「四徳温泉キャンプ場」で2019年GW3泊4日!お気に入りのフォレストサイトでファミキャン満喫一気に見せます
最終更新日 2023-12-05「また来たいなあ」
南信州「四徳温泉キャンプ場」での3泊4日のキャンプの帰り際、長男みーが珍しくボソッと言いました。
どちらかというと物静かなみーがこう言ったということは、15歳を迎える彼にとって思い出深い時間となってくれたのでしょう。
ここは自然やキャンプがもっと好きになるキャンプ場。改めてそのことを再認識した2019年GW。そんな四徳温泉キャンプ場での3泊4日を一気にまとめてみたいと思います。
目次【お好きなところから】
2019年GW後半戦、南信州「四徳温泉キャンプ場」へ
四徳温泉キャンプ場については過去に何本か記事を書いています。そのどれもよく読んでいただいていて、大変ありがたいなと思います。
初めて伺った頃にはまだ比較的予約も取りやすく、知る人ぞ知るというようなキャンプ場でしたが、キャンプ場を運営するスタッフの皆さんの努力や昨今のキャンプブームも相まってか、最近では予約が取りにくい人気のキャンプ場になっています。
「村人」制度で早めの予約が可能!
四徳温泉キャンプ場には「村人」というメンバーシップ制度があります。年間限定100組ですが、我が家は昨年から「村人」に登録しています。年会費は3500円。大人600円の温泉入浴料5人分(5回分)が付いてきますし、一年を通していつでもサイト指定で予約が取れるという特典があります。詳しくは公式HPへ。
前半の戸隠イースタンキャンプ場に続く10連休後半、早めの予約で四徳温泉キャンプ場を押さえました。訪れていた期間中は入れ替わりはありながらも常に満サイトの状態だったようです。
自然を楽しもうという雰囲気に包まれたキャンプ場
それでも非常に静かで居心地がいいのがこのキャンプ場の大きな魅力だと思います。
一日35組と限定していることもあるでしょう。さらに、過去の記事にも書きましたが、このキャンプ場の行う大切な取り組みとして、チェックイン時の非常に丁寧で時間をかけた説明による効果も大きいように感じます。スタッフの方が一組一組、時には複数組の方合わせて一緒に、別室でお話合いをするかのように丁寧にキャンプ場の説明をされます。
森と人の共生、森の維持管理のこと、そして森での休日を思う存分楽しんでもらいたい、そんな思いが伝わってくる説明を受け、キャンプ場の優しい雰囲気が形作られているように感じます。
そして、そんな雰囲気がとても好きで、また通いたくなるのです。
「早く設営したい」という方もいるかもしれませんが、焦らず家族みんなで説明を聞いてみるといいと思います。我が家のみぃ君は初めて来たときに説明を受けた「マムシがいるから森を歩くときは木の枝で地面を叩きながら歩いてね」「夜には森でお化けがブランコをするよ(後述)」という話がいまでも印象に残っているようです(笑)。そういう記憶って大事だと思います。
前置きが長くなりました(笑)、どうしても四徳温泉のことになると色々書いてしまいます。このキャンプ場はこれからも残っていって欲しいキャンプ場だからでしょうか。
落葉松の美しい森の中で3泊4日、GW後半キャンプがスタート
名古屋を出発したのは午前7時。途中買い出しなども行いつつ、イン時間の13時までに到着するように出発しました。GW中は流石にアーリーチェックインは難しいです。
中央道を北上し、松川インターで下道へ。今回は中川村の「チャオ」というスーパーへ立ち寄ることとしました。地元密着のスーパーで、地産の野菜や果物が沢山並んでいました。美味しそうなアスパラ、ブロッコリーやトマトなどを購入。キャンプ場へは12時過ぎに到着。
受付である「ゆ家」に挨拶に伺うと、代表の久保田さんやスタッフの方が忙しそうにされていました。ご挨拶と2019年の村人継続も伝え、予約しておいたフォレストサイトへ向かいます。
GW前半の不安定な天候とは比較にならないほど暖かい四徳温泉キャンプ場。みぃ君も半袖ですが、本当に暑いくらいのスタートとなりました。
フォレストサイトがお気に入り
フォレストサイトは一旦「ゆ家」から車に乗り、川沿いの道を少し遡り、フォレストサイト専用の駐車スペースへ車を停め、そこから写真左手前から下へ続く道を荷物を手運びしないといけません。
到着するとフォレストサイトの中でも個人的にお気に入りの場所で撤収作業をされているご家族が。声をかけると撤収も終盤ということで、設営をさせていただけることに。ちょっとお喋りをしながらアトラスとナロ3GTの設営を開始。そのご家族も「ここいいですよね!」とのこと。
実は今回、珍しくかなり大勢の方から「ブログ見てます」とお声かけいただきました。やっぱり赤いアトラスは目印に分かりやすいんでしょうね(笑)ありがとうございます。
それにしても気持ちいい。暑くもなく寒くもなく丁度いい。そして新緑がとても綺麗に輝いていました。
到着が12時過ぎですから、設営しながらすぐに取り掛からないといけないのが昼食作りです。まずは火をおこしましょう。
四徳温泉キャンプ場には「薪」についての2つの提案がされています。割られた薪を購入するか、森の間伐材を自ら拾って切って薪とするという二択。我が家はいつも後者を選んでいます。
みーが頑張って枝を切ってくれます。
そして焚き火大好きみぃ君が火をおこしてくれました。
焚き火の先輩お兄ちゃんも頑張ります。四徳温泉キャンプ場では森に落ちている枝を1日500円で使い放題。薪確保には困りません。焚き火好きなら大満足間違いなしです。
場内の至る所に枝が切り出されています。
ちなみに、スタッフ自らが森に入って切り出してきた薪は一箱で1500円。とても太く質のいい薪なので1箱でも燃やし切るのは大変です。
お昼は直火で沸かしたお湯でカップラーメン。自分でお湯を沸かしたと言うだけで満足感が違います。
フォレストサイトは一日限定7組。車は横付け出来ないものの直火が可能。GWにゆっくりするには本当に最適と言っていいです。
虫網を持って走り回ったり、落ちている枝を拾っては太鼓の真似事をしたり。テレビやゲームがなくたって、子どもも大人も楽しく笑顔になれるのがキャンプ・自然の力でしょうか。
「Onsen Camp 生きる力が湧いてくる森の休日」新コンセプトに納得!
今年度から四徳温泉キャンプ場が提案する「Onsen Camp 生きる力が湧いてくる森の休日」というコンセプト。
キャンプ場の名称にもなっている四徳温泉はキャンプ場入り口に建つ「ゆ家」にあります。ひと段落したので早速入りに行きました。
誰も入っていなかったので撮影。大人600円で1泊2日なら撤収日を含めて何度でも入浴可能。全国でも指折りの強アルカリ泉ということで、肌はスベスベになります。本当に気持ちがいい。開湯450年という歴史があるそうですよ。
森の中で緑に包まれ、音を聞き、焚き火をし、温泉に入り、そして食べて飲んで寝る。ただそれだけだけれど「生きる力が湧いてくる」。うん実感します。
各種クラフトビールや地元産のジュース。日本酒、ワイン・・・。どれも飲みたくなります。
クラフトビールを生でいただきました。フルーティーでとっても美味しかったですよ。
キャンプ場内で温泉に入ることが出来、美味しいお酒や手作りのお菓子もいただける。贅沢です。
この人はここに来るとリンゴジュースが飲みたくて仕方がない。リンゴの産地ですからね、とっても美味しいんです。
今回は夕方に温泉に入りました。日暮れ間近のこの時間、少し肌寒くなり始めたキャンプ場の空気。こういう時間がとても好きです。
特別なことは何もないけれど
「ゆ家」でノンビリしてからフォレストサイトに戻ってくると、日が落ちて少し肌寒く。
すぐに晩御飯の準備にとりかかりましょう。
受験生みーは勉強中。キャンプ中もちょこちょこと勉強を頑張っていました。GW明けのテストでは少し成績が伸びていた様子。成果が出たのかな?
先日購入したライトステンレスダッチオーブン8インチ。炊飯で大活躍です。ツヤツヤフカフカのご飯が炊けます。これは買って良かった。
キャンプと言えばカレーでしょう(笑)
夕方のアトラスの中の気温は17℃。フジカをつけているから寒くもなく暑くもなく快適。焚き火を眺めながらノンビリ。
中川村の米澤酒造の「今錦おたまじゃくし」。運が良ければキャンプ場で購入出来るのですが、スッキリしていて美味しい。
食後は焚き火をしたり、トランプしたり。ド定番のファミキャンです(笑)
特別な事はないけれど、2人が笑顔でいてくれることが一番だなと。
夜の手持ち撮影、5秒ぐらい?(笑)手振れの限界です。
この日、ナロでは妻とみぃ君。アトラスではみーと私で寝ていきました。GW前半の戸隠の寒さと比べると南信州は暖かいです。
初開催の「音泉縁日」で終日楽しんだGW2日目
爽やかな朝を迎えました。
フォレストサイトは落葉松林の中にありますが、ヒンヤリした朝の空気が気持ちがいい。
朝日とともに起きだして、焚き火を始めるのはいつものこと。
今回みぃ君は熾火から火を熾すことに目覚めたようで、落葉松の落ち葉を集めてはフーフーやっていました。
この使い方は間違っています(笑)
朝食は前日に中川村のチャオで買っておいた地元のブロッコリーとソーセージを蒸し器で。ライトステンレスダッチにピッタリ!
四徳温泉の2日目は初開催の「音泉縁日」が予定されています。地元の野菜やパン、雑貨などを扱ったマーケット。夕方からは地元のアーティストのステージも。いつもはキャンプ場を中心に色々出かける我が家ですが、今回は音泉縁日で一日楽しむことにしました。
楽しい!サブニュマによるダンスとドラムのワークショップに参加
西アフリカの音楽とダンスを表現する「サブニュマ」。四徳温泉のある伊那谷からスタートして中部地方を中心にグループが徐々に広がっているようです。我が家も過去に2回ほどステージを見たことがありますが、とてもダイナミックで独特な音楽も魅力的。
今回はこのサブニュマの皆さんからダンスとドラムをレクチャーしてもらえるとのこと。みぃ君は恥ずかしくていやだいやだと言っていましたが・・・・。
頑張ります!
優しくレクチャーしてくれることもあり、徐々にノリノリに。楽しくなってきたようで最後には真剣そのもの、楽しそうにパンパン太鼓を叩きました。
ドラムの後は参加者みんなでダンスを習います。豊作を祈る種まきのダンス。全身を使ってかなりの運動!
写真は午後からのワークショップに参加した皆さんを写しましたが、誰でも簡単に覚えられるダンスで、身体を動かしているとどんどん楽しくなってきます。ワークショップ参加者は夕方からのステージで一緒にダンスすることに。楽しみ。
初めは「えー」と言っていた2人ですが、とっても楽しんでいたようです。
みぃ君、薪集めも楽しみます~地元マーケットも開店!
一日いい天気が続いたこの日。昼は薪集め。
グングン背も伸びて来たみぃ君も頑張ってくれました。薪は拾い放題1日500円ですから焚き火好きには助かります。
合間にまた温泉に入りに行ったりね。キャンプ場の中に温泉があるのって何度も言いますが、最高です。もちろんビールもね。
そうこうしているうちにキャンプ場内の広場にマーケットがポツポツと出店しはじめました。フォレストサイトからは少し歩かないといけないのですが、薪を集めながらお店を覗きます。
こちらは地元のジビエを使った料理を提供する「ヤマドリ」さん。
シカ肉だったかな?ミートパイ?美味しかったです!。
手作りのクッキーやケーキ。天然の素材と素朴な味で美味しかったです。みぃ君やみーでも食べられるプレーンの猫の形のクッキーを買いました。
パン屋さん。一足先に惣菜系のパンが全部売切れていました!残念!
不揃いな野菜ながらもちろん味はとっても美味しい!サラダ野菜の詰め放題が超お得!この野菜とても美味しかったです。
うどんや豆腐、山の行動食にも良さそうなお菓子なんかも売っていました。
驚いたのは山深いキャンプ場の近辺でこんなにも多様なお店が頑張っているんだなということ。若い人も多く、こんな暮らしもあるよなと魅力を感じます。
ダンスもドラムも薪集めも頑張ったみぃ君は夕寝です。
徐々に日が傾いてきて、遠くの広場からは沖縄の歌を唄うアーティストの声が聞こえてきます。音楽好きなみーは1人で椅子を持って聴きに行きました。
優しい手作りの「音泉縁日」ステージがいよいよ開演
キャンプ場が夜の闇に包まれようとする中、広場に炊かれたファイヤーサークルの周りに人々が集まってきました。思い思いにイスを持ってきてノンビリと。お酒を飲んだり料理を楽しんだりと自由に。いい雰囲気です。
サブニュマのステージは何度見てもパワフル!小学生のメンバーも激しく楽しそうに踊っているのには感心です。
そして、昼のワークショップに集まったメンバーで輪になって踊りと歌を披露しました。暗闇にファイヤーサークルの灯りで踊る西アフリカのダンス。なかなかない経験が出来ました。
2人も一生懸命踊っていましたよ。みぃ君は名古屋に帰った後も保育園で踊ったり歌ったりしていたそうです。かなり記憶に残ったようで嬉しい。四徳温泉では時折サブニュマのステージが開催されることがありますが必見です。
サイトに戻ると21時。よく動いた一日、3人はすぐにオヤスミナサイ。私は昼間集めた薪で遅くまで焚き火を楽しみました。気持ちいい夜でしたね。
この日の夜のステージは私にとってもとても思い出深いものでした。子どもの頃に親について行っていたキャンプ。全く知らない人同士で焚き火を囲んで歌ったりという記憶が蘇りました。
子どもながらに親が見ず知らずの人と楽しそうに語らう姿や、楽しそうに遊んでいる姿を見れたということは何だかとてもいい思い出になっており、「こんな世界もあるんだな」という世界観として私の記憶に残っています。我が家の2人にもそんな記憶を残してあげたい・・・そんなことを自然に実現出来る四徳温泉キャンプ場に感謝。
中川村の色々な人と触れ合う機会を得た一日。世界はまだまだ広いなーと何だか感動する夜でした。
四徳の森を歩き、動物と春の息吹を感じた一日
3日目もいい天気の朝。写真に写っていますが隣のサイトとはしっかり距離があります。フォレストサイトの贅沢さです。そしてお隣もヒルバーグのナロ。実はインスタ繋がりの方で声をかけていただきました。
朝からフーフー(笑)
朝ごはんは前日の市場で購入したパンとサラダ野菜!人参と大根のスティックサラダ。大根は包丁を入れるとその瑞々しさに驚き!とっても美味しかった。
四徳の森をお散歩して獣の気分をちょっと体験
さあ今日はキャンプ場近くの森を散策する「森のおさんぽ」に出発です。
山岳ガイドも務める代表の久保田さんとふみえ先生にエスコートしてもらいます。
さあ出発です。このイベントの参加費はお金だけでなく物でも支払えます。
ふみえ先生が持っているのは鹿の角。ここは動物達が集まる沢の近く。良く見ると動物の足跡があちらにもこちらにも。時折クイズなんかも出題されて大人でも考えながら楽しく歩けます。
獣道をキャンプ場の上部に向けて歩いて行きます。
獣道の先にはシカ除けネットがありますが、獣が通れる程度に穴が空いていました。人間も獣の気持ちになってくぐって先へ。
至る所に獣の毛だったり餌を食べた後が。お話を聞きながら歩いて行くとテントサイトの真上に出ました。フカフカの落ち葉の坂をテントサイトへ一気に下ります。気持ちいい。
戻ってきた後に前日の夜中に不思議な声を聞いたことを質問してみました。実は前日夜に1人で焚き火をしていると、深夜になったころに森の奥から「ヒーヒー」という音が聞こえてきました。初めは風の悪戯かなとも思いましたが、そういえば以前に聞いた「森のお化けがブランコをしている」という久保田さんの話を思い出しました。そのことを話すと、音の正体は「トラツグミ」という鳥の鳴き声だということを教えてもらいました。
森の事なら何でも教えてもらえるお二人のエスコートによる「森のおさんぽ」。とても楽しかったです。
静かに過ごす森の休日
焼いているのはチャオで買ってきた若竹です。
何もせずにそのまま焼いてみました。苦みもありますが美味しい。
タケノコご飯にしてみました。飾りはみーママが森で拾ってきた山椒の葉っぱです。
市場で購入した大根や人参を鶏肉と煮込んだだけ。美味しい。
妻も実は焚き火好きな人です。1人で焚き火を楽しんでいました。
夕方にはまた温泉に行きまして、ビールの飲み比べなんかも。まあユックリしました。
振り返ってみても何もやらないのって贅沢です。
あっという間の3泊4日
3泊4日のGWキャンプもあっという間に最終日の朝になりました。
適当朝食(笑)。
外で食べれば何でもご馳走です。
車が入れないし、荷物を運ぶ坂は木の根がデコボコに出ていて苦労するけれど、それだけに静かな環境が満喫できる四徳温泉キャンプ場のフォレストサイト。おススメの場所です。
撤収は超スピードです。ナロもアトラスも非常に撤収が簡単。その間もお隣のサイトの長男君と3人で遊んでくれていました。虫の知識が豊富な男の子にみぃ君も刺激を受けていたよです。遊んでくれてありがとう。
四徳温泉キャンプ場の「ONSEN CAMP」でリフレッシュ
四徳温泉キャンプ場のHPには「古来より、日本人にとって森とは、くらしにも精神的にもつながった、いのちの源でした。私たちの提案するONSEN CAMPとは、温泉とキャンプが融合した、人間本来の生命力回復のための、森の休日です。森で数日間をすごしていただくことで、深くリラックスし、よく身体を動かし、心にわくわくを取り戻し、大人も子どもも、新しいエネルギーをチャージしていっていただきたいとおもいます。」とあります。
その通り、森の中でノンビリ過ごし、ダンスや散歩で体を動かし、出会いも楽しんだ4日間。しっかりエネルギーをチャージさせてもらいました。これから夏に向かう四徳温泉キャンプ場、また行きたいとみーだけでなく家族みんなそう思っています。
とっても長くなりましたが、2019年GW後半3泊4日キャンプの様子。何とかまとめてみました。
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