「げんさんとよーこさんの山ごはん」~山めしは魅惑と憧れの世界

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最終更新日 2021-12-19山で食べるご飯を「山めし」と言う。
外で食べるご飯はいつもの何倍も美味しく感じるというのは誰でも感じたことのある感覚だろうと思うけれど、山で食べるというのは格別だ。
時には険しくツラい山道を登り、辿り着いた目的地で非日常の山の景色を眺めながら食べればそれは文句なく美味しい。それまでの道のりの辛さも吹っ飛んでしまう。
その「山めし」をブログに書き綴り、本まで出版しているのが人気ブログ「山めし礼賛-山料理、山ご飯レシピの記-」を運営する「げんさん」だ。
そのげんさんの山めし本第二弾が完成したということで、一足先に読ませていただいた。
タイトルは「げんさんとよーこさんの山ごはん」だ。

左が以前に出された第一弾、右が新しく発売される第二弾。


山めしの達人げんさんと、山とアウトドアを愛するフードコーディネーターの蓮池陽子さんの共著だ。
お2人にはある機会でお会いしたことがあるのだけれど、その頃は山めしには特に興味が無かった・・・悔やまれる。
しかし、いま「山めし」の魅力はとてもわかる。今なら色々なことを沢山直接聞いてみたい。
今回の本ではそんな「聞いてみたい」にも答えてくれている。
冒頭には「いつか作りたい、夢の山ごはん」として「寝袋ローストビーフ」など5つのレシピが紹介されている。
また、げんさんの山めし道具や山めしを作る上での小技なども紹介されている。
お刺身など生の食材の運搬方法も興味深かった。
そして何よりも「簡単で美味しそうな」85種類のレシピが写真付きで詳しく紹介されている。

見ているだけでも楽しいし、手軽に手に入る食材が使われているので、日頃の料理のアイデアにも使えそうだ。
ただ、私には体力がない^^;
何度かげんさんの本を参考にしながら食材を山頂に運び上げたことがあったが、まだその重さに耐えられなかった。
今は主に山小屋料理を利用したり、ドライフードで軽量なものに頼っている・・・。
今回の第二弾で再度山めし熱に火がつくだろうか。自分で自分に期待したい。
東海地方も先日梅雨が明けた。いよいよ短い夏山も本番。そしてあっという間に山は秋へと移り変わっていく。
真冬になる前に美味しい山めしを絶景を眺めながら堪能したい。
「げんさんとよーこさんの山ごはん」を参考書にして。
発売は2017年7月22日を予定しているという。山に興味がある無いに関わらず、是非お手に取って読んでいただきたい。

 

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