積雪期の八ヶ岳・赤岳に登る~ルートは基本の南沢周回コース、ウェアはこんな感じで登りましたよ

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クリスマスイブは八ヶ岳の赤岳に登ってきました。
年末年始に赤岳に登るのが多少恒例行事になりつつあるのですが、昨年は目の手術で全く登れなかったので、2年ぶりの赤岳となりました。

八ヶ岳の主峰「赤岳」は樹林帯、岩場、鎖などなど短いルート上にバリエーションにとんだ登りが詰まった楽しい山。
そんな赤岳に冬登るなら、こんな装備がいいんじゃない?ということも併せ、今回は山行記録を書いてみたいと思います。

標高2899ⅿ、積雪期「赤岳」ノーマルルートのコースとコースタイム

赤岳は夏も冬も人気の山です。いつも登山者で賑わっています。
それは、首都圏からのアクセスの良さなどもあるかと思いますが、何と言っても山歩きの魅力がコンパクトな地域の中で凝縮して楽しめる、地形によるところが大きいのではないかと思います。

アルプスに比べ、非常に狭い地域に赤岳をはじめ、阿弥陀岳、権現岳、編笠山、横岳、硫黄岳、天狗岳、蓼科山、北横岳などなど2500ⅿを超えるような山が連なり、四季折々の美しさと厳しさを登山者に見せてくれます。
一つ一つを単独で登るのもよし、繋げて縦走するもよしなど、色々な登り方も楽しめます。縦走したとしても、定番の赤岳、横岳、硫黄岳などは日帰りでも十分歩けるというコンパクトさ。なんて魅力的な山塊なんでしょう。

また、雪山としても初級者が比較的歩きやすいルートもあり、冬季でも開いている営業小屋がいくつも存在することも魅力ですね。さて、今回は2年ぶりの赤岳ということで、積雪期の赤岳を登る最もポピュラーなルートで歩こうと思います。

山のルート、コースタイムを事前に調べる時に重宝する「ヤマプラ」

今回のルートは何度も歩いているので、特に下調べをしたわけではありませんが、初めて登る、また初めて積雪期の八ヶ岳を登るなら、ルートとコースタイムは何度も見返しておくことが必要です。基本は紙の地図がいいと思いますが、ヤマプラのいいところは、選択したルートのコースタイムの例えば1.5倍で歩くと、合計タイムが何時間かかり、何時までにどの地点に着いていないと日が暮れる危険性があるかなど、即座に計算してくれるところでしょうか。12月にもなると積雪は当たり前ですし、積雪期はラッセルを強いられたり、コースの確保や登りに無雪期よりも若干時間が取られることもあります。事前によく頭に入れておくことが不可欠ですね。

今回の赤岳ルートです。
赤岳山荘に車を置きます。ただ、その手前の「八ヶ岳山荘」以降は狭い未舗装の山道になり、凍結します。当日の天候や車の状況により無理は禁物です。たまに突っ込んだはいいけれど、動けなくなっている車を見ます。無理そうならば「八ヶ岳山荘」まで。
ちなみに今回は赤岳山荘までの道は凍結していませんでした(12月末時点)。到着したばかりのエクストレイルの試し走行にはピッタリでした。
赤岳山荘の駐車料金は日帰りで1000円です。

今回は「赤岳南沢ルート周回」
赤岳山荘→行者小屋→文三郎尾根→分岐点→赤岳→赤岳頂上山荘→赤岳展望荘→地蔵の頭→地蔵尾根→行者小屋→赤岳山荘
合計約8時間(休憩なし)

赤岳山荘からの主なルートには南沢ルートと北沢ルートがあります。前者は行者小屋へ、後者は赤岳鉱泉へ続きますが、南沢を通る登山者が多いですね。北沢コースは赤岳鉱泉から硫黄岳へ上がり、赤岳へ縦走するなどで使いますが、静かないいルートです。

積雪期「赤岳」今回のウェア

雪山というと、敷居がとても高いイメージがありますし、確かに夏山とは違った面があることも事実ですが、しっかり準備を整えていけば、安全に登れることも事実です。

それでもどうしたらいいか分からないとなりがちなのが、雪山のウェアは何を着たらいいのかということ。氷点下15℃で風が風速10ⅿぐらい吹くなんていうことはザラですから、準備はどうしても必要ですね。今回はどんなウェアで行ったのか、備忘録も兼ねて書き残しておこうと思います。

 

体の末端

・頭部
ブラックダイヤモンド  ビーニー(耳まで隠れる帽子)
・手
ノースフェイスウール薄手手袋 (インナー手袋)
アウトドアリサーチウインドストッパーグローブ(樹林帯の中)
ブラックダイヤモンド オーバーグローブ ソロイスト(森林限界以上)
・足先
ダーンタフ(靴下)
スマートウール(薄手)
ゲイター(アウトドアリサーチ クロコダイル)

身体の末端は冷えやすいですし、個人差も大きいだろうと思います。特に手と足は出来るだけ外気に長時間触れさせないことが肝要。あっという間に感覚がなくなり痛みが出てしまいますからね。靴下は2重に履いています。

雪山上半身ウェア

肌に近い方から
・ドライレイヤー(ファイントラックスキンメッシュ長袖)
・ベースレイヤー(マムート 長袖メリノウールと化繊の混紡シャツ)
・(ノースの化繊+ウール混紡のハイブリットフリース)今回は着用せず←稜線上での移動が一定の時間を超えるような場合は着ます。
・ソフトシェル (ファイントラック フロウラップフーディー)行者小屋まで
・ハードシェル (ファイントラック エバーブレスアクロ)行者小屋以降はフロウラップの上に重ね着

基本は夏山と同じ脱いだり着たりしながらの調整、そしてレイヤリングになりますね。
何と言っても昨年来大活躍しているのはフロウラップフーディーです。非常に高い透湿性と適度な撥水性は冬山でも重宝しています。ハードシェルを夏のレインウェアで代用することも出来なくはないですが、低温と強風にさらされると心もとなく、また冬山用のハードシェルは雪で転倒した際に滑り止め加工がされているものもあり、安心感が違います。

 

雪山下半身ウェア

肌に近い方から
・メリノウールパンツ(モンベル)
・機能性タイツ(ワコール CWX)
・タイツ(モンベル スーパーメリノウール)
・パンツ兼オーバーパンツ(ミレーティフォン50000ウォーム)

上半身と違い、オーバーパンツの脱ぎ履き程度の調整しかしないことの多い下半身ウェア。これまでパンツはファイントラックのソラノパンツ一択だったのですが、防水で透湿性も高いといううたい文句のミレーの新商品「ティフォン」シリーズをこの間試しに履いています。防水なのでレインウェアのようにも使え、透湿性の高さからか蒸れも感じません。これが調子がとてもいい。詳しくはまた書きます。
下半身は比較的冷えにも強いと言われていますが、3層~4層ぐらいのレイヤリングで対応しています。

夏と同じく基本はレイヤリング、熱かったら脱ぎ、寒かったら着るという基本の脱ぎ着を怠らずに行うということで、厳冬期の寒さに対応するということですね。このあたりは経験をしながら自分にあったものを選んでいくということだろうと思います。一つの参考までに。

小物類

・目の保護
サングラス、ゴーグルは両方持っていき、状況によって使い分け。必須です。
・顔
バラクラバ 厚手のものは今回使用せず
薄手バラクラバ バーグハウスのメリノウール薄手バラクラバ

目と顔の露出分の保護は必須です。今回は稜線上の風がそれほどでもなかったので、サングラスで通しましたが、ゴーグルは必ず持参しておくことが必要です。

少し高いですが、曇りにくくて使いやすいです。

では、2017年クリスマスイブに歩いた赤岳の様子を残しておきたいと思います。

詳しくは次のページへ続きます。

 

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