事故から40日。また泳げたね 交通事故と介護と回復の記録
最終更新日 2021-12-198月28日(日)事故から40日目。
みーが一時帰宅した夜、ベッタリのみぃ君。一緒に寝たいとみーの部屋へ。
「みぃくん、みーくんかえってきてくれてうれしいなー」を連発し、みーの寝るのを妨害(笑)
眠れないので、仕方なく手のリハビリをするみー。それを見て、「おぼうさん?」と真似するみぃ君^ ^
2人のやり取りを見ていて笑えてしまう^ ^大変な事があっても、常に2人に励まされ、支えられていると感じながらの夜でした。
久しぶりにユックリと眠った朝。
みぃ君の「パパおきてー、みーくんまだいるよ」という声で目覚める。
みーはもう起きていた。入院してから否が応でも生活リズムが整ったのは良かったこと。
少しボーッとしているようにも思えるけれど、それは家でノンビリしているからかな?
朝食を食べてから4人で近所の室内プールへ向かった。
みーが水泳教室に通っていたプール。
向かうまで「少し怖い」と言っていたみー。それでもみぃ君が一緒に行ってくれるのが楽しいらしい(u_u)兄弟がいて本当に良かった。
前のように泳げないのではという不安とともに、プールに行った帰り道に事故に遭っていることによる恐怖感があるらしい。その時行ったプールには行きたくないとのこと…。
理学の先生からは、水泳は許可を貰っている。水中では転倒の危険がないので、出来れば積極的にとすすめられている。
みーは左半身の麻痺により、筋力に左右差が出ている。それにより、左の肩甲骨は常につかめるほど浮き出ている。
水泳は左右差を調整するためにもいいらしい。
事故後、スポーツをするのは初めてとなる。全般的な体力も落ちているので、来てはみたものの大丈夫かな…。
表情には見せないが多少親としても心配。事故前は水泳を得意としていたみーも緊張気味。
「やっぱり前のようには出来ない」と気持ちが沈んでしまっては逆効果になる。
みーに「今日は浅いプールでまずは歩く練習から始めよう」と話すと、「そうする」とのこと。
仕方ない。
シャワーを浴びていざプールへ。
まだみーママとみぃ君は着替え終わっていないらしい。
予定通り水深80センチほどの浅いプールへ。プールサイドは歩きにくそうなので手をつないで。
40日ぶりのプールにジャポンと。
その瞬間、突然みーが水に潜って平泳ぎで泳ぎ始めた。
以前のようなスピードはないし、身体は左に流れてしまうけれど、15mほど進んだ所で顔を上げたみーは「できたー」という喜びと自信の笑顔だった。
そのまま通常の深さのレーンへ移動。25mをクロールでユックリと。
キックの力が弱いからか、多少身体は沈み気味になりながらも泳げた。
遅れてきたみーママもビックリ。
泳ぐごとに真っ直ぐ泳げるようになる。結局1時間半、みぃ君の泳ぎの練習にも付き合いながら楽しく泳ぐことが出来た。体力にもビックリ。
体を動かすことが大好きだったみーだけに、先日のMRIの結果からも、コンタクトスポーツは生涯禁止と言われたことは、みーは勿論の事、みーママはかなりショックを受けていた。
水泳や陸上などは大丈夫だからねと言って慰めてはいたものの、実際にどうかは何とも言えなかっただけに、今日こうして楽しそうに泳ぐ姿を見ることが出来て、みーママは本当に嬉しかったんじゃないかな(u_u)良かったね。
珍しくアイスも一つ食べきった。
感想は「美味しくない」…。本当に変わっている。
夕方、学校の友達がご家族で会いに来てくれた。病院へも家へも毎週よのうに顔を出していただいている。
初めて病院で面会された時はまだ意識が朦朧としている時だっただけに、お友達もとてもショックだったんじゃないかと思うけれど、それでもまた会いに来てくれて本当に嬉しい。
先週ともまた随分様子の違うみーの姿を見て、また少し安心してもらえたんではないだろうか。みーもとても嬉しそうに遊んでいた^ ^
看護師さんやリハビリの先生達も、みな口を揃えて「どうなるんだろうと思っていたけれど、回復が速い」と驚かれたみー。本人も頑張ったと思うけれど、沢山の人の面会や応援、メッセージが救ってくれたのだと心から思います。
実はみー自身もそう感じていて、色々な声や人の雰囲気を感じながら、目の前の面会に来てくれた友達の名前がパッと頭に浮かび、そこから自分が現実の世界にいるんだということを感じ、霧が晴れるように視界が開けて行ったと言います。そのきっかけともなってくれた友達。
もう少しリハビリを頑張って、元気な姿で学校に戻るので、待っていてね(u_u)
みーは最後に笑顔で握手をして別れた。
病院へ帰るのは20時までにとのルール。
4人で晩御飯を食べて、みーは一足先にパパと病院へ。
みぃ君は「みーくん、あしたまたもどってくる?」「あしたもいる?」と。
みーのほっぺたにおまじないのチューをしてお別れ。でも今回は泣かなかった。グングン元気になってくれるみーを見て、安心してきたんだと思う。今回の外泊では2人はうるさいぐらいにじゃれあってよく遊んでくれていた。良かった。
20時少し過ぎ、病院へ着いて検温。36.9度。
最後の夜の担当は新人のナースさん。水泳をしていたということで、みーも色々と質問^ ^水泳出来たこと自体をとても驚かれましたが(笑)
消灯後、病院スタッフの皆さんへコッソリと手紙を書くみーでした。
オヤスミ(u_u)
明日はいよいよ退院、そして転院。新しい環境への不安はあるけれど、前は明るいかもしれないと感じられる週末でした。
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