• HOME
  • blog
  • 燕岳 , 登山
  • 新雪の燕岳に長男と登る②今シーズン初冬山は雪と青空と雲海の北アルプス
燕岳

新雪の燕岳に長男と登る②今シーズン初冬山は雪と青空と雲海の北アルプス

Pocket

最終更新日 2023-12-052017年11月12日、長男みーと2人で北アルプスの女王と呼ばれる「燕岳」へ登ってきました。
奇しくも前日に降り積もったパウダースノーを楽しむことが出来、雪化粧のアルプスの山々を眺めながらの今シーズン初の雪山歩きとなりました。
前回は中房温泉から燕山荘まで。

今回は青空の下を山頂までワクワクしながら歩こうと思います。

燕岳山頂へ青空と新雪の稜線歩き

燕山荘から燕岳山頂までは距離にして1Km。もうすぐ目の前です。真っ青な抜けるような初冬の空に白い燕岳の山容がひと際映えています。

新雪と言っても、稜線上の雪は風で吹き飛ばされたのかほとんど残っていません。風も弱く、こんなコンディションに出くわせたことが奇跡のようです。燕山荘前にザックをデポして山頂をピストンします。

燕岳

燕岳

雪化粧を始めたばかりの北アルプスの山々が太陽に照らされてキラキラと光って見えました。夏場の景色もいいですが、やっぱり白い雪をまとった山の姿は美しいです。ここから1Km、贅沢な稜線歩きを楽しみましょう。

振り返ると眩い太陽が照り付けています。改めて燕山荘は綺麗な山小屋です。年末年始は小屋明けされて多くの登山者を迎えることでしょうね。

燕山荘

小屋を出てすぐのあたりは、よく雷鳥で出くわす場所。もしかしたらと思っていましたが、今回は雷鳥の姿は確認できませんでした。雷鳥の数が徐々に減り続けているということですが、確かに昨年も剱岳で一羽見かけただけでした。燕岳では遭遇率が高かったのですが心配です。

燕岳、自然の造形美イルカ岩・メガネ岩

燕岳

燕岳は初めてだったみー。イルカがいるから探してご覧と事前に言っていたのですが、何人もの登山者が記念撮影をしていたのですぐに発見してしまいました。何人かの方から「イルカ岩ってどこですか?」と聞かれましたが、看板が出ているわけではないので、初見だとわからないこともあるかもしれませんね。

燕岳

自然が作り出した山のイルカ。本当にイルカにそっくり。槍ヶ岳をバックにイルカにタッチ!

通り過ぎたところから振り返ってメガネ岩。ちょっと写真だとわかりにくいですね。
燕岳は奇岩の山。北アルプスの女王と呼ばれていますが、もろく崩れやすい花崗岩によるその山体は、今もなお厳しい風雪にさらされながら形を変え続けているのでしょうね。そんなことを話しながらノンビリと山頂を目指します。みーとこうやって二人で再び北アルプスを歩けていることがとっても嬉しかったですね。

山頂直下の階段はまだ露出していました。この階段を登って左へ少し上がれば燕岳の山頂です。

燕岳

お疲れさまでした。標高2763m、日本二百名山「燕岳」、11月の新雪の中を登頂です。

燕岳

たまたま山頂に居合わせた若いご夫婦に撮影していただきました。その後Instagramで連絡をいただいたりして〜山での出会いは嬉しいです。ありがとうございました。みーは中学に入りちょっと大人びてきた感じで、嬉しさを素直に出したりしなくなりましたが、実際にはとっても嬉しかったようです。

この日の私のシェルはファイントラックのフロウラップフーディー。
念のためハードシェルも携行しましたが、結局登り口から下山まで着続けていました。透湿性の高さにより、行動中の体温変化に対応し、耐久性の高さは身体を守ってくれる安心感を与えてくれます。今回、耐風性もしっかりしていることがよくわかりました。2017年購入して良かった山用品の1つですね。

しばらく景色を楽しんだ後、お腹が空いたので燕山荘へ戻ります。

まるで雲の上を歩いているようです。

雪の上だから転んでも痛くない。本当に真っ白な綺麗な新雪でした。

燕山荘のカツカレーとトロトロチキンカレー

燕山荘に到着。お楽しみの燕山荘での食事。中はストーブがついていてポカポカしていて最高です。もう帰りたくなくなってしまいます。作戦かな?(笑)

カツカレーにニンマリ。山の上とは思えないクオリティー。
私はスプーンを入れた途端に肉が骨からホロっと離れてしまう、トロトロのチキンカレー。

美味しかったです。また食べるために登りたいぐらい。
下山の事故を防ぐために食後もユックリ休憩して体力回復。久しぶりの2500m超えの登山に若干疲れ気味だったみーもだいぶ回復した様子。日暮れ前までには登山口に到着したいので早めに戻ります。

燕山荘の外は人が随分増えていました。こんな天気ですからね。あちこちで喜びの声で溢れていました。

雲上散歩

燕岳

燕岳ともお別れをして下山します。

燕岳

帰りは見事な雲海に向かって歩きます。まるで雲の上を歩いているような感覚。このあたりも雷鳥に出会うことがあるポイントの一つですが、いませんでした。今頃は真っ白な冬毛になっているでしょうね。雲の上、遠くに富士山も頭を出していました。

燕岳

槍ヶ岳ともしばしお別れです。また残雪期あたりには槍ヶ岳行きたいですが、今年は雪多そうですね。

下山が苦手なみー。雪がある場所はまだいいのですが、この日は標高を下げて樹林帯に入るにしたがって地面が凍結。よっぽど全面雪道の方が楽ですね。みーはツルツル滑る道に手こずりながら時間をかけて下山しました。これもまたいい経験になっただろうと思います。

 

この日のウェア主なものの一覧

靴(スポルティバトランゴアルプエボ)、靴下は2重、
・下半身
パンツ(ノースフェイスVerb Pant)、機能性タイツ(cwxスタビライクス)、保温下(スーパーメリノウールexpタイツ)
・上半身
アンダーウェア(finetrackスキンメッシュ)、ベース(マムート トロバットプロ)、ソフトシェル(finetrack フロウラップ)
・着用しなかったウェア
ノースフェイスアルタイジャケット、finetrackエバーブレスアルマ、ミレーTYPHON 5000 WARM

 

 

さあ、今日は12月29日、今日いっぱいで仕事納めです。
昨夜からは急遽のショートステイ対応で連続35時間勤務中・・・。夜もほとんど眠ることが出来なかったので、かなりおかしなテンションになっていますが、明日の早朝からは4人で年越しキャンプへ出発する予定です。まだ何も準備出来ていないのですが、今から楽しみです。

現地からのリアルタイム投稿はあるかと思いますが、まとまった記事はこれが今年最後となると思います。
今年もありがとうございました。来年もまたよろしくお願いいたします。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でみーパパをフォローしよう!

Pocket

こんな記事も書いています

  1. のんさん

    過去記事で失礼します^^
    あけましておめでとうございます

    輝いてる白と青
    素晴らしい景色素敵です
    行きたい!

    こんな日にみーくんと親子登山いいなぁ
    他人事ながら、ここまで回復したってうれしいです