ありがとう〜未来 交通事故と介護と回復の記録

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8月5日の記録
今日の出来事は、みーが生まれた時と同じぐらいの嬉しさだった
変化の予兆を何となく感じていた前日。
まず、唇の乾燥を予防するため、リップスティックを塗っていたのだが、この日は自分で近くのタオルで手に取り拭き取った。タオルを使うというのもだが、イヤという気持ちを出せたということが、とても大事な変化だと感じていた。
みーの寝る姿勢で家でよくしていた足の組み方を始めて見せた。
指を口に入れて何かしきりに気にしているのも初めてのことだった。
1時15分
オムツ交換で起きる。
1時27分
入眠
3時7分
20分ほど泣けてしまっていたが、急に横になって、何かボソボソと声がする。「ば」「たす」「す」…
もしやと思う。
その後も小さな声で何か話しているように感じるが、よくわからない。
5時56分
泣くが大きな声ではない。オムツが濡れているため交換。
交換を終えると、少しぼーっとした様子で横になり。突然大きく泣き始め、身体を起こす。その時



「パパ」「パパ おねがい はやく たすけて いっしゅんで」
泣きながらハッキリとした言葉がみーの口から出た。
何が起きたのかとビックリした。
と、同時にハッとした。
あの日、集中治療室にかけつけ、ベッドに横たわるみーに声をかけたとき、「あぅーあー!」と、みーは身体を震わせて泣いた。それまでと違う声が出たと看護師さんが言われていたが、もしかしたらみーはずっとこの言葉を言いたかったのかもしれない。
そう思うと、16日間も我慢して、本当に辛かっただろうと思う。
声をかけながら、もう大丈夫だよと伝えるも、みーは泣きじゃくっていた。
みー本当にありがとう、怖かったよね、辛かったと思う。抱きしめてあげるしかできないけれど、もう大丈夫だから。
みーの声が聞けた、聞き慣れた声。涙が溢れて仕方がなかった。みーはそんな私の姿をぼーっとしながら眺めていた。
ちょうど夜勤の看護師さんが様子を見にきて、話したことを伝えると、ええええ?と看護師さんもビックリ。
そのまま、とても疲れたのかスーッと寝入ったみー。本当に頑張ったね。
30分ほどして朝の流動食。寝ていたみーも起き出す。車イスで散歩しながら流動食を流す?それとも食堂でテレビ見てみる?と聞くと、「しょくどう」と返事。
会話が出来た!
食堂に行くまでの通路で言語聴覚士の先生と会い、みーが話したことを伝えると、先生もビックリ。想像を超えているとのこと。
先生がみーに声をかけると、「いたい」と言葉。どこ?と聞くと、「ここ」とお腹を指差した。少し車イスの安全ベルトを強く締めすぎてお腹を締め付けていた^_^;ごめんみー。
看護師さん達も挨拶してくれ、男性の看護師さんが顔を近づけると、みーはぐーでパンチ(笑)看護師さんも喜んでくれた。ゴメンなさい^_^;
食堂に行き、テレビをつけると、泣きながら何か怒り始める。「はやくーすぐー」「トイレ」。
ずっとオムツだったので、トイレには行っていないし、まだ足が動かないのでどうしようかと思いながら、看護師さんと行ってみようと。
トイレに着いて、移乗させると、しっかり便が出た。実はみーは入院してから2週間排便がなかった。一昨日シャワーをしている時にようやく生理的に出たが、今回は自分の意思で。急速過ぎてついていけない。
9時20分、みぃ君を保育園に送り、みーママが到着。
みーはグッスリ寝ている。話すことは疲れるのだろうか、少し話すとグーッと寝ていく。
12時
言語の先生が来てくださる。ちょっと眠そうにしているみー。先生も驚きの回復だとのこと。救急の看護師さんも来てくださる。
みーは泣くということは少し減っている。現状の認識はよくできていないだろう。今日はとにかく安心させてあげることが一番大事か。
言語の先生から水を飲んでみる?の問いかけに「ほしい」と返答。しかし、身体は起きない。まだまだ混乱している感じはある。
みーママに見てもらって食事に。流石に少し疲れたの。血圧を測ってみる。119.66.脈54正常。
12時30分
「ラーメン、ラーメン」「はやく、はやく」
カップヌードル?と聞くと、「ラ王」。
みーママがスーパーの?と聞くと、「売店の」と応える。
ラ王は食べたことがないはずだけど、昨日売店に車イスで見学に行った時、「元気になったら食べようね」とラ王を見せたことがちゃんと記憶に残っていた様子。驚いた。
一緒に昼寝する。
14時45分 起きる。
「はやくお家に帰りたい」とハッキリと。涙が出てしまう。必ず一緒に帰ろうねと何度も伝える。
おそらくみーはなぜいまここにいるのか分かっていないと思う。現実を受け入れるには少し時間が必要だと思い、今日は事故のことは話さず、気持ちを受け入れて抱きとめてあげることを最優先にする。今日は安心することが一番の薬だと感じる。
15時過ぎ
理学の先生、言語の先生が来てくださる。
理学の先生からは、たまっていた気持ちが泣くということでしか表現できず、夜中も寝られなかったりしたと思うが、言葉で伝えられると思えることで、気持ちが安らぎ、行動にも変化が徐々に出てくると思うと。「それにしてもビックリだね^ ^」と。
言語の先生も、こういうケースは聞いたことはあるが、見たのは初めてということで、とても喜んでくれた。
最後にハイタッチ。みーも応えてくれた。
学校の先生方が大勢見える。ありがたい。先生を前にして、何で?どうしたらいい?という感じのみー。何度もお見舞いに来てくださっている校長先生からも喜びのメールをいただく。
16時40分
作業療法の先生も嬉しそうに来てくださった。初めて座ってリハビリ。
「これからは初めと終わりに挨拶しましょうね^ ^」と手を合わせてくれる先生。
実は左半身に麻痺がでている。作業療法の先生とは長いお付き合いになると思う。頑張ろうみー。
17時過ぎ
新人の看護師さんとシャワー。
5度目のシャワーで随分慣れてきた。新人の看護師さんに感謝をしながら気持ちよく洗えた。
いつもシャワーの後は熟睡。
19時
「パン、ご飯 食べたい」たどたどしいが、気持ち、要求を出してくれる。ただ、すぐには叶えられないので、本人は泣けてしまう。必ずよくなるからね、大丈夫だよと伝え続ける。
20時10分
脳外科の看護師さんが来てくれる。
救急で対応して下さり、ずっと気に留めていただいてある。とても喜んで下さった。
スターウオーズが好きなみーに看護師さんが誰が好き?と聞くと、「レイ」とはっきりと答えた。看護師さんもガッツポーズ!まだまだ回復すると言って下さった。
今日も長い一日だった。しかし、とても嬉しい。
一つの問題を越えると、また新しい難しい課題にぶつかる。欲求が出てくることが一番大事だと思うが、すぐには叶えてあげられない…もどかしい。ただし、今の環境では要求を出し、イヤだと甘え、言えることも大事な次への一歩ととらえたい。
頑張ろうみー!
沢山の応援をいただいています。本当に本当にありがとうございます。前にも書きましたが、励ましの声は不安で押しつぶされそうな私達の気持ちの支えになりました。決して私達夫婦だけでは頑張れなかったと思います。
まだまだ長いたたかいがみーには待っていますが、必ず乗り越えられると信じて頑張りたいと思います。

 

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