一喜一憂しながらも、しっかり歩こう 交通事故と介護と回復の記録

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最終更新日 2021-12-19身体の回復が進んでいくと、残るのは勉強の課題が浮かび上がってくる。
親として、正直やっぱり心配することでもある。
気持ちの中では一日一日、一喜一憂しながら素直にいこうと思う。
でもみーには必ず笑顔で接する。本当に一番辛いのはみー君なんだから。
みー君、人生は長いよ。
回り道は人を豊かにするとパパはずっと思っているよ。今日はそんなことを話したね。
自分なりの人生をしっかり生きよう。




16日
主治医から、眼の検査をしておこうということで、朝から眼科へ。
今までに経験したことのないような検査を時間をかけて行う。
特に左眼の視力、眼球の動きについて注意深く診てもらい、現状の評価についても残しておきましょうと、テスト、写真を沢山行った。
みーは少し不安そう。
最後に眼底写真を撮るために瞳孔を開く目薬をさす。
みーの意識が一日を通じて安定し、鮮明になってきたので、事故から28日目にしてようやく検査に入れる入り口に来た。
頭へのダメージは様々なところへ見えない形で出る…怖い。
みーに不安を与えないように、笑顔でいられるように楽しく手遊びなどする。
検査結果は良好だった。左の瞳孔が若干開き気味だが、矯正視力で1.5にはなるということ。ホッとする。みーも安心した様子で笑顔が出る。
11時頃に部屋に戻るとまずは言語のリハビリ。みーは昨日は同じ先生とリハビリ室で勉強をしたことを覚えていないという。大丈夫!大丈夫!
今日は2年生の国語、算数の勉強。ただし、狙いは30分から45分間の間、机に集中して座っていられるようにするための練習。みーはずっと座って課題に向き合っている。正解不正解は今はあまり気にしないことにする。明日になればまた違った人になっているように変わっているのだから。事故の怖さとともに、子どもって凄いなと改めて思う。
昼食を前にして理学の先生とリハビリ室へ。
3日ぶりのリハビリで大きく身体の状況が変化していることに驚かれる。
爪先立ち、踵立ち、片脚立ちとテスト。体幹を鍛えることで、左右差のある身体の状況はかなり元に戻ってくるはずとのこと。新しい課題が見えてきた^ ^みーと病院内散歩を爪先立ちでしてみようと決めた。
バランスボールに乗りポンポンしているだけでもいい運動になるとのこと。バランス台にも乗る。初めは手を離せなかったが、5分もしていると両手を離してバランスを取れる。「基礎的な体力とバランス感覚がいいんですよ」と先生。「必ず走れるようになる」と言っていただき、みーは本当に嬉しそうだった。あれだけ走るのが好きだったから、事故の後ずっと言えなかったのだけど、みーまた走れるって!頑張らないと(u_u)
2時から病室を移動することになる。
移動した部屋はこれまでよりも若干広い。看護師さん達が全部荷物を移動してくれた^_^;なんだか申し訳ない。
みーは移動先でみーママとデュエマで勝負。みーは沢山言葉が出ている。日に日に。
3時過ぎには福井からキャンプ仲間がお見舞いに来てくれた。久しぶり。
皆んなで一階のカフェで少しお話し。
様子を見て安心してもらえてよかった(u_u)本当に色々な方に励まされている。ありがたい。
病室に戻ると診療看護師のKさんが来てくださる。みーをずっと診てくれている。みーママが勉強の心配をなげかけていた。Kさんからは、みー君はいまはまだ頭の中で物凄く沢山の事を整理しているところなので、あまりそこに詰め込みすぎるのは混乱させてしまうのではないかな?とアドバイスしてくれた。母親としてやはり焦りを感じてしまうが、周りがどんなに焦っても、本人の気持ちが追いつかないとね。親こそ焦らず、見守ろうよ…(u_u)
Kさんは、みーの身体の状況を確認し、「みー君、あなたはパパとママの宝物なんだよ^ ^」と言ってくれた。そうなんだ。
作業療法のリハビリではかなり左の力が付いてきていることを評価。左の背中の筋力が落ちているため、その力を高めるために何が必要か先生と取り組もうと。
言語のリハビリでは、現在のみーの状況がよく分かる場面があった。国語の短文を読むことは問題なく取り組めるものの、その文の読解となると意味が掴めずという結果だった。
算数では簡単な四則演算50問のタイムを計るっていくことになった。
初日は4分47秒だった。
一つ一つ焦らずでいい。どんなに簡単でもやったー!という気持ちを大事にして積み上げていこう。
主治医の先生が手術後にみえる。
かなり回復してきたねと。先生としては後はリハビリに任せるしかないが、どういう方針で今後を考えるかは親御さん次第だよとのこと。そう思う。
来週の火曜日に病院と学校と親の調整会議が開かれる。そこまでにもみーの状況は変わっていくだろう。まだ今は何も考えられない。懸命にリハビリを頑張るしかない。
夕食後、寂しくなった院内を2人で散歩する。今日からつま先歩きも取り入れて、身体のバランスを重視する。
みーも不安があるよねと聞く。軽くうなずくみーに、もう後ろはないから、前を向いて歩こうと伝える。
みー君、一日一日がこんなに貴重な日々は、パパの人生の中でもなかったよ(u_u)

 

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