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【レビュー】マックパック「フィヨルド40」軽く、抜群の背負い心地を実現したアドベンチャーレース生まれのバックパック

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今年の夏の山行では塩見岳、西鎌尾根、後立山縦走、赤石・悪沢岳などで、ニュージーランド生まれのバックパック、マックパック「フィヨルド40」を使ってみました。

お気に入りのサイズ感、1kgの軽さと背負い心地の良さを両立させたフィヨルド40は、この夏の山行を力強くサポートしてくれました。ちょっとだけレビューしたいと思います。

テント泊1~2泊の登山には40L前後のザックが丁度いいのだけれど・・・

ザックはこれまでも色々使っています。昨年購入して気に入って使っているのはOGAWAND「OWN」です。厳冬期の西穂高岳テント泊などでも使いました。ヒップベルトの省略された軽量モデルのOWNは、独特なハーネスの工夫により、背中全体で荷を背負う感覚が気持ちのいいザックです。そして何と言ってもそれ自体が軽量。

しかし、例えば塩見岳はテン場までのアプローチもそれなりにあり、小屋開け前テント泊ということもあり、水だけでも6リットルを担ぎ上げる必要に迫られました。荷物重量は合計で15kgほどになることが予想され、軽量ではあるけれどヒップベルトのないOWNでは肩に負荷がかかる。腰に荷重を分散させるには、ピップベルトがある方が有利です。

手持ちのザックで考えたのは大型のオスプレー「イーサー70。ただザック自体2.4kg程あるという重量級。もう一つが同じくオスプレーの「ミュータント38。重量も1kg超とそれほど重くもなく、自分のテント泊装備品を納めるにはちょうどいいサイズ感でしたが、カメラ機材などの関係で若干、本当に若干サイズが小さい。冬山にはちょうどいいのですが。他には日帰り用の超軽量コンパクトなものなど。

考えていた時に目に留まったのがマックパックの「フィヨルド40。少し前に高橋庄太郎さんが紹介していたので興味を持ちました。最近では「山と渓谷」1000号記念版にも広告が載っていました。

絶妙なサイズ感「フィヨルド40」という名の43Lザック

40Lザックというのは中型ザックに分類されるそうです。何が小型で何が大型かは人ぞれぞれの感覚という印象もありますが、例えば日帰りには大きく、1泊以上のテント泊などでは小さいというあたりのサイズ感なのだろうと思います。季節によっても装備は大きく変わりますから、経験の中から自分に合うサイズ感を見つけていくことが必要ですね。

私個人的には40Lを超えるような大きいザックは出来るだけ背負いたくない・・・大きいザックはそれ自体が重いし、多くの荷物を背負うことでバランスも悪くなり、歩きにくくなります。必然的にスピードもダウン。身体にフィットし、頭の高さを越えないぐらいの40Lサイズ前後のザックは、テント1泊以上の登山での選択として最適だなと強く思っています。一方小屋泊では若干大きいですが。

ちなみに、「フィヨルド40」名前の通り40Lサイズの「S2」(適応身長目安152~178cm)と、43L相当の「S3」(同じく173~193cm)が準備されています。違いは背面長のみとのこと。重量はS3で1.09kgです。ミュータント38よりも若干大きく、重量はほぼ変わらない、まさに好きなサイズ感のザックだということで、すぐにポチっていました。

ポチった後に気が付いたのですが、私のレインウェの色はグレー、日帰りで使っている軽量ザックの色もグレーです。何気なくこの色味が好きなのかもしれません。オレンジのアクセントが好みです。

塩見岳テント泊でデビュー

撤収直後なのでダラダラの写真になってしまっていますが・・・。いつもより多い6kgの水を余分に運んでも、まだ余裕。そうかと言って大きすぎないのがいい。サコッシュやヘルメットとの大きさの比較で想像してください。

中には3Lハイドレーション、テント、マット、シュラフ、食料、火器類、衣類、防寒具、雨具、カメラ機材などが収められています。サコッシュはASOBITOGEARさんのもの。こちらもおススメです。

「フィヨルド40」4つのポイント

では道具のレビューが苦手な私が、頑張ってフィヨルド40を紹介してみたいと思います。

①場面に応じて簡単コンプレッション、容量を増減させることが出来る仕組み

フィヨルド40の最大の特徴は、本体の四隅に板状の薄いパネルが仕込まれていることだと思います。金属フレームの代わりとなるこの仕組みによって、剛性と軽さを保っています。さらに、サイドに設けられた「ZigZagサイドコンプレッション」という仕組みによって、ドローコードを引っ張ることでサイズを圧縮できる。例えばオスプレーのミュータントなどにも同じようなコンプレッションの仕組みはあるものの、それよりも圧倒的に使いやすい。さらに、仕込まれた板状のパネルが平均的に荷物を圧縮させる上でいい役割を担っていると思われます。

実際、荷物を詰めた後にコンプレッションすることで重心が体に近づき歩きやすくなっているように感じましたし、小屋泊となった赤石・悪沢などではこのコンプレッションを最大にして30Ⅼ程度の小型ザックとして使用しました。求められる場面に応じて可変で使えるという点は前出のOWNとも同じですね。

ただ、一点あげるとすれば、このコンプレッションを支えるドローコードを結ぶオレンジの布部分の強度に少し不安があります。コンプレッションすることでそれなりの力が加わりますが、実際に一か所が破れかかってしまいました。

「ZigZagサイドコンプレッション」でサイドを圧縮

 

ドローコードはフロント部分にも装着されており、メッシュ状の大型ポケットになった部分には薄いマットだったり、脱いだり着たりすることの多いソフトシェルなどを突っ込んで収納しておくのにも便利です。私は山と道のミニマリストパッド(53ℊ)を折りたたんで収納しています。

マックパック公式より

②ザックを体に密着させる工夫で背負いやすさを向上

バックパックの機能の要はなんと言っても背負いやすさ。フィヨルド40ではそこにも工夫があります。

本体フロント側とヒップベルトを結ぶオレンジのベルト。前方へ引っ張ることで本体の最下部であるボトム部分を身体に密着させ、荷重を身体に近づけることで歩きが安定、腰荷重の機能がとても高くなることを実感します。さらに本体側のベルトはザックの最も外側から伸びているため、本体最下部に荷物が寄り過ぎず、ザックの上荷重になるような圧縮効果も兼ねています。

このあたりの仕組みは、実際の背負いやすさ歩きやすさをとても大きく左右しており、よく考えられていると感心しました。

マックパック公式より

 

③パーツ取り外しで800ℊを切る軽量ザックにも

マックパック公式より

フィヨルド40は全てのパーツを合計しても約1kgという重量のバックパックですが、さらに各パーツを必要に合わせて取り外すことで、800ℊを切る軽量を実現できます。

雨蓋を取り外すと本体上部がロールトップ式で開閉される仕組みであることがわかります。雨蓋はおよそ100ℊ。ロールトップ式の開閉構造は好き嫌いが分かれると思いますが、故障は少ないかもしれませんね。写真にあるように、雨蓋部分には外と内に収納があります。

他にも取り外せるパーツとしてヒップベルト(約200ℊ)やチェストストラップ、背面パッドなどがあり、わずかな時間で取り外し、再取り付けが可能です。最も軽量なスタイルにすると800ℊほどとなり、テン場から山頂までのアタックザックとしても使えそう。

背面パッドも取り外すことが出来ます。この背面パッドは背中側が波打つ形状になっており、少しでも風を通しやすく工夫されていることがわかります。

④アドベンチャーレースのノウハウを詰め込んだ細かな工夫による使い勝手の良さ

世界一過酷なレースといわれるアドベンチャーレースシーンで培ったノウハウで作り上げた、軽量テクニカルパックです。外付けしたアイテムの視認性を確保するためのメッシュポケットや容易な操作で小物の固定が可能なZigZagサイドコンプレッションなど、ファストパッキングに適した操作性を重視。背負い心地の快適さを向上させた背面構造と、取り外し可能なポケット付きヒップベルトを装備し、雨蓋を取り外すことで1kgを切る軽量モデルです。

マックパック公式より

世界で最もアドベンチャーレースが盛んな国と言われるニュージーランド。その国で作られているマックパックだけに、細かな仕組みが色々施されています。

地味に面白いなと思ったのがザックのサイズ調整をする際にどうしても余ってしまう各種ベルト類の処理。ほぼすべてのベルトの末端にベルクロテープが取り付けられており、余ったベルトをクルクルと丸めて留められる仕組みとなっています。

他にも今では当たり前となったハイドレーションに対応。しっかりとハイドレーションポケットが設けられており、ハイドレーション本体を固定するためのベルクロテープも設置。ハイドレーションは中身が水分だけに、量が減って来ると形状が変化し、バックパックの中で動き回ってしまうと歩きにも影響が出がちなので、細かい配慮がありがたいです。

 

 

フィヨルド40まとめ

このザックを使い、これまで悩みだった長時間バックパックを背負うことでどうしても発生する肩の痛みから解放されました。それだけ腰と背中に荷重がかかる仕組みが優れているのだろうと思います。

生地は薄く、軽量な反面に耐久性は若干落ちることは否めないとは思います。それでも、私の山歩き道具にはちょうどいいサイズ感のバックパックに出会えたと嬉しい思いです。様々な工夫が行き届き、これからも様々な場面で試してみたいと思えるバックパックです。それと、現時点ではあまり山で被ることがないのもいいです(笑)

ただし、バックパックは人によって合う合わないがマチマチだと思います。どんなバックパックでも購入前に実際に背負って確かめてみることが一番だと思います。

40L前後のザック各種

 

 

 

 

 

 

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