ファイントラック「カミナドーム」 寝てみて感じた機能の高さ、唯一感じた欠点と~山岳テント

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蝶ヶ岳のテン場にてデビューとなった新幕「カミナドーム」
名前に付けられた”神な” その名の通り、ファイントラックの技術が凝縮され、自信を持って3月に発売されたばかりのテント

ファイントラックが初めて作った国産山岳テントとして、いま注目を集めています〜蝶ヶ岳でも使い勝手を聞かれました^ ^
すでに試し張りで感じたことなどは記事にまとめました。

今回初めてこのテントを稜線上のテン場、風の強い中で設営し、実際にテント泊をする中で見えてきたポイントなどがありましたので、書いてみたいと思います。
少しでも検討の参考になればと思います^^
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使い手のことをよく考えて作られたテント
今回は結露ゼロ
まず撤収のことを書くのですが、テントの撤収はテントを扱う上で最も気を遣うポイントと言ってもいいと思います。
朝暗いうちなどから起きだして出発の準備をする山の場合、いわゆる「乾燥撤収」は難しいと思っていました。
人がテントで一泊すれば、どうしても結露が発生してしまうものですが、今回は全く結露がありませんでした。
透湿性の高さはうたわれていましたが、ここまでとは正直びっくりです。
設営が雪上であったことや、朝方まで風が強く吹いていたことなど、起床条件が揃っていたということはありますが、フライを取った時のサラサラ感は感動もの。そのまま付属の収納袋にギュウギュウと押し込んでいくと、無理なくフライ、インナー共に撤収完了です^ ^ストレスフリーでした

写真右側下、アイゼンケースの上のオレンジの袋がカミナドーム。撤収時にも同じ袋の中に収納時と同じように入れることができ、撤収時のザックパッキングにも変更なく良かったです^^
広い室内
1人用のテントは20年以上前にモンベルのテントを使ったことがありますが、非常に背が低く、中で座ると本当に狭かったことを覚えていますが、カミナドーム1は窮屈さや圧迫感を全く感じませんでした。

中で昼寝していた時のもの。天井が高く快適。176センチの私がマットの上に普通に座っても余裕がありました。

わかりにくですが、寝た状態で足元方向を撮影。
マットは短いSサイズのエクスペドダウンマットを使いました。
足元の部分にはザック。寝るときは足部分はザックがマット代わりですが、縦方向のサイズはジャスト。
横方向も余裕があり、小物などはマットの横に置いたり、オプションの天井の吊り下げ式の小物置きに置くことで整理もしやすい。小物置きはメッシュなので、ヘッドライトを置くとランタン代わりになりました。
下の写真はインナーにポールを通して設営した様子

非常に薄い幕体により軽量化を図ったカミナドームですが、要所にダイニーマテープという強度の高い材料を使っていることから、思った以上にしっかりした張り感が得られています。薄いので、インナーのみだと中は透けて見えます(笑)
そして、シッポナさんの記事にもありましたが、カミナドームが採用したポールは世界一流のDACのフェザーライトというものらしい^^;あまり詳しくはない(笑)

どうも、ポール本体と差込部分の径にほとんど差がないことが強度の秘訣の一つとか・・・確かに
こちら、広げると勝手に一本のポールに組みあがっていくような感触なんですが、その強度はとても高いと感じました。蝶ヶ岳は稜線上のテン場だけに元々風の強い場所である上に、当日は暴風予想だったこともあり、夜半にはかなりの風が吹きました。しかしカミナドームはビクともしませんでしたし、翌朝もポールの変形等ありませんでした。
シッポナさん曰く、テントの値段の大半はポールの値段だそうですよ~なるほどと感じるところがありました^^
私的に感動ポイント!ビスロンファスナーの滑らかさ

ファイントラックのこだわりポイントの一つがこのビスロンファスナー
軽量化とは相反するしっかりとしたファスナーとなっており、砂を噛んでしまったり、凍結もしにくいというもの
試し張りの時にもそのスムーズさは感じていましたが、実際に頻繁に出入りすることとなった今回の場合はその滑らかさは大きな魅力であることを感じました。
実はアライのエアライズで感じていた唯一の不満点と言ってもいいのがこのファスナー。とにかく滑りがわるかったのです(私的見解です)。
カミナドームはこの点が解決され、出入りの際のストレスが解決された感じがしました^^もちろん生地の噛み込みもありませんでした。
ちょうどいい前室スペース
ファスナーとも関係するのですが、前室は十分な広さ。長辺側に出入り口があるというのはやはり使い勝手がいいです。この点でもエアライズとは大きく違います。
そして、室内に座り、一番遠くなるフライのファスナーに手を伸ばすとちょうど届くという気持ちよさ(笑)
まるで、自分の背丈に合わせて作ってくれたような快感(笑)を感じます。
そんなチヨウドイイ広さなんです。

以上のように、実際に使ってみて感じたいくつかのポイントを書きましたが、使い手のことを考えてる作られている事が随所に感じられたカミナドームでした^_^オススメです。
最後に欠点かな〜?出来たら改善して欲しい、出来るのではないかというポイント
最後にですが、1つだけ残念ポイントがありましたので、書き残しておきます。
大したことではありませんが、改善されればより使い勝手がよくなるなと思う点です。
それは、フライのテンションをかける部分の構造についてです。

上の写真のように、まずインナーにポールを通し、そこにフライをかけます。
ごく一般的な設営方法です。

フライのグロメットもポールに差し込みました。
問題はここから。このままではフライにテンションがかかっていないため、ダルダルの状態。
テンションはしっかりかけることで強度が増すし、風にも強くなりますから大事です。
テンションをかけるにはフライ側に付いているベルト状の紐を引っ張ることになりますが、写真のように、引っ張る方向は地面に向かって引っ張ることになります。


これがなかなか難しい^^;インナーを持ち上げて空中で地面方向に引っ張ればまだいいのですが、風が強い時にはあまりテント自体を持ち上げたくない。
インナーが地面に接地した状態で地面側にテンションベルトを引っ張ろうとすると、地面との隙間があまりないので力が入りにくいのです。
元々それなりに力が必要な部分だけに、今回もちょっと厄介でした。
さらに、ベルトの引っ張る部分が小さい。素手ならいいですが、厚手のグローブなどをしたままだと、かなり掴みにくいことになりそう…ループ状のラインが付けてあると、指を引っ掛けて引っ張りやすそうだと思います。
などなど、この部分を改善できるとするならば、上方向にテンションベルトを引っ張り上げることで、テンションをかけられるようになれば最高です。
ヒルバーグのテントのテンション方法はそのような方法を採用しているのですが、力もいれやすく、とてもいい仕組みです。
言葉だけではわかりにくいかもしれませんが、使ってみての唯一の弱点かなと思いました。
カミナドーム、その拡張性と国産ならではの補修・補充の充実ぶり
カミナドームは今後、秋冬にかけて内張りの発売が予定されています。内張りを吊るすためのフックがインナー内側にいくつか付けられています。
さらに、ポールの補修用品、収納袋、フットプリント、はたまたポールの収納袋にいたるまで発売されるなど、国内メーカーだけにきめの細かい補修・補充品の充実ぶりが目を見張ります。
一部不具合があったそうですが、すぐにメーカー対応がされたことも信頼性を高めていますね~
山岳テントは安心の国産がいいなと改めて実感しているところです^^
以上、カミナドームで初めて寝てみて感じたことですが、とにかく気に入りました^^
みーとの二人用にカミナドーム2も欲しい・・・(笑)そう思える使い心地でした!
オススメです!ファイントラックのカミナドーム

夜もなかなかいい感じでしたよ^ ^

 

 

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  1. akimichi

    カミナ、なかなか良さげですね。
    ポールは値段からしてスカンジウムポールかな?と思ってましたが予想が外れました(^^;
    これでスリーブが片方袋状になってたら設営が楽でなお良かったのに・・と少し思いました。

  2. kuroazuki

    おぉ。
    バックルの件は目からウロコでした。
    私の使ってるトンネルテントも下に引っ張るんですが、いつも苦労します。
    そっか逆に付いてるといいのかー。
    ヒルバーグ、よく考えられてますね。

  3. みーパパ

    kuroazukiさん
    そうなんですよ〜ヒルバーグの設営の楽さは、そんなちょっとしたところから来ているかもしれません〜ちゃんと引っ張る部分には大きめのループも付いているんですよ〜^ ^是非真似してもらいたい部分ですが、特許とかあるのかな…?

  4. みーパパ

    akimichiさん
    ポールの情報あまり見当たりませんね〜^_^
    袋状、それ思いましたが、何ででしょうね?丈夫に作るのは難しいんでしょうか?もしかしたら声をもとに改良されていくかもしれませんよ^ ^