冬キャンプ最大の敵は「地面からの冷気」~レイヤリングで対策しよう。特効薬もある

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最終更新日 2021-12-19インフルエンザ治療開始から2日目
昨日は昼過ぎから夕方近くまで久しぶりにしっかり寝ることができました。汗を大量にかいたおかげか、かなり身体が楽になりましたね(^^)
子どもの頃、風邪をひくと母親から言われ続けたのは、水分をよく摂ることと、暖かくすること
このことは頭に染み付いているのでしょうね〜同じように子どもにも言っています。
こういうことって、こうやって代々受け継がれていくのでしょうか(^_^)そんな大げさなことではありませんか?(笑)
さて、先日書かせていただいたスリーシーズンシュラフを冬用に転用する「シュラフレイヤリング」の話ですが
おっ!またベランダ寝やるの?みたいな期待?の反応も含めて、楽しんで?読んでいただいたようで(u_u)
何はともあれありがとうございます。

あのレイヤリングセットはそのまま置いてあり、翌日にベランダ寝実験をしようかと思っていたのですが、インフルエンザで敢え無く挫折(^^;;
しかし、近々体調を整えて試してみたいと思いますが
今日は冬の電源なし「キャンプ」で、ジワジワと身体を冷やす「地面からの冷気」とどう付き合うかというお話
山ではないですよ~キャンプ限定です^^
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まず我が家ではこんな風にしています~多分ごく一般的ですが^^;

◆想定1 
冬の電源なしオートキャンプで私とみー2人の場合、山の場合も同じです(テントだけエアライズ2に変わります)
①ヒルバーグのナロ、スタイカで寝るだけ
地面にオールウェザーブランケット2枚



エクスペド ダウンマットライト 5M・5S  (後で詳しく書きます)

シュラフ
②アトラスをリビングにし、アトラスで寝る場合
それぞれにオールウェザーブランケット1枚ずつ

同じくダウンマット

シュラフ
この二人の場合は至極単純です
寝る時以外にはほぼ地面からの冷気については気にしていません(厳密には対策していますが)

◆想定2 
みぃ君、みーママがいた場合の冬の電源なしキャンプの場合
 そもそもみぃ君は電源ありキャンプに生後5か月の時の一回しか行ったことがありませんが^^;
前提 アトラスなど大型シェルターを必ず張ります
地面にオールウェザーブランケット 3枚

1000円ほどの4ミリ厚のホットカーペット用断熱シート2畳




クローズドセルマット3種類を並べて敷く
サーマレストリッジレストソーライト、サーマレストZライト、ヒプノスマット

エルパスブランケット2枚(断熱というより肌触り重視)

シュラフ
どうしても、2歳の子どもがいるとずっと椅子に座っているのは困難です^^;
靴を脱いでブラブラしたり、抱っこしたり、あっち行ったりこっちいったりしますから、「お座敷スタイル」にならざる得ません
それに、お座敷スタイルなら動ける範囲はお座敷の範囲ですから、それ以外の場所に例えば「ストーブ」を置いておけば、間違ってストーブに近寄ることも防ぎやすいと思っています〜比較的安全
この場合、ダウンマットは地面にはひきません
というのは危ないからです
厚みが5センチ以上になり、2歳のみぃ君は乗るとはしゃぐことが目に見えています
パンクの危険もありますが、何と言ってもバランスを崩して火器類などに接触して怪我をする危険があるからです
この場合にダウンマットを使うのは必ずコットの上だけにしています
かなり初期の頃のブログに書いていますが、2度目のキャンプの時、みーがテント内で転んで頭に結構大きな傷が出来、かなりの出血をしたことがあります^^;
それからというもの、アウトドア用品はまず子ども目線での安全第一、自作のテーブルやイスもそのことを反映して工夫をしてあります
さて、少し話がそれました、地面からの冷気の話^^
ジワジワ確実に来る地面からの冷気
地面からの冷気はジワジワ来ます、そして特に寝ている時に背中が冷たいとまずまともに寝ることは出来ません^^;
山で遭難した時などはとにかく地面に体を出来るだけ接触させないように座ったまま、ザックをお尻の下に敷いたりして寝ろなどともよく言われていますが、地面からの冷気は体温を奪っていくんですね~それはテント内の空気以上にです
ダウンシュラフの弱点は背中
どんなにいいダウンのシュラフだろうと、人間が中に入って体重をかけてしまえば、背中側のダウンはつぶれてしまい保温力を失うと言われています。これはシュラフレイヤリングをしても同じです。
地面の冷気は何層をも突き抜けて体を冷やしていきます^^;いやホント、何度も実体験があります
ベランダでも実験したことがあります(笑)コンクリートは冷えますよ~
お座敷でもレイヤリングで層を作ることが大事

層を作ることが重要
その中でも小さいお子さんがいて、断熱性でも耐久性でも間違いなく力を発揮するのはクローズドセル系のマット〜
サーマレストのリッジレストに代表される、耐久性の高いマットで設営簡単、断熱性もとても高く、軽い
安めのエアーマットを購入し、しばらくするとパンク…考えると、多少高くてもマットは揃えておいた方がいいかな〜安眠にもつながり、次のキャンプにもつながるように思います(^^)

穴が開いてパンクしてしまう心配もないので、テントの床にするにはもってこいです
登山用?という印象が強いかもしれませんが、決してそんなことはありません
運動会などにこれ1枚あるとどこにでも腰かけて背中も保護できます(笑)荒っぽく日常使いができる
空気で膨らませるタイプのマットは雑には扱えません~小石で穴がすぐ開いてしまうでしょうからね^^;
リッジレストソーライトはR値3.5
R値は高い方がいいと言われています

ZライトはR値2.6 
収納はこちらの方がコンパクトですが断熱性は多少劣ります〜ただ、十分な性能です

ヒプノスマットはローカスギアさんが販売していたマット~今はないのかな??
当時の記事

4000円を切る価格で安かった~ソーライトと同じようなクルクル巻く式のマットですが、これは常に車に入っています
厚さが1.2センチと薄めですが、硬い感触なので案外寝やすいのです
薄い層でも重ねればかなり違う
そして、冬になると結構長いこと使っているのがこちら


ちょっと商品は違い、購入したものは確か1000円ちょっとだったと思いますが、ホームセンターなどに行くと大体置いてます
これそれほど嵩張らず、サイズが2畳の正方形というのがかなり使いやすいのです
厚めの銀マットだと相当な積載負担となりますが、これは隙間に詰め込んでおけます。
テントメーカー専用のインナーマットなどもありますが、とても大きくて積載が大変だったり、値段も高かったりすることが多いかと思います。性能はいいみたいですけれども。
ただ、一つで完璧なものを目指すよりも、何度も言いますが(笑)冷気を遮断するには色々と何層も重ねるのがいいような気がします
テントメーカー用マットは比較的大きめなものが多く、テントが変わると使い勝手が悪いことがあるようです
我が家は夏には2人用テントを二張りして別々に寝ます。設営撤収が早いのです
冬には上のクローズドセル系のマット3つを並べて床として使っているのも、夏場にはそれぞれ個人用マットとして各テントの中で使えばいい
夏場にはシェルターとしてのアトラスを張ることはまずありません~暑いのでね^^;
タープ下ということになりますが、そこにはお座敷は作りません~逆に動きにくいし、風が吹くとすぐ砂まみれになったりするのです
オールシーズン使いまわせる個人マットが個人的には便利だと思いますし、サーマレストならオートでも山でも使いまわせます^^汎用性が高い
このあたりは何を選択するか、悩みどころだと思いますが、断熱にはこの手のマットの層が力を発揮します
多少高いけれども値段相応の安心感
最後にエクスペドのダウンマットのこと



登山の場合はすぐにテント内ではシュラフに潜りながら全てを作業しています^^;寒いから
下にはやはりダウンマットを敷いています~真夏は違いますが
エクスペドのダウンマットは、エアマット内にダウンが封入されており、マット内の空気の対流を抑えることで、下からの冷気を遮断し、同時に体からの熱を吸収してマット内のダウン自体が徐々に温まります。
断熱の値を示すR値も4.1と高く、マイナス12度対応。(ライト5の場合)
非常に優れたマットだと思います
雪の上で単体で敷いても寒さを感じなかったマット
さらに、寝心地も抜群にいいのです。5センチ以上の厚みのあるマットですが、両端はさらにわずかに高くなっており、寝ている間に滑り落ちることを防止するようになっている。
それまで朝は腰の痛みや頭が痛かったりしたのですが、このマットを使うようになってからは無くなりました
価格は正直高いですね~私が購入した時は今の3割引きぐらいの価格でした
それでも価値あるマットだと思います
まあ今のところ特効薬と言ったところですね^^;

シュラフレイヤリングの話を書きましたが、冬の電源なしキャンプで最も大事なのはマットではないかなと思っています、マットレイヤリング
電源ありキャンプの場合、多くの方が「電気カーペット」「電気毛布」などを使うと思います
あれの力は偉大ですね~逆にないとすごいことになります^^;
テント内の気温ももちろん下がりますが、何といっても地面は冷え切ってますから
その冷えには体をペッタリつけて寝るわけですからね~それなりの断熱対策をしないといけませんね~
キャンプでお金をかけないといけないものはいくつかあると思います
例えば、ペグ、ハンマー
そしてマットかなと思います
寝ている時間は長いですからね~層を重ねてレイヤリング
まだまだ工夫はあると思いますが、その工夫を模索しながらしていくのがアウトドアの楽しいところですね^^
最後にちょっとだけ小物編を書きます

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  • コメント ( 6 )

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  1. u10

    断熱レイヤーをいくつも作る
    大事ですよね^^
    雪山でハードシェルジャケット敷いたりするとかなり効果ありますもんね。

  2. たいちち

    マットは、寝袋と同じく、良い品質→高価格が当てはまりますね。
    逆に、高価格→良い品質とは限りませんが(汗
    まだ冬キャンプは経験ありませんが、参考になります。
    詳しい解説ありがとうございます。

  3. レフア

    想定1の床レイヤーはシンプルで驚きました!
    それほどにエクスペド ダウンマットライトは
    高機能なんですねー!!
    いやはや、シュラフレイヤリングに引き続き
    今回のレポも非常に参考になりました!!
    現在の我が家の装備に少し買い足して
    ベランダで私も実験してみたいと思います(^o^)
    本当にありがとうございました!!
    インフルエンザ、ご家族含め
    くれぐれもお大事にして下さい。

  4. みーパパ

    u10さん
    ザックの中に足入れたりね^^;実際やったときは、雑誌の情報見ておいて良かった~と思いました(笑)
    情報をつかみ、、しっかり判断しながら対応できるようにしておきたいですね^^

  5. みーパパ

    たいちちさん
    マットはですね、何を望むかと使う季節により随分選択が変わってくると思います。
    冬やらない夏だけというならエアーマットが寝心地がいいですし、地面からの冷気はあまり気にしなくていいですね~
    冬まで考えると、オールシーズン使えるのは何かなと考えることが必要になってきますね^^
    夏用でもとても高いマットになる場合があります~

  6. みーパパ

    レフアさん
    ダウンマットは一押しです
    インサレーション系のマットは中に化繊を入れ込んだものも含めて色々出てきています。これが大きな流れになるのではないかなと思っていますが、ちょっとまだ高いんですよね~ただ、とてもいいものだと思います^^一つ試しにというのもいいですよ~多分女性は寝やすいと思います