忘れるわけがない 交通事故と介護と回復の記録

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9月2日(金)事故から45日目。
小さな身体と心で精一杯我慢していたんだろう。



今の病院は門が閉鎖する前に出なければいけない。付き添いの泊まりも禁止されている…。転院してから5日目の1人の夜を迎えようとしていた今夜。
「パパとママとみぃ君は僕のこと忘れない?」
今夜、私の帰り支度を見てみーが激しく泣き始めた。顔を歪め、ポロポロと落ちる涙を見ながら抱きかかえ、一緒に泣くしかなかった。
ごめんねみー、本当に本当にごめん。
ナースステーションに一緒に行き、夜勤のスタッフに事情を話して少しいさせてもらうことに。
エレベーターまで看護師さんと見送りに来てくれたみー。また寂しくなってポロポロ涙を流して泣いている。
朝一番で来るから。待っていて…。
辛い。
1日も早く元の生活に戻りたい。戻してあげたい。
「明日は家に帰れるんだよね?」「ママとみぃ君に会えるよね」
朝から何度も何度も聞くみー。
事故にあってから同じことを何度も聞くことが増えた。
高次脳機能障害の一つの症状ではないかと言われている。
それにしても今日は多い。
午前、午後のリハビリでも一生懸命頑張るみー。
走る練習、足首を上手に使う練習、難解な高次脳機能の評価テスト…本当にどれにも一生懸命頑張っていた。



左足でジャンプが難しい



サポーターをすると随分安定して笑顔でボールを蹴った



マシンも初使用し歩く練習
リハビリの合間には目前に迫る修学旅行の冊子表紙のイラストデザイン案に応募するために絵を一緒に描いた。
寂しさを隠すためだったのだろうか…。
前の病院でも同じようなことがあった。
高次脳機能障害には様々な症状が出る。
みーもそのことへの不安を感じ始めている。
「頭が治らないと全部上手く出来ないのかな…」と言う事があり、そんなことないよ、順調に回復しているよと何度も話している。
実際に驚異的な回復を見せてきてくれているけれど、先が見えない不安がつきまとう。
そして、手と足が思うように動かないもどかしさ…。前のように走りたい、ボールを蹴りたい、山にもパパと行きたい…けれど、もう出来ないんじゃないかという不安。
みーは24時間たたかっているんだろう。怖いと思う。負けないでいたい。
一日も早く家に帰らせてあげたい。
何もできないのが悔しい。

 

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