【北岳-光岳縦走・装備編】こんな装備で歩いた南アルプス6泊7日テント泊縦走

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最終更新日 2023-12-05

6泊7日の自身としても最長のテント泊縦走となった2023年9月中旬の南アルプス北岳から光岳までの登山。公共交通でのアクセスや登山口での回収の様子などはそれぞれ記録としてブログ記事にまとめましたが、今回は装備を全て一覧とし、パッキングについても簡単に備忘録としてまとめておこうと思います。

一年前にも北岳から塩見岳まで同じ時期に歩いていたのですが、「あれ?何を持って行ってたかな?」「ダウンいる?」など忘れているたことからの反省です。

南アルプス6泊7日縦走の概要

9月の南アルプステント泊縦走装備リスト(7日間分)

北岳から入り塩見岳や赤石岳などを経由し、光岳まで歩いた今回の登山。荷物の多くは食料となったかなと思いますが、シュラフの選択や衣類なども記録しておかないと忘れてしまうと思い、備忘録も兼ねて装備一覧や評価を記録しておこうと思います。

商品名・必要度・重量・紹介記事や備考を一覧化しています

商品名必要度重量紹介記事・備考
【テント泊基本装備】
山と道ONE★★★700g体にフィット重さを感じない
シートゥーサミット
ウルトラシルナノドライサック35L
★★★46g荷物の濡れ対策には必須
ナンガUDD380DX★★680gダウングレードも可
ニーモゾアショートマミー★★★295g今年購入装備の中でヒット
山と道ミニマリストパッド★★★53g一枚あると何かと安心軽量マット
サーマレストZシートソル60gテン場くつろぎ用
キャリーザサン ソーラーランタン★★★57g紹介記事
ファイントラック カミナドーム1★★★1100g重量と安心感のバランスが良い
タイベックシルバー★★★25g安価で丈夫
チタンペグ3本、チタンピンペグ1本★★★20gピンペグ1本で可
光岳テン場はペグ推奨
【ウェア類】
スポルティバウルトララプターⅡGTX★★★710g気に入って2足目
YAMAP別注カーボンインソール★★★紹介記事
ダーンタフ
ブーツソックフルクッション
★★★長年愛用中の靴下
インジンジ ライナークルーウール★★★5本指インナーソックス
靴擦れ知らず
山と道 ストレッチメッシュキャップ★★★34g汗っかきなので涼しい防止必須
ファイントラック
フロウラップフーティー
★★★310g紹介記事 ちょうどいい行動着
ミレー
モルフォジップロングスリーブ
★★★185g夏でも長袖ベースレイヤー
聖平小屋Tシャツ(2022年版)生地厚く速乾性低い・2023年版は良
ノースフェイス バーブライトパンツ★★★すでに3本目
CWXジェネレーターモデルクール★★★登山を楽にする必須装備
下着モンベルジオライン★★★不快感なし
ノースフェイス
クライムベリーライトジャケット
★★★250g軽量なゴアテックスレインウェア
モンベル レインダンサーパンツ★★★258g軽く必要十分
イスカ
ダウンブラステントシューズロング
★★★200g足冷え対策・安眠保証
ナンガ
エアリアルダウンパーカー
★★★ナンガの本社セールで購入した
紹介記事
【クックウェア類】
エバニュー Ti U.L. Solo set 750★★★99g持ち手がゴム保護のため使いやすい
プリムスパワーガス250225g今回は110Tで十分だった
ユニフレームFDシリコンスプーン★★★19g汚れ落としができるスプーン
プラティパス2リットル★★★定番品
【食品類】
伊藤園健康ミネラル麦茶パウダー★★★40g南アルプスの水でお茶作り
モンベル白ご飯(アルファ化米)★★100g100g✖️9食分 メイン食料
少々多かった
アマノフーズ味噌汁★★★180g10食分 味噌汁は大事です
永谷園お茶漬け、ふりかけ★★★味に変化を与えてくれ必須
アマノフーズビーフシチューなど★★★約350g助かりました
サラダクラブチキンささみ★★★320g40g✖️8食 タンパク質確保に
コンビニパン3種★★★400g食欲が落ちた時に助かりました
くるみ餅★★★400g40g✖️10個 行動食ナンバーワン
森永製菓大粒ラムネ★★★123g41g✖️3袋 糖分補給
ゼリー類★★重いコンビニゼリー 重い
マグオンエナジージェル★★★246g41✖️6個 力が湧く気がする
ナッツ類★★重い重いけれど、口寂しさに必須
【その他装備】
ラティパスビッグジップ EVO ★★★160g長期縦走ではハイドレーション必須
ペツルアクティックコア★★★88gほご最小照射で使用 紹介記事
asobitogear ASOBI-Pocket★★★サコッシュ必須 紹介記事
薬等各種必須150g痛み止め、吐き気どめ、テープなど
歯ブラシ★★★必須ですね
手拭い2枚★★★様々に使用。汚れ落とし
asobitogear財布★★★軽量コンパクトな山財布
ココヘリ★★★お世話にならなくて良かった
フィザンコンパクトFREELIGHT別注★★★158g超軽量なトレッキングポール 紹介
プロテクトJ1 皮膚保護クリーム 35ml★★★30g紹介記事 足指保護クリーム必須
東京ベル 消音機能付き熊鈴★★★消音機能は便利
携帯トイレ★★★南アルプスでは必須 今回使用せず
モンベル
ロングテイルトレッキングアンブレラ
152g出発時雨のため
スーパーのゴミ袋★★★ゴミ袋などに活用
ペットボトル空き★★お茶を作るために
【カメラ・デジタル類】
Anker PowerCore Essential 20000 ★★343gバッテリー残量は4割ほど
Lightning、タイプC★★★タイプB忘れ
Leofoto MT-03+LH-25162g今回三脚出番なし
OLYMPUS
M.ZUIKO DIGITAL ED
8-25mm F4.0 PRO BLK
★★411gちょっと描写甘い?広角便利
Panasonic 広角 単焦点 LUMIX H-X09208g今回出番なし
OM SYSTEM/オリンパス OM-1★★★大変お世話になっております
2023年9月 南アルプス7日間縦走装備

思い出しながら一覧にしてみました。もしかしたら忘れているものがあるかもしれませんが、身につけた衣類やストックなどを除いて11kg程度。水2リットルなどを加えて総重量は約14kg。元々極端なUL化などは目指していません。必要なものは持っていくようにしていますが、大体このぐらいあれば十分過ぎるかと思います。

6泊7日ということで、食料がどうしても重いですね。リストに重さはありませんが、ナッツ類もかなり重さがありました。重量少しでも減らすために以下の事は行いましたが、課題もいっぱいでした。

食料品は袋から出してジップロックへ

食品のモンベル「白ご飯」は100gずつ個包装ですが、開封してジップロックへまとめ、「白ご飯」の袋を一つだけ使い回しました。若干ですが、重量を減らすことになったと思いますし、個包装のままよりもバックパックの中で嵩張らずパッキングしやすくなりました。

シュラフもテントも収納袋は一切使わない

普段から基本収納袋は使いません。シュラフはバックパックの中で他の荷物によって圧縮。テントは収納袋へ入れる手間が面倒なのでそのままバックパックに押し込みます。そうする事で撤収の手間が省け、若干重量を減らすことになっています。また、パッキングの際に荷物と荷物の間に出来る無駄なスペースを省く事につながっていると思います。

シュラフはダウングレードしても良かった

シュラフはナンガのUDD380DXを選択しましたが、テントシューズとダウン上があるのでダウングレードしても良かったと思います。

具体的にはナンガUDD180DX。重量は200g以上減らすことが出来ます。

ダウンシューズのおかげで冷えやすい足の末端部分を温かい状態にしておくことができました。そのことで夜中に起きることも少なく、睡眠の質を維持出来たと思います。停滞時に着用するダウン上は寝る時にも着用することが考えられるので、合わせてシュラフのダウングレードをしても良かったと振り返って思っています。あくまで山域、天気の状況などその時はそうだったという情報にはなりますが。

一覧にしてみると使わなかったものもハッキリ見えてきました。次回以降に役立てたいと思います。

バックパックへの詰め込み順、詰め込み方

南アルプス7日間縦走出発時のバックパック写真

一覧としてまとめた荷物をバックパックへ入れる、パッキングは下記のような順序で行なっています。

STEP
ドライサックをバックパックへ入れ、荷物を詰めていく

シートゥーサミットの35リットルドライストレージを山と道ONEの中に広げます。

①シュラフ、ダウン上、ダウンシューズなど軽いものを一番下になるように詰める

②すぐに使わないものを順に詰める。
着替え、コッヘル、マットなど
その上に食料、バッテリーなど。重い物を上に。

ドライストレージを空気を抜きながら閉じる。ドライストレージの中に濡れてはいけないシュラフなどを入れることで安心感が上がりますし、荷物を圧縮することが出来るので非常に便利です。

STEP
すぐ使う物をバックパック上部へ

閉じたドライストレージの上にテン場についてすぐに出すテントを詰める。
テントの上にレインウェや行動着(フロウラップフーディー)などを詰める。

STEP
外付けは極力せず、バックパックの横幅から飛び出さないよう注意

バックパックへの外付けは極力しないようにしています。南アルプスではまずあまりありませんが、岩場などで引っかかりバランスを崩す要因になりますし、気が付かない間に脱落して装備紛失の原因になりかねません。

新しく装備を買い足す場合には寸法などがバックパックのどの部分にどう入るのか考えてから購入するようにしています。

おおよそ上記のような自分なりのルールを作り、テン場での出発前のパッキングでもルーティーンにしてあれこれ考えないようにしています。1泊2日程度ならば10kg未満に出来ると思いますが、7日間ということを考えればまあまあ過不足なく頑張った装備ではないかと思います。

以上、6泊7日南アルプステント泊縦走、2023年9月中旬の記録です。

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