ふるさとの森へ帰ってきたような「四徳温泉キャンプ場」2021年夏想定外の1泊キャンプだったけれど
最終更新日 2023-12-052021年のお盆キャンプは四徳温泉キャンプ場へ。
年末年始とお盆という我が家の2大行事の1つとして、今年も4泊5日のキャンプ予定を立てていましたが、秋雨前線の停滞という予想外の事態によりキャンプ場へのアクセス道路寸断が予想されるという可能性が高まったためキャンプ場がクローズ対応に。急遽1泊のみで切り上げる事にになりましたが、それでも慣れ親しんだ故郷に帰ってきたようなゆっくりと楽しい時間を過ごすことが出来ました。
withコロナ時代のキャンパーズガイドラインを参照して出発
前置きです。読み飛ばしていただいても構いません。
現在全国的に新型コロナウイルスの感染が急拡大しています。不要不急の外出云々が訴えられていますが我が家は変わりなく出かけることとしました。
「屋外の安全性の高いアクティビティだから」「ワクチンを打ったから」など言い訳?をするつもりもありません。マスク無しで毎日濃厚接触状態で働く福祉労働者でありながらいまだワクチン接種の機会を得れていないことには憤りを感じていますが。オリンピックの強行によって感染が爆発的に広がった事を盾にするつもりもありませんが、小池都知事が自宅療養者の死亡を本人の責任のように冷淡にコメントしたことなどには納得は行きませんが。でもだから行くんだ何ていう投げやりなことではありません。
去年の今頃などは「我慢している人がいるんだから、行くのはいいがこっそり行けばいい。わざわざ行ったとネットに上げなくてもいい」などという意見もSNS上などで溢れていましたし、実際に昨年夏前までの短期間はキャンプも登山も出かけなかった時期がありました。しかし、この約1年半の経験により守るべきことは守るけれど、ただ言われた通りにすればいいとも思っていません。私個人としては医療政策も含め、自民公明の政権の長年の失政の結果だとも思っていますし、次の選挙でしっかり結論を出さなければいけないと思っています。
考え方の違いは人ぞれぞれあるでしょう。しかし多くの人も思っているのではないでしょうか。もちろん感染したくないけれど、ただ自粛を強要されるだけというのには納得がいかないというのが私の率直な気持ちです。
withコロナ時代は必ず来ます。その時にどうするか、事細かなキャンプ場毎の対策も必要となってくると思いますが、四徳温泉キャンプ場のホームページには上のようなガイドラインや動画での説明が丁寧に掲載されています。以前より地域の水資源の汚染を防ぎ、流し場を極力使わないでも洗い物が出来ることを丁寧に伝えてきた四徳温泉キャンプ場の姿勢は共用施設での接触の機会の低減にも結び付くことだと考えています。このキャンプ場のコロナ対策と自らの対策をしっかり行うことを前提にお盆のキャンプを楽しんで来ました。
ふるさとの森へ帰ってきたような短い夏の1泊キャンプ「四徳温泉キャンプ場」
いつもながら前置きが長くなりました。では本編に行ってみたいと思います。
到着したのは2021年8月11日。前日夜まで仕事ということもあり、深夜3時過ぎに起きて準備を進め、出発したのは午前6時過ぎ。中央道を松川インターで降りてから四徳温泉へ向かう山道を走ること約30分。9時前に管理棟である「ゆ家」へ到着。通常は10時からオープンですが、開いている扉を覗くと顔見知りのスタッフの方がいたので早速挨拶。みぃ君もまた来たよと何だか嬉しそう。まるでふるさとへ戻ってきたような感覚です。
早速気になって触っているのは「森をつくる暮らしをつくる」をコンセプトに伊那谷のアカマツを材料として家具作りを行うパイオニアプランツのチェアとテーブル。ゆ家の家具がパイオニアプランツのもので統一されていました。質感の良さにみぃ君も興味津々。座り心地が良くてそのまま眠ってしまいそうでした。HPを見ると四徳温泉で販売もしている??聞いてみてもいいかもしれません。
フォレストサイトはゆ家を出て一度車で移動。オートサイトとは川を挟んで反対側にある一日限定7組のみの場所。落葉松の木々の隙間から落ちる光が美しいサイトです。近くに汲み取り式のトイレ(とっても綺麗に管理されています・入口の扉も木材のものに変更されていました)、車は横づけ出来ないという仕様ですが、直火も可能なとても魅力的な空間です。
ちなみにお隣との間隔はこんな感じで空いています。贅沢。
事前の雨予報、それも結構降りそうということでオープンタープはやめてヒルバーグのアトラスを選択。実はこの前に行った「青木の平キャンプ場」にてアトラスの大きな開口部に取り付ける別売りのメッシュを試して調子が良かったので迷わずこちらにしました。オープンタープはもちろん気持ちがいいのですが、度を越した雨や風には弱いですからね。
こちらは開口部を透明にしてしまう「ウレタン窓」。冬キャンプで重宝しそう・・・。
簡単にお昼ご飯を食べた後は妻とみーは一足先に温泉へ。私は川へ行きたいというみぃ君と一緒に歩いて5分ほどのサニーサイト横の小川へ。
一部少しだけ深い場所もありますが、基本は浅めの川。それでも都会の子が遊ぶにはライフジャケットは念のため。四徳温泉は標高800ⅿ。この日インター付近では33度ほどでしたがキャンプ場付近は25度程。最初は入れた足がキーンと冷えますが、しばらくすると慣れてきてちょうどいい冷たさ。これが1000ⅿ越えて行くとなかなか入るのに勇気がいる温度になりますからね。
あまり川キャンプをしない我が家なのでみぃ君は水はちょっと恐る恐るな感じ。それでも下流へ探検に行ったり、寝そべったり。
途中に作られている川のブランコでいい笑顔。天気が不安だったけれど川で遊べて良かったね!川で冷えた体はゆ家に戻って開湯450年のツルツル温泉へ。キャンプ場に温泉があるってやっぱり最高です。
キャッチボールをしたり虫取りをしているとあっという間に夜に。
今日の晩御飯はハンバーグです。何だかキャンプっぽくないかもしれないけれど、デミグラスソースで煮込んだ煮込みハンバーグが長い初日の疲れを取ってくれたかも。我ながら美味しかったです!
みーはキャンプでも勉強。成績は別に大して良くないのかもしれないけれど、勉強することは楽しいらしい・・・理解するということに面白さを感じているというのは嬉しいこと。ということで3人で焚き火を囲んでワイワイ。空は雲が広がって星は見えなかったけれど気温も20度を下回って焚き火がちょうどいい。焚き火の薪は500円払って場内に積まれている間伐材をノコギリで切り出して準備しておきました。500円で使い放題。森の再生に参加しながら焚き火を楽しめる四徳温泉ならではのいいシステムです。
長袖長ズボンがちょうどいい気温。夜9時過ぎには一日よく遊んだみぃ君がイスでウトウト。そのままナロへ移動してオヤスミなさい。シュラフは持ってきてはいたものの、結局ブランケットでちょうど良かったとのこと。最低気温は17度ぐらいでしたがナロの中は暖かいから。
何かと便利なペンドルトンブランケット。
その後もしばらく焚き火を楽しんで、日が変わる前にはオヤスミナサイ。
キャンプ。色々な楽しみがあるものの、ただ家族が外で寝るという共通の体験をすることに何だかとっても根源的な価値を感じるのは私だけでしょうか。その時間が持てたことがとても嬉しいのです。そんなことを改めて思いながらあっという間に夢の中に落ちていきました。
翌朝目が覚めたのは5時。深夜からしばらく降り続いていた雨も上がってキャンプ場全体がまだ静まり返っています。もう一寝入りしようかと思ったものの何だか勿体なくてそのまま静かな時間を楽しむことに。
静かなアルコールストーブでお湯を沸かしてコーヒーを。この日の豆はルワンダ産。
案外便利なのが写真の小さな焼き網。ユニフレーム製だからなのか全く持って頑丈です。
前日切っておいた薪が雨に濡れていたので乾かすためとお湯を作るために焚き火開始。まだこの時には「あとで今日分の薪を切り出しに行かないと」と思っていたんですよね。雨も降らずに徐々に明るくなってきていました。
空には青空。
アトラスにも朝日が当たって輝き始めていました。ただ、この日の昼過ぎからは雨予報ということは何度確認しても変わらず。
7時を過ぎると2人が起き出してきました。
日が変わっても勉強していたようです。みーは小さい頃からキャンプに行くとよく寝る。
本当に雨が降るのだろうか・・・と思ってしまうほどのいい天気。それでも気温は上がることもなく確かにこの時期としては冷たい風が吹いて普段と様子が違っています。
遅めの朝食を4人で取った後、私は買い忘れがあって買い出しへ。その先で妻から「雨によってキャンプ場をクローズすることになるかもと説明があった」と連絡を受け、急遽引き返して状況を確認。この日から訪れる予定だった他の家族も泣く泣くキャンセルしたとのこと。雨キャンプ自体は問題ないとしても帰りの道路が寸断されると困ると考え、今回は無理せず1泊に短縮して撤収することに。
キャンプ場としてもお盆の最盛期にこの判断は辛かったと思うものの、実際に帰ってきてからのニュースの情報などを見ていると判断は正しかったかなと納得です。安全を第一に判断してくださったスタッフに感謝。
4人で大急ぎで撤収を終えた頃に弱いながらもポツポツと雨。帰り際に再度温泉へ入り、帰路は前回来た時に気に入った隣村である大鹿村「するぎ農園」に車を走らせて美味しい手打ちのお蕎麦やスイーツをいただいて夕方には名古屋へ。
これを書いている今この時も天候が良ければキャンプ場にまだいたはずだけれど、天候には逆らえません。こんな経験もまた経験値になるのかな。来年はみーは受験生。4人での四徳はもしかしたら最後になってしまうかもしれないと思っていただけに短縮は残念ではあるけれど、1泊でもとても楽しい濃厚な時間を過ごすことが出来た2021年お盆キャンプでした。
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