【YAMAP別注 山を歩くインソール カーボン】靴の中敷きに約1.7万円?使ってみたら納得だった

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最終更新日 2023-12-0516,596円のインソール、なかなかの高額です!

インソールとは靴の中敷きですよね??中敷きって靴買えば普通に入ってますよね??

しかし使ってみるとこれスゴイです本当に。

今回「YAMAP別注 山を歩くインソール カーボン」を購入したのでレビューしてみたいと思います。

登山でも地味な存在「インソール」

登山の道具には色々ありますが、インソール(中敷き)って一番地味かもしれませんね。そんな地味な存在に1.7万円!これだけあれば

ブラックダイヤモンドのクランポン

オスプレーのザック

スポルティバの登山靴

1.7万円ほどあれば色々購入出来ちゃうわけですが、それでもそれでもインソールって物凄く大事!ということは身をもって感じているんです。

インソール1枚で改善した足底筋膜炎

インソール1枚で救われたのは去年のことでした。

それは突然でした。朝起きると足の裏が痛くて歩きだすことが出来ず、日に日に痛みは増し、次第に痛み止めを飲まないと歩くことも出来ないほどに・・・整形外科で告げられたのは足底筋膜炎。山に登ることなんてとても考えられないほどの痛みが気持ちを暗くする毎日。通院は勿論のこと色々と取り組むものの痛みが治まることはないまま悶々と。

そんな時に出会ったのがBMZ「アシトレ」というインソール。足底筋膜炎にはインソールが効果的ということは調べて知っていましたが、このアシトレはほぼペラペラの柔らかいクッションのような商品。こんなものでこの痛みが取れるの?と半信半疑でしたが、使用するようになってしばらくして痛みを感じなくなりました。本当に不思議でした。

今ではアシトレを普段履きの靴と仕事用の靴両方で使っています。

山を歩くインソール「ベーシック」

北アルプスをテントで縦走した時、インソールを付属のものから片方だけ入れ替え忘れて出発してしまったことがありました。気づいたのはテン場に着いてから。翌日には入れ替え忘れた方の足が痛んで痛んで・・・仕方なく行程を短縮して戻らざるを得なかったことがありました。インソールって登山でもとても重要ですね。その時に忘れたのが「YAMAP 山を歩くインソール ベーシック」です。

写真手前がベーシック、表面の質感は履き込んでも維持されています

ベーシックを使う前までは足をガッチリと固定するようなインソールを使っていました。登山では靴の中で足が動き過ぎないようにすることが大切と思っていたからです。足の裏というのは土踏まず部分にアーチがあり、その部分が盛り上がったインソールこそが足を保護し、靴の中で足が動くことを防ぎ、登山を楽に進めるものだというイメージを何故か持っていたんですね。

そんな考え方を一変させたのがYAMAPのインソールでした。

2018年にクラウドファンディングで登場した「ベーシック」。オリンピック選手などのインソール製作を手掛けていたBMZ社がYAMAPと共同開発し初めて作った登山用インソールでした。かなり期待してクラファン支援で到着を待ちました。

BMZ公式より

BMZのインソールは横から見ると土踏まずのアーチを持ち上げずにフラット。一見すると1枚のペラペラの板という印象です。右の一般的なインソールとは全く別物です。

正直言うと届いたものを見た時「失敗したかな」と思いました。本当にペラペラで頼りなさそうだったので。ダメもとで試し履きしてみたところビックリ!それまで窮屈さを感じていた足、特に指先が自由に動かせる!登山では足をガチっと固定して多少窮屈のは仕方がないと思っていましたが、それは思い込みだったのかもしれないと感じさせられる経験になり、それ以来どの山でもベーシックを使用してきました。

YAMAP別注「山を歩くインソール カーボン」

そんなベーシックも4年近く使って来ると少しヘタってきていたところ、NHKサラメシで製造メーカーBMZが登場。

放送の中でカーボン素材がインソールには最適であることが紹介されていて(サラメシだけど)、折角買うならベーシックからバージョンアップしてみようかと期待してYAMAPストアで購入してみました。

写真手前がカーボンモデル。中央にカーボンが埋め込まれている。

送料無料ですぐに到着!チョキチョキとサイズ合わせでカットして完成。

かかと部分のカップは一般的なインソールと比べると浅いのが特徴。

【ベーシック】【カーボン】共通するCuboid理論

BMZ公式より

BMZのインソールはCuboid理論に基づいて作られているとのこと。足裏の中心部分にある立方骨のことをCuboidと呼ぶとのこと。この立方骨をインソールで支えると姿勢が安定し、足の本来の力を発揮して登山でもパフォーマンスが上がるとのこと。

YAMAPインソールの登山用特殊仕様

青い層がPORON®、グレーの層がラコルト

さらに登山用インソールとして衝撃吸収性の高い機能素材「PORON®」を採用。実際に触ってみるとグッと沈み込みながら反発力が強いことがわかります。この素材はとても高価ということで、通常はかかとだけに使用するそうですが、YAMAPインソールは全面に貼ってあります。

表面素材にはラコルトと呼ばれるスウェードのような素材が貼られていて、これが結構滑る。滑ると靴擦れが起きるんじゃない?と思いがちですが、滑る方が足はダメージを受けにくいという理論でわざと滑るようにしたとのこと。確かに靴擦れが起きないのです。不思議。

カーボンはインソールに最適だそうな

登山では足裏にかかる力は当然大きい。その衝撃を受け止め足裏を保護するためにカーボンが最適な素材だとBMZは言われています。インソールの中央部分に内蔵された特殊なカーボンにより反発力が強まり、長期縦走や荷物の重い登山などをサポートするとのこと。まだこのようなシュチュエーションでの使用はありませんが、日帰り登山でもその効果は抜群でした。

デビューは雪の八ヶ岳、編笠山・西岳の周回登山。インソールの存在感をしっかり感じるのはその反発力のせいなのか、使い込んだベーシックとはまた違う感触。足をしっかり保護してくれている感覚が安心感を感じます。

地味な存在だけに登っているうちに新しいインソールであるということは下山後まで忘れてしまうのですが、それだけ違和感なくトラブルなく歩けたという事。非常に高価なインソールですが、耐久性への期待も高まりました。これから長い付き合いになりそうです。

ということで、今回は登山道具の中でも地味な存在となりがちなインソールについて書いてみました。あくまで私の足には合ったということなので、登山道具は実際に試し履きしたり、試しに背負ったりして吟味することが最良。ただ、YAMAPインソールを試す機会はなかなかないので誰かの参考になれば幸いです。

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