不安を生きる力に変えて 交通事故と介護と回復の記録

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8月24日(水)事故から36日目
昨夜はみーの寝顔を見ながらなかなか寝付けなかった。
寝る前のあの不安そうな表情が頭から離れない。少し話すのが早かったか…。
身体を揺すられる振動で目がさめる。「トイレに行く」とみー。
時計を見ると午前5時54分。
みーはもう目がパッチリと開いている様子。
寝不足気味で少し頭が重いけれど、ブラインドを上げて身体を起こす。
しばらくすると、「走る練習をしたい」と言う。
まだ静かな廊下を通り、階段を下りて一階へ。
誰もいない。
時間外出入り口から病院の外回りへ。
ぐるっと一周歩きながら、時折駆け足のように走ってみる。



初めは手をつなぎながら、そして手を離して…バタバタしながらも頑張って走ろうとしていることがわかる。それでも久しぶりの感覚に満面の笑みのみー^ ^
走ってみて「体力落ちてることを実感した」とのこと。
朝食をたべ、朝の自習。
ふと6年生の夏の宿題が目に入り、取り組んでみることに。



算数、理科、社会に取り組み、記憶が新しいからか、しっかりと出来た。ビックリした。つい数日前に少し開いたときには、全く手が出なかったのに。
11時から言語のリハビリ。
足し算百ます計算、4分52秒。初めて5分を切る。
三年生の漢字も問題なく取り組めた。
やはり脳の回復は少しずつしているんだ。
小児の高次脳機能障害という分野がまだまだ未知数な世界だと先生は言っていた。
みーの脳の中はとんでもなく激しく修復されている過程なんだろうな。
同時に、認知、認識の世界の広がりは、みーの新しい悩みや不安を生み出すことにもなる。
こんなはずじゃないのに…
前はもっとうまくできていたはずなのに…
このままずっとできないままなんじゃないのか…
午前最後の理学のリハビリ。
みーは先生に思いをぶつけていた。
「走るにはどうしたらいいの?」
「走れるようになるの?」
「頭が治らないと走れないんじゃないのかな…」
「全部が不安」と打ち明けてくれるみー。
その思いを抱えながら、朝一生懸命もがいて走ろうとしてみたみー。思いを内に秘めるほうだけれど、辛かっただろう…。
先生はしっかりその思いを聞いてくれた。そして、「大丈夫^ ^」と。
走れるようになるために、音の出ない歩き方で足の内側に筋肉をつける方法などを丁寧に教えてくれた。
不安を力に変えて
リハビリを終え、先生と別れて部屋に戻る途中、みーと話した。
「不安だね。不安を消してとは言わない。消えるはずがないから。消えないだろうけれど、一つ一つの小さな自信を自分のものにしようね。不安に押しつぶされず、不安に負けず、友達にして力にして、何が何でも頑張ってやる!という気持ちを持とうよ」2人で階段を昇りながら話した。
みーは「うん」と聞きながら、階段を一段飛ばしに昇っていった。
ほら、そのトレーニングだって、一週間前にはフラついて出来なかったよ^ ^ねと2人で確認した。
この日、個室から4人部屋へ移動した。事故から36日目。ようやく一般入院?というところまで来れた(u_u)良かった。
みーは大部屋になり、パパが泊まれなくなるので寂しいらしい。不安を口にしていたが、これもリハビリ病院転院に向けての練習ということになっている。



すぐ慣れるよ。大丈夫。頑張れ(u_u)
それでも、消灯を過ぎて部屋を出ると、こちらの方が不安になってくる…。不安げなみーとバイバイと手を振り合って、久しぶりに夜の病院を出る。
オヤスミみー。
まだ先は長いけれど、新しい段階にまた進んでいく。少しずつ。
メモ
寝る前には言語の宿題。四則演算の少し難しいバージョン、6分32秒。
六年生の夏休みの宿題にも手を出していた。
事故後初めて大好きなラーメンを食べる^ ^
美味しいとのこと^ ^


 

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