事故で書けなかったけれど〜「京都と西穂高岳」の三連休
最終更新日 2021-12-19もう昨年のこと^^;
7月16日~18日の3連休は珍しく一泊京都旅行へ行き、18日は西穂高岳へ単独で行ってきました。
その直後、20日にみーの事故があり、書き留めるどころではありませんでしが
とっても楽しかった3連休のことは今でも鮮明に覚えています。
半年が過ぎようとしていますが、その時のことを書いておこうと思います。
時系列とは違いますが、まずは18日の西穂高岳から。
晴天に恵まれ、本当に気持ちがいい山歩きになりました。
それから2日後、まさかあんなことが起こるなんて、予想だにしていなかったのですが。
西穂高岳wikiより
長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる標高2,909 mの飛騨山脈(北アルプス)南部の山である。
山域は中部山岳国立公園に指定され、花の百名山に選定されている。
上高地や東西の方角から眺めると鋸歯状に岩稜が連なる山容が特徴である。無雪期の登山シーズン中に、新穂高ロープウェイの終点の西穂高口や上高地からの登山者で賑わう。西穂独標までは、穂高岳の入門コースとなっているが、西穂独標から山頂までは熟達者向きのコース、山頂から奥穂高岳までの区間の岩稜は北アルプスの主稜線上では屈指の難コースとなっている。
西穂高岳落雷遭難事故の現場でもあり、今でも慰霊碑が鎮座し、慰霊登山を含む関係者らを迎えている。
目次【お好きなところから】
岩、また岩の西穂高岳へ
海の日を含む7月の3連休。
最終一日は何の予定もなく、どうしようかと思っていましたが、当時の天気予報を眺めていると、間違いなく上天気に恵まれそう。
行ってきてもいいよという雰囲気だったので^^;比較的近場で短時間で往復できる西穂高岳へ向かいました。
早朝、東海北陸道を北上。
西穂高岳への玄関口となる鍋平高原の臨時駐車場へ。
ここから出る「新穂高ロープウェイ」の第二ロープウェイに乗り、標高2156mの雲上の世界へ向かいます。
(新穂高ロープウェイ公式HP)
おはようございます~と500円?600円?だかの駐車場代を係の方に払い、歩いて5分ほどのロープウェイの駅へ向かいます。
もうすでに最高
始発便に乗りたかったのですが、タッチの差で間に合わず^^;二便に。
運賃は「しらかば平駅」~「西穂高口」往復で大人2800円(子ども半額)
加えて、荷物が6㎏以上ある場合は往復400円が必要です。今回私は6.1㎏・・・
さあ出発~あっという間にグングン標高が上がっていきます。速い速い。
奥に見えるのは笠ヶ岳かな。
ちなみに、しらかば平駅の標高は1300m。約840mの標高差をわずか7分で登ります。
あっという間の空中散歩を終え、終点「西穂高口」へ。
さあ出発です。
まずはコースタイム1時間30分の西穂山荘を目指します。
山荘までは基本はこんな感じの視界のきかない樹林帯の登り。
この日は体がよく動いたのでグングン飛ばしますよ~苦手なので、樹林帯^^;
ということで、わずか35分で西穂山荘に到着。
西穂山荘から独標へ
立派な山小屋です。
テン場。今頃は雪の下ですね~
ここは名物に西穂ラーメンが有名ですが、帰りまで我慢我慢。少しだけ行動食をお腹に入れて、先を急ぎます。
次に目指すのは標高2701mの西穂独標。
山荘からはその姿は丘の向こうに隠れて見えません。
この先はずっと日差しの下での行動ですが、若干の風があるおかげでとても気持ちがいい。
そして、何といってもこんな景色がずっと励ましてくれる。
少し登って振り返ると
山荘の奥に見えるのは焼岳、その奥は乗鞍岳かな?
大正池、上高地もバッチリ。
そして、本日の目的地、西穂高岳の峰々が見えてきました。
西穂丸山まではなだらかな稜線をハイマツの中の道を進みながらノンビリと行きます。
もちろん危険な箇所は全くありません。帰りには小さなお子さんも歩いていました。
丸山到着~記念撮影をされていた方がいたので、パッと撮影してスルー
独標はこの丘の先。
横目に見える笠ヶ岳に惚れ惚れしながら進みます。
時折振り返る。360度絶景のルートです。
ひたすらガレた道を黙々と
突然見えてきました~西穂独標です。大勢いますね~。
岩の塊。足場はしっかりあるので、ちゃんと登れば怖いところはありません。
でも、ヘルメットは必ず着けましょうね。自分のためだけでなく、他人のためにも大事です。
気持ちいい^^
本当に気持ちのいい青空に恵まれました。
一応記念写真。
そういえば、この時履いているパンツのレビューを書こうと思っていたんです。
この時、2シーズン目だったのですが、夏場はこれに限ります。本当に軽く、よく動き、乾く。
若干すれ傷が出来やすい気もしますが、とにかく軽くて気に入っています。
真冬に夏パンツのことを書くって^^;
しばし独標からの景色を楽しんだ後は本日のメインイベント。
西穂高岳へのルートへ進みます。
独標から西穂高岳山頂までは、直線距離だと700mもないと思いますが、切り立った岩の稜線を登ったり下りたりを繰り返しながら、いくつかのピークを越えていくため、コースタイムは1時間半に設定されています。
絶景の岩歩き~独標から西穂高岳
まずは下ります。
ほぼ垂直な感じに下りる感じですが、慎重に進めば大丈夫。
ただ、小さな石がすぐに崩れるので、落石には細心の注意を払いながら。
下りきって来た道を仰ぎ見るとこんな感じです。
下ったり登ったりをいくつも繰り返して行きます。
ピラミッドピーク到着。
凶悪そう(笑)
徐々に近づく
さあいよいよ山頂直下。ここが一番厄介でした。
垂直みたいに感じる岩の登り。
この岩を登りきると~
お疲れさまでした^^
標高2909m、西穂高岳山頂です。
山頂からの眺めは最高。
本当にいい日に登れたなと思いました。
上高地に足を向けてちょっと休憩。
この日、どうも遭難があったようで、ヘリがずっとホバリングしながら足元を飛び回っていました。
そのヘリを見ながら、次はみーと一緒に来ようと思っていましたね~よく覚えています。
20分ぐらい休憩したでしょうか、体を冷やす前に、来た道を戻ります。
直下の下りさえ慎重に行けば、後は大丈夫。
あっという間に独標手前まで。登りと下り、それぞれ好き好きですが、私は圧倒的に下りが得意ですね。
でも下りはとにかく汗をかきます^^;とんでもなく熱くなる。
独標を越え、ここまで来ると少し安心。
短い時間で岩歩きが堪能でき、景色もとってもいい、楽しい山でした~西穂高岳
本当は今の時期に行きたいのですが・・・来シーズンに持ち越しです。
無事、西穂山荘到着~待望のラーメンへ(笑)
疲れた体にラーメンの塩気がたまりません^^美味しかったです。
帰りには平湯温泉で汗を流し、夕方には名古屋へ到着~みーとみぃ君に写真を見せながら、充実の3連休を締めくくったのでした。
事故直前の京都家族旅行
さて、西穂高岳へ向かう前、7月16日~17日は珍しく親族旅行で京都へ行ってきました^^
京都というと、高校卒業まで大阪で過ごした私からすると阪急電車で数百円。
高校の校外学習などでは、京都の駅で現地集合、現地解散などもよくあって、週末ごとに電車に乗ってウロウロしたこともある場所。
今回は、義理の母の定年退職のお祝いということで、九州からも親戚が出てみえて、京都観光をすることに。
私は土地勘があることもあり、旅行中はずっと道案内のような役割を引き受けて、貢献しましたよ!(笑)
みーもみぃ君も普段のキャンプや登山生活とは違い、高級旅館での一泊にちょっと不思議な感覚の様子^^
それでも、京都旅行を存分に楽しんだ二人。私もとても楽しかった。
この直後、みーが事故にあい、意識の戻らないみーを介護しながら、この京都旅行での姿や声を何度も何度も思い返していました。
もう2度とみーの走る姿は見れないのだろうか、声は聞けないのだろうか、みぃ君がノビノビ成長できるのはみーがいてくれるおかげなのに、突然いなくなってしまうのだろうかと、何度も涙を流したことを思い出します。
直後は、この写真を見ること自体も辛く、そのままになっていましたが、ようやく楽しかったあの時のことを残しておけるようになりました^^
先日は最後の授業参観があり、仕事を抜けて参加してきました。
「ありがとうの会」と題して体育館で行われたのですが、無事に参加することができ本当に良かった。
来月には小学校も卒業式。激動の6年生ももうすぐ終わりです。
2016年7月。
京都と西穂高岳の思い出。
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