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【BLUETTI EB3A」連泊キャンプで検証!小型・軽量ポータブル電源×ソーラーパネル発電が便利だった

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最終更新日 2023-12-05冬キャンプでも電気毛布は使わないし、夏キャンプでは涼を求めて標高の高い場所へ行くので扇風機もいらない・・・充電と言えばスマホぐらい?な我が家には「巨大で高価」ポータブル電源は無用の長物でしかないだろうと思っていました正直。

ところが、今回BLUETTIさんのご好意により超小型ポータブル電源「EB3A」を利用させていただく機会に恵まれ、富士山のふもと朝霧高原での年越しキャンプ、海辺での牡蠣キャンプなど連泊キャンプで使用してみたところ、それまでポータブル電源に抱えていたイメージがガラッと変わりました。

小型軽量なポータブル電源×ソーラーパネルはアウトドアも毎日の生活も想像以上に便利にするかもしれない!それが結論です。

今回は実際にキャンプで使って感じた事など書いてみたいと思います。

BLUETTI(ブルーティー)とは

中国のシリコンバレーと呼ばれる深川で創業された「PowerOak(パワーオーク)」の自社ブランドとして立ち上がったのが「BLUETTI」。その日本法人であるBLUETTI JAPAN株式会社(神奈川県)は2021年に設立されたばかりというとても新しい企業となります。

今回話をいただくまで全く聞いたことはありませんでしたが、よくよく調べてみるとポータブル電源のシェアでは世界トップクラスとのこと。ポータブル電源やソーラーパネルなどの販売を行っています。

会社名:BLUETTI JAPAN株式会社
郵便番号:〒252-0311
住所: 神奈川県相模原市南区東林間1丁目17-16
営業時間:平日10:00-17:00※土日祝休除
TEL: 042-705-9357
Email: bluetti.jp@bluetti.com

「EB3A」はポータブル電源への私のイメージをひっくり返してくれた

これまでのポータブル電源に対して私が持っていたイメージは「巨大・重い・高価」というもの。

重量は10kgを超えて、価格も10万円ぐらいはする・・・そんなもの必要なの?と疑っていました(個人的見解です)。

ところが、EB3Aは女性でも子どもでも楽々持てる4.6kgという軽量さ。価格も定価こそ約6万円となっていますが、公式サイトでもセールが頻繁に行われており、3万円を下回る価格となっています。私のこれまでのポータブル電源へのマイナスイメージを軽々と超えてくれました。Amazonや楽天でもセール価格で販売されているのは重要ですね。

少し詳しく見ていきます。

【BLUETTI JAPAN】 公式サイトはこちら

「持っていこう」と思えるコンパクトさ軽さは正義

どんなに便利な道具でも、キャンプ・アウトドアの場面に持ち出すためには「持っていこう」と思えるかどうかが大切です。

便利ではあるけれど、両手で抱えて何とか車に積み込まないといけないような重くて大きなポータブル電源であれば、「やめておこうかな・・・」と躊躇してしまうものです。そうなると次第に部屋の片隅で埃をかぶる存在に・・・。折角購入した高価なものなのにそれでは罪悪感だけが残ります。

道具は使ってこそです!EB3Aのコンパクトさは「重いからなー?」と言い訳が出来ない軽量さでありコンパクトさです。

ちなみに車で出かけるオートキャンプの際に積載の場所として我が家が選んだのは助手席の座席下部。足を投げ出して座った時に全く邪魔になりません。EB3Aを積み込むために他の道具を下ろさないといけないということはありませんでした。ここならばシガーソケットからの充電もしやすいので積載場所として最適解だなと思っています。

フィールドラック横幅半分にスッポリサイズ

コンパクトコンパクトといくら言っていてもイメージが沸きにくいので写真を。EB3Aの台となっているのはフィールドラックです。

ユニフレームのフィールドラックはキャンプ好きなら1つ2つ持っているのではないでしょうか?(個人的見解です)。EB3Aはフィールドラックの横幅(600mm)のちょうど半分程度(255mm)です。

高さはどうでしょう。フィールドラックを2段重ねた時に上の段とは丁度いい感じの隙間空間が確保されています。本体上部はスマホなどのワイヤレス充電が出来るようになっているのでこのぐらい空いていると便利です。

上面の持ち手が本体に収納されてフラットになるのも密かに嬉しいポイントです。

「EB3A」
重量 :4.6Kg
外形寸法 :255*180*183mm

定格出力は600W・出力ポート9個はポータブル電源ならでは

BLUETTI EB3Aは出力ポート9つ。

出店:BLUETTI

AC出力ポート2つ、USB−C(100Wまで対応)出力ポート1つ、ワイヤレス充電パッド1つ(本体上面)、USB−A出力ポート2つ、5521DC出力ポート2つ、シガーソケット1つ、合計9つのデバイスへ同時出力が可能となっています。9個同時出力を想定して600Wの出力までカバー出来るようにしているのですね。

モバイルバッテリーと比べて大きく違うポートの多さですが、年越しキャンプではLEDライト2つ、スマホ2つ、ラジコンのバッテリー1つ、ミラーレスカメラのバッテリー、モバイルバッテリー(他家族のもの)1つを同時に充電する場面がありました。こういうことが出来るのはポータブル電源EB3Aの利点ですね。

さらにEB3Aには「電力リフト機能」と呼ばれるものが備わっています。

【電力リフト機能付き】 EB3Aの電力リフト機能より、高出力な電化製品の出力を下げることを実現します。最大出力600Wですが、場合によっては600Wから最大 1200W までの電化製品を動かすことができます (公式)

EB3AにあるAC出力コンセントの定格出力は600Wですが、「電力リフト機能」で1,200Wまでの機器を出力を下げて使用できるそうです。他の方のレビューを読んでいるとドライヤーなども使えているようです。後で書きますが、我が家のポータブル冷蔵庫も動きましたから、家電ならかなりのものが動きそうです。

容量は268.8Whと控えめ

公式HPによるとスマホ(10W)として約15~20回充電が出来るとされています。それだけ出来れば十分じゃない?と思いますが、今回キャンプで何日か使ってみたところ、スマホ、LEDランタン、子どもの遊び道具(ラジコン)の充電などなど・・・案外使うものです。

4家族で行った4泊5日の年越しキャンプですから、後半になると各家庭の「電力事情」もひっ迫してきて各家庭のLEDランタンがEB3A接続される状況に。そうなると見る見る容量が減っていくのが分かりました。

デジタルパネルで現状が一目瞭然

とにかく初めてのポータブル電源ですから、何となく頭の中では理解しているもののやはり少し不安です。ところが、EB3Aの前面デジタルパネルは見れば一目瞭然の分かりやすさ。

上の写真を見れば直感的に現在の容量が53%、繋がれた機器への出力合計が16Wということが分かるのではないでしょうか。ちなみにこの時はソーラーパネルにつないで発電中。69W発電していますね。発電しながら出力も同時に問題なくできますよ。ポートもボタン類も全て前面にまとまっているのは分かりやすくてありがたいです。

リン酸鉄リチイムイオン電池で安全・長寿命

リチイムイオン電池の膨張や爆発ということは時折耳にしますが、EB3Aに使われているのはリン酸鉄リチイムイオン電池というものとのこと。初耳でしたが、安全性が他のリチウムイオン電池よりも高いそうです。

リン酸鉄リチウムイオン電池はリチウムイオン電池の1種です。そして、リチウムイオン電池の中、一番耐熱性が良い種ともいえます。今までのポータブル電源は殆ど三元系やコバルト系、ニッケル系です。その中に、同じく電気自動車に使われてるのは三元系の電池です。
では、三元系と比べて、リン酸鉄リチウムイオン電池は何がいいですか?コバルト酸リチウムや三元系材料は220℃以上で熱分解を起こし危険性が高いとされていましたが、リン酸鉄リチウムはリン(P)と酸素(O)の結合が強く安定しているため600℃まで熱分解が起こらないなど、安全性が大幅に向上しています。
(公式HPより)

さらに充放電サイクルは2500回耐性。仮に毎日充放電を繰り返したとしても7年近くは大丈夫ということですね。

その他にも専用アプリによる遠隔操作、LEDライト搭載、UPS機能などなど

【EB3Aは268.8Wh】小型軽量ポータブル電源にはソーラーパネルが合う!

先にも書いたように容量は268.8Whとポータブル電源としては控えめ容量のようです。容量を大きくしようと思えば「大きく重い」ポータブルバッテリーを選べばいいということになりますが、それではこれまで書いてきた「小型・軽量」のEB3Aの使い勝手の良さが失われてしまいます。

冬キャンプで電気毛布を使うような場合には、EB3Aでは1人用の電気毛布を一晩ギリギリ使えるかどうかの容量となり、翌朝には容量は空になっていることでしょう。そのような使用を前提としていない我が家であればこのちょうどいいサイズのポータブル電源を電気のプールとして捉え、プールに電気を供給するシステムを追加する事が正しい選択肢のように思いました。

EB3Aへの充電は家庭用ACコンセントからの充電、車載シガーソケットからの充電など幾種類か用意されていますが、アウトドアと親和性が高いのはやはりソーラーパネル充電ではないでしょうか。災害時の備えという点も考慮して、この機会に以前から気になっていたソーラーパネルを購入。自然エネルギーからの発電を試すこととしました。

購入したのは【Amazon限定ブランド】 ALLPOWERSの140W発電タイプ。

幸いにもEB3Aにはソーラーパネルとつなげるためのケーブルが同梱されており、簡単に接続して利用出来ました。太陽の出ている間ずっと発電状況を見ていたわけではありませんが、最高110W程度まで発電してくれていたので使っても使ってもポータブル電源は満充電に近い状態をキープ。

4泊5日の間、ポータブル電源の容量が底をつくような事態に陥らなかったどころか、スマホやランタンの充電程度では余るほどの発電を行えることが分かりましたし、EB3Aはしっかりと電気をプールすべく力強く存在してくれていました。天候にも左右されるとは思いますが、我が家のような使い方であれば、もう少し発電能力の低いソーラーパネルでもいいのかもしれません。

ポータブル電源を使わせていただく機会を得られたことで、気になっていたソーラーパネルを試すことも出来、アウトドアだけでなく、いつ来るか分からない災害時への備えを分厚くできたように感じています。

こちらのソーラーパネルはよりコンパクトですね!

BLUETTIからもソーラーパネルが発売されています。こちらは120W。持ち手の青がカッコいいですね!公式サイトだとセール販売されていることもあります。欲しいな!(笑)

実際のキャンプ場面での使用を紹介

最後に実際のキャンプ場面での使用例を紹介してみたいと思います。

ポータブル冷蔵庫が動かせる

最も驚いたのが我が家のキャンプのメインクーラーボックスであるポータブル冷蔵庫が動かせたこと。

右はドメティックの「コンビクール」。AC、DCからだけでなくカセットガス缶でも(1本あたり20時間)動かすことが出来る優れもの。一般的なクーラーボックスは保冷をしますが、こちらは冷蔵、そして冷凍も出来るから全くの別物です。

こちらの定格出力は75W。EB3Aでは約3時間動かすことが可能。太陽がしっかり降り注ぐもとではソーラーパネルからの発電をポータブル電源を経由して利用し続けることが出来るというのは素晴らしいなと思いました。これも災害時などの備えとして嬉しい発見となりました。

コテを使ってヘアメイクが出来ました

今回の年越しキャンプでは他家から中学生女子も参加。お洒落に気を遣う年ごろ。特に髪の毛のセット具合は気になるようです。丁度いいということで持参していたコテを使ってもらいました。

EB3AのACポートにコンセントを差し込むとすぐに温まっていました。家庭で使っているのと全く変わらない使い心地だったそうです。

ラジコンを動かし続けることが出来ました

クリスマスに届いたラジコンで遊びた子ども達。キャンプ場で薪を悪路に見立てて楽しそうに遊んでいましたが、モバイルバッテリーの容量があっという間に空に。EB3Aで替えのラジコンバッテリーを充電しながら遊び続けていましたね。

我が家のラジコンではなかったのですが、楽しく遊んだ次男みぃ君はお正月キャンプから帰り、貯めていたお年玉をはたいてラジコンをお迎えしていました。

これ以外にも前述したようにスマホ、モバイルバッテリー、LEDランタン、カメラバッテリー、動画カメラ類などの充電に力を発揮してくれました。

BLUETTIさんからご提供いただいたEB3Aはソーラーパネルと組み合わせると、連泊キャンプが多目な我が家でも大いに力を発揮してくれると思いました。

現在Amazonではポータブル電源のベストセラーになっているようです。カラーも2色から選べるのでお好きなカラーで一台お迎えしてはいかがでしょうか。

 

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