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【あさのあつこ作「いえでででんしゃ」】国語が苦手な小1次男も「もっと、もっと」。大人もホロっと。

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ママから「ムジツのツミ」でしかられたさくら子は家出した。
夕方の駅に入ってきたボロ電車は「いえでででんしゃ」。
家出した子はただでのれるというー。

みぃ君が小学校に入学してから、寝る前の本の読み聞かせ時間がめっきり減っていました。以前は図書館で沢山本を借りて読んでいましたが、「こくごイヤだな」と最近国語で苦戦している様子。

色々考えて思ったのは大人と楽しく本を読む経験を疎かにしていたかもという反省。本を読むことが楽しいな、面白いなと感じてもらえるよう、読み聞かせに手ごろな本を探していて手に取ったのが「いえでででんしゃ」でした。とても面白くホロっとさせる短編の小説に出会えました。

ででで(笑)。ちょっと突っかかりそうなタイトルですが、家出をした子はタダで乗れるというボロボロの電車に小学3年生の主人公「さくら子」、隣のクラスの男の子「けいすけくん」が乗り込みます。走り出した「いえでででんしゃ」には運転手はおらず、ちょっと不気味な車掌さんのみ。到着する駅ではチョウゲンボウにリュウグウノツカイなど人間ではない子ども達も乗り込んできます。

みな家出の理由は親の存在への怒りや不満。親に着せられたムジツのツミに家を飛び出したさくら子、努力を認めてもらえないチョウゲンボウ、「はやく、はやく」と急かされることが嫌なリュウグウノツカイ。それぞれが家出をした理由を語りますが、一人けいすけくんだけは家出の理由を話そうとしません。

一体「いえでででんしゃ」はどこへ走っていくのか、次第に姿を変える車掌さんは態度まで変わって・・・家出した子ども達はどうなってしまうのか・・・ちょっとミステリアスで不思議な世界観に引き込まれます。

初めは「えー読みたくない」と言っていたみぃ君ですが、一章ずつゆっくり感情を込めて読み聞かせ。1章まで読み聞かせた時、「さくら子は友達が乗ってくれてさびしくなくてよかったね」と感想を教えてくれたのが嬉しかった。その後は「もっと、もっと!」と先が読みたくなった様子。

大人としても、まだ小さい子どもにとって親との関係は世界の大きな部分を占めていること、親の存在の大きさとどうあったらいいのか身につまされました。大人も子どもも最後まで飽きさせずに読ませる見事な作品で最後にはホロっと、そして親としての自分を振り返らせてくれる時間となりました。

著者のあさのあつこさんは「バッテリー」で野間児童文芸賞を受賞している作家さん。長男みーもバッテリーにはハマって全巻読んでいたことを思い出しました。

「いえでででんしゃ」はシリーズ化され「いえでででんしゃはこしょうちゅう?」「いえでででんしゃ、しゅっぱつしんこう」なども発表されています。是非続きも一緒に読んでみたいと思える本です。

 

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