【鈴鹿】釈迦ヶ岳~雨乞岳~樹氷の山頂をつないで鈴鹿セブンマウンテンも達成

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最終更新日 2023-12-05こんにちはみーパパです。

最近は走ることにハマっている次男みぃ君。保育園から家への帰り道約2Kmを毎日走っています。先日は家の近くの名城公園を2人で約4Km。1Km5分ほどで走るので流石に驚きました。こんなに力がついて来たんだなとビックリです。

さて、今回は地元の山、鈴鹿山脈の釈迦ヶ岳雨乞岳を登ってきたので記録しておこうと思います。

名古屋から1時間でアクセス出来る鈴鹿山脈

少し強めの寒波の入った12月初めの日曜日。ヤマテンの予報では少しのまとまった積雪と、鈴鹿や比良山系でも樹氷が見られるかもしれないとのこと。

各地のライブカメラを見比べながら、八ヶ岳などもう少しまとまった雪が降るのを待つとして、今回は雪をあえて避けて少し長めの距離を歩ける山をと考え選んだのは三重県の鈴鹿山脈

名古屋から1時間ほどでアクセス出来る身近な鈴鹿山脈。滋賀県から三重県にかけて1000ⅿから1200ⅿほどの登りやすい低山がいくつも連なり、様々な変化に富んだルートが選べるのも魅力です。

その中でも藤原岳、竜ヶ岳、釈迦ヶ岳、御在所岳、雨乞岳、鎌ヶ岳、入道ヶ岳の7山を鈴鹿セブンマウンテンと呼び、以前には登山大会なども催されていました。

1964年(昭和39年)に、近畿日本鉄道、朝日新聞社及び名古屋テレビが中心となり、鈴鹿セブンマウンテンの登山大会が始まった。[1] 不特定多数の人が自由に参加でき、三重県山岳連盟がそのサポートを行った。以前は、各々の山頂に、鈴鹿セブンマウンテンを表記した山頂標識があった。34年間この登山大会が続いた。

実は鈴鹿セブンマウンテンについては未踏となっており、今回登った釈迦ヶ岳、雨乞岳で5年越し?の「セブンマウンテン達成」となりました。百名山含めあまり興味のない方ですが、地元で長年親しまれていた山を登ることが出来たのは嬉しく思いました。

朝明ヒュッテ周回で釈迦ヶ岳~雨乞岳

全長20Km、コースタイム約12時間の歩きごたえのあるルート

名古屋から高速を乗り継いで今回の登山口となる朝明ヒュッテに到着したのは7時前。今回はここを起点にして釈迦ヶ岳、雨乞岳を縦走して周回する20Kmのルートです。コースタイムは11時間35分。長丁場なのにちょっと寝坊しました(笑)

新名神高速の菰野インターが今年の春に出来たことで、自宅から登山口まで45分で到着。鈴鹿がますます近くなりました。

釈迦ヶ岳・朝明ヒュッテ駐車場から中尾根ルート

朝明ヒュッテには駐車場があり、管理人の方が一台一台回って駐車料金500円を回収されていました。

朝明登山口駐車場

朝明登山口駐車場料金

 

駐車場の車は少な目?でしたね。

ここからは鈴鹿で最も登山者の多い御在所岳、雨乞岳、釈迦ヶ岳などに登山道が四方に続いています。まずは北の釈迦ヶ岳へ向かいますが、釈迦ヶ岳へも庵座谷ルート、松尾尾根ルート、中尾根ルートと伸びていますが、今回は中尾根ルートを選択。尾根歩きが続くようなので楽しみです。

中尾根ルート入り口

鈴鹿は登山道が入り組んでいるので迷いやすい。中尾根ルート登山口は駐車場の端からすぐ続いていました。

鈴鹿に行くといつも思うのですが、この中日新聞の三角フラッグの飾りは景観的にどうなんでしょう・・・名物っぽいのかな?

しばらくは雑木林のような開けた場所を進みます。落ち葉で登山道が埋まり、踏み後が分かりづらかったのですが、ポツンポツンとピンクテープがあるのでそれを頼りに。

所々には立派な標識もあって助かります。中尾根ルート、この季節なので葉も落ちて朝陽が横から差し込んで気持ちがいい。

しばらくは尾根伝いに進みます。岩場などもあって登っていて楽しい。

地図上の1つの目印となっている鳴滝コバ。コバというのは昔峠越えをした人達が休憩をした場所とか。なるほど振り返ると御在所岳が望める気持ちのいい地点でした。

しばらく進むと庵座谷ルートとの合流点。ルート上に所々雪が出始めました。

薄っすらと。しっかり積もりきっている訳ではないので滑りやすくて気を使います。

山頂に向かう手前の地図上危険マーク地点。キレットのようになっていて、普段ならなんていうことはないのでしょうが、兎に角滑りやすい雪が嫌らしかったですね。ただ、特にアイゼン等は使いませんでした。

天候は急激に悪化中。雨混じりの強い風が吹いて体が持って行かれそうでした。

山頂付近は樹氷天国。

青空だったらより美しかったのでしょうけれど、それでもそこまで標高の無い山で1時間ほどでこの景色が見られるのは鈴鹿の魅力ですね。

樹氷になった氷が風に吹かれて地面に綺麗な模様を作っていました。

登り始めて1時間30分、釈迦ヶ岳山頂に到着。1092ⅿ、鈴鹿セブンマウンテン6座目です。

登山口から山頂までのコースタイムは2時間20分ですが、危険個所もなく、天気が良ければ景色も良好でしょうし子連れなどでもおススメのルートですね。山歩きのトレーニングにも持ってこいかも。

釈迦ヶ岳から根の平峠

次の雨乞岳までは約10Km。まずは中間地点となる根の平峠までの約5Kmの道を行きます。

山頂からすぐの分岐をハト峰方面へ。

一旦下ってから1058ⅿの猫岳へ。根の平峠までのルート上はこのような細かいアップダウンが連続します。

釈迦ヶ岳から20分で猫岳到着。もちろん猫はいませんでした。この雪だとコタツで丸くなっているでしょうね。

猫岳を過ぎると突然景色が変わりました。天気が良ければ鈴鹿の他の山も見渡せるのでしょうね。

一度樹林帯の中に入ります。尾根から下りるように登山道が続いているので見失わないように注意。

猫岳から30分でハト峰到着。

少し離れてハト峰を見ると、山の中にポツンと白い丘が出来たような。花崗岩の風化で出来たのでしょうか?不思議な光景です。

ハト峰から一度登り返し、金山、水晶岳方面へ進みます。途中まるで日本庭園のような不思議な低木の平地。

少し青空。何とか持ってくれたらいいのですが。

標高900から1000ⅿ付近をノンビリと歩きます。誰も居なくて一人旅。後から聞いたのですが、釈迦ヶ岳と雨乞岳を繋いで一日で歩くというのはメジャーではない?みたいですね。展望も開けていいルートだと思いますが。

中峠

根の平峠

10時に中峠、10時27分に根の平峠へ到着です。雨乞岳への分岐となる根の平峠は御在所岳や朝明ヒュッテへの分岐ともなっていて、少し開けた展望地。行動食の大福を頬張ってこの日初めての小休止です。

ちなみに釈迦ヶ岳からコースタイム3時間5分を約2時間でした。

根の平峠から杉峠

今回のルートの中で最も人里離れた雰囲気を感じられたのがこの区間。

愛知川源流域を歩きながら何度も渡渉を繰り返します。新緑の季節は気持ちいいでしょうね~ヒルに襲われるのかな?

暫く歩くとコクイ谷出合。南へ進むと東雨乞岳と御在所を繋ぐルートの分岐へ。今回は雨乞岳に向かう杉峠方面へ向かいます。

澄み切った沢を渡渉。夏は気持ちいいだろうな。

区間中人と会ったのは1度だけ。静かな山歩きが楽しめます。雨乞岳へは武平峠駐車場から向かう方がメジャーなようですね。

途中、杉峠手前のキャンプ適地を通り抜け、九十九折の登山道を登っていくと、目の前に立ち枯れた大きな木が飛び込んできました。

どうやらこれが杉峠のようですね。根の平峠からちょうど1時間30分で到着です。コースタイムは2時間15分。

峠なので風が通って寒かったのですが、昼食休憩としました。珍しくカップラーメン。山専ボトルに熱湯を入れて持ってきました。

杉峠から雨乞岳山頂へ

15分ほど休憩したのち、雨乞岳へ向かいます。初めは急登とのこと。雪がついているので気を付けて進みます。アイゼンは着けませんでしたが、ツルツル滑ったのでもう着けてもいいかなと思います。

急登を登り切っても真っ白。

と思っていたら一瞬だけ待望の青空!やっぱり雪には青空が似合う。

雨乞岳山頂までは笹原を。ただ、入道ヶ岳山頂付近の背の低い笹原と違って思った以上に背が高い。背よりも高い笹に埋もれてビショビショに。

昼過ぎになって樹氷もだいぶ溶けてしまっていましたが、所々に樹氷が残っていました。

12時40分、雨乞岳到着。標高1237ⅿ鈴鹿セブンマウンテン7座目、無事に達成です!ちょっと嬉しい(笑)立派な標識がありましたよ。

昨シーズンまでも愛用していた青テムレスに代って黒テムレスを購入したので試しに使ってみました。当然ながらのしっかりした防水性と蒸れなさ加減は流石。ただ、鈴鹿の12月にはまだ暑かったです(笑)本格使用は来月以降でしょうかね。

山頂は台地状になっていて特に突出して高くなっているわけではありません。あたりは笹原に覆われていますが、風が強く吹いて寒い。

山頂近くの池は凍っていました。

雨乞岳山頂から東雨乞岳方面に延びる登山道。いい景色です。

尖っているのは鈴鹿の槍ヶ岳と呼ばれる鎌が岳ですかね。入道ヶ岳からの道もいいルートでした。

東雨乞岳から御在所を回ることも考えましたが、時間的に今回はパス。

下山とまとめ

レンズに水滴がついてしまいましたが、それもまたいいかも。

一気に下りてきましたよ(笑)

朝明ヒュッテの駐車場に到着したのは2時50分。20Km、7時間50分と歩きごたえのある充実した時間でした。

今回歩いた釈迦ヶ岳、雨乞岳ルートは登山者が少ないながらもルートは明瞭。注意深く歩けば迷うことも無く、気持ちがいい道でした。ただ距離は長いですね。さらに御在所や鎌ヶ岳、入道ヶ岳へ歩を伸ばすことも可能なので、夏場の日が長い季節であれば一日かけて長距離を歩いてみるのも面白いかなと思いました。

下山後のお楽しみ「おふろ&カフェ 三休の湯」へ

朝明ヒュッテからすぐの地点に気にある看板が。土日祝日だけに営業している様子。ちょっと寄ってみることにしました。

おふろ&カフェ三休の湯

新しい外観ですが、もうだいぶ前から営業しているとか。経営者の方が変わったのですね。

中は温泉とカフェが一緒になった空間。まずは入浴料600円を払って温泉へ。こじんまりとした脱衣所はとても清潔になっていて、大きな鏡とドライヤーも備え付け。ロッカーは100円返却式でした。

源泉かけ流しではありませんが、温泉だそうです。洗い場は4つほど。シャワーではなく桶にためて洗います。

露天はありませんが、窓を開けるとすぐ外とつながっているので露天気分です。無色無臭でなかなか気持ちがいい温泉でした。

温泉から出てコーヒーをいただきました。出て来るまでしばらく時間があったので、一杯いっぱいドリップされているようですね。美味しかったです。もっとお腹が空いていたら軽食もいただきたかったのですが、次の機会の楽しみとしたいと思います。

鈴鹿の山歩き記録

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