【Azuri Camp Space】海まで15歩!打ち寄せる波と広い空、夕陽の絶景海キャンプ場で冬キャンしてきた
最終更新日 2023-12-052023年1月、「Azuri Camp Space」(三重県志摩市)へ初めて行ってきました。
2021年の12月に17サイトと比較的小規模なキャンプ場としてスタートしましたが、冬場のキャンプはもうここ一択でいいんじゃないかと思えるような魅力が詰まった場所でした。
紹介してみたいと思います。
今回も職場の後輩こっちゃんが同行です。
目次【お好きなところから】
「Azuri Camp Space」の魅力を書き出してみる
この写真が物語っているかもしれませんが、Azuri Camp Space最大の特徴は目の前の海、広い空!遮るものが何もない解放感が素晴らしいです。そしてここは三重県内随一の夕陽の絶景スポットとしても有名なところだとか。
Azuri Camp Spaceの魅力を書き出してみたいと思います。
- プライベートビーチ?「あずり浜」まで15歩
- 波音を聞きながら寝入る気持ちの良さ
- 夕暮れ時、マジックアワーは息をのむ絶景
- 志摩市でトップクラスの美しい星空
- 牡蠣、鮮魚、干物など海の幸が絶品
- キャンプ場すぐの場所にこだわりの酒屋さんがある
- 格安テントサウナ、シャワー無料などありがたい
- キャンプ場運営に精通した名物オーナーが作った安心感
ざっと書き出しただけでもこんな感じです。初めての訪問でしたが、2泊3日の間とってもノンビリと過ごすことが出来ました。魅力ポイントにも触れながら1月初旬のAzuri Camp Space2泊3日キャンプを記録しておこうと思います。
毎年恒例牡蠣キャンプへ三重県志摩市へGo!
1月になると毎年ウズウズしてくるのが牡蠣キャンプのこと。ここ数年は行けていませんでしたが毎年恒例で志摩へ通って美味しい牡蠣をいただいていました。
今年も行きたいなと思って調べてみると、聞きなれないキャンプ場が志摩にオープンしています。その名は「Azuri Camp Space」。場所を調べると、よく通っていた志摩オートキャンプ場の目と鼻の先。驚いたのは志摩オートキャンプ場を運営していた方が管理人となりオープンしたばかりという。これは行ってみないといけないと早速1月初旬の3連休を使って行ってきました。
志摩へ行く前に寄ったところ
志摩へは名古屋から2時間半ほど。土曜の朝に出発し、買い出しをしながら現地を目指します。
キャンプ場に行く前によくやることは現地周辺をグーグルマップで入念に下調べする事。今回は下の場所に寄ってから行くことにしました。
・恵みの郷 志摩海道
三重県志摩市磯部町迫間 9時~17時
・丸義鮮魚店
三重県志摩市阿児町鵜方1678−2 8時~18時
・魚武商店
三重県志摩市大王町波切155 8時~16時
・三重県の地酒専門酒屋 べんのや
三重県志摩市志摩町和具3065 9時~20時
まず寄ったのは恵みの郷志摩海道。道の駅のような建物と広めの駐車場があります。野菜や魚を調達しようと思ったのですが、結果としてはこちらで牡蠣を購入。今回は大正解でした。
浦村牡蠣を発砲スチロール一杯に詰めてもらいました!野菜も地元野菜にこだわっていて新鮮なものばかり!大きなブリカマが1000円ほどで売られていました。
続いて向かったのは志摩で海鮮と言えばお馴染みの丸義鮮魚店さん。伺った時にはまだセル牡蠣1つ200円。
お刺身をみつくろってドーンと購入。
所狭しと海の幸が並んでいて見ていて楽しいです。
続いて向かったのは大王崎灯台にほど近い魚武商店さん。こちらは干物の専門店。
漁港目の前の店先では干物が所狭しと。ふぐの一夜干しやサメの干物などを購入。おばちゃんがとても優しくて嬉しかったですね。
少しずつキャンプ場へ近づいていますが、最後に寄ったのはキャンプ場からすぐ近くの酒屋「べんのや」さん。地元三重の地酒にこだわったお店です。
古びた商店街の一角にありますが、店内は「作」をはじめとして地酒が一杯!今回は作を一本いただきました!
こんな感じで到着するまでに地元の食材を到着していくのが楽しいですね。折角キャンプに来たら地のものを美味しくいただきたいですからね。
広い空と目の前に海「Azuri Camp Space」・1日目
べんのやさんの前「ゆうやけパール街道」を少し西に行くと、道沿い左手に突然ひらけた空間が目に飛び込んできます。今回の目的地Azuri Camp Spaceに到着です。
Azuri Camp Space
〒517-0704 三重県志摩市志摩町越賀2249−1
なっぷ連携HP
後で撮影したものですが、キャンプスペースはあずり浜の目の前のフラットな敷地。それほど広くない場内に二列になるようにサイトが並んでいます。海に近い方を「シーサイドキャンプサイト」(9サイト)、後ろの列を「オートキャンプサイト」(8サイト)。それぞれ電源あり、なしサイトがあります。今回は海に近い方の電源なしサイトを予約していました。
サイトの前にある堤防に登ってみると海との近さがよく分かります。歩いて15歩で海というのは大袈裟ではありません。
受付の管理棟はこじんまりとした小屋。すぐに「お久しぶりです!」と声をかけていただきました。覚えてくださっていたんですね~長男みーのことも覚えていてくれて・・・もう高校三年生になってますよなんてお話も。管理人の磯和さんはお話好きなので止まらなくなるんですが(笑)、スタッフらしい若者に説明を受けてまずは設営です。
テントはいつものヒルバーグアトラス、こっちゃんの寝床のファイントラックカミナドーム1です。
全て区画サイト。テント1、タープ1が規定料金内、テントを一張り追加すると小型のもので1泊500円追加料金が必要となります。サイトの広さは大型テントとタープは厳しいかもしれません。
やっぱり牡蠣でしょ!
志摩海道で購入してきた牡蠣のボックスを開けてみます!100個以上入ってそう!磯の香りがフワッと広がります。
100個なんてあっという間です!
我慢できずに早速いただきます!身はまだ小さいですが美味しい!
牡蠣キャンプには厚手のゴム手袋と牡蠣剥きの器具が必須です!
今回はフジカストーブの上に置いたダッチオーブンに少し水を張って牡蠣を蒸し焼きに。湯気が上がれば蓋を開けて食べごろです。牡蠣って直接火にかけると結構殻が飛び散りますからこの方法が一番簡単です。
目の前海、あずり浜が美しい
さくら貝を探しにずっと浜を歩いて行った2人。この日は拾えず。綺麗なあずり浜は歩いているだけでも楽しい。
砂で街を作ったり
寄せる波と戯れたり
1月なのにとっても暖かい志摩の気候のおかげでずっと浜で遊んでいた2人。
夕陽に包まれる絶景キャンプ場
志摩オートキャンプ場からは海が見えません。夕陽の沈むのもこんなには見えないのですが、Azuri Camp Spaceは目の前が海。今回訪問して感じた一番は、ここは夕陽の絶景キャンプ場だということ。
オレンジ色に染まっていくキャンプ場。
まるでゴジラのように見える島「雀島」。
ほんの数分の出来事ながら、とても長い時間美しい夕陽の中に包まれていたように感じました。それほど素晴らしい時間に引き込まれていたのでしょうか。
ゴジラが赤い炎を吐いているよう。
海の幸と地酒に舌鼓、新月付近で星は残念
志摩の1月は暖かい・・・それでもこの夜は氷点下まで下がったのですが、それでも風もなく穏やかな夜に眩しく月が輝いていました。
薪はキャンプ場でも売っていますが、志摩は元々広葉樹が少ないこともあってか広葉樹薪の価格は高めです。今回は浜で拾った流木を随分薪にしました。
浜の清掃と薪作りということで。キャンプ場では広葉樹1かご900円(冬キャン応援価格800円)、針葉樹1束600円(冬キャン応援価格500円)などで販売されています。
さて、昼間買ってきた牡蠣や刺身をいただきます!
丸義鮮魚店のお刺身が美味しかったですね!ここに行くと必ずホッキ貝サラダも購入しますが、今回も外れなしでした!
三重の地酒「作」がまたとっても!
真冬にキンキンに冷やした冷酒を暖かいテントの中でお刺身や牡蠣をさかなに呑む・・・最高です!
1月といっても志摩の夜は暖かいので焚き火があればポカポカ。焚き火にあたりながら楽しく遊んでみました。
焚き火で絵文字大会やら焼きマシュマロでスモアを作って沢山食べたりと楽しい夜になりました!
夜はこっちゃんはカミナドームで。私とみぃ君はアトラス。私は地面にサーマレストのZライトソルをひいてオヤスミなさい!暖かく風もほとんどない夜で朝までグッスリ眠ることが出来ました。
2日目もいい時間
志摩には珍しく氷点下まで下がった朝。前日拾えなかった桜貝を探しに2人はまた浜辺を散歩。
朝の海岸線は穏やか。近隣の方が犬の散歩に歩いているぐらいでまだ静かな浜辺を楽しむことが出来ます。
海から湯気がたったように見える「けあらし」を見る事が出来ました。正式には蒸気霧というそうですが、冬の寒い朝、海水の温度より大気の温度が低い時に起きる現象とのこと。けあらしに煙る海の奥に雀島が美しかったです。
宿泊客が多い時は「もちつき大会」開催!
そうこうしていると、もちつき大会が始まりました。土日で宿泊客が多いと行うイベント(1月限定かな?)。特にアナウンスはないけれど、それぞれのテントから集まってきて賑やかです。こうやって交流がはかれるのって楽しくて大好きです。
2人ともつかせてもらいました!こっちゃんは持ち手が違いますね(笑)。みんなで代わる代わるについて出来上がり!
つきたてのお餅を海を見ながらいただきます!この後おかわりもいただきました!
海と空としかないけれど、それだけでずっと過ごせそうな気がしてきます。
太陽が西に傾いていくその時間を眺めながらノンビリとした時間を過ごす事が出来ました。
心揺さぶる夕暮れの時
いつの間にか太陽は水平線の近くへ移動し、あたりは黄金色に。
心揺さぶられるとはまさにこういう時のことかと思います。
思い思いにこの時を記録しようとスマホやカメラを向ける人々。記憶に残しておきたいと思いたくなるのはわかります。
日が落ちるとともにヒンヤリした空気が流れはじめ、焚き火タイムもスタート。
晩御飯は牡蠣のアヒージョに牡蠣ご飯、それと蒸し牡蠣とまさに牡蠣づくし!
牡蠣を塩でよく洗い、汚れを取り除いたらもう一度醤油で洗ってから出汁で軽く煮て味付け。後はいつもの炊飯で沸騰したあたりで煮汁とともに投入!この牡蠣ご飯がメチャクチャ美味しかったですね。また食べたい!
こっちゃんも牡蠣剥きに挑戦!器具があれば誰でも簡単だし楽しくなります。
勝手に天体観測会も開催!
満月付近の夜。満天の星は見えないものの月は綺麗に輝いています。管理棟前ではビクセンの天体望遠鏡が用意され、誰でも見れるように。
クレーターもハッキリ見えて綺麗でした!
そして今宵もまたスモアに取りつかれるのです!
オヤスミナサイ!この日も氷点下まで下がった志摩。それでも暖かくゆっくり眠ることが出来ました。波の音のおかげかな。
撤収日、次が空いていれば昼過ぎ、夕方まで利用することも可能とか。インの時に相談するといいと思います。
3日間、広い海と打ち寄せる波の音、心揺さぶられる夕陽、美味しい海鮮や地元のお酒を堪能させてもらいました。牡蠣の美味しいうちにまた行きたい!そう思えるAzuri Camp Spaceでした。
Azuri Camp Space施設等紹介
「Azuri Camp Space」
住所:三重県志摩市志摩町越賀2249-1
利用料などは状況に応じて変化があることが考えられます。直接公式HPを見ていただくのが確実かと思います。
入口からすぐの場所に管理棟、トイレ、洗面所、炊事場、ゴミ捨て場、灰捨て場、シャワー、その裏側にはテントサウナとテントサイト以外の設備が全て集約されています。
コロナ禍ということもあり受付は管理棟前のテントにて。上は管理棟内の写真。最低限のものは購入できますが、基本は事前準備が必要です。
カゴに入った広葉樹とヒモで縛られた針葉樹が販売されています。
薪割も用意されていて誰でも利用可能です。
こちらが管理棟横のトイレと手洗い場。トイレは男女別。17サイトという数からすればトイレが5つ用意されているというのは十分な設備でしょう。さらに手洗い場と炊事棟が分かれているというのもコロナ禍でオープンしたキャンプ場らしい配慮ですね。
洗面所では温水が出ます。
隣の炊事棟でもお湯が出ます。
特筆すべきなのはシャワー室が5つ。それも無料で使えるという点。これはなかなかないですね。冬はもちろんですが、夏の海キャンプでもとてもありがたいですね。
ゴミは基本的に何でも捨てられると考えていいかもしれません。ただし丁寧に分別が必要です。
灰捨て場、私はしませんが焚き火台などを都度洗う場合の洗い場も備わっています。
シャワー棟の裏のテントサウナ。詳しくは見ていませんが、確か2000円前後とかなり格安で利用できるように設定されていました。薪は別途購入だと思いますが確認していません。
最後に、これだけ海が近い場所ですから地震があった場合の避難場所など気になるところではあります。管理人の磯和さんに確認したところ、現在検討中とのことでしたが、半島の中央部分の高台への道沿いに避難するのが最も適しているのではないかということなどでした。このあたりはこれから整理されていくことだと思います。
以上、Azuri Camp Spaceでの冬キャンプの記録を紹介させていただきました。
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