鈴鹿【釈迦ヶ岳】20代女子と小学生が歩く鈴鹿セブンマウンテン~岩登り、ミニキレット、アルプス感溢れる中尾根・ハト峰周回コース
最終更新日 2023-12-05「楽しかった!また行きたい!」
みぃ君の一言と笑顔がとても嬉しかった今回の登山。
登山3回目の小学3年の次男みぃ君、とうとう山テントを購入した職場の20代後輩の3人で向かったのは鈴鹿セブンマウンテンの1つ「釈迦ヶ岳」。名古屋からほど近い地元の山を楽しく歩いた1日でした。6月11日の記録です。
目次【お好きなところから】
YouTube「釈迦ヶ岳」/ 尾根歩き、岩場、ミニキレット、アルプス感溢れる稜線歩きと歩きごたえ十分
朝明の駐車場から緑の森の尾根歩きが続く中尾根ルート、岩登りや朝明白毫と言われるミニキレット、開けた稜線歩きが楽しめるハト峰峠へのルートなど、アルプス感を満喫出来る楽しい登山の様子をYouTubeにアップしました。よろしければチャンネル登録もお願いします。
夏の北アルプステント泊へ向けて!
今回の釈迦ヶ岳は前月の陣馬形山、御在所岳に続く次男みぃ君にとってちゃんとした登山3回目。ハイキング程度では美ヶ原や霧ヶ峰高原などは歩いていますが。元々休みの日には朝から友達と公園へ出かけ、昼ごはんに帰ってくる以外はずっと外で遊び続けている人ですから体力は随分とついていそうです。
6月、実は燕岳のテン場の予約を取っていたのですが、子どもを連れて行くには天候が良くなさそうだったので泣く泣くキャンセルしました。この夏は出来れば北アルプスのテント泊を一緒に実現出来たらいいなと思っていたりします。今回の釈迦ヶ岳はそれらの練習のために登ってきました。
鈴鹿【釈迦ヶ岳】変化に富んだ魅力的な山歩きが楽しめる山!
南北60kmに連なる三重県の鈴鹿山脈。そのちょうど中央あたりに位置するのが今回登った釈迦ヶ岳となります。山頂部は樹林に覆われ、眼下の街並みを見下ろすことが出来るとはいえ、鈴鹿セブンマウンテンと言われる山々の中では比較的登山者も少なく静かに歩ける山のように思います。標高は1092m、いくつかの登山ルートがありますが、今回歩いた中尾根ルートは山頂まで約3時間ほどでしょうか。
今回は職場の20代後輩山女子も一緒に3人で歩いてきました。
私自身は昨年秋の紅葉撮影登山以来の釈迦ヶ岳でしたが、短時間で山頂まで到達でき、登りごたえもあるこの山は実は鈴鹿の中でもとても好きな山。今回2人のペースに合わせ周囲に目を向けながら登りってみると、新緑の釈迦ヶ岳もとても素晴らしいなと、改めてこの山の魅力を実感しました。
では登ってみましょう。
朝明大駐車場はトイレもあって安心
登山の出発地となるのは菰野インターから車で20分ほどの山間に位置する朝明大駐車場。結構な台数の車が停められるスペースが確保してあり、釈迦ヶ岳や御在所岳、雨乞岳などへの登山基点となります。朝早くから係員さんが出て車の誘導や料金(500円)の徴収をされています。料金を徴収する際に登山ルートや目的地などを聞かれ、車のナンバーとともにメモしてくださっているようで安心ですね。
ありがたいことに駐車場には公衆トイレも設置されていてとても綺麗に使われています。登山届のポストもあります。
次男みぃ君はこの日2回目のモンベル登山靴「パームランドジョガー Kid’s」22cm。登山靴というとハイカットとなりがちですが、ローカットシューズを選択しました。軽くて取り回しがしやすいことが一番の理由です。防水性はありませんが、今回のような天候やルートであれば十分と判断しました。実は中古も含めて登山靴はもう一足用意してあり、季節やルートに応じて使い分けが出来るようにしていこうと考えています。
ヤマビル除けに「ヒル下がりのジョニー」
さあ登山靴を履いて出発!といいたいところですが、6月の鈴鹿ということでヤマビルがそろそろ発生する時期。ということで、ヤマビル忌避剤として知名度の高いヒル下がりのジョニーを足元を中心に噴霧します。
中尾根ルートまずは渡渉から
午前8時、普段よりもゆっくりとですが出発です。今回は登りやすい中尾根ルートから。尾根伝いに歩くためヒルも少ないと見込んで。
ここ??そうここですよ。あの沢を越えて行きますよ。
綺麗な川。渡渉ポイントは多数ありますが2人とも初めてということで怖気づいています(笑)。
そうそう、ここですよ。
沢を渡ると中尾根ルート登山口入口の質素な看板が。フラッグがあるのが鈴鹿特有。
まずは尾根に出るためにゆるやかに森の中を進みます。とても綺麗な緑の森。15分ほど歩くともう尾根道に出ます。
尾根伝いに続く岩あり、展望ありの登り
そこからは尾根歩きがスタート。
こんな感じの岩がゴロゴロした登山道を登り続けます。子どもにはちょっとしたアスレチック感覚で楽しい。
キツツキが空けた穴かな??
気持ちがいい。
岩を乗り越え進んで行くと
山頂までの中間地点となる鳴滝コバに到着。草餅で栄養補給!
さらに進むと分岐。右に行くと岩登りに。左はう回路。今回はう回路へ進みます。
みぃ君のウェアは靴以外全て長男のおさがり。高校3年生となった長男が7年ほど前に来ていた服が使えているのでありがたい。
岩場の展望台なんかもあってちょっと休憩!
まだまだ後の登りが待っていますが、ちょっと一息。
目の前には山頂の後に回り込む猫岳への稜線。
釈迦ヶ岳のミニキレット「朝明白毫」を越えて山頂へ
展望台からさらに進むと目の前の視界が一気に広がってこの日の核心部「朝明白毫」に到着。鈴鹿には御在所のキレットなどもありますが、こちらはザレていてズルズル滑るので足場が悪い。注意して進みます。
こちら360度カメラの映像から切り出してみました。
無事にキレットを過ぎると釈迦ヶ岳最高点に到着!お疲れさまでした~と言いたいところですが、山頂まではまだ少し。
11時10分、釈迦ヶ岳山頂到着。今度こそ本当にお疲れ様した!山頂からは麓の街並みが良く見えてとてもいい展望です。
狭い山頂には登山者が沢山。それぞれ記念撮影をしたり食事をとったり。子どもはみぃ君だけだったので「何年生??頑張ってね」と沢山声をかけていただきました。私が1人で歩いていると全く声をかけられませんが(笑)。
おにぎりを食べて栄養補給!ちなみにヒルには一匹も会っていないので安心して座っていますが、ヒルが沢山出る時期だとなかなか危ないですね。山頂部のような風通しのいい場所ならばまず大丈夫ですが。
猫岳からハト峰峠、朝明渓谷へ
山頂部から来た道を少し戻ると周回ルートとなる猫岳への稜線歩きへ。
アップダウンはあるもののとても気持ちのいい道が続きます。
目の前に猫岳。
開けた場所からは先ほど通った朝明白毫がよく見えます。
こう見るとかなり崩壊が進んでいるのが分かります。
猫岳への登り返し。
猫岳山頂到着!
猫岳からハト峰峠へのルートはまるでアルプスのような気持ちのいい開けた稜線歩き。
暑い!さすがに天気の良い低山は6月に入ると暑い!片頭痛が発生して頭に保冷剤を巻いている後輩。後に見えているのがこの日の最後のピークとなるハト峰。もう目の前!
ポツンと山の中に白いピークが飛び出したようなハト峰。まるでビーチのような白い地面に巨岩の塊。360度展望の広がるハト峰は好展望地。
眼下には登山者が作っている?ストーンアートが。来るたびに文字が変わっているんですよね。
南アルプスの日向山にちょっと似てます。
ハト峰からは朝明渓谷へ一気に下ります。
下り初めてすぐに沢に。冷たい水で顔を洗ったり帽子を冷やしたりして生き返ります!
最後にこんな感じの人工の堰の脇を下ります。ここだけ少し長めのロープがありますが、足場もしっかりしているので特に危険個所なし。それでもこんな場所の歩き方を伝えながら登山の経験を積んでいきます。
最後は林道をしばらく歩いて鋪装道へ。鋪装道を少し進むと出発地点となる駐車場に戻ってきました!時間は14時10分、歩き始めて6時間10分でした。
今回は釈迦ヶ岳中尾根ルートから猫岳、ハト峰を班時計周りで歩きましたが殆どの方がこちら側から登っている印象。岩場あり、展望地あり、ミニキレットあり、開けた稜線歩きありとバリエーションを楽しめるとても楽しいルート。子どもの登山としてもちょうどいいようなルートだと思います。
「三休の湯」気持ちのいいお湯とランチ
朝明駐車場から目と鼻の先にあるのがお気に入りスポット三休の湯。
お風呂と食事を楽しめて、雑貨なども扱っているお店。内湯だけの小さなお風呂ながらとても気持ちがいい空間。食事は中でも外でもいただけますが、この時期は外でノンビリしながらいただくのがおススメ。
駐車場から近いけれどいつもそれほど混んでいなくてこの日も貸し切り状態でノンビリ出来ました。
カレーランチプレートは1000円。カレーもライスもとても美味しくて、野菜が抜群!手作りのコーラとセットでいただきました。
結局このまま1時間以上ノンビリとして登山後の休息を楽しみました。
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