行動不能・・・反省と課題が多かった南アルプス甲斐駒ケ岳 その1

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最終更新日 2019-01-14
今回の甲斐駒ケ岳は「撤退」を初めて考えました
結局、みーの頑張りで最後は元気に下山できたのですが、色々と反省と課題の多かった登山となりました(>_<) その記録を残しておきます ブログランキング・にほんブログ村へ
2015.8.22~23 南アルプス甲斐駒ケ岳へ登ってきました
甲斐駒ケ岳wiki
甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)は、南アルプス国立公園内の赤石山脈(南アルプス)北端の山梨県北杜市と長野県伊那市にまたがる標高2,967 mの山である。峻険な山容をもち、半ば独立峰のような姿勢で屹立する日本アルプス屈指の名峰で、日本百名山[1]、新日本百名山[2]、新・花の百名山[3]、山梨百名山[4]、日本百景に選定されている。

駒ヶ岳という名前を冠した山は全国に18山とのこと
その最高峰がこの甲斐駒ケ岳、次いで絶景だった7月に登った木曽駒ヶ岳となるそうです
タイトルで反省と課題なんて書いているので、何だか重い感じですが^^;山自体は本当にカッコいい山で、みーの好きな岩登りもあり、稜線もあり、急登もありと変化があって楽しい山^^
まずは21日の夜に話は戻ります
山は登る前から始まっている
21日の金曜日、その日は職場で男性職員の交流会が^^;ちょっとむさ苦しい(笑)
流れで幹事をやらないといけなくなり、それでも早く帰ろうと思っていたのですが、運転を控えた身、飲まずに我慢して
午後10時半に帰宅
その週は忙しかったこともあり、パッキングが十分できておらず、それから諸々準備をし、準備が終わったのが日も変わった深夜の12時半過ぎ
名古屋から甲斐駒ケ岳への登山を考えると、中央道で伊那方面まで行き、高速を降りてから山道の下道を走りマイカー規制始点となる「仙流荘」まで。そこからバスに乗って約55分、登山口となる北沢峠へ入るということになります
仙流荘までは我が家から約3時間半超

この時期のバスの始発が5時過ぎということを考えると、一刻も早く名古屋を出て、仙流荘前の駐車場で仮眠を取りたい・・・
結局、みーと一緒に家を出たのが1時過ぎ
眠気を堪えて中央道を走り、下道の山道(かんりキツイ)を走り、仙流荘へ到着したのは午前4時頃だったと思います~まだあたりは真っ暗
すでに350台とめられるという駐車場のかなりに車が停まっています
バス停から一番近い駐車場に一台だけ空いているスペースを見つけ駐車
とにかく眠くて眠くて仕方なく、すぐに席を倒して目を閉じました
次に目が覚めたのは、人の声が聞こえたから
目を開けるとすでに空は明るく

バス停にはすでにかなりの人の数
一便が出される直前でした
今回の甲斐駒ケ岳は登山口となる北沢峠のテン場で一泊を予定
日帰りではないので、多少は気が楽です^^
それと、北沢峠まではこの仙流荘からバスで行けてしまうので、その点も少し気が楽
ただし、ここで一つ失敗
どのザックで行くべきか・・・

一週間前に「準備完了」と書いていますが、まだどこに行くか考えておらず、ザックの中身は飲み会後に全部見直しをしました
通常、テン泊登山となれば、ザックはオスプレーの70リットルを持って行くのですが、ここで悩みました
北沢峠でテントやシュラフや荷物を一気に降ろしてしまえば、その後甲斐駒に登るには70リットルザックはいらない・・・
通常ならばオスプレーのケストラルなのですが、70ザックの中に入れていくにはちょっと嵩張る・・・

そこで、今回は私はケストラル、みーはタロンに全て詰める
無事にテント、シュラフなど、必要な物は入りました!

ただし、食料類を削ってしまいました・・・
これが70ザックであれば、食料も十分持って行くことが出来た
もしくは携行性のよい「サブザック」を持っていれば・・・食料も持って行けた・・・
後々響くことになりました^^;
さて、バスに乗るには事前に発券機でチケットを購入~仙流荘までは55分間


第一便が出て、北沢峠まで行き、戻ってくるまでにかなり時間がかかると説明があり、北沢峠で食べようと思っていた朝食を食べながら待つことに

みーはここでオニギリを二つ~カロリーにすれば350キロカロリーほど~ちょっと少ないですね^^;
これが後で効いてくる^^;

午前6時12分~どんどん人が集まり、長い列が出来つつありました
結局、2便のバスに乗れたのは6時20分頃~立つことこそはないものの、人と荷物でギュウギュウになったバスに揺られること50分
北沢峠に到着!
そこから約10分ほど歩くと北沢長衛小屋キャンプ場(旧北沢駒仙小屋)
今日のお宿に到着です^^


すでにテン場はテントでいっぱい~
この日は滋賀県のいくつかの高校のワンゲルが合同で来ていたようですね~大き目のダンロップV6が沢山張られていました

入り口付近に受付が設けられていました

えっと、大人が700円、子どもが・・・300円?350円?その程度だったと思います^^;渡された受付済み証をテントにくくりつけてくださいとのこと
すでに受付に近いあたりはテントでいっぱいだったので、一段下りた場所の一番奥へ
通路よりながら、静かそうな場所が空いていたので、設営

エアライズ2
ペグも持って行きましたし、とても刺しやすそうな地面でしたが、こちらのテン場は木々に囲まれているためそうそう風は吹きそうにないため、転がっていた石で固定

8時~マットやシュラフなどは置き、必要な水や行動食を持って出発準備完了!
ただし、この時の行動食は荷物の制限があったために、量が十分でなかった^^;
今回の最大の反省点です!
ちなみに、こちらのテン場は水が無料!南アルプスの天然水~美味しい水が常に流れ続けています~これはありがたい
プラティパスに1リットル汲んでザックに
長衛小屋~建て替えられてとても綺麗になっています!トイレもとても清潔~驚きました

まずは仙水峠のルートで


しばらくは沢沿いを歩きます
バスがあれだけ混んでいたので、大渋滞かと思ってましたが、とても静か


ちょうど30分ほどで仙水小屋に到着~小さいながらテン場がここにもあります

仙水小屋を過ぎると綺麗な森を抜け


突然視界が開けました

通称ゴーロと呼ばれる岩塊斜面~みーは不思議な光景にビックリしていましたね^^
この頃はまだまだペースは普通



ここで地震があったら岩の下敷きになっちゃうね~なんて話をしながら通過~


出発からちょうど1時間~仙水峠(2264m)に到着^^

摩利支天~雲に隠れながらも、その姿は迫力^^
動画を撮っておきました


みーは休憩してイモケンピを食べています~が、何かいつもと様子が違う
高山病を疑いましたが、特に頭痛などはないとのこと
水も小まめに飲むように促してきました
どうも・・・シャリバテのようです( ゚Д゚)そう、今回の甲斐駒ケ岳登山の大きな課題はこのシャリバテ
栄養不足による疲れへの対応が上手くいかなかったことなのです(__)
おそらく、9時間近い今回の甲斐駒ケ岳登山の場合、4000~6000キロカロリーというカロリー消費となるはず
出発の時に食べたオニギリ2個ではその10%も補給出来ない
イモイケンピでも100gで500キロカロリーほど~足らない(;’∀’)
水と食料はもちろんまだあるものの・・・
さあ、どうする、撤退か前進か・・・まだ決めきれない(-_-;)
決して無理はしたくないのだけれど・・・
続きます
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  • コメント ( 4 )

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  1. おかん

    最近、登山を題材にした「山女日記」という本を読みました。
    山の凄さというか…自然の偉大さや怖さなんかも(文字にするとなんだか…ですね^^;)感じ、登山というものはなんて奥が深いものなんだろうと驚嘆しました。
    もちろん、ここに書かれているのはみーぱぱさん親子が体験したまぎれもない現実で…本の世界よりもさらにシビアで感動も何万倍もあるんだろうとお察しします。
    みーくんはとても貴重な経験をしていますね。
    素敵な親子だなと思います!

  2. akimichi

    こんばんは
    以前わたしが登ったコースとたぶん同じですね。
    同じく北沢峠での一泊で初日は仙丈ヶ岳、二日目が甲斐駒ヶ岳でした。
    わたしは逆に余計なぐらい行動食を持って行くのでいかに荷物を
    軽くするのが今後の課題です(^^;)
    長衛小屋めっちゃ綺麗になってて驚きました。

  3. みーパパ

    おかんさん
    コメントありがとうございますm(_ _)m
    山女日記~知らなくて書評などをいろいろ読んでみました^^面白そうですね~人が死なない山岳小説^^いいと思います
    山に行く人の多くが、死ぬか生きるかという線ではないですからね~
    私も子どもを山に連れて行くのは、学校との関係です
    なかなか厳しい教育環境の中で、学校以外の世界もあることを伝えておきたくて
    昨日は新学期でしたが、「親と山に行った」と話したら、親と一緒に遊ぶことを5年生なのにもうみんな嫌がるんですね~そんな意味でも、親子登山、出来るところまで続けていけたらと思っています

  4. みーパパ

    akimichiさん
    私はソロが多いので、どちらかというと休憩取らずに一気に駆け抜ける感じなんですよね~子どもと一緒の比較的長丁場の場合は無理せずが大事だなと改めて思いましたよ^^;
    南アルプスって小屋が・・・ってイメージでしたけど(笑)メチャクチャ綺麗!中も見ましたけど、カフェみたいでしたよ~びっくりです^^いい意味で