【冬キャンプテクニック】3シーズンシュラフ2枚重ねで氷点下10度以下でもポッカポカ
最終更新日 2023-12-05年末年始は富士山の麓、ハートランド・朝霧で年越しキャンプをしてきました。恒例となった富士山年越しキャンプも8年目。
年末年始には最強寒波がやってくると言われていましたが、確かに久しぶりに氷点下13度まで冷えました。やっぱり不安になるのは就寝時の寒さではないでしょうか?冬用のシュラフを持っていなかったりすると冬キャンプは無理?と思いがちですが、工夫をするとポカポカ寝床は作れます。
今回はダウンシュラフinダウンシュラフ+αのお話を紹介します。
目次【お好きなところから】
我が家のシュラフ事情【2021年最新版】
我が家のシュラフは以下のラインナップとなっています。
冬用
・NANGA UDD810DX
・NANGA オーロラ600DX(廃盤?)
3シーズン用
・NANGA オーロラ450DX(廃盤?)
・NANGA UDD380DX
・NANGA スウェルバッグ280DX(廃盤?)
真夏高原用
・NANGA UDD180DX
滋賀県のメーカーNANGAばっかりになります。永久保証がついているというのは安心です。確かに価格はそれなりにしますが、一生ものと考えればね。
山の冬用・夏用シュラフ
このうちいわゆる「冬用シュラフ」となるのは上から2つ。UDD810DXなどは西穂高岳や八ヶ岳などの冬山テント泊で使用しています。春夏秋山では天候を見分けながらですがUDD380DXかスウェルバッグ280DXを使い分けています。
UDD180DXはポケットに入るんじゃないかと思うほどコンパクトなペラペラシュラフになりますが、夏の高原オートキャンプなどではとても重宝します。
オートキャンプ冬用シュラフは4人家族で2本のみ
さて4人家族の我が家では今回のような年越しキャンプでは冬用シュラフが足りません。電源サイトは利用しませんし湯たんぽも使っていませんが寒いと思ったことはありません。どうしているか?
ダウンシュラフinダウンシュラフでポカポカ
4人家族で行く場合のシュラフの分配はこうなります。
妻・・・UDD810DX
長男みー・・・オーロラ600DX
次男みぃ・・・オーロラ450DX
私・・・スウェルバッグ280DX in UDD380DX
女性は冷えを感じやすいということで最も高スペックは妻に。子ども達2人はレギュラーサイズとショートサイズということでそれぞれ分配。寝床もみーはヒルバーグアトラスという大空間、みぃ君は妻と一緒にヒルバーグナロ3GTという小空間(小さいテントの方が実際暖かいです)で寝ることからこのように分配しています。
シュラフinシュラフ
問題は私。我が家のシュラフラインナップで残ったシュラフの最大スペックはUDD380DXの快適使用温度3度。氷点下13度となると下手をすると低体温症に陥る危険性もはらんでいます。そんな時はシュラフをもう一本の3シーズンシュラフの中にinします。
こんな感じ。マットはサーマレストのZライトソル、コットは快速旅団で購入したベアーズコット。
元々ペラペラなシュラフなので圧迫感もなく中で自由に体を動かせます。今回も5泊しましたが夜間はずっと氷点下10度以下。それでも電源も湯たんぽも使わずにポカポカ、外側のシュラフのジッパーを全閉すると暑いぐらいでした。理屈としてはシュラフとシュラフの間に空気の層が生まれることで体からダウンに伝わった熱が逃げにくくなり、さらに外側のダウンも温まることで単体で使う以上に保温性を増しているということだと思います。
同じ原理はインナーシュラフを使った場合にも言えますが、経験的にシュラフinシュラフはインナーシュラフ以上に暖かいです。
インナーは安いので一本持っておいてもいいと思います。夏にはかけるだけでも使えますし。
通年使える3シーズンシュラフの有用性
冬用シュラフは当然ながら冬しか使えません。雪山などで3シーズンシュラフの重ね技を使うかというと怖くて試したことはありませんが、オートキャンプなどでいえば十分な力を発揮してくれると思います。個人的にはUDD810DXと同等と感じるほどの暖かさですから。
3シーズンシュラフは3シーズンはもちろんのこと重ね使いをすることで真冬のキャンプでも活躍してくれます。価格も比較的安いですから家族分も揃えやすい。もちろん4人家族で夏用ダウンシュラフを2本ずつ揃えるとそれなりになりますけどね・・・。仮に使わなくなったとしても3シーズンシュラフはペイペイなどでも高く売れます。使いたい人が多いですからね。ナンガはイベントなどで直接販売することがありますが、その場に陳列していない商品でも割引で販売して後日配送してくれます。キャンプのイベントなどでナンガブースがあったら是非お話を聞いてみてください。
3シーズンシュラフは荷物のコンパクト化にもつながります。
左から280DX、380DX、810DX。810はコンプレッション前ですが見た目以上に太くて大きいです。かと言って冬山用で考えると必需品なので手放せません。
ダウンの中のインナーの使い方の話+α
冬キャンプではシュラフのインナーとしてブランケットなどをシュラフの中に入れることがあると思います。我が家もよくやります。その際のブランケットをどの位置に配置したらいいか、先日ウェザーニュースで面白い記事が流れていたので紹介します。ちなみに我が家は経験的に背中側にブランケットを敷いていました。
どうしても毛布は体を上にかけてしまいがちですが、先にも書いたようにダウンは体からの熱を受けて保温性を高めます。毛布を体の上にかけてしまうと折角のダウンの能力が削がれてしまうことになるのですね。最も暖かいのはダウンシュラフの背中側にインナーを入れること。さらにダウンシュラフの外側にブランケットをかけるとより暖かくなります。実際に別物のシュラフと感じるほど暖かさが違いますからもし知らない方は是非お試しを。
まとめと紹介
これから1年で最も寒さの厳しい時期となりますが、冬キャンプはメインシーズンに突入です。初めての冬キャンプを楽しみたいという方に、3シーズンシュラフの活用方法を紹介してみました。ブランケットなどのインナーの位置についても色々と試してみると暖かさが違います。冬キャンプは過酷な環境下だからこそ工夫をすることに楽しさがあるように思います。
これから購入するならオーロラライトがおススメ。600DX以上はチタン加工で暖かさがアップしています。
380DXはとってもオールマイティーなダウンシュラフ。コンパクトでありながら山でもオートキャンプでも使用場面が多く、最も利用頻度の高いシュラフです。
夏用のシュラフとしてペラペラですが、そこはナンガ!厳冬期インナーシュラフとしても活躍してくれます。
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