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【登山】黒部五郎岳の巨大カールに圧倒される~新穂高から三俣蓮華岳経由1泊2日テント泊(1)

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ようやく仕事が一山越えて9月の見通しが持てるようになってきました。ということで8月に歩いた黒部五郎岳の記録を書こうと思います。

とその前に、9月の連休はどうしようかなと考え中。久しぶりに検索をしていたら「キャンプ女子」なる言葉にぶつかりました。そういえば最近若い男の子や女の子をよく見かけるようになったなと思っていましたが。なるほど。山でも一時「山ガール」ブームが起きましたが、落ち着きが戻ったのか残ったのは屈強な登山をする女性達のような。キャンプも同じかなと思いました。

では黒部五郎岳を歩いてみましょう。まずは序盤編、双六山荘まで歩きます。

長い長い道を行きます。

折立から登るか新穂高から登るか・・・コロナ禍の体力不足で悩む

久しぶりの登山となりました。新型コロナウイルスの感染拡大にともなう緊急事態宣言発令のもと登山自粛期間が長くなりました。3月以来?なので、約5ヶ月ぶり。こんなに長い間山に登らなかったのは長男の交通事故と自分の網膜剥離が連続した2016年以来でしょう。近所をランニングしたり基礎的な筋トレなどはしていましたが、正直とっても不安でした。体力が落ちていることは目に見えて分かっていたので。

それでもようやくやってきた夏山登山シーズン。チャンスは逃すことが出来ません。この飛騨山地の奥地にある黒部五郎岳が未踏になっていたので、目的地は早々に決まりましたが問題はルート。

時間的余裕は1泊2日。ノーマルだと折立登山口からのピストンですが、名古屋からだと登山口までが遠く、さらに手前の有峰林道ゲートの開門(午前6時)まで待つ時間がもったいない・・・。歩きなれた新穂高から双六山荘経由は距離としては長いですが、途中でいくつもの山小屋があるのでもし体力不足を感じたら途中棄権もありと考え、最終的には新穂高登山口からのスタートとなりました。

新穂高~双六山荘経由~黒部五郎岳(一泊)コースタイムなど

以下が今回のルートのコースタイムや総歩行距離、累積標高データです。あくまでコースタイムなので休憩時間は含みません。

1日目10時間45分 / 18.3km
新穂高温泉 -1時間-中崎橋 -10分-笠新道登山口 -10分-わさび平小屋 -20分-小池新道登山口 -1時間-秩父沢出合 -1時間30分-シシウドヶ原 -1時間-鏡平山荘 -1時間-弓折分岐(乗越) -1時間10分-双六小屋 -20分 -巻道分岐 -45分 -中道稜線分岐 -50分 -三俣蓮華岳 -30分 -2667m地点 -1時間-黒部乗越(テント1泊)

2日目13時間50分 / 24.1km
黒部乗越 -2時間15分-黒部五郎の肩 -15分-黒部五郎岳 -10分-黒部五郎の肩 -1時間40分-黒部乗越 -1時間40分-2667m地点 -40分 -三俣蓮華岳 -15分2754m地点 -1時間30分 -巻道分岐 -10分 -双六小屋 -1時間10分-弓折分岐(乗越) -30分-鏡平 -40分-シシウドヶ原 -50分-秩父沢出合 -40分-小池新道登山口 -20分-わさび平小屋 -10分-笠新道登山口 -10分-中崎橋 -45分-新穂高温泉

合計コースタイム 24時間35分 / 総歩行距離42.5km 累積標高約3300ⅿ

結構長いですね。頑張りましょう。ちなみに折立から黒部五郎岳、黒部五郎小屋ピストンは21時間5分、距離34km、累積標高は約2550ⅿです。

いつも帰りに冷たいトマトを楽しみにしているわさび平小屋

 

久しぶりの登山開始!「もうやめとこうか・・・」序盤ヘロヘロに

序盤はいつも辛いものですが、こんなにも辛かったのは久しぶりです(笑)

午前4時前、新穂高ロープウェイ近くの登山者無料駐車場へ着くとなんとすでに満車。仕方なく近くの有料駐車場へ。出費は痛いけれど致し方ない。夏山シーズンですね。おにぎりを口に詰め込んでいざ出発。スタートは午前4時半頃、日の出までもう少しという時間でした。

登山者ゲートをくぐってしばらくはなだらかに登りながらの林道歩き。暗闇に何人ものヘッドライトの明かりが揺れます。今回の荷物は1泊のテント泊装備。水を3リットルと夏山用に多めに背負いましたが、トータル9kgぐらいでしょうか。ザックは新調した山と道の「ONE」←そう言えば書いてない!多分いつかレビューします(忘れなければ)。

コロナで体力低下!序盤で心が一度折れる

9kgなのに・・・それなのに・・・足が重い。メチャクチャ重い。私は序盤の1時間半ぐらいがいつもシンドイのですが、いつにも増して重い。1時間もせずに到着したわさび平小屋でギブアップしようかと真剣に考えましたよ。実際この時の気持ちは「黒部五郎はいいや!双六まで行ければいいや!」というのが本音でしたね。コロナによる体力不足恐ろしい。

まだ日が差す前だというのに大量の汗をかきながらヒーコラ言ってようやく小池新道の取りつき点へ到着。withコロナ時代の登山は予約制なんですよね・・・。だけどテントとかあんまり関係ないような気がするんですけどね。まあ感染者が出てしまったら山では大変ですからね、用心はよくわかりますが。

そうそうコロナで登山者が少なかったからでしょうか、今年は各地で熊の目撃情報が多発しているとか。普段は人が多いので人の鳴らしている熊鈴の恩恵を受けているのですが、今回は必需品として自分も鳴らして歩きましたよ。

熊鈴は消音機能付きに限ると思っています。山と言っても鳴らし続けると迷惑な場面があります。

ああ夏山っぽさ。

ん?身体は動くようになったけれど今度は靴が・・・

小池新道は結構好きな道でして。新道とついていますがとても整備されていてまあ歩きやすい。オコジョもたまに現れたりする道です。そしてこのころになってくると重かった身体が徐々に動くように。ただしここで一つ問題が・・・新しく下ろした登山靴にいつも使っているインソールが合わない・・・。

スポルティバの靴がとっても足によく合います。今回購入した夏靴も残雪期のも積雪期のも全てスポルティバ。特に気に入っていたのは「シンセシス」。ゴアテックスサラウンドで通気性がとても良く、やわらかくグリップもフィーリングが合っていてとても愛用していましたが、やっぱり寿命は訪れます。ということを言い訳に、もう一足シンセシスを買ってしまおうと思っていたのですが何と廃盤。仕方なくお店の人と相談して後継と言われる「スパイア」を購入しました。これにいつものインソールを入れて歩いていたんですが何だかおかしい。合わない。馴染んでいないからか靴型が変わったのか。とにかく若干ストレスを感じながら(久しぶりの登山で下ろしたての靴を履いていく方が悪い!)登山続行。→最終的にはいい靴です。こちらも多分いつかレビューします(笑)。

秩父沢の橋。まあまあの水量でしたが、登山道が川になるほどではなく。

帰りは鏡平で必ずかき氷を食べることを決意!

しかし暑い・・・。水の流れを見つけると帽子を濡らして顔を拭き拭き。汗が滝のように流れます。

遠くには焼岳、乗鞍も。

穂高も賑わっていそう。

足元にはクルマユリ。序盤は樹林帯が続く小池新道をひたすら耐えて登ります。鏡平まであと500ⅿのペンキを見つければもう少し。

そして目の前に飛び込んできたのは鏡池と槍!逆光だけれど(笑)

おかしなもので、あれだけ序盤しんどかったし、この時もしんどいのですが、もう少し頑張ったらもっと素晴らしい景色が待っていると思うと、休憩せずに先に進んでしまう自分。ただし、工事中の山荘を横目に見ながら「帰りは必ずここでかき氷を食べるぞ!」と誓っていました。

双六山荘まで頑張ったら・・・

鏡平をパスしてしまえば後は双六山荘に向かうしかありません。この時も双六山荘テント泊をすでに決め込んでしましたね。

鏡平山荘からはまたまた一気の登り。槍が近い!そして日差しが直接降ってきて辛い!

山荘から一気に登ると目の前に現れる弓折岳を巻くように続く登山道。暑そう・・・夏山っぽい(笑)今回はこんなことばかり考えてましたね。

高山植物を撮りながら休憩。暑さが堪えます。と思っていたらあっという間にガスに包まれました。過去何度か通っていますがここのガス率が高い。ガスらなければずっと槍と穂高を見ながらの絶景ルートなんですけどね。

しかしガスってくれて気温も下がり助かりました。ここまでコースタイムの7割~8割程度でまあままのペースで進んでいます。予定通りの時間に弓折乗越に到着。ガスの中ですが高山植物のお花畑が広がっていました。残雪期はここまで来ると雪崩の不安から解放されてホッとするのですが季節が違ってもホッとするポイントです。

ここまで1時間ごとに5分ほどの休憩を入れながら歩いてきました。時間は8時50分、スタートから4時間20分と久しぶりにしてはまあままのペースです。

さあここからはアップダウンを繰り返しながら双六山荘までの稜線歩き。でも結構きついんですよね。

チラチラ現れる双六岳方面。もう少し頑張ればあの先に・・・。

と思っていたら、突然ガスが切れ始めて目の前に天国への一本道が。双六山荘が見えました。どっかりと後ろに現れたのは鷲羽岳。

テン場はまだまだ空いてます。「双六岳まで!」と心が折れていたはずなのに、ここまで来るとまだ行けそうと身体がいいます。

9時50分、双六山荘に到着。ザックを下ろして大休止です。時間もまだ余裕がありますし、体もまあ大丈夫。心は決まっていましたが、とにかく少し休憩です。コロナ禍の久しぶりの登山で体力も低下していましたが、よく粘ったと思います。とにかく歩けて良かった。

さあここからが本番ですが、長くなってきたので続きます。

 

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