つながる記憶〜辛い事実を伝えた直後 交通事故と介護と回復の記録

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18日
事故から30日目。
リハビリ病院への転院治療の継続を薦められ、みーの寝顔を見ながら一晩じっと考えた。
色々な不安があるけれど、みーにとっては人生の正念場であることは間違いない。とにかくみーに一番必要なことを出来るようにしておいてあげたい。
朝、みーに伝えないといけないと思い、これまでに撮っていた、事故直後の写真などを初めて本人に見せた。
意識が戻って暫くしてからも何枚か見せたものの、その頃はまだ記憶が曖昧な時期でほぼ覚えていない様子。
ここにも載せていない、載せられないような写真ばかりで、みーは驚いてショックな様子を見せながら見ていた。
この1ヶ月弱で大きな回復をしたということ、みー自身が頑張ったからだよと伝えたかった。
そして、みーの命は沢山の人の力で助けてもらったもの。パパやママも沢山の励ましの声で頑張れたこと。一度失ったかもしれない命、どんなに辛くても、命が無くなるより辛いことはない。これからまだまだみーは大変な山を越えていかないといけないだろうけれど、一緒に頑張ろう。今はリハビリに全力をあげようねと伝えると、目を赤くしながらしっかり聞いてうなずいてくれた。
話すか見せるかどうか悩んだ事故直後の状況、写真だけど、話をしてよかった。みー、パパはこの日の事は忘れないと思う。
8時前、みーの病院食が済み、私の朝食を食べに一階のカフェへ。
モーニングを頼み、みーはオレンジジュース。席に着いたところで突然みーが「事故はいつあったの?」と聞いてくる。



質問してくること自体が珍しいので、「おや?」っと思いいろいろ聞いてみた。
すると、当日友達とプールに行ったこと、帰り道に忘れ物を思い出してプールに戻ったこと、忘れ物を見つけて友達の待つ場所へ自転車で向かったこと、途中どの道を自転車で走ったのかなど、これまで抜け落ちていた部分の記憶をすっかり思い出した。突然のことでビックリし、こうやってパズルのピースが合わさるように、記憶が全て蘇ってくれたら…期待を感じることのできる瞬間だった。
今日は私が小さい頃に読んでいて、みーとみぃ君にも引き継いだ絵本を家から持って来てもらった。
早速みーに2冊読んでもらう。



ユックリだけれどもしっかり読み、内容を聞くと答えることが出来た。
記憶力は昨日よりも良くなっている。あれだけ本が好きで沢山読んでいたみーだけに、本をまた読めるようになって欲しいと切実に思う。
午前の言語のリハビリは足し算の100マス計算から。結果は7分ジャスト。一昨日よりは1分30秒短くなる。足し算、引き算よりも掛け算の方が得意なのかな?
続いて漢字の問題。今日は間違いなく取り組めた。2年〜3年生ぐらいの漢字。
最後に35ピースパズルにも取り組むなど、約30分間集中して頑張ることが出来た。
午前の最後は理学のリハビリは、ロコモシンドロームの予防と体幹トレーニング。両脚のストレッチを入念にしてもらうと、硬かった左脚の運びが急に滑らかに!「歩きやすい」とみーも。
さらにサッカーの長友選手も行っているというトレーニング方法を教えてもらう。そのトレーニング、みーは事故前は出来ていたそうだけれど、やはり少し力が弱っていて出来なかった。それでも楽しそうに取り組めていた^ ^。先生は「事故前よりも身体を強くして帰りましょう」と^ ^そうだ、その気持ちで怪我と向き合ってやろう、みー(u_u)
午後の言語のリハビリ前には歩いて歩いて身体を使う自主リハビリ。暑い中を30分間歩いた。午前よりも足の運びが滑らか。
午前の言語のリハビリ。
掛け算50問、3分52秒。
1桁の3つの数字を足し引きする問題に初めて取り組む。一つ一つの課題にしっかり取り組む。課題は処理のスピード。
最後にみーは席を外して現状での評価を伝えられた。
この日の最後は作業のリハビリの時間。ちょうど校長先生と保健の先生が来てくださる。
みーママとみーでリハビリに行き、私は談話室でお話。
校長先生からは、9月20日から予定されている修学旅行。直前でも行けるように準備しておきますからと言っていただく。みーは保健委員をやっており、保健の先生が来てくれたことは嬉しかったらしい。保健の先生も立っているみーを見て喜んでくれた。
ありがたい。
夕食後は言語の宿題に取り組むことにしている。
四則演算50問、3分48秒。
昼と同じぐらい。少しずつ速くなって来ている。脳の処理能力の向上の一つの目安。頑張れみー!
続いて掛け算の百ます計算。4分38秒。昼は7分かかっていたのだけれど。
国語の漢字2年生にも取り組む。
その後は自習として算数と国語のドリルに取り組む。



もう一度1年生からやり直しだけど、基礎からしっかりもう一度やれると思って、頑張ろう!
夜、暗くなってからみーと2人で病院の外まで散歩に出かけた。看護師さんに名古屋城のライトアップが綺麗だよと聞き、「見てみたい」とみーが言ってくれたから出かけてみた。事故後、みーがこうやってお願いしてくることは殆どなかったので、それ自体がとても嬉しかった^ ^そして、ライトアップを2人で見れたのも、いい記念になった。
記憶のピースが繋がった一日。手探りだけども頑張れば、少しずつ未来を作れる気がしてきた一日でもあった。
夜寝る前の日課として、一週間前のブログを読み返すことにしている。
一週間前は全く左腕が動かなかったんだ。歩くには歩けたが、ごくユックリで、杖をつくお年寄りに抜かされたし、100mようやく歩ける程度だった。意思疎通もほとんど「うん」とうなずくだけ。それもとても時間がかかり、何より気持ちが不安定で、壁を叩いたり、私に殴りかかっていた。
お見舞いに来てくれた人とも会えないことも多かった…。
あれから僅か一週間だとはとても思えない。何か遠く昔のことのように感じる。記録を付け、振り返ることが出来るから、未来への足がかりが見出せる。
みーの生きる記憶、書いていてよかったと思う。

 

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