山のテン場でマットがパンク…夜明けまであと…

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最終更新日 2021-12-19昨日書いた
夏旅2015の本編に入る前にこちらを(u_u)
時は2015.8.14
時間は午後の9時頃
その日は早朝からみーと2人で五竜岳目指して大雨の中、遠見尾根を登り、翌朝の五竜岳登頂のために、夕方6時半には山頂直下のテン場で就寝
山のテン場の夜は早く、ふと目覚めた午後9時の時点では静寂と暗闇があたりを包んでいました
枕元に置いた時計を見ながら頭の中でまだ朝までは長いということを認識しながら
「ん??」
何か違和感を感じたのです
背中が何か痛い
あるはずのマットの弾力がそこにはない…

夏用のULマットとして最近使ってきたのは、サーマレストのネオエアーXライトsサイズ

軽量化のためにサイズは短い、120センチぐらい
はみ出した足の部分はザックなどを敷いて代用する(私は頭をザックに乗せてますが)
オートキャンプでは使う必要がない代物です

これは…
恐れていたエアマットのパンク…?
人間すぐには最悪の事態を想定しないものです
「いや、バルブの締め忘れで漏れたんでしょうf^_^;)」と言い聞かせ
頭のすぐ近くにあったバルブを口にくわえ、シュラフに入ったまま再度空気を送り込むと、無事に膨らむ
ほらやっぱり
不安は残りつつも、再度眠りに落ちていく…
次に目が覚めたのは日が変わって夜中の12時30分頃
またしても背中が痛い…
夏場といえども標高2600m
前日からの雨風もあり、体感ではかなりの低音
やはりパンクか…朝まではあと約4時間半
何とか耐えないと…
再度バルブから空気を注入
一時的に膨らんだであろうマットの上で目を閉じる
このマットには、万が一パンクした時のリペアキットが付随しています

説明書と汚れを拭き取るアルコールシートとリペアパッチ
あるけれど…夜中のテン場…まわりは早朝からの山頂アタックを想定し寝静まる中、狭いテント内ではとてもそんなリペア作業など出来ないf^_^;)
とにかくも朝まで耐えるしかない(笑)
結果、耐えましたが
計4回途中で空気を入れましたf^_^;)まわりを起こさないように、そっと静かに(笑)
地面からの冷気…硬い地面
マットの重要さが改めて痛感されました
マットにも色々あります
マットと言えばサーマレストですが
サーマレストでも何種類も
・クローズドセルマット系
サーマレストのソーライトやZライトなど
温かさはソーライト、収納性はZライト
どちらも使っていますが、やっぱり大きい
ただし、広げればすぐに使え、パンクなどの心配は全くない

・自動膨張式
サーマレストだとプロライトとか
基本はエアマットですが、バルブを開けると自動で膨張
ただし、経験的には、最後にはやはり空気を口で入れないと不安

そして今回パンクしたエアマットなど

さて、パンクしたサーマレストのネオエアーXライト



小さく、軽く、十分な厚さ
断熱性も十分
ちなみに、我が家の冬用はまた違ったマットです
ネオエアー
ネットを見ても、あまりパンク修理をした方の記事などがない?何故?
そもそもそんなにパンクしない?
そんなはずはないと思います!
軽量化のために、生地はペラペラ
まあ、説明書がありますから、その通りやってみます
まずは穴の場所特定
これが見た目では全く分かりません、音もしない
説明書によると、お風呂に入れてみなさい、泡が出ますから〜とのこと
パンパンに膨らませ、思い切ってお風呂に投入

なかなか沈まない
しかし、水に入れてみるとすぐに穴の場所はわかりました!泡がポコポコと
何と2箇所!
マジックのようなもので印をつけておく

本体をしっかり乾かして
付属のアルコールシートで患部?の汚れを拭き取る

穴をふさぐためのパッチは2種類付属していますが、四角い方がネオエアー用
物凄い粘着力ですが、指につかないように気をつけて貼り付け
しっかり押さえつけます
ここまてででもいいようですが、さらに強度を高めたい場合は、熱湯を入れた鍋などを患部?に10分置く
ボウルで代用

完成!

無事翌朝まで空気が抜けることはありませんでした!
やってみると修理は簡単
ただし、これを山の中などで出来るか?と言われると…穴の特定がかなり難しそうです
穴さえわかれば何とかなる
サーマレストでは、パンク時に穴が特定しやすいような工夫はできないものなのでしょうか〜??さらなる改良を期待
それにしても、夏で良かったf^_^;)
季節が季節なら戻ってこれないことだってあるので(u_u)
ちなみに、我が家の冬用ダウンマット
ただいま好日山荘で入院中
どうも5年間は無償保証の対象だそうで

好日山荘で購入したものではないのですが、メーカーに送ってくれました!ありがたい
ちょっと地味な内容でしたが、またこうして道具への愛着が湧いていくのです(^^)
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  1. KEN@

    エクスペドダウンマットの5年間無償保証、私もこの前好日山荘に出したけど3000円取られた〜(´Д` )
    穴あきは保証対象外だったのかな(´・ω・`)
    ダウンマットだと穴の特定に水につけれないから全く場所特定出来なくて仕方なくプロにお任せしました(´Д` )
    その辺りいい方法ないですかねぇ

  2. tuka

    インフレータブルマット使ってる身としてはとても興味深い記事なので久しぶりに食いついちゃいます♪
    マットのパンク穴特定ですが、少量の石鹸水をだいたいの場所に薄く塗ってやると、ブクブク泡を吹くので水よりは発見早くなります…が…わざわざそのために山に石鹸運ばないんですよね~(^^;
    応急処置ならガムテープでしょうが、結局は幹部を早く特定出来なきゃ意味がない…
    イイ方法有りましたらまた紹介してください(^^)

  3. ubic

    自分のネオエアーも同じ症状になりました
    リペアキットは持ち歩いてましたが、穴が極小で、現場では修理できませんね。
    しかし、そんな小さいピンホール、なんで開いたのかが不思議でなりません。
    最近疑っているのが、シェラフのダウンです。抜け落ちたダウンを良く見ると、根元に当たる部分がかなり固く尖っているのがわかると思います。特に最近のFP800以上のダウンは特に尖っていますよね…