感じはしっとりした感じ。クールマックス生地だからでしょうか?

指同士の摩擦を解消するとされていますが、だからといってこの靴下を履いて歩いても床で滑ってしまうようなことはもちろんありません。

かかと部分もツルっとピッタリフィットしています。10回までは使っていませんが、まだ目立った毛玉などは出来ていません。

つま先もかかとも素肌と変わらない感覚というのが履いてみて感じる率直な感想です。

サイズ感

普段の足のサイズは26.5cm。選択したのはⅯサイズ。Amazonのレビューでは少し小さめを選択するように推奨されていましたが、Sではあまりにも小さいように感じてⅯとしましたが、ちょうどいいように思います。ピッタリフィット感が苦手な人はそもそもダメかもしれませんが。

靴下や靴との干渉は?

どれだけ薄手と言っても2重に靴下を履くわけですから、これまで素足に履いていた靴下や靴の微妙なフィット感が変わってしまうのではないかということが心配でしたが、現時点で目立った干渉は見当たりません。

ライナークルーの上に履くのは愛用しているダーンタフのブーツフルクッションです。

靴下の中で滑ってズレてしまうということも皆無。それどころか単体で靴下を履いていた時よりも靴の中で足が滑らなくなりました。

ライナークルーは2種類。どっちを使う?

実はライナークルーには現在使っているものの他にライナークルーヌーウールがあります。

こちらはメリノウール生地を使い、体温調整機能を高めたもの。どちらを選ぼうか迷ったのですが、結果としては上に履く靴下で温度調節はすることとし、インナーソックスはベーシックなものとしました。

冬期登山ではダーンタフのマウンテニアリングマイクロクルーエクストラクッションを履きました。

靴擦れ・足蒸れに悩んでいる登山者におススメ

実際に使用してみて

では実際に使用してみてどうだったか。まず感じたのは靴と足のフィット感が良くなったという感覚。ピタッと来るというのか吸い付くような感覚。

靴擦れには靴が合っているかどうかはもちろんのこと、インソール、靴下、靴ひもの結び方、歩き方など様々な要因があるように思いますが、それらをベストマッチさせたとしても、歩いているうちに紐が緩くなったり足が蒸れたりして結果として靴擦れになってしまうことがありました。

ところが、ライナークルーを履くようになってから歩き終わった後でも足はサラサラの状態。靴内の蒸れが大幅に軽減されています。靴の中で足がわずかでも動く感覚が無くなり、靴紐がほどけることも減ったように思います。何よりも履き始めてから足のトラブルが全くないということがライナークルーの威力を示しているように思います。

靴擦れ・足蒸れなどに悩んでいる登山者は一度試してみてもいいおススメのインナーソックスだと思います。

 

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