「僕、頭悪くなっちゃったのかな?」…許して欲しいみー。 交通事故と介護と回復の記録

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9月13日(火)事故から56日目。
「僕、事故のあと頭が悪くなっちゃったのかな?」
みーのその一言に絶句した。



漢字が思い出せない、話そうとしても言葉が出てこない、考えて答えを出すのに今までよりも時間がかかる…みーは事故前の自分と今の自分が違うとハッキリと感じている。
その言葉を言ったあと、みーは不安で今にも泣き出しそうだった。
事故さえなければと思う…もう仕方がないことだとわかってはいるけれど、悔しい。屈託なく笑うみーを返して欲しい。
同時に、そういう認識を持てるということはマイナスではないとも思う。今のみーにそんなことを言っても慰めにしかならないが、自分が何か違うと感じられる力が備わっているということは、未来への希望だと思う一瞬でもあった。
今日も病院から学校へ。
1時間目にはどうしても間に合わない。
体育の授業は跳び箱。跳び箱の上で前転をするとのこと。さすがに今のみーにはハードルが高すぎる…。
2時間目の開始直後に教室へ。すでに国語の授業が始まっていた。昨日と同じようにみんなが振り向き声をかけてくれる。少し度が過ぎた?最後まで声をかけてきてくれた1人の男の子が先生に呼ばれて怒られていた。みーのために怒られたようで何だか申し訳ない…。
みーが事故に遭い、頑張って何とかここまでこれたことは、みーの努力も含めて褒められることだと思う。けれど、事故に遭ったことそれ自体は決して誇れることでも何でもない。みーにもみんなの励ましに感謝しつつ、調子に乗ってはいけないことだよと話した。何事もなく周りが普通に接しても大丈夫なように、早く元気に退院することが一番だ。
国語、3時間目の家庭科ともに、集中して聞けていたように思う。特に机の近い4人が机を寄せ、一緒に話し合って答えを出すような時間はとても嬉しそうな楽しそうな表情をしていた(u_u)
病院のリハビリで、療法士さんと一対一でやることはもちろん大切なのだが、やっぱり学校のみんなが大好きなんだねみーは(u_u)早く戻してあげることが一番かな…。
国語は予習をしていた範囲だったこともあり、余裕があった様子。家庭科もイメージと違い、かなりの板書量とスピードだったけれども、「大丈夫だったよ」と淡々としていた。
午後からのリハビリに間に合わように、今日も2時間だけ授業を受け、また病院へ。それでも昨日よりもクラスの友達の様子や授業で楽しかったところなどを話してくれた。昨日は緊張していたんだろうな(u_u)
2日目も楽しく学校に通うことが出来た。良かった。
帰り際までみーの席には友達が集まってくれていた。その様子を見て先生が嬉しい言葉をかけて下さった。
「人柄ですね」と。
正直、親としてはのんびりしすぎて、だらしないところばかりが見えてきてしまう。それでも出来るだけノビノビ成長していってもらいたいと育ててきたつもりではあった。
私には出来すぎた子どもだったんだ。
事故に遭うまで知らなかったみーの一面を知れ、とても嬉しい瞬間だった。
6年生のみんなには本当に感謝しています。ありがとう、これからもどうかよろしくお願いします(u_u)
少しずつ身体を慣らしながら、木曜日ごろからは給食までいられるようにしたい。当面の目標を先生にお伝えした。
考えると、この後に病院では午後6時近くまでリハビリが続いた。合間には宿題も頑張っていた。




体力の落ちた中で、集中が切れてもおかしくなかったのかもしれない。
事件は言語の時間に起こった。
いつもの担当の療法士さんが休みなため、昨日とは同じだけれども、担当ではない療法士さんがついてくださった。
みーは終始気持ちがダラけたような返答しかしない。表情もとても硬い。
終わったかと思うと、挨拶もせずに部屋を出て行きそうになったり…。
部屋に帰りながら、みーの態度について態度が良くなかったこと、謝ってくるようにと話した。
しばらくしてみーはその療法士さんと部屋に自室に戻ってきた。
表情は依然暗いままだった。
みーはいま苦しんでるのかもしれない。思うようにいかない身体と頭を抱えながら。私の伝えたことはもちろん正論だとは思っているが、もっと他に違う伝え方はなかったか…つい今まで通りにみーを見てしまう。
もう病院の門限は過ぎ、顔は見れない、声も聞けない…みー、パパの配慮が足らなかったかもしれない…ゴメンね。
帰り際、エレベーターまで送ってくれたみーの表情と言葉が忘れられない。
「パパ明日も来てくれるの?」。
早く明日になってみーを抱きしめてあげたい…。人しれない不安とたたかうみーの気持ちをまだ理解しきれないパパを許してほしい。

 

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