みーと登る伊吹山〜事故から304日目

伊吹山
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季節外れの猛暑となった5月20日。伊吹山へみーと2人で登って来た。
事故にあった去年の7月20日から数えること304日目。
とてもユックリ、いつもの倍近くの時間をかけての登頂となったけれど、ようやくこの日を迎えることが出来たね。

2016/07/20

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いつの間にか大きくなって

中学生になって初めての中間テストを直前に控えた週末。
みーのリハビリの予定もなかったため、みーのリハビリ登山に挑戦することにした。
実は、この数日前、名古屋のモンベルに行って新しい登山靴を購入していた。
あの日以来、長い入院が続いた。
事故から3週間以上は流動食を鼻から通すのみで骨と皮だけのように痩せこけてしまっていた。その頃にはもう一度一緒に歩けるようになるとは正直思ってもみなかった。
意識が戻ってからは、麻痺した左半身を懸命に動かそうと頑張ってリハビリを続けていたみー。
徐々に徐々に記憶も蘇り、日常生活に戻ってくることが出来たけれど、ぶつかり合うようなスポーツはドクターストップがかかり、好きだったサッカー部も見学だけの参加で小学校の卒業となった。
中学に入り、部活の選択にも悩んでいたようだけれど、瞬時の反射スピードが低下していることなどが気になっていたのか、結局帰宅部を選んだみー。「本当にいいの?」「やってみたら?」と何度も聞いたけれど、最後は本人の意思を尊重することにした。
小さな頃から走ったり運動をしたりすることが大好きだったみーなのに、身体を自由に動かせないということはどんなに辛かったのではないかと思うけれど、もう中学生なのだから、親の言うなりになんかはならないし、そうあって欲しいとも思っていない。それでも横で見ている「あの時プールに行かせていなければ」「あの時違う道を通っていれば」「もしも・・・」と思ってしまう。
登山靴は買い直していたけれど、去年まで着ていた山登りウェアをひっぱり出して着てみると若干丈が短くなっている。
大変な一年間だったけれど、しっかり成長しているんだと妙に嬉しかった。
3歳のみぃ君が「みーくん山いくのー?」と不思議そうに眺めていた。

日本百名山、地元の山「伊吹山」へ

どの山がいいだろうとその前から考えてはいたけれど、やっぱり「伊吹山」だろうと決めていた。
みーが2年前に一度登っている山でもあり、みー自身がその時との比較もしやすいだろうと思ったからだった。
朝5時頃に自宅を出ていつもの上野登山口へは6時前に到着。

簡単に支度を整えてすぐに出発した。
1人で登る時はいつもご来光に合わせて真っ暗なうちに登る。それは伊吹山が標高が低いわりには樹林帯が短く、5合目以降は全く日差しを遮ることが出来ないからだった。
1合目までの鬱蒼とした樹林帯をゆっくりゆっくりと登る。久しぶりの全身運動でもしバテるようなら1合目で引き返してもいいと思っていた。
今日はとにかくずっと後ろから様子を見ながら着いていくことにしていた。

1合目まで30分ぐらいかかったのではないかと思う。みーは山に来ると弱音を吐かない。一度だけ高山病らしい症状になった時だけは「下りたい」と言ったけれど、その時以外は黙々と登る。
暑い一日になりそうだったので、水分補給だけはしっかりさせる。



花の百名山である伊吹山にはこの時期沢山の花が登山道脇に咲いていた。
いつも真っ暗な中を登山していたので、久しぶりの昼間の伊吹山の登山が新鮮だった。

そうこうしていると3合目の休憩スポットに到着した。
ここで少し長めの休憩を取った。
みーもさすがに疲れた様子。運動不足は否めない。
「どうする?」と聞くと「大丈夫、行く」と言う。

3合目からは伊吹山の全景が見える。水と行動食を摂って出発。


少し身体が温まってきたのか、5合目まではスイスイと行った。


「はぁ~」とベンチに腰掛ける。
登山のこういう瞬間はとても気持ちがいい。もちろん「もうやめた」とは言えないのだけれど、束の間の休息と栄養補給でみるみるもうひと踏ん張り頑張ろうと思えてくるから不思議だ。
5合目で少し長めの休憩を取る。
2年前、5年生だったみーと一緒に登った時、この5合目でオニギリを食べたことを思い出した。
ここからが本格的な登りスタート。さあ登ろう。

振り返ると霊前山もよく見えた。いい天気。暑いけれど。

6合目手前の小屋。
登りに入ってからみーのペースが上がる。以前もそうだった。岩場や急な登りになると俄然力が出る。

随分登って来た。

伊吹山は1373mと低山なのだけれど、何となくアルプスっぽいこういう景色もあって好き。
また一緒にアルプスを歩ける時が来るのだろうか。

頑張れ。

九十九折の登山道を少しずつ標高を上げていく。


7合目付近になると少し岩場でゴツゴツした道になる。

気持ち良かった


そして、登り始めから3時間超。目指す山頂付近がようやく見えて来た。もう一息。

3時間20分、お疲れ様です、伊吹山登頂。
ゆっくりだったけれど、最後は力強く登ることが出来たみー。
事故から304日目の登山。よく頑張ってくれました。

記念の写真を撮ってもらいました。


そのまますぐ脇のベンチに座り込んだみー。
どうだった?と聞くと、「気持ち良かった」と笑顔^^

そうそう、この日初投入のザック。FREELIGHT「SpinnZack35c」、重さ380gの超軽量ザック。
またいつか書きます。




持って行ったオニギリやお菓子だけでは足らなかったようで、山頂小屋でカップラーメンを食べるみー。そういえば山で食べるラーメンをこよなく愛していたっけ(笑)
また食べれて良かったね。

さあ下山しましょう。
それにしても次々と人が登ってくる。
これも昼間登ってみてわかること。夜だと多くても10人前後しかすれ違わないのに、昼間の人の多いこと!

凄い人の数!何と知り合いにも二人遭遇するという奇遇!恐るべし伊吹山(笑)
人気の山だということがとてもよくわかりました。


下山もゆっくりとしたペース。往復6時間以上かけて駐車場へ到着しました。
帰りの車中、みーは以前の時のように爆睡。そんな姿を横目に見ながら名古屋へ帰ったのでした。
追伸
翌日からみーは朝早く起きて家の周りを歩いたり軽くジョギングしたりするようになりました。
伊吹山に登って体力不足を痛感したのかな?
無理せずに続けてくれたらいいかなと思い、ジョギングシューズを購入しました。
本格的な夏~秋山に向けて、次は一緒にどこに登れるだろうか。

 

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  • コメント ( 9 )

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  1. sr

    初めまして。
    以前よりブログ、インスタ拝見させて頂いてます。
    みーくんと山登り嬉しいですね!
    私はキャンプも山登りも全くしたことがなくて興味もなかったのですが、みーパパさんの写真をみてるとキャンプも山登りもしてみたいな〜。と思うのです。
    綺麗な景色や花や、家族の笑顔…。
    でも、実際はつかれるだろうし、、。
    やっぱりみてるだけでいいかな?笑
    また更新されるの楽しみにしています!

  2. くろねこ

    無事行ってこられたんですね。美しい写真から息遣いが聞こえてきそうです。
    疲れた表情のように見えましたが「気持ち良かった」というのはうれしいですねぇ(*´ω`*)
    それにしても、みーくんはガッツありますね!
    ねこは標高が上がるほどヘタレてしまいますし、きっとそれでジョギングなんか始める気にもなりません(ΦωΦ;)
    なにがともあれ、これからどんどんいろんな山に一緒に行けるといいですね!

  3. かあぷ

    はじめまして。以前からブログ見させていただいてます。昨年の事故から元気になってきたようで、少し安心しました。中学生なので色々思うことはあるだろうけど、ブログ見るたびに逞しくなってるように見えます。もっと良くなるように、お祈りしてます。

  4. Guruyama

    こんにちは。初めてコメントさせて頂きます。たまに拝見させていただいてます。
    みーくん、復活おめでとうございます。復帰がてら登るにはちょうどいい山、伊吹山ですね。
    まだまだ時間がかかるかもしれませんが、気長に見守ることが一番ですよね。
    それにしても抜けのイイ写真、冬でもあんなに綺麗な景色にお目にかかりません。
    自分が登る伊吹山とは、なんか違うような・・・(悲

  5. みーパパ

    ㏛さん
    コメントありがとうございます。お返事遅れてすみません。
    みーとの登りは感慨深いものがありました~と同時に、やっぱりブランクは大きいのだなとも感じました^^;今年の夏は一緒に登れるかどうかわかりませんが、無理ないところからと思っています。
    山はとても辛いんですよね~(笑)それは毎回です。でもペースを落としたり、登る山を変えていけば、長く楽しめるものになると思います。生きている内にどれだけの景色を見ることが出来るのか。。。。少し頑張ってみようかなと思っています^^
    登山には確かに道具が色々と必要になってきますが、でも登ることは誰でもできます。是非ちょっと歩くところから経験していただければと思います^^

  6. みーパパ

    くろねこさん
    ありがとうございます^^みーはよく頑張ってくれましたね~安心しました。ただ下りは足に力が入りにくいようで、何度か転倒していましたから、落ちた力を戻すのには時間がかかりそうです。
    標高上がると息が切れます私も。でもまたそれが気持ち良かったりもします(笑)その先に何が待っていてくれるんだろうという楽しみから頑張らせてもらえるんでしょうかね~

  7. みーパパ

    かあぷさん
    ブログ読んでいただいているということで、嬉しいです、ありがとうございます。
    中学生になると一緒に使える時間はグッと減りますね。それはそれで自然なことだと思っているのですが、6年生の夏を失ってしまったので、何だか寂しい気持ちです。
    本人が一番なのだろうと思うのですが、これからも出来るだけ本人のやりたいことをやれるように環境を整えていこうと思っています。

  8. みーパパ

    Guruyamaさん
    コメントありがとうございます。私も何度か訪問させていただいたことがあります。
    名古屋在住ということで、どこかでご一緒したことがあるかもしれませんね^^
    今回の伊吹山は何だか青が綺麗でしたね~いつもは夜なので^^;
    確かに冬場でもこんなに抜けないかも^^いい時に2人で登れたことに感謝です。

  9. tantan46

    伊吹山再訪、おめでとうございます。
    山頂での感想が気持ち良かったぁは嬉しいですね。
    お山が好きな人にしかわからない感覚ですもんね

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