【冬山準備】アイゼンのメンテナンスと爪とぎから今年もスタート
最終更新日 2023-12-05今年も残すところあと70日程。ついこの間まで猛暑猛暑と言っていたのに、山ではすでに雪の便りが届き始めていますね。
今年も雪山シーズンがやってきたということで、毎年恒例のアイゼンのメンテナンスと爪とぎを行いしました。これをすると、いよいよシーズンだなと否が応でも気持ちが高まってきます。
と言っても、昨シーズンの雪山終了時に乾燥させ汚れを落としておいたアイゼンの再チェックと念のための爪の研ぎなおしなのですが・・・今年はエライことになっていました!
目次【お好きなところから】
これは大変!半年ぶりに出してみると、アイゼンに錆びが!
雪山と言えばアイゼンとピッケルということになりますが、昨シーズン終了と同時に汚れを落とし、袋に入れて押し入れに仕舞っていました。ところが、先日半年ぶりに引っ張り出してみたところ、アイゼンに錆びが・・・
こんなことは今までにもなかったのですが、もしかしたら防錆剤を塗り忘れて仕舞ってしまったのかもしれません。全体に錆が広がっています。命に関わる道具なだけにショック。すぐに再度メンテナンスを行うことにしました。
アイゼンのメンテナンス・爪とぎスタート
では早速スタートです。
・鉄工やすり(爪研ぎ)
・シリコンオイル(防錆)
どれもホームセンターなどで数百円ほどで揃えられるものばかりです。どれもシーズン中のメンテナンスでも使えるので、一セットは必ず準備しておくのがいいですね。
まずはワイヤーブラシで全体の錆落とし
今回は全体にちょこちょこと錆が広がってしまっていたので、まずは全体の錆を落とします。効果的に作業が行えるのはワイヤーブラシ。ホームセンターなどでも数百円で売っています。
作業中にアイゼンの刃やブラシで怪我をしてはいけないので、軍手などをして手を保護しながら行うのが大切ですね。
ゴシゴシと錆部分を重点的にアイゼンをこすると、表面に浮いていた錆はあっという間に綺麗に落ちてくれました。ホッと一安心。
鉄工やすりで爪のメンテナンスと爪とぎ
次に、これまたホームセンターなどで購入できる「鉄工やすり」などの金属向けやすりにて爪のメンテナンス。
購入時には尖っていたアイゼンの爪も、一冬使えば刃先は丸くなってしまいます。雪と氷をしっかり掴んでくれることが必要ですから、やすりで研いでいきます。
上の写真は正解の研ぎ写真。
決してアイゼンの刃の側面は研がないこと。先端を針のように尖らせるのではなく、断面側を研ぐことで先端に向けて断面のエッジを立たせるように研いでいきます。←言葉にすると難しい・・・(笑)
先端が丸まっていたのが、雪と岩を掴んでくれそうになってくれました。こんなように全ての刃を点検し、地道に粘り強くやすりがけを行います。
そして研ぐこと1時間半以上。
錆も落ち、全体に鋭利な状態が蘇ってくれました。
鉄工用や金属用のやすりであればどれでもいいかと思いますが、研ぐ面が平らなやすりを一本は準備しておくことが必要です。
防錆加工としてシリコンスプレー塗布
最後に、前回の反省として防錆加工用にシリコンスプレーを塗布します。
PROSTAFF(プロスタッフ) 防錆潤滑剤 シリコンマルチスプレー 420ml D-70
こちらは無溶剤タイプなので、ゴムやプラスチックを痛めずに使えるのは嬉しいところです。
シュシュっと吹き付け、しばらく馴染ませた後にティッシュなどでしっかり伸ばして拭きとっておくことが必要だと思います。
合計3時間ほどの作業でアイゼンは無事に蘇ってくれたように思います。さあこれを皮切りに、冬用装備への入れ替えを急いで初めていきたいと思います。
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GRIVEL(グリベル) エアーテック・ニューマチック GV-RA073A02
昨シーズン自作したアイゼン携行のための風呂敷包み。今年も一軍で活躍してくれることを期待しています。
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