登山もキャンプも一旦休止と決めたらスッキリしたーコロナウイルスについて考える

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最終更新日 2023-12-05

当面は登山もキャンプもお休みしようと思っています

昨晩は3か月振りに近所の公園へ夜ランをしに行ってきました。少し遅めの時間とはいえ、満開の桜が見事な公園に人影は疎ら。

ゆっくりしたペースで10km。約1時間のランニングでスッキリと気持ちが定まりました。コロナウイルス終息の見通しが見えてくるまで登山もキャンプも当面休止しようと決めました。残念ですが。

急速に拡大するコロナウイルスの感染。つい3週間ほど前までは、GW頃にはキャンプや登山にも出かけられるのではないかと考えていました。キャンプがいわゆる「3密」ではないという扱いで新聞などでも取り上げられていた時期です。

しかし、東京の感染者数が日に日に増え続けるようになり、実際には発表されている以上の感染者が都市部を中心に広がっているということは素人の私でも想像に難くない事態になってきたと思います。

この土日、いくつかのキャンプ場のライブカメラなどを見ましたが、驚くほど混んでいるところもありました。「自粛」がいつまで続くんだという苛立ち、キャンプや登山はいいんじゃないかという考え、人の考えはそれぞれなんだなと本当に思います。

私自身が広げる側になるかもしれないという想像力

私の住む名古屋市も実際にはどれだけ広がっているのかわかりません。私自身も症状がないだけで実は感染しているのかもしれません。そうだとすると、私や家族が大好きな信州のキャンプ場や山域で、コロナウイルスを広げる媒介者になってしまうかもしれない。

確かにキャンプや登山は屋外で行いますが、道中に色々な所へ寄り道しますし、トイレなども共同です。温泉に入りに行くこともあります。簡易トイレを持ち、食料も水も持参して、温泉など寄り道は一切せず、キャンプ地でも人と交わらない、出来ないことではありませんし、でもその行動が出来る人はごく少数ですし、そこまでは必要ないと考えている方も大勢いるでしょうね。その考えや行動をとやかくいうつもりはありません。

色々なことを「考えすぎ」かもしれませんが、今は考えすぎてもいい時じゃないかと思っているということです。

「キャンプも山も逃げない」は正確ではないと思う

今回のブログ、ここからのために書きました→さて、これだけは言いたいなと思います。「キャンプも山も逃げない」というのは想像力を少し働かせれば正確ではないと思うのです。

「不要不急」「来年も桜は咲く」だから今年は自粛をという言葉をよく耳にします。同じく「山は逃げない」という言葉、「キャンプはまた行ける」という言葉も。本当でしょうか?

来年「富士山」が消え去っていることはないでしょう(活火山なので100%ないとは言い切れませんが)。でも、日夜登山道の整備に尽力され、登山者の安全登山の起点となっている「山小屋」はどうなのでしょう。コロナウイルスで登山者が減り続けたら。密集する山小屋で一人でも感染者が出たら・・・。登山者の減少で、営業の休止や自粛で経営危機に陥り小屋を閉鎖せざる得なくなったら・・・。山は無くならないかもしれませんが、日本の登山にとっては大打撃ですね。これも「考えすぎ」かもしれませんが、私は考えてしまいます。

とある南アルプス小屋番のつぶやき

とある南アルプスの小屋番の方がツイッターでつぶやかれたいたことが印象に残っています。その山がある自治体に関係する市民の方で感染者が発生。首長は山小屋にも営業自粛の要請を出します。同時に、営業の補償も自治体として行いますと明言されたと。だから安心して小屋を閉めることが出来ると。小屋で働く人達にも生活がありますからね。キャンプでも同じかなと思います。ここ数週間、キャンプ場で働くスタッフの生活は大丈夫かなと考えていました。

小屋やキャンプ場が経営危機で閉鎖されていくようなことは食い止めたいですね。正直ね、SNSやブログに書かずにヒッソリと山やキャンプに行くか?とも考えましたよ。行きたいですし、それで小屋や地域に少しでもお金を落とすのも大事なことなのかもと・・・。でもやっぱり違うかなと。上の小屋番の方が言われているような自治体の対応が本当ですね。そして本来は国の役割で息の長い営業と生活の補償をして欲しいと思います。

山中伸弥教授の5つの提言

この点ではiPS細胞でノーベル賞を受賞された山中伸弥教授の提言がとても明確で参考になります。

提言4 国民への協力要請と適切な補償
短期間の自粛要請を繰り返すと、国民は疲弊します。厳格な対応をとっても、中国では第1波の収束に2か月を要しました。アメリアでは3か月と予測しています。第1波が収束しても、対策を緩めると第2波が懸念されます。対策は、ワクチンや治療薬が開発され、十分量が供給されるまで続けなければなりません。数か月から1年にわたる長期休業の間、事業主に対しての補償、従業員に対しての給与の支払いや再開時の雇用の保証を、国と自治体が行う必要があります。
国民に対して長期戦への対応協力を要請するべきです。休業等への補償、給与や雇用の保証が必須です。各国首脳や政治家の手腕が問われています。

山中伸弥によるコロナウイルス情報発信「5つの提言」より引用

キャンプ場からの情報発信

先日お世話になっているキャンプ場の管理人さんから電話をいただきました。4月中旬のシーズンオープンを前に日々変わる事態に対してどうしたらいいか考えるが迷っていると。その地域には高齢者も多く、感染症対応病床は1床のみ。それすら既に埋まっている。都市部からの利用者により一気に感染が広がってしまったら受け入れられる医療体制が地域にない・・・。

印象的だったのは、地域の方を危険な目に合わせるわけにはいかないという言葉。地域に根差し、地域とともに成長しようと願うところがこのキャンプ場の好きなところ。是非率直な情報発信をキャンプ場からもして欲しいとお伝えしました。

早速「コロナ対策特設ページ」を設け、毎週状況を見ながら発信をされるとのこと。当面、愛知県も含む都市部からの利用も断り、自慢の温泉もお休みするとのことです。スタッフは地域の農家などで働かせてもらえそうとのことでホッとしました。

国はこういう対応をして感染を地域に広げないように考えているキャンプ場などへも営業の補償をしっかりして欲しいです。

考え過ぎだったと、事態が一日も早く終息に向かって欲しいですね

凄く正直に言えば、山にもキャンプにも行きたいです。子どもたちも行きたいと言いますし、高校生になったみーとはこの夏は穂高岳へ一緒に登る約束をしていましたから・・・。でも今は休止です。

時がたち、コロナウイルスが終息を向かえようとした時、山やキャンプに行っても大丈夫だった、そこまで自粛するのは考えすぎだったと言われたとしても、自分で決めた行動に納得しているのであれば後悔はないかなと思っています。そして、是非「考えすぎだった」という状況になるよう願わずにはいられません。もしも様々な条件付きで登山やキャンプは大丈夫だということになるならば、もちろん行きたいのですよ!

ブログはお休みしないようにしたいです

私にとってブログは自分を律するものでもあります。書くことで、安全な登山のための体力づくりや装備の見直しなど、日々準備をしなければならないと思わされ、行動がついていきます。

ということで、今シーズンの秋山・冬山(本当はもっと早くに終息を・・・)に焦点を当てて、ここ数か月間ウジウジしてサボっていた体力づくりを真面目に行おうと思いますし、道具の紹介などもこの際だから順次行えたらいいかなとか、書いていない過去の山行記録とかキャンプの記事とか書けるなとか、前向きに考えようと思っています。仕事の忙しさは変わらないというか加速しているので、それが出来るかわかりませんが(笑)

その中でも日々の体力づくりは一番です!冒頭に10km走ったと書きましたが、ベストタイムからは10分ぐらい遅く、右膝にわずかに痛みも。体は正直ですね。人と触れ合わない運動はOKということのようですから、心肺機能の強化、筋持久力の強化、バランス能力の強化などに取り組んで、いざ山に行けたときに楽しいものになるようにしたいと思います。最後は個人的決意です(笑)

 

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