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今年も富士山で年越しキャンプ!「ハートランド・朝霧キャンプ場」は名物監督の思いが迸る場所

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迸る(ほとばしる)・・・何かが勢いよく飛び散るさま

2020年12月29日~2021年1月3日、富士山の麓、山梨県キャンプ場「ハートランド・朝霧」に恒例の年越しキャンプへ行ってきました。

今回は昨年も田貫湖キャンプ場でご一緒した@たなばた子さん @Jun1さん 2家族とのキャンプ。ハートランド・朝霧の魅力にも迫りながら紹介したいと思います。

「ハートランド・朝霧」はこんなキャンプ場

富士山界隈のキャンプ場、増えましたね!今回も新しいキャンプ場を何か所か目撃しました。キャンプブームやゆるキャン△での描写もさることながら、富士山界隈で圧倒的知名度を誇る「ふもとっぱら」が予約制となったものの、キャンセル料も何もないこともあってほぼ行くことが出来ないキャンプ場になったことも影響しているように思います。このふもとっぱらの予約システムは何とかして欲しいものです。

そんな富士山界隈のキャンプ場の中でも玄人好みといいますか、バイク乗りの方々に愛されてきたと個人的には思っているのがハートランド・朝霧キャンプ場(以下「ハートランド」)ではないでしょうか。

代名詞は重機

ハートランドに行くとどうしても撮りたくなってしまうのは重機。

キャンプ場内を所狭しと爆走するこの重機の姿はハートランドの一つの象徴です。運転するのはキャンプ場のオーナーであり、皆から「監督」と呼ばれているこの方。

左が中島酪農場/ハートランド朝霧のオーナー、通称「監督」、右は今回ご一緒した@たなばた子さん。何だか監督がとってもフラットな感じで写っている。明日を信じて生きているカッコいい人です。

日の出前から重機の音が響いてくる

「ゴゴゴゴゴゴゴォ・・・・」まだ真っ暗な午前4時半に目覚まし時計のように重機の音が響いてくる。ここはハートランド。

深い睡眠を切り裂き、前日のアルコールがまだしっかり残った頭に響く重機の音・・・普通ならそんなキャンプ場は敬遠されるでしょう。しかし「監督今日も元気に頑張っているな!」と嬉しい気持ちになる不思議。遠のく爆音を子守唄のように聞きながらまた眠りに落ちていくのです。

キャンプ場のすぐ隣には牛舎があり、重機の爆音は酪農作業に欠かすことの出来ない毎日の仕事の音。戦後まもなく開拓された農場の傍らに広がるハートランド朝霧キャンプ場には香しき牛たちの匂いが立ち込めます。監督曰く、「酪農家に花粉症はいない!」牛の香りを胸いっぱいに吸い込むと不思議と花粉症も治ってしまうというキャンプ場。

「集まれー!」と日に数度監督の大きな声がキャンプ場に響き渡ると、あちこちのテントから子どもも大人も駆け寄ってきて、重機体験の始まり。

ふもとっぱらではこんなこと出来ないかもね。

朝霧特有の爆風でテントが次々倒壊するけれど

富士山界隈のキャンプ場の特徴は突発的に吹き付ける強い風。一たび吹き荒れるとテントが次々倒壊する破壊力を発揮する風は今回の年越しキャンプ中にも何度か吹き荒れ、かなりの数のテントが倒壊、タープに至ってはほぼ全滅したのではないでしょうか。12月30日の最大瞬間風速は16mほどだったとか。

今回もテントが倒壊し泣く泣く撤収するキャンパーさんが沢山いらっしゃいました。そんなキャンパーに優しく声をかけるのも監督。「こっちで寝ろよ」とキャンプ場内に点在する監督お手製の宿泊施設を紹介されます。

ツリーハウスがあったり、不思議な物体が転がっていたり。

メインの建物「天空の城」の二階は大広間になっていてかなりの人数が収容できるとか。今回も何組か泊めてもらっていましたよ。

「もう来るなよ!」と怒鳴られるけれど

ベロベロチューの大好きな監督の口癖は「イェーイ!」そして「もう来るなよ!」。

うるさい子ども達はいつも怒鳴りつけられていますが、それでも子ども達はどんどん監督に近寄っていきます。なぜ?

それは監督の心が垣間見えるハートランドの牧場体験に参加すると分かります。

牛が大好きだという監督。365日命ある牛たちの世話をするため休みなく働いている監督が乳しぼり体験の前に子ども達に語り掛けます。生まれた子牛が亡くなってしまった時の気持ち、肉牛として捌かれる瞬間を目の当たりにしながら感じる命を「いただく」ということの尊さなど、子ども達にも分かりやすいように言葉を選びながら一生懸命語り掛ける監督。

言葉も行動も時にはハチャメチャだけど、全てに真剣で愛を感じる監督の言動に子ども達は惹かれるのかな。

キャンプというレジャーと酪農という第一次産業を結び付けてくれる監督に感謝。四徳温泉キャンプ場に感じるものと共通する、自然の中で過ごし自然を感じ考えるキャンプの一つの形があるような気がしています。

ハートランド朝霧へ立ち寄ったら、ぜひ牧場体験に参加してもらいたい。

実は「ゆるキャン△」聖地だったりする

2021年1月7日よりシーズン2が始まった「ゆるキャン△」。シーズン1のオープニングでメインキャストが楽しそうにキャンプをする映像が流れます。その撮影地になったのがこのハートランド・朝霧。メインキャストが一堂に会した唯一のキャンプ場だったりする?聖地中の聖地なんですよね。

いや実はね(笑)

監督の思いのこもったキャンプ場

「日本一のソフトクリーム」の機械は水冷式ですぐに凍ってしまうからタイミングが良くないと食べられなかったりするけれど。

水場も1か所でお湯なんか出ないから洗い物をするなら手はキンキンに冷えるだろうし、朝方は水があっちこっちで凍っていてツルツルするけれど。

トイレも男女別じゃないし鍵はなかなかかからなかったりするから扉を開けたら「おぉ!」と対面しちゃったりすることもあるけれど(笑)。でも実は温水便座だしね。トイレもよく詰まるけれど、夜遅くでも監督が走り回って修理してくれているのは頭が下がる。

どれもこれも手作り。だからこそ「今日を全力で楽しもう!」という監督の迸る(ほとばしる)思いを感じるキャンプ場がハートランド・朝霧。大人も子どもも素敵な経験が出来ること間違いなし。

では年越しキャンプ本編に行ってみたいと思います。

2021年新年はハートランド・朝霧で

コロナ禍・キャンプブームということもあり、2013年から続けてきた田貫湖キャンプ場での年越しキャンプは予約争奪戦で惨敗・・・何か所か他の候補も押さえてはいたのですが、やっぱり年越しは富士山でしょうということで秘密兵器「ハートランド・朝霧」で年越しキャンプを決行することとなりました。

到着早々監督に捕まる

年末休みは12月30日から。29日の夕方に仕事を終え、数日前から休みに入っていた3人を車に乗せて現地に到着したのは29日の20時30分頃でした。実はその数日前に監督には年末に行くから~と直接会って挨拶。その時に「そのままテント張っておけ!」と言われていたのですが、さすがに止めておきました(笑)。

場内はヒッソリと静まり返っていました。トイレへ向かうと12月26日にオープンしたばかりの「LSAP」カフェに灯りがともっている。その前で赤いダウンを着た監督が酔っ払っている(笑)。呼び止められてそのまま深夜まで色々な話をしました。その途中にも監督の携帯が鳴りキャンプの問い合わせ電話が入ってくる入ってくる。どの電話にも「イエーイ!来いよ!」と答える監督(笑)。

ハートランド・朝霧は広大なフリーサイト!

ハートランド・朝霧はふもとっぱらほどではありませんが広大なフリーサイトです。そしてほぼ平坦。ふもとっぱらよりも水はけが良く、土の下に砂利がひいてあるから鍛造ペグでさえ曲がる硬さです。

最低鍛造ペグでないと通用しません。

それも短め・細目の鍛造ペグをしっかり打ち付けるのが重要ポイントです。鍛造ペグは短いものも有用なので揃えておくといいですね。

まさかのアトラス3連星、そして暴風!

12月30日は名古屋と大阪から2家族が到着します。今回大阪から到着した@Jun1さん家は昨年まで使っていたスノピのシェルターを売却してヒルバーグのケロン4GTを購入していました。必然的に冬キャンプに必須とも言えるシェルターが無い状態。直前に「とりあえず使えるものを購入して向かいます!」との返事はあったのですが・・・。

明け方からの雨、地名にピッタリな朝霧が広がる中、設営を始めたJun1さんの設営している幕は・・・幕は・・・

まさかのアトラスグリーン!そしてまさかのアトラス3連星!しかも全てフルインナー付き!ビックリ。3色揃っているところはこれまであまり見たことありません。

まるで信号機!(笑)並びが違った・・・ミスった・・・。

そしてこの日、滅多にしないアトラスのガイロープを張りました。昼から徐々に強まる風によって次々とテントが倒壊。

 

深夜まで続いた爆風の中でもアトラスは安心感がありましたが、とにかく凄い風が吹く!映像に写っているテントも途中から次々倒壊。設営中のテントはポールがバキバキに折れまくっていました。恐るべし富士山の風。

人とつながりあえるキャンプがいい

暴風が吹き荒れた翌朝は大晦日。見事な晴天。

数日前まで黒かった富士山も見事に白くなってくれました。

高校生になったみーも2年ぶりの年越しキャンプに参加出来た。

大人は昼間から焚き火を囲んで語らう。まだ会って数回のはずなのに何年来の付き合いですか?みたいな。

焚き火陣幕が強い風を防いでいい仕事をしてくれました!

スライドショーには JavaScript が必要です。

毎年お正月恒例の7時間燻し続ける豚肉を作ったり。

子ども達も走り回ったり、トランプをしたり、エネルギーが切れるのも忘れて楽しんでいた。

みんないい笑顔。

流石に年越しはテントも増えてきた。

もちろんこの人も!監督と一緒に2021年カウントダウン!

コロナ禍で人との距離は取らないといけないし、気を付けないといけないことは間違いないのだけれど、人とつながることが制限されたり、感染者を差別したり排除したり・・・人は人とつながりあいながら生きていくことが大切だと感じる。

今年もキャンプ場で新年を迎えられた!

久しぶりの3ショット。高校生になったみーの学校が忙しく、休みがあってもなかなかキャンプに行けない妻。それでもやっぱりキャンプは好きなようで。よくケンカしている妻とみーもお正月には仲良い姿が見られたりしてこちらもホッとする(笑)。

1月1日は毎年恒例の田貫湖自然塾へ赴いて新年の抱負の書き初め。

何と昨年みなで書いたものが賞をもらっていた!そして有言実行だったりする。

さあ来年はどうかな?恒例のもちつき大会もコロナで中止に。来年はまた再開していて欲しい。つきたてのお餅が食べたい!2021年皆が健康で過ごせること、気持ちはコロナに負けないことを誓う。

美味しいもの色々・スキレットでリンゴのタルトタタン風

年越しキャンプは時間がいっぱいあるからこそ色々な料理にも挑戦できます。炙り肉もしかり。今回はスキレットでリンゴのタルトタタン風ケーキを作ってみました。

ホットケーキミックスを使えば思いの他簡単!キャンプ場でスイーツっていいねと思う。あっという間に子ども達に食べられてしまい、もう1枚急遽追加。

期間中、美味しい物が次々出てきてお腹いっぱい!我が家今回はほとんど料理作りませんでした(笑)。ごちそうさまでした!

去りがたしハートランド・朝霧

12月29日から数えると5泊6日の年越しキャンプもあっという間に過ぎていく。楽しい時間は早く過ぎていくとはいえそれにしても去りがたい。

期間中、富士山は富士山らしく素晴らしい姿を見せてくれました。刻一刻と変わるその姿は何度見ても見飽きることがない。

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素敵な笑顔が溢れていたからこそ去りがたいのです。

焚き火も存分に楽しんだ。

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監督の熱い思いに触れた乳しぼり体験はみぃ君の大きな思い出になった様子。家に帰ってから乳しぼりをする自分の絵を描いていた。子ども達が振っているのは牛乳の入った瓶。振り続けるとバターが出来る。

さあ楽しかった年越しキャンプもわずか。

またここできっと再会を。

監督もくれぐれも元気で!

次はお酒のお土産を持っていかないとね!

最後に残念な内容も

「うちに来るお客にこういうのはいなかったんだけどな」

ハートランド朝霧にもキャンプブームの波は押し寄せており、大勢のキャンプ客で賑わっていました。スタッフと話をしていると、テント、タープ、椅子やシュラフなどそのままの状態で捨て置いて帰るキャンパーもいるとか。一回使い切りで片付けもせずに帰っていくとか・・・考えられない。迷惑な夜逃げです。

さらにペグは置き去り、注意喚起をしていても薪をしばった針金をそのまま放置している例も後をたたず。

炊事場には残飯をそのまま捨てられることも多く、今回も半分近くが詰まってしまい使用不能となってしまっていました(写真注意)。

監督が腕を突っ込んで懸命に復旧作業を頑張っていましたが、毎日こんなではさすがに気が滅入ります。

灰捨て場のすぐ近くだというのにあからさまにそのままサイトに灰を捨てて帰ったり。

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素敵なキャンプ場をこれからも使っていけるよう、キャンパーのスキルアップとマナーの向上は不可欠だろうと思います。

 

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