「高浪の池キャンプ場(ヒーリングガーデンたかなみ)」2021年GW4泊5日~世界ジオパーク認定地に絶景キャンプ場があった【その1】

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2021年のGWは初めましての新潟県糸魚川市「高浪の池キャンプ場(ヒーリングガーデンたかな)」へ行ってきました。

このキャンプ場の存在はGW直前まで知りませんでした。

貴重な地質を守ることを目的としたユネスコの世界ジオパークに日本で初めて登録されたという新潟県糸魚川市の山間にポツンと存在するキャンプ場。癒しの庭と名付けられているのも納得な圧倒的な景観に包まれたGW4泊5日キャンプの記録を一気にまとめておこうと思います。今回は高浪の池キャンプ場の写真多目です。

高浪の池キャンプ場とは

名古屋から5時間!新潟県糸魚川市

高浪の池キャンプ場はこれまでキャンプ地としては訪れたことがない新潟県糸魚川市。名古屋からはスムーズに行っても車で約5時間の道のりと少し覚悟がいる距離です。

今回は中央自動車道「安曇野インター」下車下道で向かいました。東海北陸道・北陸自動車道「糸魚川インター」経由であれば、距離は伸びるものの4時間20分ほどで到着します。

世界ジオパーク認定地のキャンプ場

高浪の池キャンプ場は新潟県糸魚川市内から約30分ほど、標高540ⅿにある明星山の大岩壁と赤禿山の地滑りで出来た最大水深13ⅿの高浪の池のほとりに存在する小さなキャンプ場です。高浪の池では推定4ⅿを超える巨大魚の目撃情報が相次ぎ、地元では浪太郎と翠として親しまれているとか。

訪れてまず思うのは明星山の大岩壁の見事さ。そしてすぐそばの高浪の池の美しさ。まるで日本のスイスと言われるのも納得の景観です。

周囲は小滝川ヒスイ峡ジオサイトと呼ばれ、天然記念物「小滝川硬玉産地」が存在するなど、ヒスイのふるさと糸魚川を代表するヒスイの産地とのこと。ヒスイというのは日本の国石だそうですよ。初めて知りました。

糸魚川市内にはスーパーや小売店なども沢山あり、市内からのアクセス道路も良好です。温泉も付近に点在しています。

世界ジオパークとは?

「ジオ(Geo)」は地球や大地、「パーク(Park)」は公園という意味です。貴重な「地質の宝もの」やその地域の自然・文化をまもり、かつ多くの人に知ってもらう・訪れてもらうことを目的としています。糸魚川市はユネスコが支援する「世界ジオパークネットワーク」の審査を通り、2009年8月、日本で初めての「世界ジオパーク」に認定されました。
糸魚川ユネスコ世界ジオパーク公式HPより

2018年には「ヒーリングガーデンたかなみ」と名付けられ、キャンプ場だけでなく、レストハウスが併設され、釣りやボート、自然散策などのアクティビティーの拠点として整備されています。今回はキャンプ場を利用しましたが、世界ジオパークに認定されているからなのか、管理が行き届いたキャンプ場ながら、自然に手を入れすぎていないところも好印象でした。

詳しい施設の紹介は最後にまとめて書こうと思います。

行こうと思った理由

キャンプブームの中で新しいキャンプ場が次々オープンしています。それでも人気のキャンプ場は常にいっぱい。人のいっぱいいる場所にいるのは正直疲れてしまいます。ほぼ無名な高浪の池キャンプ場ならば空いているのではないかと思ったわけです。実際空いてました。

ここ数年のGWは戸隠イースタンキャンプ場に訪れていましたが、ここもどんどん人が増えています。人気が出るのは悪い事ではないと思いながらも、コロナ禍で入場制限をするとも聞いたため、確実に入場が出来る予約制のキャンプ場として高浪の池キャンプ場へ向かいました。戸隠そばも食べたかった!(笑)。

癒しの庭「高浪の池キャンプ場」4泊5日【前半】

癒しの庭というのは「ヒーリングガーデン」という名称から感じた言葉ですが、まさにそんな言葉がピッタリなキャンプ場でした。

ただ2021年GWは雨風ともにかなり荒れました。中には浸水、暴風でテントやタープの倒壊という光景も毎日でした。そんな状況だからこそ、自然の中に包まれる感覚というのを直感的に感じ取れる2021年GWキャンプとなりました。被害がない程度に少し荒れるというのはいいものです。

「猫鼻の湯」で眠気を吹き飛ばす

さすがに遠かったですね。距離とすれば約300km程度ですが疲れました(笑)。深夜2時30分に名古屋を出発。今回は4人でのキャンプなので後部座席はベット使用にして子ども達は横になりながら夜中の高速道路を独り運転です。安曇野インターを出ると朝陽に照らされた北アルプスの山が輝いていました。まだここから2時間ほど!気合です。

午前7時頃。高浪の池まであと30分ほどという国道148号線姫川沿いの「湯原温泉 猫鼻の湯」に立ち寄り。

こちらの温泉、昨年12月に火事で全焼してしまいましたが、すぐに仮設の建物が建てられて営業が続けられています。お寺の住職さんが運営されているそうですが、時間が早いこともあってかこの日はいらっしゃいませんでした。足湯だけつからせてもらいましたがぬるめのお湯が眠気と疲れを飛ばしてくれました。

入浴は大人500円、子ども200円。無人の場合は建物内の料金箱?にお金を入れておくようです。実は1000円で泊まりもOKとのこと。敷地内にはテントも2張りありました。

明星山の大岩壁と翡翠色に輝く池

温泉から車を走らせること約20分。国道148号から県道483号線に入り、整備された山道を登っていくと右手に突然大絶景が現われます。

展望地で車を停めて車外へ。写真で見てはいたものの、想像以上に大きな明星山の大岩壁と輝く高浪の池の美しさに時を忘れてカメラを向けていました。

 

展望地から車で数分。高浪の池の看板が目に入ってきます。キャンプ場のチェックイン時間は13時ですが、アーリーチェックインは10時から可能とのこと。到着は8時前なので、駐車場ゲートにチェーンがかかっていましたが、一台分は通れるように開けていただいているので車で駐車場へ。ようやく到着です。

写真建物奥が150台分の駐車場。中央の建物が食堂(トイレ24時間開放)、右の建物が売店となりキャンプの受付もこちらです。

場内散策

GW初日となった5月1日時点のテント数は5張りほど。広々とした天然の芝サイトにポツンポツンと張られているのみです。まだ寝ている3人を置いて場内を散策します。

場内でひと際目立つ大木の下に小さな社が高浪社(鯉恋社)。秋にはここでお祭りもある様子。大木は御神木として大切にされているようです。根本にはタンポポが咲いていましたが、奥の山並みにはまだ雪。今年は雪が多かったそうですが、4月の気温が高かったからか、急速に雪が解けてキャンプ敷地内には雪は残っていませんでした。

巨大魚がいるという神秘の池。沢が堰き止められて出来た自然の池で、新潟県で3番目の大きさとか。

池の周囲は800ⅿほどの遊歩道として整備されています。グルっと一周回ってみましたが薪になりそうな枝が大小落ちていましたし、景観がとにかくいい。

何やら不思議なものが目に入りました。

これは巨大魚を模しているもの?なかなか愛嬌のある姿です。

親切な対応・フリーサイト・リヤカーで搬入

そうこうしているとスタッフらしき方々が到着。場内に車を入れさせていただいた事をお伝えすると「準備が出来次第お声がけしますね」と快い対応が返ってきました。初めての場所、情報も少なかったですが、スタッフの方のこのような対応は終始一貫していて、サイトの説明でも雨の中の受付でもとても丁寧親切な対応でした。

こちらは受付でいただいた案内の紙。携帯電波は全て入りませんが、フリーWi-Fiがサイトのほぼ全域で繋がるようです。

大手3社とも電波は繋がりません。フリーWi-Fiが整備されていますが、キャンプ場全域まではカバーされません。また接続人数に制限があるようです。

10時のアーリーチェックイン時間前に受付にてチェックインをさせていただきましたが、この時には予報よりも早く滝のような雨。予想していたので全身登山用のレインウェアを着込んで急いで設営です。

GW時期では体が濡れると辛い冷えが襲ってきます。移動時には傘でいいですが、手が塞がる設営撤収時用には上下のレインウェアが必須です。

高浪の池キャンプ場は車もバイクもサイト内入場禁止。常備されているリヤカーが4台で荷物を運びます。

無事湖畔沿いの良い場所をゲット出来ました。パパっと設営完了です!ヒルバーグのアトラスとナロ3GT。いつも通り代わり映えしませんが(笑)。実は設営時にアトラスに悲劇が・・・他の記事でまた書きます。

我が家では設営場所にもよりますが、GWまでがアトラスの出番です。基本的にGWまでは雪が残るような場所へ出かけるのでオープンタープは限られた場合のみ。ストーブを入れてシェルター内に籠っても過ごせるようにしています。ナロは一年中、汎用性がとっても高いです。設営3分ですしね。

初日はめまぐるしく天気が変わりまして、物凄い雨が降ったかと思ったら太陽が差し込んでカラッとしたり。多少の雨では問題ありませんでしたが、かなりの雨量だったのでサイトは一部浸水していました。よく見るとわずかな傾斜があるので、我が家は少し高くなった部分に張って期間中事なきを得ました。

大きな水たまりが出来ていますね。雨が止むとスーッと引いていくので水はけは悪くないとは思います。それぐらい強い雨が断続的に降りました。

妻にはこの日のために日本野鳥の会のレインブーツを新調。快適だったようです。

圧倒される景観

早めのお昼はカップラーメンで済ませます。フードを被っているように、気温は10℃以下。雨も降って肌寒い。視線の先は高浪の池。「お魚出てくるかな?」とジッと眺めていました。

出てきたのはカニでした!実はこの日偶然出会ったのは同じ職場の同僚夫妻(笑)。偶然と言っても、キャンプ好きの同僚に「GWどうするんです?」と聞かれたので、高浪の池のことを教えると、まだ入れるところがあるの?ということで急遽滑りこんだとのこと。

実はこの彼、高校野球の名門校出身ということで、野球好きのみぃ君はキャッチボールの相手をしてもらってとても嬉しそうでした。

設営時の雨が嘘のような天気ですが、同じ初日です。球速やコントロールを褒められてとても嬉しそうでした。ありがとう!私は奥さんにカメラの購入を強くお勧めしておきました。恐らく買ってくれるでしょう!

フルサイズが持てはやされる昨今ですが、OLYMPUSから独立したOMデジタルソリューションズが開発を継続するマイクロフォーサーズマウントの本体・レンズ込みでの軽量・コンパクトさはまだまだ生命力があると感じています。

話がそれました。二日目の朝は疑似好天からスタートしました。朝の晴れは嘘の晴れですね。

風も穏やか。水面に草木が写り込んで本当に美しかったです。

展望台まで行ってみると虹が。

太陽はすぐに雲間に隠れてしまいましたが、わずかな光が高浪の池に降り注ぎ、それはそれは綺麗な光景でした。

貸しボートにも雨水がいっぱい!雨も風も凄い夜でした。

朝の太陽の光を受けると不思議と夜間の激しさも忘れ去られます。

一日大雨予報とは思えないような青空が広がっていました。

GW二日目の朝ということで早朝から設営をされる方も入場していきていましたね。

どこを撮っても美しいキャンプ場です。

雨キャンプの新潟観光

もともとキャンプ地でジッとしていることは好みません。折角なのでキャンプ地を起点として出かけてみたいというのがキャンプへの考え方です。

とにかく目まぐるしく天気が変わる初日、そして二日目は大荒れ予報。事前にどのように過ごすのかリサーチはしておきましたが、何分初めての新潟県ということで行き当たりばったり。それもまた旅の楽しい時間でした。

渡辺酒造店 豊醸蔵

2日目、温泉に行こうと糸魚川方面へ走っている時に案内看板を見て入った酒蔵。根知谷という当地の米、水とツツジの酵母から作られる日本酒。後から調べるととても有名な蔵らしい。

ここでしか買えないのか根知男山の純米大吟醸を購入。端麗辛口のとても美味しいお酒でした!たまたまの出会いも面白い。

住所:〒949-0536 新潟県糸魚川市根小屋2673−1
時間:9時30分17時 火曜定休
利き酒も有料で出来ます(お土産付き)
塩の道温泉「美人の湯」

結局温泉は蔵の近くの塩の道温泉「美人の湯」へ。内湯しかありませんでしたが大人510円でヌルヌルの泉質はなかなかでした。午前中だったからかほとんど人がいませんでしたね。

道の駅マリンドリーム能生(のう)

長男みーが日本海が見たいという事で向かったのは糸魚川市内から伸びる海岸線を北上した先にある道の駅マリンドリーム能生(のう)。途中の日本海の荒れ模様は凄まじく、激しい雨と白波が打ち付ける海岸線道路を走るのは迫力でした。

ここでは晩御飯のお刺身などを購入。大きなヒラメを一匹購入して3枚におろしてもらいました。

同僚夫妻にもおすそ分けしましたが、それでも食べきれないほどのヒラメやお魚。

ヒラメのアラと前日もらったカニを一匹入れて豪華なあら汁!日本海の海鮮を楽しませてもらいました。

雨キャンプの過ごし方

雨キャンプではテント内でどう過ごしたらいいでしょう?

まずはテント内でトランプでしょう(笑)。

よくアトラスの大きさでストーブ一台だと寒くないのかと聞かれますが、フルインナーを装着しているので大型ダブルウォールテントですからフジカ一台でも暑いぐらいです。写真のように外が一桁台の気温でも半袖で過ごせます。

映画やドラマ鑑賞をしました。実は仕事が溜まっていて現地でやるつもりで持ってきたchromebookでしたが、Wi-Fiが繋がることもあって、食後は昔懐かしの「遥かなる山の呼び声」「幸せの黄色いハンカチ」などの映画、「ゆるキャン△」を見ました。外は豪雨で焚き火も出来ませんでしたからね。

高倉健の存在感もですが倍賞千恵子さんが美しかった。何よりも脚本がいい・・・最も好きな日本映画です。

高浪の池キャンプ場・注意点は?

GW前半が終わり、雨の中とは言え美しい景観に癒されたキャンプとなりましたが、注意点もいくつか感じました。

星空撮影には厳しい環境

1つには夜間の撮影・・・まず星空撮影~ここはちょっと問題ありでした。そもそも雨ですけどね。

初日、二日目までは雨でそもそも星が殆ど期待出来なかったのですが、それ以上に厄介だったのが明るさです。

高浪の池では防犯上夜間も場内を照らすためのライトが点灯しています。スタッフの方に聞いたところ、自動点灯のようで消せないとのこと。星を見ようにもライトが明るすぎて見にくかったというのが本当のところです。

展望台まで行けばいいのですが、今回は星空を撮影するチャンスを逸してしまいました・・・リベンジしたいですね。

激しい風が吹き荒れる

雨については予想していましたが、思いの他強かったのが風でした。地形から来るものなのか、夜間にも突然暴風が吹き荒れ、ガシャーン!と色々な物が飛ぶ音がしていました。設営、撤収時にも吹き荒れて、いくつかのテントやタープは風の影響で倒壊、ポール破損なども起こっていました。今回の気候が特別だったのか、地形的に風が強まる場所なのかはわかりませんが注意が必要だと感じます。

 

少し長くなってきたので【後半】へ続きます。

 

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