5段階リクライニング出来る木製チェアは他にない KachaKacha Mid ChairとKuruKaru! Mid-High Table / 職人のこだわりが生み出す至高の道具
最終更新日 2023-12-05新潟県三条市の自社工場で作られる”OUTSIDE IN”
『インドアで自然に囲まれた旅の気分を味わい、アウトドアでは家の心地よさに包まれて自然を満喫。』をコンセプトにアメリカ人の社長クリストファー・エスポジットさんが主宰される小さな町の工場から生み出される非常に手の込んだ木製ファニチャー。
代表作の一つであるKachaKacha Mid Chairを長く使ってきましたが、2021年に新たにチェアを一脚、そしてテーブルを一台買い足したので改めて紹介してみようと思います。
写真のチェアは長年使ってきた前バージョンのKachaKacha Mid Chair。現在はOUTSIDE INにて補修と布地の張替えを行っていただいています。張替えについても丁寧に対応してくださり長く使い続けることが出来る安心感はアウトドア道具の選択の大事な要素となっています。
KachaKacha Mid Chair / 5段階リクライニング出来る木製チェア
アウトドアチェアとして人気の的なのはカーミットチェアなのかなと思います。実際に私も使っていますが非常にコンパクトになり耐久性にも優れています。ただし座り心地に若干の難があるようにも思い、本家カーミットチェアの座面高や角度などに修正を加えたウォルナットフォールディングチェアにたどり着きました。
そして、とにかくキャンプ場でゆったりノンビリしたい、焚き火を楽しみ、料理をする時にも無理な姿勢になることなく、時には椅子に座りながら星空を眺めたい・・・そんな願いを一脚で叶えてくれる理想のチェアとして使ってきたのが今回もう一脚買い足したKachaKacha Mid Chair。
このチェアは唯一無二。職人の技術が詰まった至高の一品。木製で5段階リクライニングが出来て分解できるチェアは他にないでしょう。
「カチャカチャ」という商品名の通り、座りながら両ひじ掛けを前後にカチャカチャとスライドすると5段階にリクライニングするのがこのチェアの最大の特徴。
ただその機構だけでなく全てにおいて美しい作りもこのチェアの大きな魅力。写真中央の黒い部品はOUTSIDE IN自社で作られるアルミ削り出し部品。木材の強度を補強すべく各部に使われており非常にしっかりしていて耐久性に優れています。
白い部分は広葉樹の樫。硬さのある木材として有名。
ひじ掛けとヘッドレストに使われているのはブラックウォルナット。そのどれもが美しく面取りされていて非常に滑らかな肌触り。成形もストレートに削り出すだけでなく手のかかるフォルムとなっているところなどは美しくもあります。
木材の塗装は市販されていない特別なウレタン塗料。耐久性を高めると同時に不自然なツヤは出さずに経年変化も楽しめるようなものが使わているとのこと。
生地は耐候性に優れたサンブレラ生地。公式HPを見ると様々な模様の生地を選択出来るようになっています。以前購入したものの張替えも含め、今回は灰色に近いスレートを選択しました。実はこの生地はゴアテックスよりも高価とか。
座面までの高さは約31cm。座面横幅は47cm、奥行40cmと大人でも余裕のあるサイズ。
メインの木材を支えるためにアルミ削り出しの部品と組み合わせて作られておりバランスが良く美しい。
背面を最も立てた状態。調理をしたり足元の焚き火を弄ったりする時に。
座面と背面はほぼ垂直と言える状態。
最も背面を寝かせた状態。約130度程度でしょうか。
この状態だと座りながら星を見て眠ることも可能。
木製チェアとして5段階のリクライニング機構とこの質感が備わっているのはKachaKacha Mid Chairが唯一ではないかと思えます。
肘掛けを持ち上げて前後に動かすと背もたれ角度を変えることができ、5段階リクライニングができるロースタイルのゆったりチェア。
収納は折りたたんでフラットにするフォールディングスタイル(今回は写真を撮りませんでした)と、分解してさらにコンパクトになるパッキングスタイルの2種類の収納方法ができます。
2脚分がまとめて収納できる専用の帆布ケース。
こちらはテーブル用のケースですがケースだけでもこんな感じのお値段です・・・。考えられるデメリットは唯一そのあたりでしょうか。
KachaKacha Mid Chair スペック
[SIZE W x D x H ]
組立て時:62cm / 65cm / 90cm
座面:47cm / 40cm / 31cm
分解収納時:88cm / 18cm / 20cm
KuruKaru! Mid-High Table / 独特な足構造と極上の質感
もう一つのOUTSIDE INはKuruKaru! Mid-High Table。
独特な足構造が特徴のアウトドアテーブルです。
紹介といいつつ写真をほとんど撮っていなかったという・・・(笑)
ということで、このテーブルをOUTSIDE INの多田さんが紹介していただている動画をどうぞ!
高さは45.5cmと高さで統一感の基本となりやすいユニフレームの焚き火テーブルの高さよりも若干高い作り。
パーツは公式にあるように3つ。右端が脚、中央が脚を展開した後に組み付ける天板の台座。
4本の脚を展開すると上部に真鍮のパーツ。真鍮パーツに天板を支える台座を組み付けますが、それもとても独特なワンタッチ方法。それらの金属も自社削り出しとのこと。
素材はチェアと同じく広葉樹の樫。天板には一部ブラックウォルナットが使われておりカラーとしてのアクセントを演出しています。
KachaKacha Mid Chairと並べるとアウトドア環境でありながら何となく優雅な雰囲気を感じます。
OUTSIDE INのHPを見るとダブルサイズも存在しています。ファミリーのメインテーブルに十分なりえる大きさです。
KuruKaru! Mid-High Tableスペック
素材:オーク、ブラックウォルナット
組立時サイズ:約W62cm x D62cm x H45.5cm
収納サイズ:約W63cm x D13cm x H13cm
重さ:約3.5kg
今年手に入れた新たなキャンプ道具の大物は新潟の小さな工場から作られたチェアとテーブル。アウトドアでもインドアでも一生使える質の高い道具だと感じています。大事に末永く。
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