1000円の「枕(ピロー)」がテント泊登山やキャンプを何倍も快適にする

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最終更新日 2023-12-05先日、小屋締め直前の燕岳へ行ってきましたが、そこでは色々な山道具を試してみました。

今日はその一つ「枕」について書いてみたいと思います。実は今回、登山で初めて専用「枕」を使用しました。

アウトドアでは絶対必要!「グッスリ」安眠するための枕の話

変な見出しを書いてしまいましたが、私の特技は寝ることです。どこでも「10秒」あれば寝ることが出来ます。普段は夜9時に寝て、朝7時に起きるという10時間睡眠。そんなことを先日職場で話したら「子どもか!?」と言われてしまいました(笑)自分でもそう思います。

9時を過ぎると意識が朦朧とし、いつの間にかソファーや廊下で寝てしまいます。枕がないまま寝てしまった後になるのが肩こりと頭痛。ひどい片頭痛持ちでもあり、肩こりから誘発される頭痛によって吐いてしまうことも・・・。

実はキャンプを始めた当初「枕」を使っていませんでした。何だかアウトドアで「枕」を使うというのが不釣り合いな感じがして(笑)。そうすると、翌朝案の定身体が辛いんですね・・・。キャンプでよく眠れないと帰りの運転なども不安です。

そこで購入し、現在でも愛用しているのがTHERMAREST(サーマレスト) 「コンプレッシブルピロー」です。

画像:Amazonより

何と言ってもこの枕、肌触りが抜群。頭が自然と沈み込む感じで寝心地がとても良く、使うようになってからはキャンプでも安眠できるようになりました。

ただしサイズは大きく、登山に持っていけません。価格は3000円から4000円ほどと、アウトドアの枕としては高い方だと思います。

登山で専用「枕」を使ってこなかった理由は簡単

テント泊登山で専用「枕」を使っている人ってどのぐらいいるんでしょう?

私は、①荷物を少しでも軽くしたい②代替品で済ませて来たという2つの理由で専用「枕」を使ってきませんでした。大体多くの人が同じように思っているんじゃないでしょうか?

①の理由は簡単。「枕」って、それ以外の用途には使いにくいです。登山では出来るだけ荷物を軽量化したいので、1つで2役・3役兼ねられるような道具を選択します。例えばシュラフカバーは緊急時のレスキューシートにも成りえるとか。枕は・・・頭の上に乗せて「ヘルメット」とか・・・(笑)

②の「代替品」とは、着替え類などを入れた柔らかめの物をスタッフバックに入れ、それを枕の代わりとして使うということ。多くの人がこうしているのではないでしょうか。

ただし、スタッフバッグはツルツル滑る素材の物が多く、寝ているうちにズレてしまうことも多く、結局難ありでした。

「登山の枕、何かいいものはないかな?」そんな思いでいたある日、偶然Amazonをプラプラしていると、目に留まったのがHikentureの枕でした。

Hikentureエアーピローは登山用枕としてベストな選択だと思う

寝袋・シュラフ用ピロー(枕)カテゴリで「ベストセラー1位」(投稿時現在)、となっているので今更掘り出しものではありませんがとにかく使ってみて「なるほど納得」。現時点で登山用枕ではベストな選択だと感じています。ちょっと説明します。

超コンパクトサイズ・扱い簡単

重さはわずか83グラム。写真は付属の収納袋に入った状態ですが、収納サイズは長さ10×直径6cmと手のひらに収まります。

このぐらい軽く、コンパクトになっていると、ザックの雨蓋の端っこや荷物の隙間などにも滑り込ませることが可能です。

収納袋から取り出すとこんな感じでペラペラです。ただ、ガサガサというような感触ではなく、柔らかい風合いを感じます。

自動膨張式ではなく、裏面のバルブ部分から空気を吹き込んで膨らませます。

バルブはとてもコンパクト。中央のボタンを「パチ」と押し込んでから空気を入れると、逆止弁になっているのか口を離しても空気は抜けません。もう一度押して本体を軽く押すとすぐに空気が抜けていきます。空気量を調節しやすく、その人の希望の硬さに調節が容易です。

パンパンに膨らませると高さは13センチほど。分厚いエアーマットなどとも遜色のない高さとなります。サイズは長さ42×幅32×高さ13cmです。A3サイズを少し幅広にしたような大きさです。十分です。

何と言っても低価格

そして、何と言っても価格が安い。1つ1000円程度。さらに、Amazonなら3つ購入で10%割引。家族3人に揃えれば、登山にキャンプにとすぐに活用できます。ちなみに私は2つ購入しました。2つは現在使っている枕があるので、4人分揃えた格好。

専用「枕」でキャンプも登山も安全に楽しく

これまで登山では軽量化や代替品の使用などの理由から専用「枕」は使ってこなかったのですが、キャンプ以上に登山は安眠が求められます。よく寝れなければ即翌日の行程に響きますからね。

今回の燕岳は夜半に雪も降り、冷え込みも強かったのですが、枕を始めとした寝るため装備の強化で安眠出来ました。

「安全登山は安眠から!」と、何か標語みたいですが、代替品とは違い専用「枕」としてHikentureのエアーピローは、もっと早く使えば良かったと実感できる、隠れた登山・キャンプなどアウトドア道具の必需品でした。

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