ゲルカヤノ23

ゲルカヤノ23&スポルティバ「シンセシス」購入~「走る」「登る」ための2つのシューズを使ってみた結果

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最終更新日 2021-12-19
アシックスのゲルカヤノ23をランニング用に購入しました。

 

 

走ることで身体が変わる

元々走ることは嫌いではなかったのですが、最近は出来るだけRunningを日課にするように心がけています。
きっかけはみーが5月頃から始めている早朝Runningに付き合い始めたことでした。
手持ちのトレランシューズで毎日5kmほどを走っていたみーに付いて走ってみたところ、思わぬ効果を感じました。
それは、走った後の身体の爽快さ。
とにかく身体が軽く感じます。朝に一汗かくということもあるかもしれませんが、身体が覚醒したような感覚で一日を始められることがとても新鮮でした。
もちろん、登山にもいい影響を与えてくれるだろうということも感じたので無理なく時間や距離を決めずに走り始めてみようと決めました。
スマホのアプリだったり、インスタへの投稿などがモチベーションをアップ、持続させてくれるのに役立ちます。
「ナイキランクラブ」などをインストールして走った距離や時間、速度を記録しています。

 

 

 

 

 

 

 

 


時々の色々な写真と一緒にインスタに記録していっています。
ところが、最初こそ好調だったものの一週間ほどで異変を感じ始めました。
膝と左腰のあたりに違和感を感じます。
写真にも写っていますが、手持ちのトレランシューズは軽さこそ抜群なのですが、その分体重などは全て体に跳ね返ってきます。
元々Runningはかなり運動強度の高いスポーツではあると感じていましたから、失敗したなと思いました。
膝や腰を痛めてしまっては日常生活にも影響が出てしまいます。これでは元も子もありません。

初心者ランナーにピッタリらしいゲルカヤノ23

靴が大事なのは登山と一緒!そう思い、まずはランニングシューズを購入することに決めました。

 

 

最初は名前にひかれました。「ゲル」これは何か柔らかい素材でクッション性がいいのではないか(笑)
その名の通りでした。
1993年の発売以来、進化を続けているのが「ゲルカヤノ」であり、その23代目ということになるそうです。
ゲルカヤノは高いクッション性と安定したホールド性をそなえ、若干重さはあるものの、走り始めのRunning初心者にピッタリとありあした。
まさに私に打ってつけです。
たまたまAmazonポイントも余っていたこともあり、即購入。色も各色選べるのですが、何となく最近好きな青にしてみました。
Runningシューズを購入することは初めてだったので、登山靴のように少し大き目を選ぶ必要があるのかなど、全く分からなかったのですが、普段靴と同じ26.5センチサイズを購入してピッタリフィットしました。

朝ラン、旅ラン、10kmラン・・・目指すは!

お盆の白馬キャンプ。例年であれば途中で登山を計画するところですが、今年はやめて白馬の街を早朝に走りました。
温泉に入ったり、露天で買い食いをしたりしながら旅先で走るのはなかなか楽しかったです。
そして、8月16日には走り始めて1ヵ月ほどということで、10kmランニングにチャレンジ。
近所の名古屋城の周辺を回り、雨がかなり強く降る中でしたが走り切ることが出来ました。


次に目指すのは・・・と言っても、Runningでは何も別に目指していません^^;今の所は。
あくまでも無理なく、気長に、山登りの持久力アップのためにというのが今の所の位置づけです。
でも、密かな楽しみもあります。
それは季節が変わり、秋から冬になった時に走ること。
気温が低くなって来た時はどんな変化があるのだろう。
空気や街の様子はどんな風に変わっているのだろうかと楽しみにしています。
それと、ランニングパンツも欲しいな・・・今はハーフのジャージみたいなので走っているんですが、保水すると重いんですね^^;
今日は雨の中を走ったものですから、自らの重さでズレてズレて(笑)最後は手で押さえながらズレ落ちるのを防ぎながら走りました。
続いてはもう一つシューズの話。今度は山のシューズについてです。

ファストハイキングシューズ

スポルティバ「シンセシス」で白峰三山を歩いてみた

最近、南アルプスの北岳、間ノ岳、農鳥岳をテントをかついで縦走してきたのですが、その時履いていたのがこのスポルティバのシンセシスという靴です。

その前、金峰山で実力は試した時に軽さ、透湿性の高さによる快適さに舌を巻きました。
最近、近場の低山をサクッと登って降りてくる時などは、先にもちょっと出て来たトレランシューズを使うことが多くなっていました。
普段北アルプスや雪山などで履いている登山靴と比べると、圧倒的に軽く、快適です。
ただし、もちろん弱点もありました。
防水性の無さ、横方向へのグリップ力の弱さなどです。
防水性はいざ知らず、登りではそれほど感じないグリップ力ですが、下りになると岩の上に足を置いた瞬間に横滑りし、慣れた登山道にも関わらずスッ転ぶということが何度かありました。幸い怪我には至りませんでしたが。
どうにかならないかと思っていた所、ネットで噂を聞きつけてたどり着いたのが「ファストハイキングシューズ」という新しいジャンル?の靴でした。

 

 

トレランシューズの軽さにゴアテックスの防水性、ビブラムソールのグリップ力を合わせたような靴。
今までもあって良かったのではないかと思うのですが、無かったんですね。

軽く、脚を痛めない柔らかさが気に入りました

私は体力がない方だと自覚しています。だからこそ出来るだけ体力を温存して登ることを考えます。
その点で、「軽い」というのは登山にとっては大きな強みになると思っています。
軽い靴、軽い荷物であることで、疲れをなるべく軽減し、より遠くへ速くということもあるかと思いますが、何と言っても軽いことで得られるのは怪我・事故の抑止効果ではないでしょうか。
疲れがもたらす足のフラツキや思考能力の低下は転倒や滑落、遭難を招く恐れを高めるということはこの間の経験でも実感しています。
安全な登山のために、必要な装備は絶対に削ってはいけないけれど、出来るだけ負担のない、自分の力にあった重さにしておくことが大事だと常に言い聞かせています。
今の私にはトレランシューズで北アルプスや南アルプスを走る力はありません。恐らく転びまくって事故につながるでしょう。
しかし、山域に合わせてより軽い靴で歩くことも経験してみたい・・・そんな思いでシンセシスを購入しました。
シンセシスは片足で395g。普段履いている同じくスポルティバのトランゴアルプエボは725g。
わずかな差のように見えますが、シンセシスは履いている感覚を感じないほどの軽さです。
もちろん、トレランシューズなどではもっと軽いものも沢山ありますが。

ゴアテックスサラウンドの透湿性の高さの反面、ビブラムソールには過信は禁物

結論から言うと、シンセシスで白峰三山をテントを担いで快適に縦走することが出来ました。

ゴアテックスの新テクノロジーある「ゴアテックスサラウンド」。
初日は荒れた天気でしたが、浸水するどころか、テン場についても靴下は乾いているという驚異の透湿性を発揮してくれました。

登山靴の多くにはゴアテックスという防水透湿技術が使われています。そのことにより、雨や泥濘が靴の中に浸透してくることを防ぎつつ、足から発散される汗などを外に逃がす「透湿性」を確保しています。
今回ゴアテックスが開発したゴアテックスサラウンドとは、従来のゴアテックスの靴がアッパー部分のみゴアテックス素材を使用していたことに比べ、足の裏も含めて隙間なく包み込むようにゴアテックスが使われることで、透湿性が格段にアップしているということらしいです。
シンセシスの表面はメッシュのような網目で覆われており、とても柔らかく出来ていますが、トレランシューズよりも耐久力は高そうでした。
シンセシスは紐で締めるタイプではありません。このあたりは賛否あるかと思いますが、靴の脱ぎ履きは楽でしたね。
ビブラム採用のシンセシスのソール。
一般登山靴と比べるとかなり柔らかくなっています。

グリップ力に定評のあるビブラムソール。多くの靴に使われています。
シンセシスにもビブラムソールがはってありますが、柔らかさはトレランシューズのよう。
一般的には、テントなどの重い装備を担いで縦走などをする時には硬いソールの靴が必要だと言われます。ショップでもそうやって靴を案内されることが多いのかと。
しかし、私の夏山一泊テント装備だと総重量は9kg程度。
このぐらいの重量、さらに1泊であれば、ソールは硬くなくても大丈夫だろうと思っています。万人に当てはまることではありませんが。
ビブラムソールがはられたシンセシス。
下山時に2度ほど滑りました。どちらも濡れた石の上に足を置いた時なのですが、普段使っているビブラム・キューブという足裏パターンの靴であったなら恐らく滑らなかったのではないだろうかと思う場面でした。
ビブラムにも色々な足裏パターンがあるので過信は禁物だなと感じました。幸い怪我にはつながりませんでしたが、2度目は足を捻ってしまう所をストックに救われました。
まだまだ歩き方も素人です。

シンセシスは2足目、3足目の靴

まだまだ履きならすというほど履いてはいませんが、シンセシスはとてもいい登山靴だと思います。
これから山域やルートに合わせて使っていきたいと思います。
シンセシスはミッドカットになります。ローカットモデルよりは若干足首の保護が出来ると思いますが、上記のようにグリップ力などに不安も感じました。「軽い」ですし、価格もそれほど高くないため手に取りやすいとは思いますが、2足目、3足目のサブの靴というような考え方で選ぶのが正解かもしれません。

ということで、2足の用途の違うシューズについてご紹介でした。

 

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