伊吹山ナイトハイクの季節/装備も紹介

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最終更新日 2023-12-05

今年のGWはどこへ行こう

2021年のGWが迫ってきました。昨年は一回目の緊急事態宣言直後ということでどこへも出かけませんでしたが、この一年間の間に様々な対策を体験的に学びました。キャンプ場でも対策を施されています。堂々と外出しようと思っています。

当ブログの「今日よく読まれている記事」でもこのところGWのキャンプ場情報探しの検索流入が増えています。我が家はというと、毎度のことながらキャンプ場の予約は取っていません・・・例年であればそれでも必ず行ける場所はあるので余裕なのですが、今年は「ヤバい!」ですね。有名どころだけでなく、ここも?というようなキャンプ場でさえ既に連泊の予約は取れないようです。予約無しで入れる場所も入場制限をしているので行ってみて入れないということが起こりそうな予感です。

こういう時には「超穴場」狙いしかないかなと思い、初の新潟上陸など新規開拓と行きつけの場所でただいま天秤にかけて検討しています。天気がイマイチなのが気になるところ。天気次第では思いっきり違う方面もと思ったりもしますが、若干出遅れましたね・・・(笑)

すでに記事検索では夏キャンプをにらむ

さて、そんなGW記事検索の中にあって、ここのところ謎の検索上位になっているのが「自作クーラーボックス作成」について書いた2013年の記事。これまでに3個のクーラーボックスを自作しており、クーラーボックスは自作に限ると思っています。しっかり作れば高価な市販のものよりも保冷力は断然高いです。自作としては結構簡単ですしね。

ただし、今我が家がキャンプで使っているのは冷蔵庫です(笑)。

ドメティック社の「コンビクール」は家庭用コンセント、車載電源に加えてカセットガス(1本で20時間)で庫内を冷やすことが出来ます。保冷でなく冷蔵。実際には庫内のものが凍るほどの威力があるため冷凍冷蔵庫。最強です。

伊吹山ナイトハイクの魅力・メリット4つ

本題から離れ過ぎました(笑)。4月も後半、今年も伊吹山にナイトハイクの季節がやってきました。名古屋から1時間以内で行ける「百名山」伊吹山へ今シーズン初のナイトハイクへ出かけてきました。

日本百名山「伊吹山」はナイトハイクに限る

初めて伊吹山に登ったのもナイトハイクでした。長男の事故後、登山再開で一緒に登ったのも伊吹山でした。

昨年は遭難しそうな登山者の救助も行いました。東海・関西から1時間で本格的な雪山登山が楽しめるのも伊吹山です。

伊吹山には何度登ったのかももう分かりませんが、そのほとんどがナイトハイクです。なぜ夜に登るのか?伊吹山ナイトハイクの4つの魅力・メリットを書いてみようと思います。

夜景を見ながら登山

夜、日の出の時間の2~3時間前に登り始めるのが通常ですが、当然真っ暗です。登っている最中には何も見えません、『夜景』を除いては。しかしこの夜景が最高なのです。

2号目を過ぎ旧スキー場ゲレンデ脇を登り切った辺りで振り返ると、琵琶湖湖岸に広がる麓の街が暗闇の中で輝いているのが見えます。6合目、7合目付近から見る夜景の中に真っ黒に広がる琵琶湖の大きさにも圧倒されます。

夜の闇の中での登山だからこそ見える最高の夜景がナイトハイクの一つ目の魅力です。

当たると素晴らしいご来光

夜に登る1つの目的が太陽が昇ってくるのを山頂で眺めるため。山頂で見るご来光は格別です。ただし季節にもよりますがなかなかうまい具合に美しいご来光に出会えることはありません。これまでご来光を拝むことが出来たのは数回ほど。殆どは真っ白なガスの山頂でご来光時間を迎えていますから、これは運が良ければというところでしょうか。

ホタルの舞う中を登ることが出来る

ご来光と違って季節さえ外さなければまず見る事が出来るのが、3合目付近から頂上にかけてのかなり広い範囲でヒメボタルが光ながら飛ぶ様子。7月上旬から7月下旬の午後10時から午前4時頃にかけて舞い飛びます。フワフワと光るホタルの光を見ながらの登山はとても幻想的でおススメです。

何と言っても暑くない!

実はこれがナイトハイクの最大の魅力と言っても過言ではありません。伊吹山は5合目を過ぎると日差しを遮る木々が全く無くなります。夏場の昼間などは灼熱の登山となるため注意が必要です。ナイトハイクであればその暑さから逃れることが出来ますし、真夏でも山頂付近には涼しい風が吹いていて最高の避暑登山が楽しめます。

ナイトハイクの注意点も

そんな魅力いっぱいのナイトハイクですが、山頂まで一本道、街のすぐ近くで登山者も多い伊吹山でもナイトハイクとなると注意しないといけないことがいっぱいです。

一本道なのに道迷いが起きる

伊吹山山頂までの登山道は基本的に一本道。日中であればまず道迷いを起こすことはなさそうですが、夜間ともなると簡単に迷ってしまいます。実際今回も先行する登山者のヘッドライトの光が登山道から外れた方面へ進んで行ってしまっていました。視界が狭いために勘違いに気が付くのも遅くなってしまいます。地形的に濃いガスに覆われることも多い伊吹山。

紙の地図を見ても周囲の地形もわかりずらいので、ここはデジタル版のヤマップや山と高原地図をスマホにダウンロードしておくのが得策です。GPSで現在地を大まかに示してくれますからね。

ヘッドライト必携、出来れば2つ持ち

ヘッドライト必携です。当たり前のように思いますが、ヘッドライトを持たずに登る登山者がチラホラいます。持っていてもとても光量の少ないものを使っていて役に立たなくなってしまった方も何度か見たことがあります。

200㏐程度あればいいと思いますが、ヘッドライトの最大光量の持続時間はほぼ1時間程度。登りのコースタイムは3時間40分ですから替えの電池もしくはヘッドライト2個持ちがいいですね。私は必ず2個持って登るようにしています。

駐車場・最徐行

伊吹山上野登山口から登る際には上野集落の中に個人経営の駐車場が無数に点在しています。ナイトハイクでも利用が出来ますが、集落の中を通過するため夜間は最徐行が必要です。準備中でしょうか、仲間同士で大きな声で話している方も見たことがありますが、集落の方の協力の上で登山が出来ていることを忘れないようにしたいところです。

民間駐車場の料金は300円から500円ほどまで様々。トイレの有無や更衣室の有無など様々です。

今回停めさせていただいたのは伊吹山ゴンドラ乗り場前の駐車場、料金300円でトイレ2つ、更衣スペースもあります。登山口まではすぐです。

伊吹山ナイトハイクの装備例

伊吹山ナイトハイクの装備例をご紹介します。もちろん季節によって全く違いますが、おおよそ伊吹山をナイトハイクで登られる方が多くなるのはGWあたりから秋口。特に多くなるのが6月末から7月のホタル時期、8月頃までだろうと思います。今回は真夏時期の装備について。

登り初めは標高200mほどですから夜間といっても非常に暑いです。ウェアも薄手のもの、半そでなどでいいかと思います。私は調節しやすい長袖のベースレイシャーを着用して腕まくりして登っています。

3合目を過ぎてくると次第に風が吹き抜けます。山頂では下界と比べて約8度程度気温が下がることを考えると風を防ぐ上着が必須です。レインウェアと兼用することも出来ますが、私は防水性はないけれど着心地が良くて蒸れにくいファイントラックのフロウラップフーディーを必ず持っていくようにしています。真夏時期でいえばこれ一枚あれば防寒着としても役立ちます。ただしあくまで天候次第ということは大前提です。

ナイトハイクと言えども真夏の登山となりますから蒸し暑く、大量の汗をかきます。人によっては衣類の着替えなどもあった方がいいかもしれません。山頂トイレで着替えが可能だと思います。

上でも書いていますが当然ながらヘッドライトは必需品です。以前スマホのライトで登っている方を見た事がありますが登山では力不足です。

以下は6月に富士山に登った際の装備例の抜粋です。参考までに。

・帽子  下山するころには灼熱の太陽が降り注ぎます。
・ヘッドライト (ペツル アクティックコア) 予備としてもう一台あると良い。
・ベースレイヤー(ミレー モルフォジップロングスリーブ
・アウター(ファイントラック フロウラップフーディー紹介記事
・パンツ(ノースフェイス バーブライトパンツ
・登山用下着(モンベル ジオライン L.W. トランクス)
・サポートタイツ(CW-X ジェネレーターモデル
・靴下インナー(インジンジ ライナークルー紹介記事
・靴下(ダーンタフ ブーツソックフルクッション紹介記事 丈夫!7年間使えています
・皮膚保護クリーム(ProtectJ1紹介記事
・レインウェア上(ノースフェイス クライムベリーライトジャケット紹介記事
・レインウェア下(ミレー 防水透湿トレッキングパンツ TYPHON 50000 WARM ST TREK PANT紹介記事
・登山靴 (スポルティバ ウルトララプターⅡGTX
・インソール(YAMAP別注山を歩くインソールカーボン)紹介記事
・トレッキングポール(フィザン コンパクト紹介記事
・ザック(山と道 MINIカスタム)紹介記事
・サコッシュ(asobitogear ASOBI-Pocket)紹介記事  サコッシュの中身紹介
・ハイドレーション(プラティパス ビッグジップEVO
・行動食各種 くるみ餅
・モバイルバッテリー(アンカー PowerCore III 5000)各種ケーブル

カメラ関連編

・ミラーレス一眼(OM-SYSTEM OM1)←2022年6月現在
・ジンバルモバイルカメラ(DJI Pocket2
・スマホ(iPhone12pro

ナイトハイクで登ろう伊吹山 2021.4

さて、週末は思い立って伊吹山ナイトハイクへ出かけてきました。

伊吹山は登山口から山頂までの標高差約1100m。登りコースタイムは3時間40分ですが、おおよそ2時間ほどで登るのが自分の過去のペース。これをどの程度で登れるかは夏山登山などに向けた自分自身のバロメーターとなっています。午前中に帰宅すれば良かったこともあり、天候は余り良さそうではなかったのですが向かいました。

駐車場に到着したのは一番。管理人の方もいなかったので、備え付けのポストにお金を投函して出発です。

1合目までは鬱蒼とした雑木林のような登山道。雨もしばらく降っていなかったので乾いていて快適です。よくドロドロになっているところなので。

気温は15度程度。登っているとすぐに熱くなってきます。1合目で雑木林を抜けて旧スキー場跡ゲレンデへ。そこからしばらく登って振り返ると、月明かりで明るい空と夜景が目の前に飛び込んできました。

3合目の公衆トイレでしばし休憩。トイレも使えるようになっていました。先行しているのは2組。ヘッドライトの明かりが7合目辺りを登っているのが見えました。

5合目を過ぎたあたりから辺りが真っ白に。風も強くて冷えてきました。上着を1枚羽織って先へ。

ご来光のチャンスは無さそうだったこともあり、ペースはユックリと。

はい山頂です!真っ白です(笑)。まあこんなもんですね。

伊吹山のシンボル、ヤマトタケル君にご挨拶。誰もいません。山頂営業小屋もまだヒッソリ。

山頂部には少しだけ雪が残っていました。展望もないし寒すぎるのおにぎりを1つだけ食べて下山です。

8合目を過ぎたあたりで突然空が明るく・・・薄っすらと青空が見えます。こんなもんですね。琵琶湖から強い風が吹き込み、伊吹山にぶつかって雲が湧いて渦巻いていました。

次々と登っていく登山者と挨拶を交わしながら1合目へ。伊吹高原山荘前には大勢の登山者が準備をしていました。

高原山荘近くにあるいつも通り過ぎる建物にのぼりが出ていたので覗いてみると、ホットサンドやコーヒーがいただけるとのこと。

食パンに食材を挟んで焼いただけなんでしょうけれども登山後の温かい食べ物の美味しい事!200円とお手頃なのもありがたい。ごちそうさまでした。

登り初めは真っ暗だった薄気味悪い雑木林も明るい陽の光を受けて木漏れ日の美しい森に変わっていました。気持ちいい登山道をトコトコ下って無事ゴール。

車を停めた駐車場はすでに満車。駐車場脇の水道で靴を洗い、11時過ぎには名古屋の家へ帰宅となりました。

実は注文していた新しい登山靴のテストをしようかと思っていたのですが、手違いでその日までに届かず・・・。それでも今シーズンもナイトハイクシーズンに入ったことを感じさせる気持ちのよい伊吹山登山となりました。

去年は逃しましたが、今年はホタルの時期にも登りたいですね。

単焦点レンズを持って登山

今回は少し前に購入したマイクロフォーサーズの単焦点レンズ  LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 IIを持って登りました。

普段の登山ではなかなか使わないフルサイズ換算50mmという画角でしたが難しかったです(笑)

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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