蝶ケ岳から常念岳ソロテン泊縦走(北アルプス)

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最終更新日 2019-01-14この縦走では3kg痩せました^^;しんどかった??


常念岳
5月
北アルプスの蝶ヶ岳と常念岳(日本百名山)を三股登山口を起点として一泊で縦走
暴風の稜線でのテント泊(テント破損)や岩稜帯歩き、雷鳥との出会い、何といっても今ひとつの天候といいながらも素晴らしい穂高連峰を眺めながらの稜線歩きはとてもいい経験となりました
縦走とは Wikiより
登山の方法のひとつであり、一般的には山頂に立ったあと下山せずそのまま次の山へ向かうことを指す。
ルートによっては山頂を重視せず稜線を歩いて行くことも縦走と呼ぶ。下山しないとはいえ数百メートル下り、そこから登り返すことも多いためひとつの山頂を目指すピークハントと比べてより体力、知識、経験が必要となる。
日本百名山 常念岳からの北アルプスの山々

5月のある日
三股登山口への取り付きは通常より遅めの午前10時過ぎ
安曇野の市街地から落石を気にしながら林道を進み到着した駐車場に車はまばらでした

簡単な栄養補給をして登山靴に履き替え

まずは蝶ヶ岳を目指します

三股の登山指導所はまだ無人
登山届を記入して登山道へ^^
蝶ヶ岳 Wikiより
蝶槍の南に三等三角点(標高2,664.32m、点名は蝶ヶ岳)[3]があり、長塀ノ頭が最高点(標高2,677m)である。1990年(平成2年)頃に、蝶ヶ岳の山頂は前者から後者と解釈するように変わったとされている。[4][5] 山体はなだらかで、蝶ヶ池、妖精ノ池などの湖沼が点在する。稜線は、二重稜線となっている。この二重稜線が積雪に大きく関与するため、高山植物の分布に影響を与えている。山頂付近は、森林限界のハイマツ帯で、ライチョウの生息地となっている。


烏川にかかる橋を越え

登山道の脇には可憐な小さな白い花が

暫く行くと最後の水場~念のためお腹壊すといけないのでここでは水分補給せず^^;

ゆるやかな登りをユックリ歩いていると、こんな看板が
「ゴジラみたいな木」???
正体はこちら

自然の造形とこの木を愛する登山者の人達のちょっとした遊び心が生んだ蝶ヶ岳のアイドル^^

この日、登山口から蝶ヶ岳の4時間あまりで出会ったのは登山道整備の業者の方達だけ
蝶ヶ岳登山道はとてもよく整備されていました   前半は
休憩地点の「まめうち平」まであと僅かという地点でようやく少しだけ展望が
蝶ヶ岳までへの道のりは視界が悪いこともあって前半は苦行です(笑)精神的に~体力的にはそんなに^^
でもテント、シュラフ、コンロなど一泊装備を背負っての登山道はやはりいつにも増して
見えたのは翌日目指す常念岳と前常念岳

天候が心配です・・・

まめうち平で暫し休憩
しかし誰にも会わない・・・

パンを食べて再出発するとほどなくして残雪が
ズボズボ踏み抜くので体力が吸い取られます(=_=)

所々にあるピンクの目印を探しながらウロウロ
残雪で道がわかりづらく、人もいないので・・・
雪渓のトラバース

トラバース怖いなというよりも、人の足跡を見つけられてホッと一安心(笑)

トラバース中間地点から下を見下ろす
写真ではわかりませんが、滑ったら何百メートルか滑っちゃうかも(~_~;)
常念岳は雲の中
そこからは急な雪の登りをアイゼンつけてとにかく登る・・・気温は低いのに汗が


安曇野市街も見えるかな?

ようやく雪渓を登りきった~
そこからすぐの場所が今日の宿になる蝶ヶ岳山頂付近
赤いお屋根の蝶ヶ岳ヒュッテが見えます

この頃には分厚い雲と強烈な風
体がフワッと持って行かれそう
この風の中でテント張るの・・・とかなり迷いましたが・・・

意を決して張りました・・・風に持って行かれそうになりながら、何と1時間もかかりました(=_=)

テント泊は私だけ
蝶ヶ岳ヒュッテにも泊まり客はひと組だけ
聞こえるのは風の音だけ(=_=)

猛烈に回ってます
絶景のはずの穂高連峰は分厚い雲の中

とりあえず歩いてすぐの蝶ヶ岳山頂まで散歩

メチャクチャ寒い(~_~;)飛びそう

ヒュッテ

濡れた靴下を乾かします
5本指ソックスすこぶる快調!これ履きだしてからマメ知らず
この靴下とスマートウールを二重履きで私はちょうどいい感じ


その前の週に行った燕岳の山小屋は大混雑でしたが
とっても落ち着いた雰囲気
というか、誰もいなくて静かすぎ(~_~;)
テント泊は一泊700円
水は1リットル200円
トイレはテント泊の場合は無料


天候もよくなくとうとう雨も降り出してきてしまったので、早々とテントに篭って晩御飯
荷揚げしたビールと鶏ちゃん、白米を食べて7時前には就寝~
暴風でテントは激しく揺れていましたが、疲れもあってすぐに夢の中に

目覚めたのは4時過ぎ
まだ激しい雨風
二度寝
次に起きたのは6時頃?
とにかく一晩テントは頑張ってくれました


やっぱり破損
強烈な風でした
それにしてもあの風で耐えてくれたというのはものすごいことです(^^♪より信頼度が高まりました

さて、本日の予定は稜線を歩いて常念岳へ、そこから下って常念小屋のテント場でもう一泊ということも考えていましたが
テントは破損、風も引き続き強い様子
常念岳から下山する??
しかし時間も出発にはすでに遅いし・・・
悩むこと15分
少しだけ雨が小ぶりに~とにかく出発を決定

真っ白
ずぶ濡れのテントがさらに荷物を重くする

真っ白な中、地図を見ながらひたすら常念岳を目指す
気温は高めで助かりました

左手には絶景が広がるはずが・・・真っ白

突然
ポコンとお山
蝶槍というポイントです

top!
道は間違えていないと安心

左から強烈な風が稜線に吹き付けて、次々と雲が生まれる

ようやく登ったり降りたりを繰り返しながら
ようやく常念岳の取り付き口付近へ
一回下る・・・
このまま空中を歩いて水平移動したい(=_=)



ちょっと天気好天気味?雨あがりました
ハードシェルからソフトシェルへ
一気に体が軽くなって快調!

来た道を振り返る
さあ常念岳山頂まであとわずか

険しい岩場を両手も使ってエッチラオッチラ登ります
突然何かの鳴き声がする

岩の上に一羽の雷鳥

静かに上に回り込んで撮影させてもらいました^^

ふと左手に目をやると槍ヶ岳が出てる
教えてくれたのかな??^^

岩場を登り
振り返り

登り

見えた山頂!

山頂に人影
今日初めて人と会う

山頂到着!お疲れ様でした~
常念岳 Wikiより
常念岳(じょうねんだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)南部の常念山脈にある標高2,857 mの山である。山体すべてが長野県に属し、松本市と安曇野市にまたがる。常念山脈の主峰。日本百名山のひとつ。
冒頭のグルッと映像を撮影したり15分ほどかな~??狭い岩場なのでノンビリできるようなスペースはなく、次の行程を考える

見えるのは常念小屋方面の稜線
とにかく降りる

車を止めた三股登山口への分岐
戻ることにしました
戻るとなると、時間との戦い
コースタイムだと5時間とは言わないまでもかなり長く感じるという感想が多いコース
5時間かけると暗くなるかも・・・
下山は事故も多いので安全に急いで^^

ここは怖かった
両方とも切れ落ちていて、雪がついていました

岩の上をピョンピョンと降りる

かなりの激下り

岩場を下りきってからの樹林帯も長かった・・・
結局3時間ちょっとで登山口に

最後にこんな注意書きがありましたが
これを見る直前に足にきていたんでしょうね・・・すっころんで5mほど落ちました(=_=)岩場なくてどこも打っていなくて助かりました・・・
山は怖い(=_=)
でも楽しいです^^
そんな一泊二日の蝶ヶ岳~常念岳の縦走でした
三股登山口からさらに街に降りていくと温泉があります。
そちらで体重を測ったら、出発前から3kgちょっと体重が落ちていました^^;
今回の山行の概要(出発・到着時間はGPSの間違い)
出発時刻/高度: 08:00 / 1383m
到着時刻/高度: 16:00 / 1378m
合計時間: 32時間0分
合計距離: 13.7km
最高点の標高: 2812m
最低点の標高: 1377m
累積標高(上り): 1879m
累積標高(下り): 1876m

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  • コメント ( 1 )

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  1. にんにん

    お久しぶりです♪
    すごい。。。
    山の厳しさがリアルに伝わってきます。
    雲が生まれる写真、別世界のようです。
    これからも山の記事楽しみにしてます!