餅つき・書初め・初詣、お正月を満喫!田貫湖年越しキャンプ5泊6日【後編】
最終更新日 2023-12-05
2018年~2019年の年越しキャンプin田貫湖キャンプ場。5泊6日の記録後編です。
前編では田貫湖キャンプ場に6年連続で年越しキャンプへ行っている我が家なりの年越しキャンプや冬キャンプの魅力をまとめてみました。後編は1月1日、元旦から撤収までとなりますが、最後に冬キャンプの防寒対策の続きも書いておこうと思います。
では本編です。
目次【お好きなところから】
年越しキャンプらしく、元日からお正月らしい行事で楽しんでみよう
新年あけましておめでとうございました。
お正月を迎えた田貫湖キャンプ場は早朝から特に賑やかです。お目当ては田貫湖畔から見る富士山と初日の出。観光バスが次々と入ってきたりする初日の出スポットです。明け方前の早い時間帯は少し雲が多いけれども、まずまずの天候だったんです。リフレクションが綺麗でした。
しかし、時間とともに空一面に分厚い雲が・・・。
湖畔のデッキには今年も寒い中を日の出を待つ人が。この時点で気温は氷点下5度ほど。寒そうです。
集まった人たちも残念そう。人数も少なめです。いつまで待っても切れない雲に、ほとんどの人が諦めて帰って行かれた後・・・。
雲の切れ間から朝陽を浴びる富士山が顔を覗かせてくれました。
焚き火をしながらじっくりその時を待つことが出来る、これも年越しキャンプならではの魅力ですね。地面に段ボールを引いています。買い物でもらってきた段ボールを潰し、その上に足を置くようにしています。これだけで随分地面からの冷気が防げます。
キャンプ場でおせち料理
お正月と言えば「おせち料理」ですよね。一昨年も田貫湖におせち料理を持ち込んだのですが、今年も名古屋から運び込みました。
もちろん出来合いです。前編でも書いた地元の惣菜店「マルシュウ」さんでは重箱に入ったおせちが4000円ぐらいから?売っていましたから、それを購入するのもいいかもしれませんね。キャンプが一気にお正月の雰囲気になります。
こちらの「おせち料理」。12月28日指定で名古屋の自宅へ冷凍便で到着。予定ではクーラーボックスに入れて運ぶつもりだったのですが、大きすぎて入らないというアクシデントが。急遽、以前購入してほぼ使わないままになっていたコールマンのソフトクーラーボックスに入れ、氷を詰めて運ぶことにしました。
田貫湖到着後にはそのままテント外に放置。常に日陰になる場所に移動して3日間。名古屋で詰めた氷は全く溶けることなくそのままに、無事に美味しくいただくことが出来ました。気温が低いこの時期はクーラーボックスはソフトで十分だなと改めて実感しました。
シアトルスポーツのソフトクーラーボックスもあるのですが、キャンプの小物入れとして年中使われています。1つはあると何かと便利ですね。
歩いてすぐ「田貫湖ふれあい自然塾」の大もちつき大会に今年も参加
田貫湖キャンプ場のすぐ隣に併設される「田貫湖ふれあい自然塾」。ここはなかなか楽しくて穴場の遊び場です。中は床暖房が効いていてポカポカ。座り込んでメンコやコマ回し、羽子板、竹とんぼなどの昔遊びを自由に楽しめる空間があり、その他にも溶岩洞窟探検や落ち葉プールで楽しめます。
その自然塾が毎年1月1日の昼から開催する「大もちつき大会」は絶対お得なお正月イベントです。
大!といいつつ参加者はこじんまりとしていていい感じ。スタッフの方がとっても和やかに参加者を楽しく誘導してくれます。そして何と参加費は無料。
みぃ君は「やるやる!」と張り切っていたのに、直前になると恥ずかしくなって、結局みーと一緒に。
みーは去年よりも上手につけていましたね。中学生なので大人用の杵で。半日かけて餅をつくので、参加者は頑張らないといけません。遠くから兄の頑張りを見守る弟(笑)。
つけたお餅は「正直箱」に寸志を入れてみんなでいただきます。
つき立てのお餅はやっぱり最高です。
2人とも競い合って食べてました。
私はお汁粉をいただきました。美味しかった~これで元日の昼ご飯は十分ですね。
前日お友達になった子ども達のご家族も来ていたので、その後は自然塾で子ども達は自由に遊んでいました。妻は子ども達に付き合って一緒に遊んだり、昼寝したり。私は薪の買い出しに出かけました。
年末年始も営業中で助かった「俺の薪」で薪調達
前編でも書いたように田貫湖キャンプ場の薪は一束600円。良く乾燥しているのですが、すぐに燃えてしまいます。そこでいくつかの薪屋さんを毎年回って購入するようにしています。一番安くて質のいい薪屋さんはお正月は休業。仕方なく富士吉田方面まで足を運びます。
調達したのは富士吉田のマックスバリュー前にある「俺の薪」。こちらお手頃価格でナラ薪のいいものが揃っています。年末年始も営業中だったので助かりました。安い薪屋さんは他にもいつくつもありますから、色々探してみるのもいいかもしれませんね。
3時過ぎ、戻ってくるとテントが減っていました。視界バッチリです。傾向としては12月31日~1月1日の年越しは混み合いますが、そこを過ぎると静かですね。ただ、お正月キャンプはそれなりにテントも人もいた方が賑やかで楽しいのも事実です。
4時過ぎになってようやく子ども達がお腹を空かせて帰ってきました。元日からタップリ遊べたようですね。思い返すと、私の子どもの頃ってお正月は暇で暇で仕方なかったんですよね。東京に住んでいたのですが、お正月はみな帰省。誰もいないような町で何もすることなく。公園に行っても1人だけとか。そういえばキャンプをよくやる両親でしたが、お正月は家にいましたね。
「俺の薪」の火付け用に田貫湖のよく燃える薪を使い元日の夜はみな早めに寝て行きました。
山の神様「富士山本宮浅間大社」へキャンプ場から初詣
1月2日、元旦の初日の出がちょっと残念だったので、早く起きてご来光を見に行きました。もちろん3人は寝ているので1人で。
この日は風が時折風が吹いて湖面にさざ波。それはそれで綺麗。まだテント場は静まり返っています。
無事に日の出が見れました。
日の出前の湖畔に1時間もいると体が冷えてガチガチです。火を熾してもらい、朝陽を浴びて、みぃ君にコーヒーを入れてもらいました。
お手伝いと焚き火が大好きな5歳。
頑張っています。
本当に珍しくキャンプ場でお友達が出来た2人
キャンプ場でお友達を作ることはほぼない我が家の2人。昔なじみ、顔なじみの子ども達は別として、初めてと言ってもいいぐらい、現地で仲良くなったのは大阪から来ていた2人の姉弟。
5年生と1年生でしたが、終始仲良く遊んでいました。
この日はアトラスに招き入れ、持ってきたポップコーン作り。
群がって食べていましたね(笑)来年も年越しキャンプは田貫湖に決めたと言われていましたから、みーが受験勉強を頑張っていればまた会えるかな?楽しみにしています。
いい天気になりました。実は年末年始の田貫湖で富士山が見れない程天候が崩れたことは過去ほとんどありません。
ズーム。
今年は富士山登りに行きますかね。毎年お正月に思って、結局行かないのですが・・・。
またまた「自然塾」でお正月らしく書初めを
新年2日目もまたまた自然塾にお世話になります。今年は書初め大会がありました。
大会と言っても紙と筆が用意されているので自由にどうぞというもの。
何やら練習しています。
描いたのはどうやら干支の「いのしし」のようです。初めての書初めですね。
「富士山浅間大社」で一年の無事をお祈り
この日は富士宮まで車で下り、温泉に入りに。サッパリした後で去年から妻が行きたがっていた「富士山浅間大社」へ行ってみました。
何もしらずに案内通りに行くと、境内にある無料の駐車場へ。後から見ると付近には有料駐車場が多くあります。無料のところへ案内されて良かった。
あまり初詣に行く習慣がないということもありますが、お正月の神社って賑やかですね。参道沿いには露店が立ち並び、参拝客が行き来しています。かなり暗かったのですが、オリンパスの手振れ補正に任せて手持ちで撮ってみました。
4人でお賽銭を投げ入れてお参り。私は山の安全を祈りました。
おみくじも引いてみました。私とみぃ君が大吉。妻とみーは小吉だったかな?まあ凶が出なくて良かったです。それとも三が日ぐらいは凶は省かれているのでしょうか?神社の忖度が気になります(笑)。
富士山浅間大社は富士山の噴火を鎮めるために祀られたということのようですが、全国にある浅間大社の総本宮なんですね。富士山付近のキャンプ場へ行くときに必ず近くを通っていたのですが、初めて参拝させていただきました。
キャンプ場へ戻ってくるともうすっかり真っ暗です。昼間のうちに作っておいたカレーを食べて「たきびする」というみぃ君と外に出て火を熾していたのですが、椅子に座ってブランケットに包まって数分。あっという間に寝ていきました。
よく遊び良く寝てぐんぐん成長するのでしょうね。富士山と焚き火の前でどんな夢を見るのでしょう。
5泊6日の田貫湖年越しキャンプまとめ
1月3日、撤収日の朝も穏やかに晴れ渡りました。大量に購入した薪は見事に無くなりました。
前日早めに寝たのでこの日はみんな早起き。
キャンプで昼寝をするのが一番の贅沢という妻、6日間の間でよく寝れたようです。良かった良かった。
中2となったみーは今回は宿題を冬休み初日に片付け、塾の宿題もほぼ完了。キャンプ場では何度か勉強していましたが、存分に息抜きをして遊べたように思います。
みぃ君は去年の年越しの時と比べてもグッと体も大きくなり、体力も付きました。年々たくましくなっていくのが嬉しくもあり寂しくもありますが、まだまだ一緒に遊んでくれそうです。
私はというと、このキャンプが終わると1月は仕事が猛烈に忙しい時期に入ります(このブログを書きあげている時が最高に忙しい時期)。体を壊さず乗り切って、厳冬期、残雪期の山を安全登山で楽しみたいですね。
2018年~2019年の田貫湖年越しキャンプ。これにて本編は終了です。
傾斜のある田貫湖キャンプ場、どこに張るのがいいでしょう?
続いて「田貫湖キャンプ場」についてもう少し。
記事中の写真の中でもわかるように、田貫湖キャンプ場は多くの場所が傾斜地です。
だいたい上の写真のような感じです。湖畔に向けて下っていくような感じです。張ってしまうとそれほどでもないのですが、出来たら平坦な場所に張りたくなるのは当然です。
ではどのあたりが平坦なのでしょう。
手前のランドロック、テンマクのワンポールなど、キャンプ場入り口から続く通路沿いの場所は平坦な一等地です。概ね横並びで2張りぐらい分のスペースでしょうか。ここを取れれば平坦ということでいうと問題なし。ただし田貫湖は観光地でもあるため、通路沿いは特に人の往来がそれなりにあります。トイレ等にも近いのでその点は注意です。
写真奥、入り口付近も比較的平坦地です。
入り口から湖畔デッキの富士山側の端付近までは若干地面が波打ちますが、平坦な場所が多いですね。ただし、風が強い時には風の抜け道になることがある場所のようです。ふもとっぱらなどに比べると風はとても弱いのですが、それでも過去にはこの付近で大型のテントが飛ばされているのを見たことがあります。
我が家が張った場所のさらに奥側、湖畔ギリギリの場所は絶好の平坦地があります。通路からも離れ、人の行き来はほぼありません。さらにトイレからは遠くなく、地面は平坦。富士山も湖畔も眺めながらノンビリ出来る場所かもしれません。ただ、目の前に大型テントが張られると視界が遮られるということはあるかもしれませんね。
これらは全て「Aサイト」という区切りの中の紹介です。田貫湖にはBサイトという穴場もありますし、AサイトからBサイトの間のとてもいい場所もあります。それぞれの好みで色々な場所を選べる、選ばないといけないというのは、基本平坦な「ふもとっぱら」とはまた違った面白みの1つかもしれません。
冬キャンプ・年越しキャンプの防寒対策その2「必須の熱源」「基本は着込む」
さて、冬キャンプシーズン真っただ中の1月。気になるのは防寒対策です。
必須となるのは暖を取るための熱源ですが、一口で熱源といっても色々あります。
焚き火
寒い時期の野営となりますから、山のように日が落ちるのと同時に寝てしまうならまだしも、冬キャンプを満喫するには熱源が必須です。熱源がないなら寝るのが一番ですが。まず一番手軽なのが焚き火でしょう。
焚き火の炎は本当に暖かいです。ただ、テント内ではなかなか難しい。お手頃価格の焚き火台も揃っているので、後は薪さ買えば最も手っ取り早い熱源となるでしょう。直火ならなおさらお手軽です。ちなみに、焚き火に炭を混ぜると熱量が各段に増えます。
ガスストーブを使っているソロキャンの人も良く見ます。焚き火とガスストーブとソロテント。ソロでなら十分だと思います。
灯油ストーブ
我が家も灯油ストーブ「フジカ」をずっと使っています。冬キャンプでの使用率では最も多いのが灯油ストーブでしょう。
ただ、殆どのテントは灯油ストーブの幕内使用は禁止となっていると思いますし、使用は好きな言葉ではありませんが自己責任となります。一酸化炭素中毒を防ぐための換気、検知器などの予防機器の活用が求められます。
メリットは入手や使用の手軽さとコストパフォーマンスでしょうか。そして、フジカなどは調理道具としても使いやすいというのが魅力です。
灯油ストーブにもピンからキリまであります。安全装置が付いていないもの、煤などが異常に出るなどの口コミがあるようなものは使わない方がいいと思います。信頼できるメーカー品がいいでしょう。
薪ストーブ
薪ストーブは幕内で焚き火を楽しみながら暖を取れるという点で魅力的。熱量もモノによりますがとても高いと思います。
我が家は使ったことがありませんが、将来子どもが独立してソロや夫婦だけでとなったなら、薪ストーブもありかなと思っています。ただし、薪を大量に必要とする場合があるということは頭に入れておいた方がいいかもしれません。
何にせよ、冬キャンプ独特の道具だけに、口コミや評価などを参考にしっかり選びたいところですね。
ウェアによる防寒対策
続いてウェアによる防寒対策ですね。一番手っ取り早い冬キャン準備だと思いますが、基本はあるものを着込むのが一番(笑)。
特に頭、顔、首元の対策をしっかりすると随分違います。
焚き火で穴が空くことも多いので、我が家は焚き火用のフリースを使っています。と言っても特別なものではなく、穴が空いてもいいぐらいのフリースという意味です。私の来ているものは色々な所が穴あきになっていますが、割り切って使っています。オシャレなキャンプを楽しみたいなら参考にはなりません(笑)。
山用のものをそのまま流用して使っていることが多いのですが、モンベルのメリノウールシリーズの下着などは防寒にはとても役立ちます。
就寝時の防寒対策
就寝時は体温も下がり、寒いと眠れなくて翌日に響きます。風邪をひいたら辛いです。
寝袋の高スペックなものを選ぶのは最も安心感が高いのですが、ダウンの寝袋になると大変高価です。
夏用シュラフを冬キャンプでも使う方法は色々とあります。下の記事にもまとめていますので参考に。
その上で、使い捨てカイロや湯たんぽを活用すれば、厳しい寒さの冬キャンプでも案外快適に眠ることが出来ます。ただ、湯たんぽは当然親を沸かさなければいけません。1つ2リットルの湯たんぽ、家族4人で8リットルのお湯をキャンプで沸かすのは大変です。トタン湯たんぽを焚き火に放り込むという人もいますが、火傷にだけは十分な注意が必要です。
シュラフにしろストーブにしろ高価なものだけに、色々な人の道具も参考にして冬キャンプを楽しめるといいですね。
田貫湖キャンプ場を撮ったカメラ機材
今回のキャンプで使ったカメラやレンズはこちらです。特に12-100ズームレンズは使いやすいです。
単焦点17mm
超広角レンズ
関連する記事
最新情報をお届けします
Twitter でみーパパをフォローしよう!
Follow @msn614
この記事へのコメントはありません。