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アウトドア水筒「プラティパス」にも寿命の時が・・・乾燥は?新品購入したので今更レビュー~登山・キャンプの必需品です

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最終更新日 2023-12-05

いつまでも一緒だろうと思っていたけれど・・・その時は突然訪れました。

気が付いたのは妻。年末年始の年越しキャンプで「あれ何か漏れてない?」と妻。

いつものように満タンに水を入れていたプラティパスからポタポタと水滴が垂れているではないですか。

「まさか・・・あの丈夫なプラティパスがまさか!」

取り合えず手持ちのダクトテープで応急処置をしたのですが、今後ザックの中で漏れたりしたら目も当てられません。

あの山にもこのキャンプでも一緒だったプラティパスでしたが・・・

チーン、1512円。

涙を飲んで買い替えました(大袈裟)。

燕岳でご臨終を迎えたようです

思い返すと、恐らく昨年末にテン泊で登った燕岳でご臨終を迎えたように思います。

この時、強い寒波が入っていたこともあり、テント内に置いていたプラティパス内の水が翌朝には全て凍りついてしまいました。

朝食のために水を必要とした私は、プラティパス内の氷をげん骨で殴りながら少しずつ溶かして使いました。多分その時に氷の先端が長年使って弱ってきていたプラティパスの表面に傷を付けてしまったのでしょう(涙)。

まあ確かに随分弱っているなとは思っていたのです。色々な所に亀裂が入ってはいましたから。

今回新品と比較して改めて色の違いにビックリしました。

汚い(笑)全体的に黄ばんでいますね。

細かい所で若干変更されているのを初めて知りました。

ちなみにご臨終を迎えたプラティパスは2代目。新しく迎えたのは3代目ということになります。

改めて「プラティパス」の登山・キャンプでの活躍について説明してみる

プラティパスというのは「カモノハシ」のことです。形がカモノハシの口ばしに似てるからなんでしょうか?

アメリカのカスケードデザイン社で製造されていますが、登山の現場では定番中の定番。

一方流行りのキャンプシーンではそれほど使われていないと思われます。ギア感が乏しいからでしょうか?しかし一度使えばその便利さを実感できることうけあいです。

登山シーンで圧倒的シェアを誇るプラティパスの魅力

プラティパスはテント泊の現場で圧倒的なシェアを誇っているのではないでしょうか。

登山というスポーツ自体、大量の水分補給を必要としており、逆に水が切れてしまったらあっという間に倒れてしまうという危険もはらんだスポーツです。背中に背負ったザックの中にしっかり水があるという安心感は、登山中の心の安定に実は非常に大きく寄与しているのです。大袈裟でなくね。

わずか36gの本体の中に2.5リットルの容量

わずか36gという超軽量の本体の中には2.5リットルもの水を詰めることが出来ます(2リットルボトルの場合)。

さらに、クルクルと巻いて仕舞うことも出来るので、ザックの片隅に仕舞いこんでおいても全く邪魔になりません。

ちなみに、テント泊の夜はとても喉が渇きます。私は枕元にもう一つ小さめの1リットルボトルを置いておき、夜間目が覚めた時にそこから飲むようにして乾燥を防ぐようにしています。高山病予防にも水分補給は重要ですしね。プラティパス様様です。

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仕舞う時には写真の様に輪ゴムでとめています。

荷物の増えるキャンプシーンでクールで実用的なウォータージャグとして活躍

クールかどうかはわかりません(笑)、しかしプラティパスはウォータージャグ替わりに実用性があることは間違いありません。

今はやりのキャンプ。実は昨日名古屋市守山区のワイルドワンというお店に行きました。

昨年?一昨年?名古屋にも進出したアウトドア専門店ですが、人の多さにビックリしました。ファミリーはもちろん、若いカップルや熟年のご夫婦、若い男性グループなどがあっちでもこっちでも「ランタン欲しいな」「このテント可愛い!」と盛り上がっていました。

大概オートキャンプなので車でキャンプ場へ行き、敷地内には水道が引かれていることが大半だと思います。山のように1リットル200円とかで水を買う必要もないし、必要ならば近くの水場まで行って蛇口をひねればいいのですが、多分昔のキャンプの名残でしょうね、「ウォータージャグ」はキャンプの必需品のようになっています。

40年近く前、キャンプ場が未整備だった頃は沢から水を汲んで飲み水、料理など全ての用途に使っていました。私も日に何度も沢に行っては水を汲んで来たことを覚えています。その時はジャグというかバケツのようなもので水をためて居ましたね。飲み水は濾過した上で煮沸して飲んでいました。

キャンプでは登山の場合などとは違い、料理にも大量の水を必要とすることも多く、テントサイトの中に汲んでおいた水を溜めておけるのは便利ではあるのですが、水というのはとにかく容積が大きく重い。大きなウォータージャグは車の積載を圧迫しがちです。プラティパスならそんな心配はありません。

我が家は4つのプラティパスボトルにそれぞれ水を入れ、ウォータージャグ替わりに使っています。

仕舞えばペットボトルよりも体積が小さく、鍋などに水を足すときにも備え付けタイプのジャグよりも便利。仕舞い寸の問題だけでなく、料理などに使う時にも2リットルぐらいに小分けになっているのは実用的だと感じます。

自立するというのもプラスポイントだと思います。試しに大きなジャグのサブ的な位置づけで利用してみてはどうでしょう。恐らく普通に使えば10年以上はもつと思います。

よく話題になる「プラティパス乾燥問題」について

最後に、このプラティパスには1つ、利用者を悩ませるある問題があります。それは「どうやって乾燥させるか」ということ。

使用後のプラティパス内部には必ず少なからず水滴が残ります。どんなに振っても吹いてもなかなか乾燥しません。そのままにしておくとカビが生えるのではないか、衛生的に不安ではないかということになります。

私は個人的にはあまり気にならないのですが(笑)、例えばアルコールを中に吹いて強制乾燥させる、冷凍庫に入れて次回まで仕舞っておくなどの方法があります。

しかし、個人的にプラティパスを乾燥させる最も簡単な方法はこれだと思っています。

半分に千切ったティッシュを投入し、1~2分振るとあら不思議

タイトルの通りです。

こちらが乾燥前。細かい水滴が全体についていることがわかります。

こちらがティッシュを入れて2分ほど振った後です。

写真では分かりにくいかと思いますが、隅々までほぼ水滴が取れています。後は内部のティッシュを箸などで取り出せばお終いです。

コツはティッシュを半分に千切ること。一枚のまま入れると大きすぎて細かいところまで届きません。振る際には少し空気を入れて膨らませた状態にしておくことも大切です。一度お試しください。

ということで、長年の付き合いであった2代目プラティパスがご臨終の時を迎え、3代目に引き継いでいくというお話でした。ただ、ダクトテープはとても有用で、2代目が負った傷は完全に塞がれております・・・。このまま使おうかしら(笑)

用途に合わせて選べる「プラティパス」

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