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登れ!フカフカ新雪の伊吹山~都市に近い1300m級とは思えぬ世界がそこに

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先週日本各地で記録された12月の豪雪。家からも見る事の出来る伊吹山も一晩にして真っ白に。これは行かねばならないだろうということで、12月20日の日曜日にフカフカの新雪伊吹山を登ってきました。

雪の伊吹山はこれまでにも何度となく登ってきましたが、新雪のフカフカ具合といい青空といい好条件が重なった登山の模様を紹介したいと思います。雪の伊吹山登山に興味のある方に少しでも参考になれば幸いです。

 

そして一言・・・

2020年雪山シーズン始まりましたね!

2020年雪山スタートは伊吹山をチョイス!

家から一番近い雪山

先週末は仕事をしながらそわそわしていました。山に雪が降っていることは各地のライブカメラやTwitterなどの情報からも間違いがない、問題はどの山域を選ぶか、土曜日か日曜日か・・・。真っ先に上がったのは八ヶ岳界隈。しかしどうももう一つ雪の降りが弱いらしいとの情報。八ヶ岳は今シーズンももちろん何度か訪れたいものの、折角の新雪は雪にダイブ出来るほど埋まりたい(笑)埋まりながら登りたい。新雪直後だけに雪遊びをメインに山域を考えると浮上してくるのは「伊吹山」でした。

過去の記録に残したかどうか記憶にないのですが、5年ほど前に3合目から山頂まで怒涛の新雪ラッセル片道5時間(夏だと2時間)・山頂でホワイトアウトというエクストリーム登山を経験したのも伊吹山。その時の登山は激烈に疲れたのですがとても強烈に印象に残っています。

日の出は6時55分、出発は日の出とともにと思い名古屋を出発。名神高速道路関ヶ原インターを下りると土砂降りです。伊吹山に近づくにつれて雨に雪が混じり始め、道にも積雪、除雪車も動き始めています。

当然ながらスタッドレスは必須。チェーンなども準備しなければいけませんね。

名古屋から50分の上野登山口へ

登山口となる上野集落へ着いたのは6時半前だったと思います。名古屋市北部の我が家から約50分で到着です。大阪からでも1時間ほどでしょうか?都市部からのアクセスがとてもいい山です。

 

運よく登山口目の前の駐車場へ。周辺には300円から500円程度の駐車場が多数あります。皆さん暗闇の中で除雪と呼び込みを始められていましたね。

登山装備を整えて7時前に出発です。

登山口手前の詰め所はコロナウイルス感染防止のため対面対応はしていない?協力金300円はポストへ入れてくださいということでした。

標高1300mの低山とは思えない世界広がる冬の伊吹山

登山口から雪タップリ

この日の伊吹山は久しぶりに登山口からタップリの雪。1合目までの樹林帯は雪の重みに耐えかねた木々が至る所で登山道を塞ぐように倒れていました。

まるで雪のトンネルの中を進むような雰囲気。明るくなってくると1合目。目の前には閉鎖されたスキー場後の斜面が広がってきます。一気に積雪量が増え、ひざ上まで。予想通り降ったばかりの雪が行く手を遮ります。

おまけに強風。ホワイトアウト状態のままひたすら登ります。この日の「てんきとくらす」伊吹山は終日C予報。風予報が14mと強くなっていました。これは山頂までこんな様子で我慢と修行の山行となりそうだなとその時は思っていましたよ。

白黒の世界に色が射す

ところがどうでしょう。スキー場後の斜面を登り2合目までもうすぐとというところで真っ白だった目の前の世界に色が射してきました。待望の青い色が。

右手からは雲間から朝陽をかすかに浴びてオレンジの空も。さらさらの雪面の綺麗な事・・・。

登りつめて「はぁー」と吐息を吐いて立ち止まりふと背後に目を向けると、日曜日の朝まだ起きだしていない麓の街が雪の中でまるでミニチュアの世界のよう。

雲の下は鈴鹿でしょうか。勢いよく雲が流れていきます。

雲の向こうに見えるのは琵琶湖。

吹き付ける風の冷たさも忘れ、冬の空、雲の動きをしばらく見つめてしまいました。

雪は思っていたよりもサラサラふかふか。少しの風ですぐにトレースが消えていきます。

3合目手前で目指す伊吹山が見えてきました。まるで雪の壁。標高差は約1100mと雪山としてもしっかり登りごたえのある山です。

3合目までは順調に到達。しかし3合目から4合目、普段なら10分もかからずに到達するわずかな登りの平原に腰近くの雪。トレースは消えいつのまにかトップに。ズボズボ埋まりながら一歩一歩進みます。4合目に到達してワカンをようやく装着。

この後7合目付近までワカン装着で登りました。朝イチ時間の伊吹山ではわかんやスノーシューが非常に効果的でした。もう少し後になるとしっかり踏み固められるのでツボ足で十分だと思いますが。

雪の壁を直登する

5合目に到着。空はさらに青くなり、雪の壁には強い風で舞い上がった雪煙が舞っています。都市部にほど近い1000mほどの場所とはとても思えない壮大さです。夏の伊吹山と違ってくるのはここから。基本山頂まで直登です。傾斜が徐々に徐々にきつくなってきます。

8合目付近先頭を行っているグループは5合目付近でテント前泊した模様。トレースを作ってくれていてありがたい。それでも時折り又まで埋まりながら息を切らして白い平原を登ります。

樹氷というか湿り気のあるズッシリした雪が木々を白く覆っています。6合目から7合目付近。ミニスノーモンスター帯へ突入。傾斜もこれまでよりもグッときつくなります。雪が締まってくると結構な斜度にヒヤヒヤする場面もありますが、この日の雪質は滑落の危険はほぼありませんでしたね。

巨大カリフラワー。風が強くてカメラがぶれる・・・。

トップを行っていた前泊組でしょうか?すれ違います。振り返ると斜度のキツさが分かると思います。

目の前に聳える雪壁を一歩一歩登ります。相変わらず風が強い。グローブはテムレスへ交換しましたがそれでも冷たかった。

雪の伊吹山山頂

スライドショーには JavaScript が必要です。

山頂平原部へ到達。山頂の神社はお菓子の城になっていましたよ。吹き溜まり部は3mぐらい積もっていたようですね。

1377m 雪の伊吹山登頂です。お疲れさまでした。都市部から気軽?にアクセス出来て楽しめる雪山。昨年は雪が少なくて冬に登るチャンスがありませんでしたが、今年はどうでしょう。気軽気軽といいながらもやはり雪山。夏の伊吹山に登ったことがあっても雪山となると全く様相が変わります。初めは経験者同行や早い時間を避けてトレースをしっかり活用しながら登るのがいいでしょうね。

後に書きますが装備も準備もしっかりと。

建物の影で大福を食べてすぐに下山です。寒いですからね(笑)。

望遠レンズの圧縮効果がありますが、すぐ目の前に人家と田園が広がっている伊吹山。日本一の積雪記録がある山です。

こんな感じの斜面を登っていきます。カチカチに凍結すると結構緊張します。しかし何度もいいますが今日は雪遊び。持参したピッケルも全く不要。雪に足を出すとずずずーと3mぐらい自然に落ちていくように下ります。落ちていくけれども柔らかフワフワの雪なので全く不安なし。雪の上を泳いで移動しているようです。

6合目手前の避難小屋まで降りてくると大勢の登山者がこれからの直登へ休憩と準備。中にはここでUターンする登山者も。思ったよりもきついですからそういう選択も全然ありだと思います。無理なく楽しむのが大事。

そんなこんなで新雪ふわふわの伊吹山。12月の日曜日に満喫してきました!

日本百名山「伊吹山」で雪山を楽しむために

登りだしの時間によって難しさが大きく変わる

伊吹山に限らず雪山のコンデションは日々、そして時間とともに大きく変わります。あの山を登れたから標高の低いこの山が登れないはずがないというような過信は危険。常に自分の実力を直視して撤退の決断も躊躇くなくすることが不可欠ですね。自らにも改めて。

日々の雪の様子などは山小屋や山域の自治体の情報なども参考にすることが必要ですが、ごく一般的に言って雪山の難易度はトレースがあるかないかで大きく変わると思います。人気の山域であれば明け方前もしくは朝イチから出発する組が大体いるのでその少し後だと踏み後が付いていて歩きやすい。いわゆる「トレース泥棒」ですね(笑)。でも初めは堂々と泥棒をしながら雪山歩きの経験を積めばいいと思います。初めのうちは早すぎる時間を避けて誰かの後を。その内誰も歩いていない雪原を歩きたい、歩けるようになるはずですしね。

伊吹山で言うと6合目避難小屋に10時頃到達しているとまずしっかりと踏み後が出来ているように思います。特に8合目上の急斜面でステップがしっかり出来ているかいないかで登りやすさは大きく変わるので参考に。もちろんステップもなにもない中を登っていくのもとても楽しいですが。

今回の装備を参考までに

今回の装備を載せておきます。参考までに。2020年シーズン初ということで結構ちゃんとした装備で行きました。風が強そうだったので。

登山靴 スポルティバG5

靴ひものない冬靴。厳冬期の八ヶ岳などでも寒さを感じたことがない安心感。そしてとても軽量なので取り回しが楽。靴下は2重にして調整しています。どちらもダーンタフを使っています。登山靴下はオールシーズンでダーンタフ「ブーツフルクッション」です。

パンツ類はモンベルのスーパーメリノウールタイツ、ノースのバーブパンツ、ハードシェル替わりにミレーのティフォン50000ウォーム。

柔らかくて防水はしっかりしながら透湿性がとっても高くて不快感を全く感じないのがお気に入り。そして暖かい!

上はドライレイヤーウォーム。昨シーズンから導入しましたが汗離れがとてもいいし暖かいというのが安心。今回も快適でした。

小物類は必需品のヘッドライトやサングラス、念のためのバラクラバやゴーグルも持参。手袋はノースのインナー手袋、黒テムレスにブラックダイヤモンドのソロイストも持参しましたがソロイストは使わず。ただ風が強く吹く環境では黒テムレスではちょっと冷たかったですね。それでも完全防水のテムレスの使い勝手の良さは抜群。

と、他にももちろん色々装備はあるのですが過去の色々な記事でも書いているので今回はここまで。では!

 

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