私の登山クッカーセット~軽くコンパクト、かつ使いやすさに特化した選択
最終更新日 2023-12-05今日は登山とクッカーについてのお話です。
登山の楽しみの一つである食。同じカップラーメンを食べるにも、山で食べると普段の何倍も美味しく感じるものです。出発の前、ザックにクッカーを詰め込むところからワクワクして楽しくなってきます。大人の遠足なんですよね登山って。
と言っても、私はお湯を沸かし、フリーズドライ食品を食べるだけなんですけれどね。それでも山で食べるということは楽しく、特別美味しいのです。
そんな私が選ぶクッカーは、軽く、コンパクトでお湯を沸かすことに特化したクッカーになります。クッカーにはそれぞれ人によって拘りがあると思いますが、私のクッカーセットも何かの足しになればと思い、紹介してみたいと思います。
今年はどこの山でどんな食を楽しめるのでしょう?では本編です。
目次【お好きなところから】
出番の多いお気に入りのコンパクトクッカーセット
これ以上小さく軽いものがないということではありませんよ。軽さを追及すれば選択肢は他にも多様にあります。
行く場所や季節、人数などに応じて何種類かを使い分けていますが、あくまで自分なりの使いやすさを考慮した上で、現在最も出番が多く、気に入っているクッカーセットということです。
EVERNEW エバニュー チタン パスタもクッカーS(95g)
クッカー全景。少し大きめのマグカップぐらいですね。チタンなので大変軽いです。お湯を沸かすということで言えば、ソロならこのぐらいの大きさで十分です。
エバニュー(EVERNEW) チタンパスタもクッカーS RED ECA521R
エバニュー(EVERNEW) チタンクッカー1人用セット RED ECA278R
同じエバニューのチタンクッカーにウルトラライトシリーズのソロ用というものがありますが、あえて違うものを使っています。
単純に、「チタン パスタもクッカー」の方が数十グラム軽いからです。違いは蓋部分の形状でしょうか。
チタンパスタもクッカーS
サイズ:径 9.3×深さ11.1cm/容量750ml
外寸:径10.4×深さ11.6cm
素材:チタニウム(取っ手部シリコンチューブ付き)、内側セラミック樹脂コート
質量:95g
バーナーはプリムスP115(57g)
バーナーはこのクッカーに入る大きさを探したところ、プリムスのP115フェムトストーブに落ち着いています。
プリムスP115フェムトストーブ
出力:2.5kW/2,100kcal/h(Tガス使用時)
ガス消費量:170g/h
燃焼時間:約80分(IP-250ガス使用時)
ゴトク径:大120mm/小80mm
収納サイズ:5.4×7.4×2.7cm
本体重量:57g
P115は三本五徳ですが安定性はしっかりしています。炎は中心から棒のように真上に勢いよく伸びて燃焼する感じです。炎が広がらないので、大きなクッカーなどには向かないだろうと思いますし、本格的な料理というよりは湯沸かしが中心でしょうね。
これだけコンパクトさを追求するならば、電圧着火システムは省いても良かったのではないかと思います。標高が高くなると電圧着火システムは全く機能しないため、ライターは必須です。ガス切れや水濡れに備え、ザックの中にライターの予備をもう一つ入れておくようにしています。
PRIMUS(プリムス) 115 フェムトストーブ P-115
風防あるなしでは湯沸かしのスピードが違う(25g)
自作の風防は同じくプリムスP153で使用していたものと一緒。ホームセンターで購入した薄いアルミプレートにバーナーの五徳部分に切れ込みを入れ、装着できるようにしています。ペラペラのアルミプレートですが、あるとないではかなり違います。
燃焼部に直接横風などが当たらないようにすることはもちろんですが、ガス缶の冷えを若干なりとも抑制し、燃焼効率が下がりにくいないように感じています。
作りは簡単で、アルミプレートに所々切れ込みを入れ、その切れ込みに五徳の先端を差し込んで止めています。
ジェットボイルのガス缶スタピライザーは必需品(27g)
ガス缶の底部に装着し、安定感を増すためのスタピライザー。こちらはジェットボイル純正。畳むと非常にコンパクトになって、クッカーの中にスッポリ納まり、大変気に入っています。不整地や、雪の上での湯沸かしには欠かせないマストアイテムです。ただ、価格が高いのが難点。
ジェットボイル純正のスタピライザーの模造品として、下記の商品があります。価格は約7分の1で購入できます。
Perfectgoing ガスカートリッジホルダースタビライザー
クッカーの中に全部投入(合計395g)
これらをクッカーの中へ投入します。蓋を開けると、ガス缶、スタピライザー、ライター、バーナー(プリムスP115)が入っています。風防はクッカーの周囲に巻き付けてあります。輪ゴムなどで止めておけばいいですね。
全て綺麗に収納できます。軽量してみると395g。ただし、使っているガス缶の種類や容量によっても若干変わってきます。充填量110gのガス缶でおおよそ1時間超程度の燃焼時間でしょうか。数回の湯沸かし程度なら十分です。
高さはiPhone7を立てたのよりも低い程度。ザックの雨蓋の中にも納まってしまうぐらいです。
人数や使用内容に合わせてクッカー選び
左側が今回取り上げた私のクッカーセットになります。その横、写真右側は同じエバニューの「パスタも」クッカーのMサイズ。少し大きめになり、この二つはこんな具合にスタッキングできます。
若干蓋の締まりが悪くなるのですが、収納袋に入れてしまえばたいしたことはありません。これでも総重量500g程度です。こうしておくと、2人での登山で二つリフィルタイプのカップラーメンを作る時にも使えます。
同じく、山でよく見かけるプリムスのライティックケトルにも。
1人~2人の山行なら色々と選択しながら使えるかなと思います。こんな具合に、どうしたら自分なりのクッカーセットを作れるかな?と考えるのも山の楽しみの一つですね。
ということで、山のクッカーセットについてのお話でした。今週はリハビリや妻が仕事でダメなのですが、来週はどこか歩きたいなとムズムズしてきました。
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