【登山動画】20代女子と歩く雪の鈴鹿・竜ヶ岳、足を痛めて途中撤退
最終更新日 2023-12-05春の嵐となった週末、鈴鹿山脈の竜ヶ岳を歩いてきました。
先週末の赤岳の次はどこに行こうかと考えていたんですが、2年前から登山を始めた職場の20代女子が「どうしても」山へ行きたいとのこと。というのは介護の国家試験を控えて勉強に専念するため、約半年間登山を我慢していたから。ようやく試験も終えていざ出発しましたが、さすがに半年間のブランクは大きかったようです。山頂は諦めて途中下山しました。
それでも約9時間の長丁場、いつも1人のソロ登山の身からすると誰かと登るというのは色々と発見もありました。
【YouTube】竜ヶ岳/撤退
現地で撮ってきた映像を単につなげただけですが、このところ何本か上げるなかで少しずつ手早くなってきました。上手になってはいませんが・・・。ただ、映像で残すというのは写真と文章とは違ってやはり臨場感が残せますね。少しずつアップを続けて行こうと思っています。もしよろしければチャンネル登録もお願い出来たらと思います。
映像を作っていて面白いんだなと思い始めたのは音選び?月々550円でBGMや効果音など約30万件が使い放題というAudiostockに登録してみました。
春の嵐、残雪の竜ヶ岳を歩いてきた
では写真も少しだけ残しておきます。
竜ヶ岳は三重県の鈴鹿山脈、鈴鹿セブンマウンテンの一つとして一年を辻て人気の山。山頂まで続くたおやかな稜線歩きが人気です。
名古屋からは登山口である宇賀渓キャンプ場まで1時間とかからないというのも手軽に向かえるのもありがたい。
50台ぐらいは停めれそうな駐車場は夜間でも開放されており、5時過ぎに到着した時点でも既に数台が先着されていました。6時前には管理の方が500円の駐車料金を集めに回っていらっしゃいました。駐車場の奥には大き目なトイレも設置されています。
映像にもあったように今回は職場の後輩である20代山女子の「山を歩きたい!」というリクエストに応えての山行。
写真は撤退を決めた際の悔しそうな様子の一枚ですが、山の空気を吸いに行くということが最大の目標だったようにも思います。
出発は午前6時過ぎ。3月の低山、天候も上々の予報でしたから気温上昇で雪が腐るのを嫌ってこの時間からの出発となりました。スタートは駐車場からすぐのこんな場所を通り越して進みます。気温は2度程ですがまだ風が吹く前だったので少し歩けば汗がジワッと出てきます。
暫く道なりに林道を歩いていくと左手の川沿いに宇賀渓キャンプ場、川の奥手に何やら工事中の建物が見えてきました。
こちらは今秋オープン予定の「Nordisk Hygge Circles UGAKEI」というキャンプフィールドの建物。
ノルディスクのキャンプ場とかまた人気が出そうですね~何て考えながら歩いていました(笑)。
20分ほど林道を歩くと右の山手に続く「遠足尾根」の取りつき点へ。そこからは延々と杉の植樹林を標高を上げながら歩いていきます。
700m程度から雪もチラホラ。
植林された杉林の登りを黙々と登りつめると遠足尾根の分岐点へ到着。ここからは尾根伝いに山頂へ向かう道となりますが、雪はしっかり全面に積もっていました。彼女にはここでチェーンスパイクを装着してもらい先に進みます。ここまでコースタイムの1.5倍ほど。やはり半年ぶりの登山はきついようです。
ヒイヒイ言いながらも雪の感触を楽しんでいます。
しばらく行くと視界が開けて目指す竜ヶ岳の山頂部が見えてきました。距離はまだ少しあります。
左足のくるぶし部分に激しい痛みを感じるらしく足を引きずるようになってきました。
その足でも恐らく1時間ちょっと歩けば山頂には着いたと思いますが、午後から天候悪化の予報を見ていたのでここまでで断念。下りを予定している金山尾根を下り切れないかもしれないとの判断もありました。
悔しそうにうなだれていましたが、山はまたいつかチャンスがあるはずです。今日はここまでこれたことを良しとし、次への目標や課題を見定めることも強くなるためには必要なこと。
山に求めるものはそれぞれ様々だと思いますが、こういう悔しい思いが時折りあった方が新鮮な気持ちで次へ向かえるように私は思います。そもそもこんな大きなものに登らせてもらえているが驚きです。山という巨大なものの中に分け入ると、小さな自分の存在を痛感します。自分の力ではどうにもならない存在を感じられること、山という存在に挑ませてもらえていることで生きていることをより強く実感出来るのだろうなと今回の彼女の姿を見つめながら考えていました。
下山後、スッキリした表情の彼女の姿を見れたことは良かったですね。
強い風が吹いて気温こそ下がってはいたものの、日差しのそれはすでに春。雪のシーズンも終わりを迎えようとしていました。
結局駐車場へ戻ったのは午後3時。コースタイムの倍ほどかかるという長丁場に。下山後には強い雨が降り始め、途中撤退の決断をしたことはやはり正解だったと胸を撫でおろしました。
名古屋に戻ってからは我が家で試験お疲れ様会。妻や子ども達も囲んで焼き肉パーティーで楽しむという盛沢山の一日になりました。
ちなみに彼女は年越しキャンプのハートランド朝霧や年始の浜松ゆるキャン△聖地巡り日帰り旅にも参加していてもう家族みんな馴染みとなっています。大きな娘みたいな感じですね(笑)。
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