子どもと一緒に「日本こままわし協会」入会、段位認定試験に挑戦!
最終更新日 2023-12-05
このところ我が家では「こま回し」が流行っています。そこで、先日「日本こままわし協会」を訪ね、正式に入会してきました。早速「段位」認定試験に挑戦してきました!
目次【お好きなところから】
コマとの出会い
初めて回したのは手作りのコマ
私が初めてコマを回したのは保育園の工作で作った手作りコマだったように思います。牛乳パックを丸く切り、中心に爪楊枝だかの芯を刺して作る簡単なものでした。回すと思いもよらない色が出て、不思議だった事を覚えています。もう50年近く前のことになるわけです。
小学校に入ると学童保育では季節毎に流行りの遊びがぐるぐる回る感じでしたが、なぜか冬が近づくと「コマ回し」が大流行。放課後になると学童の庭で友達と毎日コマを回して遊んでいました。
ケンカゴマに熱中した小学校時代
当時のコマ回しの主流は木ゴマによる「ケンカゴマ」。地面に1mほどの円を描き、同時に投げ入れたコマを外に弾き出して残った方や長く回っていた方が勝ちというもの。木のコマなので何かの拍子にパカっと割れたりするのですが、そのうちに「心棒」にぶつければ勝てるということが分かってきます。地面で回したコマを手ですくい上げたり、紐を使って手のひらに乗せ直し、真上から相手の心棒目掛けて勢いよく落とすというケンカ方法に進化していったりしました。
私は結構器用な方だったので、次第に投げ出したコマを空中で手のひらに乗せる「空中手乗せ」が出来るようになり、回転力を落とさないままに相手にぶつけて沢山の相手のコマを割っていた事を覚えています。
リンクにあるようなコマ、麻で編んだ紐ではたいては回転力を上げていたんですよね。今見るとビックリするような価格になっていました。
コマとの再会
時が過ぎ、コマに再会したのは子どもが保育園に入ってから。長男、次男が通った名古屋市の保育園は4歳ぐらいになると全員にコマが配られていました。コマは私が遊んだ木ゴマではなく、ブリキで作られた缶ゴマ。木ゴマよりも軽いので「技」がやりやすい。特に次男みぃ君は熱中し、卒園のイベントで空中手乗せ「つばめ返し」を披露して憧れの的だったようです。
そんなみぃ君が入った学童保育の指導員がコマやけん玉がとても得意。小学校に入ってからも放課後にはコマ、けん玉、メンコ、ルービックキューブ、ドッチボールなどを楽しむ毎日。春先からはルービックキューブに熱中し、20秒ほどで完成できるようになっていましたが、夏頃からコマ熱が再燃しています。
その姿を見て私も何十年ぶりかにコマを回してみると、「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもので、「空中手乗せ」が一発で出来ました!
みぃ君はというと、手から手へ紐を伝ってコマを送る「つなわたり」や縦に投げたコマを紐で受け取る「ひものせ」など次々と技を覚え、技の一つである「両手へび」という上級の技を成功させた映像を先日X(旧Twitter)にポストしたところ、27万回再生されてビックリ!
考えてみればコマは親子一緒に楽しめる遊びとして優秀です。体力差も性別も問わず、誰もが気軽に楽しめ、コマ自体も比較的安価で手に取りやすい。電源も電波ももちろん必要はありませんから場所を問わないというのも魅力だと感じます。
キャンプ場でも楽しめるわけですよね。
日本で唯一のコマの博物館「日本独楽博物館」へ行ってきた
独楽と書いて「コマ」と呼びますが、元々は唐から高麗を渡って伝来したそうです。高麗(こま)を通って伝わったため「こま」とうい名前がつき、中国語の「獨楽」とうい表記が「独楽」という漢字となったとのこと。諸説あるのかもしれませんが、漢字表記のイメージ以上に1人で遊ぶどころか皆で盛り上がれるのがコマの魅力だと感じます。
熱中するコマについてもっと技を磨きたいみぃ君と、日本で唯一の独楽博物館へ行ってきました。
「日本独楽博物館」は名古屋市に
家から車で30分ほどの場所にある「日本独楽博物館」(名古屋市港区)。以前から存在は知っていたのですが、このところちょくちょく訪れています。気をつけたいのは、行ってみると閉館日となっていたりして、訪問する際は事前に電話で確認がいいですね。
※独楽博物館hpにも記載はありますが、電話が確実なようです。
館内には約2万点の世界のコマが収蔵され、コマ回しはもちろん、ベーゴマなどでも遊べます。そして入館料は無料!おっちゃん、おばちゃんというコマ回しの達人の他、上手な大人や子どもが常に誰かしらいて、いつもとても親切に教えてくれて遊ばせてくれます。私も毎回数時間遊ばせてもらっています。
2023年11月末、何度目かの独楽博物館訪問にはいつもキャンプや登山で一緒のこっちゃんも。みぃ君の姿に触発され、1ヶ月ほど前にコマを購入して始めたばかり。
日本こままわし協会に入会
訪れた11月末も館内はコマ回しで遊ぶ子どもや大人があちこちに。特に博物館館内奥のスペースはこま回しの上手な人が集まっているイメージです。初めて訪れたこっちゃんはマイゴマを持参しつつも初めは気後れした様子。しかし、優しいお姉さんが声をかけてくれ、緊張もとけたようで取り組んでいる「つばめ返し」を見てもらったり、「ひもかけ」の手ほどきを受けたり。
以前からそうだろうとは思っていましたが、ネットでコマを購入しようと思うと「日本こままわし協会公認こま」というこまが多数ヒットします。この日本こままわし協会は独楽博物館のおっちゃんが立ち上げたこまの普及と発展に取り組む団体。聞くと、会員になると「段位認定」試験に挑戦できるとのこと。せっかくなので会員になってみました。
2002年9月発足。
こまわざ選手権大会なども開催され、こまの普及に取り組んでいます。
会員になるには年会費1000円(家族会員で入れば1500円)。会員証が発行され、年に4回の会報が届きます。また、こまの段位認定試験を受けることができます。
日本こままわし協会段位認定試験に挑戦!
そして、せっかく入会したので、「段位認定試験」にも挑戦してみることにしました。
「コマが回せる」かどうかの10級から、空中手のせの1級まで、一つの決められた技が出来るかどうかの「級位」と、複数の技を全て成功させて認定される「段位」からなり、段には初段から6段まであります。
10級・・・こまがまわせる
(10秒以上)
9級・・・犬の散歩
(移動距離30㎝以上)
8級・・・まといれ
(まとの直径30㎝)
7級・・・線香花火(3秒以上)
6級・・・ひもかけ手のせ
5級・・・どじょうすくい
4級・・・日本一周
3級・・・メリーゴーランド
(3周)
2級・・・初詣(2拍)
1級・・・空中手のせ
動画で見るには「日本こままわし協会」のこちらから
私たちは初段から挑戦することに。
初段 5項目
的入れ
フォークボール
ツバメ返し
ヒバリ返し
お手玉
これらの技全てを3回チャレンジのうちに1回成功すれば段位認定です。
初段合格!みぃ君は3段に
結果から言うと、私とこっちゃんは初段に合格!やりました。そしてみぃ君は3段に合格。4段にも挑戦しましたが、竜巻という技だけ失敗して惜しくも4段獲得はならずでした。それでも初日に一気に3段まで!頑張りましたね。
12月にもう一度行くことにし、それまでに4段、5段の段位を取ろうとみぃ君は練習に励んでいます。私も次は2段!2段の技の一つ「リフティング」というのだけが成功率が低いのですが、それさえクリアすればと練習中です!同じ目標に向けて子どもと一緒に楽しめるのもコマの魅力だなと実感します。
小学校に上がる前のお子さんでも少し練習すれば回せるようになるコマ。クリスマスのプレゼントにもいいんじゃないかと思いますね。
記事を書いた後も子どもと練習を続け、難関だった2段のリフティングが出来るようになりました!投げるコマの角度や投げ出す方向などやっぱりコツがあるんですよね。なかなか奥が深いなと思います。段位認定試験に受かったら3段を練習しよう!
段位認定試験の様子(動画)
初段「まと入れ」
これは流石に簡単そうなのですが、私は一回失敗。案外鬼門なんですよね。
初段「フォークボール」
簡単そうに見えますが、あるコツを知らないとなかなか上手くいかない技。上から投げて回します。
初段「つばめ返し」
空中手乗せ。投げた方の手に乗せる「つばめ返し」
初段「ひばり返し」
投げた手と反対の手に乗せる「ひばり返し」
初段「お手玉」
手に乗せたこまを5回お手玉する。簡単そうに見えて真っ直ぐ回らないんですよね。
3段「トランポリン3回」
横向きに紐の上に乗せたこまを3回頭上よりも高く跳ね上げて紐で取る技
3段「大車輪」
3段になると回転系の技が出来るかが試験の内容に入ってきます。もちろん私はまだできません!
3段「ゆびのせ」
指の上に乗せてるのはわかるんですけど、どうやったら出来るのか、ちょっとわけわかりません!
4段「またかけ」
4段になると縦系の技も難易度がどんどん高くなる様子。股の間から紐を通して落ちてくるこまを受け止める。
4段「灯篭」
灯篭という技だそうですが、んーよくわかりません!
4段「へび3周」
腕に巻きつけた紐に沿わせてこまを3周以上回すという技です。
映像の中で使っているコマは全て独楽博物館で購入しましたが、ネットでも買えるようです。
こちらはコマの外側に鉄の輪が装着されていて回転力が増すとか。回転系の技では使いやすいようですが、落とすと凄い衝撃なので初心者向きではないですね。初めは上の方でリンクを貼っている「ツバメ」というコマが使いやすいようですよ。
世界大会が12月に日本で開催、誰でも参加可能なツバメカップも!
実は12月に日本でこままわし世界大会「2023ワールドスピントップコンテスト」が開催されるとか。
会場は八王子市の「東京多摩未来メッセ」、12月23日〜24日。独楽博物館でも話題となっていました。映像を少し見てみましたが、色々なこまがあり、技も多彩。見応えがありました。
後からでも映像公開されることを期待したいですね。
そして、23日に同会場で開催されるのが「ツバメカップ」というこままわし大会。こちらはこままわし始めたばかりという人でも参加が出来るという大会のよう。決めた技の構成で得点を競うというものらしい。こちらも楽しそうです。
子どもの頃熱中した懐かしのこままわしが進化して、競技性が上がっていることに驚いているこの頃です。
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