今年もありがとう!2023四徳温泉キャンプ場小屋締めパーティー①

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2023年12月2日〜3日、長野県中川村の四徳温泉キャンプ場「小屋締めパーティー」に参加してきました。最後はやっぱり焚き火を囲み歌って踊り、薪ストーブのに温められながら語らい笑い。そんな2日間の記録を残しておこうと思います。

四徳温泉キャンプ場と中川村を改めて紹介

四徳温泉キャンプ場って?

長野県の南部、南信州中川村の山奥にポツンと存在するキャンプ場。周囲10kmに人家がほとんど存在しないのは、昭和36年の水害でそこにあった村が壊滅的被害にあって移転を余儀なくされたから。長い年月を経てその地に生まれた四徳温泉キャンプ場は、人が一度住めなくなった森と人を繋げ、未来に生きる本当の豊かな暮らしを提案する。大人も子どもも自然の中に飛び込んで身体に心地よい休息、心にワクワクした時間を得られるをモットーにするキャンプ場。
開湯450年という歴史を持つ強アルカリの温泉は名物で「ONSEN CAMP」を打ち出している。

野菜の美味しさにいつも感動

四徳温泉キャンプ場を訪問する際には行きも帰りも必ず寄るのが中川村唯一のスーパー「チャオ」。こじんまりとしたお店ですが、特筆したいのは野菜と果物の美味しさ。地元で取れた野菜の販売スペースは年々増えているように感じますが、とにかく味が良くて安い!ベリーリーフ、にんじん、ズッキーニ、白菜、ミニ青梗菜、トマト、ブルーベリー、桃・・・野菜と果物を購入するためだけに行きたいと思うほど。会員登録するとポイントがたまります。

人口5000人の村の迫力の祭り・花火

「中川どんちゃん祭り」は8月第一土曜に行われる中川村の夏祭り。今年はキャンプ場から会場へ行って目の前で打ち上げられる大花火大会を満喫!その迫力たるや!来年も必ず予約を取って欲しいと子どもからせがまれています。そう言えばその時の記録はブログにアップしていませんでした。

これまでにも四徳温泉キャンプ場の魅力は何度も書いてきましたが、自然の中でいっぱい遊びたい我が家からすると理想のキャンプ場。名古屋からも車で2時間〜3時間ほどと手軽な距離もちょうどいいのです。

そんなキャンプ場には今年も何度訪れたことでしょう??そして恒例の小屋締めにももちろん参加してきました。落葉したカラマツの森で火を囲んで最高の時間を過ごしてきました。

2023四徳温泉小屋締めパーティー

いつものようにチャオに寄り、地元の野菜や大鹿とうふなど必需の品を買い出して到着した四徳温泉キャンプ場。車から降りた瞬間にいつもの匂いが体を包み込み、それだけで気持ちが安らぐから不思議です。通い慣れた場所の安心感はDNAレベルで心を軽くするのかもしれません。大袈裟ではなく。

ホームベースはフォレストサイト

受付を済ませ、車で向かうのは少し離れたフォレストサイト。カラマツの森の中に拓かれた直火可能なキャンプエリア。荷物は少し急な自然の坂を台車で運びます。

広いフォレストサイトには限定7組のみ。今回はほぼここで知り合った人たちばかりという組み合わせに。我が家はいつものヒルバーグナロ3GTとタトンカ2TC。設営、撤収が素早く終わる組み合わせです。

ポールはメインの2本は普段のサブポール180cm、四隅をトレッキングポールで跳ね上げて、通常よりも低めの天井への焚き火の熱が均等に逃げるようにしています。

中心に直火のかまどを配置。到着と同時に子ども達が「森のお掃除」と集めてくれた小枝や細薪をくべて早速火を起こします。

昼過ぎからはキャンプ場の中央にある焚き火サークル周りで小屋締めパーティー1部が始まります。焚き火の熱で簡単に鍋だけ仕掛けておき、お腹が空いたら好きに食べるスタイルです。

細かい小枝を拾い集めて投げ入れればパッと火力が上がりますが、すぐに下火に。上手に少しずつ太い枝などに火を移してくのはいつやっても直火、拾い薪が許される四徳温泉キャンプ場フォレストサイトの楽しさです。

コマまわし練習会開始!

いつもの子ども達が集まり始めると、今流行り?のコマまわし練習会がスタートです。

マイこまはもちろんのことマイこま板(コマを回すための板)持参も!大人も混じってあちこちでコマまわしの腕を磨く事に熱心。

コマ遊びはキャンプとは相性いいかもしれません。電気も電波もいりませんから。私自身も2段の技を全て成功させ認定を受けました。次は3段を狙おうと思っています!

空気を写す SIGMA 56mm F1.4

夢中で遊んでいる間も焚き火に薪をくべたり、写真を撮ったり。コマまわしと同じようにお腹が空きます。

この日はタラが安かったのでチャオの地元野菜と一緒に鍋にぶち込みました!

12月にしては日差しがあると暖かく、焚き火の日があればとても快適な時間。

ここまでは普段あまり使っていなかったSIGMAの56mm F1.4で撮影。中望遠域のレンズなので被写体からかなり離れないといけませんが、マイクロフォーサーズでもこれだけボケを得られるので撮影が新鮮でとても楽しい。

スキレットで蒸し焼きしたサツマイモ。失敗しらずで甘さが際立ちます。

命をいただく

狩猟免許を取得して自宅の冷蔵庫内にはジビエがいっぱいというF家はいただきもののカモを持参。スベスベした羽の感触を確かめた後は子ども達で羽をむしります。

みんな興味津々。散弾銃で撃たれたカモをこんな間近で見るのは初めて!

羽を抜く作業がとても大変らしく、捌く前の一大作業とか。油を含んだ羽はツルツル滑るみたいで案外難しいみたい。そんなことも経験ですね。

綺麗にお肉になったカモさん。晩御飯になってみんなでいただきました!ありがとう。

小屋締めパーティー第一部は「カナデル幸響楽団」のミュージカル

四徳温泉では森の木をみんなで切って家具などにする「木と人の縁日」、アーティストと一緒に楽しむ「音泉縁日」、「むらびと祭」など多彩なイベントが開催されますが、音楽やダンスが定番です。

今年の小屋締めを彩ったのは地元中川村で活動する「カナデル幸響楽団」。過去に何度かパフォーマンスを見たことがありますが、今回は初めてのミュージカルを四徳の森で上演。

15時からのスタート。会場の焚き火サークル周りには火を囲んで席が設けられていました。

テーマは森の歴史、森が生まれ、豊かに育ち、そして消滅し・・・そしてまた生まれる。その自然の営みを動物や木々や草花に扮した出演者が表現していると感じました。

時には観客にも語りかけ伝えながらストーリーが進みます

力強い歌声とダンスに魅了され、寒さも忘れるようなステージ!これまで聴いてきた曲がストーリーとして理解でき、人と森の関係を考える時間に!そして、この話はここ四徳であった実際の出来事を題材にしているんだなということも伝わってきました。四徳温泉らしいステージ!素晴らしかったです。

最後は四徳温泉を運営する合同会社の代表久保田さんも参加!楽しそう!

そしてやっぱり最後はみんなで歌って踊りましょう!四徳の森で人々が歌う。60年以上前に村ごと無くなったこの地で、こうやって人々の声が響くって実は森にもとっても大事なことなんだよねということが実感出来る時間でした。

少し長くなってきたので、続きます

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