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インフルエンザに罹患して感じた年齢のこと

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子どもの頃の1年は今よりもとても長く感じたと思うのは多くの人の感覚ではないでしょうか。毎日が新しい世界に触れる子どもの世界観の広がりの日々は、それを認識し理解するための「時間」をも長く感じさせる事が理由であるとどこかで聞いたことがあります。

コロナ禍は私の仕事介護の世界ではその始まりの頃と変わらない警戒感が続いています。アルコール消毒も換気も毎日の検温も、もちろんマスク着用もそのまま続けていますし、日常的に抗原検査を実施しています。

我が家4人家族は幸いにも次男のみぃ君が7月に新型コロナに罹患しましたが、家庭内感染も免れてきました。私もこれまで陽性者対応に入ることもありながら、幸いにも感染せずにきました。

そんな毎日を過ごしていましたが、2023年9月にここ数年計画していた南アルプス北岳から光岳までの縦走を無事終わらせホッとしていましたが、その直後に突然体に違和感を感じました。縦走を終えて5日目となる日の朝、突然胸の内部の痒みと喉の違和感に襲われました。とは言え発熱もなく食欲もまあ通常通り。違和感がありながらも祝日ということもあり近所の内科はお休み。仕方なく家で様子を見ていましたが、夜になると喉の痛みは増していき、日曜日には横になっていても体が何となく重くなってきました。いよいよこれは私もコロナに感染したのだろうかと思わざるえず、医療用の抗原検査キットで自主検査しましたが、結果は陰性でした。

一貫して発熱がなく、喉の痛みと咳、全身倦怠感が症状でしたが、流石にこれは何かおかしいと思い、月曜日に行きつけのクリニックに予約。「もしかしたら感染症ではないかと思う」と話すと、一般の待合室でない場所を案内されました。順番が来て医師に症状を伝え「念の為」としてインフルエンザの検査をしてもらったところ、インフルエンザA型であることがようやく分かりました。正直「え?」という感じです。インフルエンザと言えばやはり想像するのはあの猛烈な高熱。それが今回は全くなかったのにインフルエンザ?という感想です。

発症日は恐らく胸に違和感を感じた土曜日の朝。翌日から5日間自宅療養となりました。抗ウイルス薬であるゾフルーザ錠をすぐに服用しましたが、体の倦怠感がとれ始めたのは2日ほど経ってから。辛いのは咳。巷で言われている薬不足の影響でしょうか、咳症状に対する処方はなく、時折襲う咳は明日が仕事復帰ですが今でも続いています。

それにしても2023年は春先から体調不良が続きました。4月の頭に突如襲われた吐き気。原因は抵抗力の低下による食道へのカビの付着、繁殖だったようです。吐き気と眩暈は今だに続いています。今も常時薬を服用せざるをえなくなっています。

感じるのは年齢です。50歳を越えた今、自分ももう中高年として自分の身体に常に関心を持たなければいられなくなっているのだろうなということ。当たり前に動き、自分の意のままになると思っていたその身体が決してそうではないということ。そう思っていたのは若さがさせていた誤解であったであろう事を痛感させる毎日です。

衰えを直視せざるをえない体調の不良の連続は、これから並走する相手を正しく認識する良い機会になったのかもしれません。感じるのは、私は自身の事をまだまだ知らないのかもしれないということ。衰えという新しい自分の一面に興味を持ち、その自分を理解していく時間を楽しめるようになりたいと思うようになりました。

 

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